今、全国では、小中一貫校を作るという名のもとに、特に、都市部では小中学校の統廃合が進められています。私は、小中一貫校の問題と学校統廃合の問題は、別の問題として考えるものと思っています。今回の質問は、小中一貫教育についての、教育委員会がどのように考えているのか、その基本的見解を伺っておきます。議員の中には、同一の場所に、小学校と中学校を作れば小中一貫校だと誤解されている向きもおられます。小学校は初等教育、中学校は、前期中等教育と別れるものです。小中一貫校に教育的メリットはあるのでしょうか。「中1ギャップの解消」が言われています。これは、子どもの発達から見て、なくす方がいいのでしょか。私は、ギャップがあって当たり前と考えています。小学校を離陸して、飛躍して、中学校に着地するのです。中学校を離陸して高校に着地するのです。実社会に着地するのも同様です。また、小学校1年生から中学校3年生までの一緒の朝礼や運動会というのも、一体的な運営というものが想像しにくいのです。小学校と中学校が連携することは必要ですが、小中一貫校は、無理してつくる必要はないと考えるのですが、市教育委員会のお見解を伺います。 |
岩瀬駅跨線歩道橋と駅舎橋上化の事業は、設計予算が平成23年度は執行されず、新年度で再び計上されることになりました。私は、当初から、この計画は、経済効果もほとんどなく、費用対効果からいっても、ムダな公共事業の1つではないかと考えています。まず跨線橋ですが、南口の利用者数はどのくらいと想定しているのですか。さらに、今の駅舎は、風景にマッチした駅舎で風情がある。変に近代化しない方がよいという声も寄せられています。JRが5%しか負担しない状況で、駅舎をつくってあげる必要があるのでしょうか。さらに、りんりんロードにそって、図書館を兼ねた交流施設をつくるとも、途中から言い出しています。きちんとした全体計画もなく、業者の提案により、ずるずる事業規模を拡大するのは問題ではないでしょうか。市の見解をうかがいます。 |
この公園事業については、平成20年12月議会、さらには平成22年6月議会と2回にわたって、日本共産党の議員が一般質問で取り上げてきました。2年たって、3度目の質問です。真壁伝承館が完成して、真壁ひな祭りのセンターとしての役割をはたしてきました。あと行政として応援できる大きなものが、真壁城跡公園事業ではないでしょうか。私には、遅々として進んでいないように感じるのです。過日、学芸員の方から1時間レクチャーを受けてきたのですが、どのようにこれから整備計画を進めていくのか、よくわかりませんでした。また、この事業は、国、県、市の3者がお金を出してすすめていたはずですが、今は、県の補助金がなくなっているとのことです。今後、資金面もふくめて、どのようにこの事業をすすめていくのか。とくに、発掘と事業は相矛盾する面を持っているのですが、どちらを重視していくのか。4年後の28年度には、どのような完成形を想像すればよいのでしょうか。 |
猟区の廃止に伴って冨谷山周辺地域は、自由に猟ができるようになり、一時はイノシシの捕獲が進みました。ところが、3・11の原発事故により、イノシシの放射能汚染がおき、イノシシの捕獲をする人がいなくなったため、以前にもましてイノシシの被害が多くなっていると、市民から情報が寄せられています。石岡市八郷地区では、売り物の「獅子鍋」が売れなくなり、東京電力に損害賠償請求をするところにまでなっています。しかし、桜川市では、放射能汚染によるイノシシ増加による被害には、手をこまねいているだけではないか、何か対策をとってほしいとの声が市民から寄せられています。市の対策をうかがいます。 |
体調を崩し、2日間ほどブログ休みました。一般質問の骨子をお知らせします。
中学校の武道必修化について
4月から、中学校の体育の授業で、武道が必修になります。市内の各中学校の選択状況はどのようなものであるのか。また、特に、用具の関係から、柔道の選択が多いと聞いているが、安全対策が問題となっている。専門家の調査によれば、競技人口当たりの死亡率では、柔道は群をぬいて、高い。過去にも、部活動生徒が重傷になり、数千万円の見舞金を出した経緯がある。市の中学校の体育教員の柔道経験者(黒帯)はどのくらいいるのか。大阪では、受け身の指導だけで終わってもいいという配慮もあると聞いているが、桜川市としてはどのように考えているのか。その安全対策を伺います。 |