菅政権への芸能人からの批判

　菅首相の学術会議に任命拒否への説明のいい加減さが、ますますはっきりしてきた。今日は、東京新聞に紹介された、芸能人の批判を２つ紹介したい。

　コラムニスト・辛酸なめ子氏

　日本を代表する科学者の団体なのだから、トップクラスの東大や京大の先生が並ぶのに違和感はない。後からあれもこれもと言い訳する人には、だいたい別の理由がある。政府を批判したから任命拒否したとしか思えない。

　落語家・立川談四郎氏

　学術会議より先に、内閣や党の多様性を高める方が先だろう。菅氏は前例踏襲を打破するといっているのに、国会で説明を拒むのは安倍前首相と同じ。国会軽視、国民軽視だ。

　最初に誤って任命拒否を撤回してしまえば良かったのに、気に入らないから拒否したとは言えず、引っ込みがつかなくなった。

　菅氏は今や、後付けの理由を重ねる「ネタの宝庫」にしか見えない。ツッコミどころが満載で、次はどんな言葉で言い訳をするのか楽しみに見守っている。