つれづれ読書日記

SENとLINN、二人で更新中の書評ブログです。小説、漫画、新書などの感想を独断と偏見でつれづれと書いていきます。

興味のないもの

2005-09-02 21:47:38 | 時代劇・歴史物
さて、やはりジャンルが違うとなぁの第276回は、

タイトル:日本史 意外すぎるこの結末!
編者:歴史の謎を探る会
出版社:KAWADE 夢文庫

であります。

歴史物……と言うより、この手の「実はこうだった!」みたいなジャンルのものは、まずもって手を出さないんだけど、これまた借り物なので読んでみた。

まー、やっぱりジャンル違いなだけに、ダメだねぇ。

さておき、構成は次のとおり。

・歴史を動かした”立役者”の思いもよらぬ後半生にビックリ!
・時代に咲いた”あの人”の知らせざる結末に大感動!
・日本を大きく変えたあの”歴史遺物”のゆくえに仰天!
・日本史の”名脇役”の数奇な運命にワクワク!
・あの有名人の”子孫”の意外な生きざまに興味シンシン!
・歴史の闇に消えた英雄の”謎に満ちた伝説”にドキドキ!

これらの各章で、概ね10数人~20人前後の歴史上の有名な人物の顛末が描かれている。

個人的におもしろかったほうだと言えるのは、「日本を大きく変えたあの”歴史遺物”のゆくえに仰天!」かなぁ。
忠臣蔵で有名な吉良邸のせいで木材が暴落したとか、有名な妖刀「村正」の話とか、そういうのは「へぇ」とできてよかった。

それ以外は人物なのだが、そういう人物のがせいぜい数ページ程度であっさりまとめられているのがなぁ……ってのが正直なとこ。

もっと人物を減らして、詳細に書いてくれれば読めたのに、だなぁ。
雑学ものとしてはこういうものなのだろうし、好きなひとにはいいんだろうとは思うんだけど……。

ただ、逆にひとりひとりが数ページ程度なので、通勤通学に読むのに最適かな。
こういう雑学ものが好きならどうぞ。