相模太夫の旅録=Tabi Log

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上層民家の造りの「旧富沢家住宅」

2020-11-12 16:43:12 | 建造物
多摩市落合=多摩中央公園内の南端の一角に多摩市の文化財に指定されている「旧富澤家住宅」はある。冨澤家の先祖政本は今川家の家臣で桶狭間の戦いで亡ぼされ逃れ当地に土着し、以来代々連光寺村の名主を世襲時(18世紀後半)に建築された住宅(建物)である。冨澤家には明治天皇が兎狩りなどに行幸、行啓した際には「御小休所」として利用された。薬医問形式の「表門」より敷地内に入ると全体が芝生が敷き詰められ庭、右手に「道場」、「小休所碑」、主奥前に配された大きな池があり毎年カモがやってくるのだがまだのようである。おりしもカエデなどの木々が紅葉し始め美しい外庭となている。敷地の中央に入り母屋造りの「主屋」、裏に「井戸」、「土蔵」、「裏門(木戸)」がある。メインの「主屋」の建築年代は18世紀中頃から後半と推定される。間取り「式台付玄関」、「客座敷」があり、「広間」、「中の間」、「奥の間」、「納戸」、「茶の間」、「お勝手」、「土間」となっている。今でいうと「4LDK」以上の大きさで嘗ての「上層民家」特有の整った造りとなっている。(2011)
 
 
 
 
 
 
 



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