相模太夫の旅録=Tabi Log

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日本三大稲荷のひとつ「豊川稲荷」 その1

2015-02-16 10:19:58 | 寺院
豊川市豊川町に日本三大稲荷の一つとされる曹洞宗の寺院「円福山豊川閣妙厳寺」はある。表参道には多くの土産物店や飲食店が建ち並びいかにも豊川稲荷への依存の高さが窺える。創建は嘉吉元年(1441)、本尊は千手観音である。境内に鎮守の稲荷=吒枳尼天が祀られおり一般には「豊川稲荷」の名で広く知られる。豊川稲荷は神社ではないが商売繁盛の神を祀っていることから境内の参道には鳥居が立てられている。入母屋造、唐破風付きの四脚門の「総門」を潜るとその正面に入母屋造楼門の「山門」、更にその正面に位置するのが妙厳寺本尊の千手観音像を安置する「法堂」(本堂)がある。山門右手に白山妙理大権現を祀る「鎮守堂」(龍天堂)、隣に信者の接待用の建物「最祥殿」(書院)かあり内部には400畳の広間があるという。すぐそばには「立願所」がある。総門の左側に進むと神社でおなじみの「鳥居」がある。潜った左手に寺所蔵の文化財を保存する「寺宝館」、「朱印所」、「みこし殿」があり、境内奥に吒枳尼天を祀る入母屋造重層屋根、妻入の大規模な堂宇「本殿」が威厳を放つている。随所に見られる精緻な創り、巨大な外陣の柱といい立派すぎる建造物であり風格を感じる。ここはまさしく東海屈指の霊場に相応しい伽藍・堂宇の数々である。(1502)


















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