「県立相模原公園」の「芝生広場」の一角で大きな頑丈そうな樹木に何本ものロープを吊るして上っている光景に出会った。係員に尋ねると「ツリークライミング」といって自然に生えている木を使って楽しむアウトドア・アクティビティということであった。発祥の地はアメリカでアーボリスト(樹護士)と呼ばれる人たちが、樹木を管理したり、遺伝資源を保存したりするために開発した技術でこれを応用したようである。このアーボリストには「ISA」という世界組織もあるとのこと。日本でも2000年にツリークライミングジャパン(TCJ)が設立されている。木登り専用のロープとツリーハーネスと呼ばれる安全ベルトを装着し体をホールドしてくれるたので自由にすいすいと木を登っていくことができるということである。木のそばには受付が設けられ多くの人が体験申し込みをしていた。木や森、自然との一体感を味わい「樹上から」今までとは違う視点で森を見たり、五感を使い樹上の自然を体感すると新しい発見があるようである。(1910)
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