つれづれ読書日記

SENとLINN、二人で更新中の書評ブログです。小説、漫画、新書などの感想を独断と偏見でつれづれと書いていきます。

まぢでいたらおもろいけど

2008-03-20 09:27:08 | 木曜漫画劇場(白組)
さて、当時いたらすんげぇ話題になっただろうなぁの第956回は、

タイトル:公権力横領捜査官 中坊林太郎(全2巻)
著者:原哲夫
出版社:集英社 プレイボーイコミックス(初版:'99)

であります。

鈴:親会社のアホさ加減に久しぶりにキレそうになったLINNで~す。

扇:子会社の悲哀をひしひしと感じているSENでーす。

鈴:……なんか、初手からディープな話になりそうだから話を変えたほうがよさそうな気がせんか?

扇:そだな、私はともかく君はかなりヤヴァい。
なぜかと言うと――。

鈴:って本気でやばそうなことを言うんじゃねぇっ!!

扇:実は、実はね。
LINN君は人間じゃないんだ。
今はもう惑星じゃない冥王星から来た、エイリアンなんだ。
口から酸は儚いけどね。(笑)

鈴:誰がエイリアンじゃっ!
自分こそ土星人のクセに何を言っている……って、酸は儚いってけっこういろんなもん溶かしてるヤツが儚いのか?

扇:そう、最後は自分自身の酸によって滅びるのさ。
ちなみに、高貴な土星人にそんな間抜けな弱点はない。
輪っかだ! 輪っかがある限り土星人は無敵だ!

鈴:滅びるのかよ……
って、高貴もクソもない気がするがのぅ。
結局、酸を吐く異星人だし。
それにしても、輪っかか!? 輪っかがすべてなのか!? サターン!?

扇:輪っかを制す者は宇宙を征す!
おお、何と美しいのだ土星の輪っかは……。
でかいだけが売りの風船星も、我々に対抗してしみったれた輪っかを付けているようだが、比較にならんな!

鈴:そりゃ、頭の上に輪っかがあったら征することは出来るかもしれんが。
つか……何を対抗してんねや、他の惑星と。
別にいーじゃんかよ、おなじ輪っか持ち同士、仲良くすればさ。
いちおうおまけの数も似たようなもんなんだしさ。

扇:仲良く?
あんな図体でかいだけの連中と馴れ合うつもりはない。
まぁ、輪っかもオマケもない水星人にこの感覚は解らんだろうがな。

鈴:シンプルイズベストだからいーんだよ。
それに輪っかなんか邪魔なだけだし、おまけもうざいだけだし~。
……って、なんで土星人水星人の話になってんだ?

扇:ん? ここは土星人の偉大さを紹介するページだろう?
アシスタントに水星人がいるが、細かいことは気にしてはいけない。
さぁ、みんな、土星人を賛美する歌を歌おう! 土星の輪っかは宇宙一ィィィィィィィィィ!

鈴:んなわけあるかぁっ!!
しかも宇宙一って、どこのドイツ人だ?
土星人じゃなかったのか?

扇:あっちは世界一、こっちは宇宙一だ、スケールが違う!
さて、読者の方々に土星人の魅力をお伝えした所で、今週の漫画紹介といくか。
えー、確かタイトルが、『中坊LINN太郎』だったかな?
中学生のLINN君が善良な金融業界の方々をシメて回るピカレスク・ロマンだ。

鈴:宇宙スケールにすると他になんかいくらでも輪っかがでかそうで、いいのを持ってそうな星はいくらでもあるような気がせんでもないが……。
さて、今週の木劇ですが……ひとを勝手に主人公にすんな!
そもそも中学生がどうやって金融業界シメんだよ。

扇:大丈夫、君ならきっとやれる! といいね。

鈴:出来るかぁっ!!
と言うか、なんで最後の最後で弱気なんだよ。
ったく、真面目にストーリー紹介すっか。

外圧に負けて時限立法で成立した公権力横領捜査室。
憲法違反並みの超法規的権限を持った組織の捜査官、中坊林太郎が金融業界にもぐり込み、公権力を濫用して私腹を肥やす者たちから強引に財産を取ってくる姿を描いた社会派(?)の青年(たぶん以上)マンガであります。

扇:固い解説だねぇ……。
現代に現れたケンシロウが、脅しと拳で銀行に巣くうワルをシメてく話、っつった方が解り易いだろうに。

鈴:普段固い解説やってるほうに言われたくはないわいっ!
まぁ、わかりやすいっちゃぁわかりやすいがな。
いかにも原哲夫のマンガ! って感じだし(笑)
じゃぁ、紹介もすんだし、キャラ紹介行くか。


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鈴:えー、では主人公の中坊林太郎。
公権力横領捜査室の唯一の捜査官。普段の見た目はケンシロウだが、捜査のために東西銀行にもぐり込んだときは撫でつけた髪に黒縁眼鏡という、いったいいつの時代のサラリーマンだ? って突っ込みたくなる出で立ちになる。
腕っ節は強いが、それ以外はケンシロウとか、他の原哲夫キャラほど超人的ではない……が、度胸だけは超人だよなぁ。
たいていはサラリーマンを演じているので低姿勢だが、親の話を持ち出されると「親は関係ねぇだろ、親は」という決め台詞とともに、普段の林太郎に戻って、強引な取り立てを行う。
……地上げ屋とか似合いそうだよなぁ、こいつ……(笑)

扇:相手が悪人ってだけで、やってることは地上げ屋と変わらんな。
そいや、父親を殺されたという過去があったけど、詳しいところは不明のままだったね。
多分、親父さんも黒い世界の連中と対決してたとかってことなんだろうけど。
えー……他に誰がいたっけ?(爆)

鈴:他に……ってな……。
まぁ、林太郎が目立ちすぎて他のメインキャラが薄いってのもあるんだろうが。
じゃぁ、次は虹野誠一。
東西銀行に勤めるバンカー(ゴルフとは関係なし)で、裏の汚い仕事を請け負っていたが、検察に嗅ぎつけられる、上司に尻尾切りにさせられそうになる、と言う状況に至って自殺を図る。
……が、裏の仕事をすべて記憶している、という能力のため、林太郎に助けられ、協力することになるひと。
でもよ、林太郎、あんまり社畜社畜って連呼してやんなよ。
気ぃ弱そうなおっさんなんだからよ(笑)

扇:でも、社畜って名言だよな。
会社の都合に振り回されて、それでも逆らうことが出来ず、最後は自殺未遂って、まんまだし。
この人最大の見せ場はやっぱあれだね、元上司に慰謝料(?)請求するとこ。
「これだぁ~!」って、指二本突き出して、請求額が二百万……いや、君が受けた被害を考えたら二千万でも安いだろ!

鈴:慰謝料……退職金とも言えるけどな。
それにしても、2百万ってとこが、小市民って感じだよなぁ、このひと。

じゃぁ、次か……誰だ……あぁ、そうだ、虹野とおんなじで死んだことにされて、協力するようになった業田竜彦。
もともとは業田開発という建設会社の2代目若社長で代議士とつるんで私腹を肥やしていた。
最初のほうで林太郎にシメられ、復讐しようとしたところにSWATまで投入され、さらに側近に口封じのために殺されかける、という意外にかわいそうなひと。

扇:中坊の拳による説教で改心した後は、妙に爽やか系になったな、この人。
まぁ、元は学生野球のスターだったみたいだし、元に戻ったといったところか。
もっとも、中坊がピンチに陥った時、さりげに裏社会人らしいやり方で突破口を開いたりもしてたけど。(笑)
と言うか……転向してからの見せ場ってそれだけだった気も……。

鈴:確かに、虹野は裏データを持ってるってのでけっこう役に立ってたが……。
だが、キャラっつーとこれくらいだよなぁ。
個人的には東西銀行の木暮泰造は、いい味出してるとは思うんだがな。
最終的には改心していいひとにしてもらったし。

扇:虹野に慰謝料請求された時、「二千万?」って微妙にセコイ金額言ってたのが印象的だったな。
小悪党らしく、転ぶのも早かったね……つーかこの漫画、大悪党って出てこなかった気もするけど。
多分、ラ×ウが出る予定だったんだろうが、その前に雑誌が休刊になっちゃったってとこかね。

鈴:ラオ○ねぇ。
ふつうにどつきあうならイメージできるが、金融業界のラオ○……いまいち想像つかん……。
つーか、どつきあいになるんだったら金融業界だの政治家だのぜんぜん関係なくなりそうだな。
それはそれで笑える気はするが。
……にしても、雑誌が休刊になった割には2巻できっちり締めてくれてるし、原哲夫らしい笑えるところもあって、なんでこれをネタにすることを思い出さなかったのか、不思議な気がするな。

扇:いや、展開考えるのは楽だよ。

×オウ「フン……所詮は中坊の息子か」
中坊「親は関係ねぇだろ、親はぁ~っ!」
ガシッ!
業田「あの野郎……中坊の突きを受け止めやがった!」
虹野「あ、あの方はまさか……!」

こんな感じでどうかね?
逆に、打ち切りになったのが幸いしたかも知れんな。
長く続いたら、多分、中坊が北斗神拳習得するはめになってたと思うぞ。

鈴:……いや、格闘マンガにするんならわかるけどさ。
って、それを修得したらもうあかんやろ。
社会派(?)マンガじゃなくなるし。

扇:え? 中坊林太郎は社会派格闘漫画だろ?
お後がよろしいようで

鈴:だから格闘マンガちゃうっちゅーねんっ!!
と、突っ込んだところで、再見~

めざせ中華統一

2008-03-13 06:14:54 | 木曜漫画劇場(白組)
さて、白組大攻勢な第954回は、

タイトル:キングダム(1巻~8巻:以下続刊)
著者:原泰久
出版社:集英社 ヤングジャンプコミックス(初版:'06)

であります。

扇:久々にメンソール吸ってるSENでーす。

鈴:久々にパソコン買ったら早速入院(=修理)になったLINNで~す(T_T)

扇:買った途端に入院か……。
ん? お前、どうやってこの記事書いてるんだ?

鈴:いままでのパソコンは健康体じゃっ!
入院したのは先々週買ったばっかのヤツだ。
つーか、めっさ最短やぞ。初めて電源入れた翌日に病院行き決定だったからな。
AMD好きでわざわざAthlonにしてやったのに……これで2度目や……。

扇:アーマゲドン好きで、わざわざトライアスロンにしたのか。
つくづくお前さんも、イバラの道が好きだねぇ……茶道の割には。

鈴:Advanced Micro Deviceをどー略したらアーマゲドンになるんだよっ!
でも、Athlonをトライアスロンはボケとしてなんかいまいちやぞ(素)
それにしても、茨の道とはなかなか言えんがのぅ。大昔とは違って、シェアはすでに20%を超えているからな、AMD。
……そういや、前にりるさんとこで見つけたあれはやったぞ。

扇:既に、世界の20%を支配したか……恐るべしハルマゲドン。
で、よーわからんパソコン関係の話は置いといて、遂に君も『ザ恋愛インタビュアー』に手を出してしまったか、ハッハッハ。
結果はどうだった? ちなみに私の結果はこれだ

鈴:はっはっは、っててめぇが先に見つけてやったんだろ!
だが、私のほうはこんな結果になったがな。

扇:私が先に見つけた? そんな昔のことは覚えていない。
ところで、総合的なイメージの第一位に、いかにも君らしいのが来てるね。
束縛(プレイ)が激しそう、とは……茶道の面目躍如といったところだな。

鈴:昔って先週がそんなに昔なんかいっ!
しかし、極めて怪しげな単語を付け加えんなっ!!
ったく、誰がそんな厳しいことをするかい。
それにしても、そっちの「おじいちゃんみたい」って総合的なイメージの1位、かなり納得したくなるんだが(笑)

扇:誰が楽隠居だ、誰がっ!
いや、確かにね、三十億年後ぐらいには、縁側で茶すするほのぼの生活送っててもいいかな~とか思ったりもするが、現時点ではパスだ。
つーか、一位がそれで二位が『生命力が強い』ってどうよ?
私は柳みたいな身体じゃないが、かと言ってマッチョダンディでもないぞ!

鈴:30億……そこまで生きるつもりか?
しかし、そっちの総合はなんか矛盾したのばっかやな。
じいさんみたいで生命力が強く、すぐキレるのに女性に優しくて余裕があるってどういうヤツやねん(笑)
こっちはそう矛盾した感じはないんだがなぁ。

扇:なに、地球が消滅するまで生きてるわけじゃないさ。
確かに……俺の結果をそのままキャラクターにしたら、多重人格者みたいになってしまうな。
その意味では、お前さんの結果には矛盾がないね。束縛が激しそうで、年下狙いで、恋愛下手で、元気がなくて、なよなよしてて……と、特に相反する結果はない。
実際の人物とまったく逆という些細な問題はあるが。(笑)

鈴:実際と逆ってのは些細なのか?
しかし、まぢで逆ってのは確かやなぁ。
5位の「なよなよしている」って、いままで一度たりとも言われたことがない。
つーか、自分では単にマイペースなだけなんだが、たいていのヤツに「貫禄がある」「堂々としている」と言われることは多々あるがな(爆)

扇:極めて些細な問題だ。
ちなみに、マイペースって言い方はソフト過ぎるな。もっとハードコアに尊大と書きたまえ。
話は変わって、『こんな人がお似合い』では、まったくもってフツーな結果が出たね。
私の場合、嗜好は「ノーマル」で、性格は「少しやんちゃで人なつこい人」だからなぁ。

鈴:……。
てめぇ、いいとこしか言ってねぇな。
性格のダントツ1位ぶっちぎりの振り回すような少しおかしい人ってのを抜かしてんじゃねぇかよっ!
しかし……正直、そこのノーマルなひと、ってのは……。
私のとこにもひとつくらいノーマルなヤツを入れろ~!(爆)

扇:システムの故障だ、本当は二位が正しい。
君の診断結果はなぁ……嗜好が「ドSの人」で、性格が「従順でおとなしい人」だもんなぁ。
実在したとしたら――素直に、「凄い人」って言うしかないよね。

鈴:すごい以前にそんなヤツおらんわいっ!!
それに、勝手にイメージの悪いヤツばっか引っ張ってくんなよ!
私の好みは「ドMのひと」で「従順でおとなしいひと」だ……って何言わす!!

扇:えー、LINN君が真性の茶道であることが判明したところで(この台詞もかなり定番化してきたな……)、そろそろ真面目な話に移りましょう。
今、一番熱い中国歴史漫画と言えば!

鈴:つか、そっちはそっちで2位、3位が「ややMのひと」と「ドMのひと」って出てる時点でひとのこと言えんぞ。
さておき、いま一番厚い中国歴史マンガかぁ。
やっぱ「三国志」(by 横山光輝)!!

扇:たわけ、とっくの昔に連載終了しとるわ。
それに、掲載誌はコミックトムではなく、ヤングジャンプだ。
もう一度言おう、今、最も熱い中国歴史漫画とは!

鈴:ヤンジャン……ヤンジャン……。
「封神演義」!(著者:藤崎竜)

扇:それも連載終了してる。
しかもそれ週間少年ジャンプだし、そもそも歴史漫画ぢゃねぇ!
いいや、素直に言ってしまおう――。

鈴:あ……。
そういや、これ、木劇だからいっちゃん頭にもうタイトルあるで?

扇:……。
秦が天下統一を果たす前の中国を舞台にした、本格歴史漫画です。
一兵卒から将軍まで登り詰める(予定の)主人公・信を中心に、後の始皇帝である政や将軍達の生き様をダイナミックに描きます。

鈴:なんだ、三点リーダか……せっかく久々に「!Σ( ̄□ ̄;)」が見れると思ったのに(笑)
さておき、なんか8巻まで出てる割にストーリー紹介が短いけど、実際これだけですんじゃうんだよなぁ。
じゃぁ、キャラ紹介……の前に定番(定型?)のCM~。


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扇:では、主人公の信。
戦国の七雄の一国・秦に住む孤児で、剣一つで身を立てていくことを夢見る血気盛んな少年。
相棒の漂と共に天下最強の大将軍になるため修行に明け暮れていたが、漂が政の影武者に選ばれたことで事態は急変、否応なしに王宮内の陰謀に巻き込まれていく。
とんでもない身体能力で数多くの敵を退けるいかにも少年漫画的な主人公だが、政との出会いで、剣だけですべてを乗り切ることは出来ないことも学んでいく、この先の成長が楽しみな子である。
ちなみに、一巻冒頭のシーンからすると、その正体は後の秦の将軍・李信のようだ。

鈴:確かに楽しみっちゃぁ楽しみだが……信、おまえ年齢の割に強すぎ……。
では、その相棒であった漂(ひょう)。
信と同様、孤児で剣の腕もほぼ互角。つーかWikiにあるが、「1253戦334勝332敗587引き分け+2戦分(勝敗不明)」ってなんだ、そりゃ、って言うこちらも子供な割に強さは反則。
ただし、政の影武者に選ばれてしまったのが不運。
刺客に襲われ、最期は信の前で力尽き、信に自分の夢も託して没する。
なんか、最初は主役っぽいのにあっさり殺されてしまったかわいそうな子だぁね。

扇:強過ぎっつーか……信は空飛べるからな、マヂで。
漂は、出番少ない割には上手いこと描かれてたよな。生き残ってたら、知勇を備えた凄い将軍になってた――と思えるぐらいに。

では、副主人公である政。
地位こそ秦王だが、その基盤はまだ脆弱で、死と隣り合わせの人生を送っている薄幸の少年。
漂の死の原因となったことから、当初は信に憎まれていたが、紆余曲折の末、互いに並んで中華の先を見据える仲となる。
悪知恵が働く上に腕も立ち、部下に下駄を預ける度量も持つスーパーキャラだが、変なとこで意地を張る子供っぽい面もある。(笑)

鈴:漂のほうが確実に頭はよかったな。
つか、生き残ってりゃ確実に信よりもいい将軍になってるって。
じゃぁ次は、河了貂(かりょうてん)。
もとは山民族の末裔だが、ある村でほとんど使いっ走りをさせられていたが、信と出会うことによって、使いっ走り人生から脱却。
……脱却したのはいいのだが、単に使いっ走りからおまけキャラになっただけという、ある意味、目立つところもなく、むしろ漂よりも生きてるぶん、かわいそうかもしれない(笑)
ただし、いちおうヒロインっぽいんだけどなぁ……。
8巻まで来て、その片鱗が1ナノメートル以下ってのはどうかと思う。

扇:立ち位置がモロに『どろろ』だからなぁ……河了貂。
ま、本誌ではそろそろ独自に動き始めたみたいだぞ、歴史上の誰になるのかはまだ不明だが。

では、政の脇を固める数少ない部下、ってことで昌文君と壁。
前者は元武人で、現在は文官として政を補佐する人物。
漂を召し抱え、影武者に起用するなど、政の身を守るため色々と献策を行うが、某スーパー将軍(笑)の介入により、王を危険に晒すという失態を演じる。
ガチガチの現実主義者に見えるが、漂の死にはそれなりに責任を感じていたらしく、下僕の身分である信に謝罪するという男気も見せた。結構味のあるオジサン。

で、その副官の壁。
政側の若手武官ナンバーワンで、後に千人将となる。
生まれはかなり良いようだが、元々偏見の少ない性格だったのか、信相手にも尊大な態度を取ることなく普通に付き合ってくれる気さくな人。
エリートのお坊ちゃんらしく体力面に難があったり、人の暗黒面にうとい等、少々頼りない所もあるが、 ここぞという場面では意地も見せたりするなかなか魅力的な人物。つーか、こういう上司って一人は欲しいよね。

鈴:独自か……少しはマシになってきつつある、というところか、河了貂。
で、昌文君と壁かぁ。
昌文君はまぁ、いまのところ、単なる忠義者って感じだなぁ。
壁は……いいひとだね、単純に。上司にひとり欲しいってのはわかるなぁ。

では、秦にいて立ち回りうまく、武力知力ともにいまのところ最強の王騎将軍
見た目とか喋り方はどー考えてもオ○マなのだが、とにかくいいところで出てきては圧倒的な強さを見せつけ、対魏戦でも呼ばれてないのに出てきてはこれまたいいところを持っていったり、信を教育したりと、たぶん脇キャラのひとりのはずなのに、むしろ信並みに目立っている素晴らしいひと。
つか、とりあえず8巻まで読んだけど、このひと出るだけでかなり空気変わるし(笑)

扇:王騎将軍、キャラの立ち方半端じゃないからなァ。
何かにつけて意味深な台詞を吐いては、「ココココ、冗談ですよ。王騎冗談」って、あンたが言うと洒落にならねぇんだよっ!
気まぐれに場をかき回してるように見えて状況ほとんど掴んでるし、ひとたび動けば誰が邪魔しようと一瞬で粉砕するし、相手が王だろうが大臣だろうが言いたい放題だし……いや、もうなんつーか無敵。
副官もいい味出してるだけに、今の所、こいつに匹敵する役者はいないと言える。

鈴:まぁ、とりあえず、いねぇな。
見た目で言えば、匹敵すると言えるのが楊端和。
山民族の長で、最初は仮面被った得体の知れない、さらに敵になるか味方になるかすらわからない微妙な立ち位置にいたのだが……蓋を開けてみれば、このマンガ中、最大の美人でおそらく、武力だけ見れば王騎将軍ともタメ張れるくらいの実力を持った最強の女性キャラ。
つか、もう女性キャラはこのひとだけでいいです、ってくらいかっこいいです(笑)

扇:楊端和が活躍する四巻のおまけ漫画は異常に気合いが入っていた。(笑)
化け物揃いの山の民の中にあって、最強の座に君臨してるって……もうそれだけで格好良すぎです。

んじゃ、最後にその楊端和の剣と呼ばれるバジオウ。
山の民の隊長格で、双刀を獲物とする凄腕の剣士。
常にクールな姿勢を崩さない上、二カ国語も話せる知的な男だが、実は内に獣を飼っており、非常時にはそれを解放することもある。
信ととっても仲が良いのだが、並んで喋ってるシーンを見ると、どっちが文化人を気取る漢民族で、どっちが野蛮人扱いされる山の民なんだか解らなくなる。(笑)
しかし、幼少時とは言え、こいつに勝った楊端和って……。

鈴:いや、楊端和様、初手から化け物ですから(笑)
まぁでも、この化け物がこれほどの美人ってのはインパクトあって、おもしろいキャラの作り方してるわね。
しかし、けっこう青年マンガにしてはキャラそれぞれいいのが揃ってるし、脇のはずなのに、しっかりとしてるのが多いし、まぁ、ちと昔話に花を咲かせたのがいまいち気にいらんが、それ以外は少年マンガと青年マンガの中間くらいで、どっちにもOKって感じの話で、意外におもしろかったな。

扇:意外に、は余計だ。
お前さん、本当に青年漫画に興味示さないよなァ。
まぁ、それを考慮して、これとか『ヴィンランド・サガ』とか『チェーザレ』とか、他とはレベルが段違いな作品だけ勧めるようにはしてるけどね。
ちなみに、玉石混淆でいいなら読んで欲しい作品はまだまだあるぞ。

鈴:つか、そもそも最近は少年、少女、青年、成年ともにさして興味はないからな。
だが、レベルが段違いってのは確かだね。
相棒とはタイプは違うが、やはりおもしろいものはおもしろいからなぁ。
だが、どちらかと言うと、これより「ヴィンランド・サガ」のほうが気にはなるな(笑)
まぁ、そうは言っても巻数の違いもあるんだろうがな。
とは言え、中国物とか、歴史物云々と言うより、キャラのかっこよさはかなり際立ってるし、一部どーでもいい昔話はあれど、全体的なクオリティは高いので私の評価としてもオススメです。
ただ、500円以上の値段ですでに8巻=4000円以上というのは、いっぺんに揃えるのはちと躊躇するかもしれないけど、見合うだけのものはあると言っていいでしょう。
と言うわけで、前のヴィンランドに引き続き、青年マンガながらけっこうOKなものだったなぁ、と思いつつ、この辺で今回の木曜劇場はお開き! であります。
では、再見~

扇:あはははは……六巻まで大人買いしちゃいました、面白いからいいけどね。
つーか、王騎将軍が出てくるところ読み返すだけでも楽しいです。(爆)
さて、LINN君のお墨付きも出た本作、歴史物としてもバトル物としてもかなり面白いです、オススメ、と個人記事っぽい台詞を入れて今週はここまで。
また、来週この時間にお目にかかります。ごきげんよう

北欧復讐譚……ではないよね(笑)

2008-01-31 18:50:07 | 木曜漫画劇場(白組)
さて、不定期復活まっしぐらな第942回は、

タイトル:ヴィンランド・サガ(1~5巻:以下続刊)
著者:幸村誠
出版社:講談社 アフタヌーン・コミックス

であります。

扇:先週、風邪で死んでたSENでーす。

鈴:やっぱり麻雀はCPUより対人だよねとしみじみ思うLINNで~す。

扇:俺が風邪で死兆星見てた間、何してやがった貴様ぁ~!

鈴:大昔にちょろっとだけやったことがあったオンライン麻雀の「天鳳」でときどき遊んでた(爆)

扇:暇人だったのか……。
俺はCOM戦の方が好きだがね、待ち時間ないから。

鈴:天鳳は「喰いアリ赤速」があって、東風戦あたりだとけっこう時間かかんないぞ。
最高持ち時間8秒だし。
まぁ、それでもCPU相手よりは遅いだろうが、なんかなぁ……。
携帯で麻雀やってると、どー考えてもウソくささが見えてくるから、対人のほうがおもしろいんだよなぁ。

扇:麻雀は性格出るからなぁ。
特にそういう、さっさと上がったもん勝ちなルールだと、いかにセコく立ち回るかを見るのは楽しいと言えば楽しい。
でもやっぱ、途中で退屈になるけどね、麻雀だから。

鈴:まーねー。
だから、東南戦なんてやらないし、そこまで長々と続けたりしないしなぁ。
でも実際、せこく立ち回るか、ってのは確かだな。
だいたい初手で満貫以上あがったりすると、そっからはトップ目の人間は早上がり一直線だったりするし(笑)

扇:つーか、親なら満貫ツモ一回で充分だわな。
後はひたすら逃げるだけ。(笑)
もっとも赤有りだから、交通事故一発で逆転なんて平気でありそうだがね。

鈴:交通事故ってもなぁ。
自分の風+赤+ドラなんてので、あっさり跳満直撃なんてのはザラだからなぁ(爆)
そういうののおかげで、トップ目だったのにあっさり逆転されて2位転落なんてことはけっこうあったけどな(爆)

扇:んで、あンた背中が煤けてるぜ、とか言われるわけだ。

鈴:誰が言うかっ!!
……でもいちおう、チャット機能があるから、仲間内で個室対戦とかやってると、言われてそうだなぁ(笑)
しかし、何が何でもそのセリフだけは言われたくないな。
とてつもなく腹が立つか、とてつもなく気が抜けるかどっちかだ(笑)

扇:とりあえず、クイタン+ドラ3+赤×2=ハネマン! とかで言われたら、キレるな。
まぁさすがに8秒ルールでは、「俺に時の刻みはない」とは言えないだろうが。
あー、こういう話してたらもう一度読みたくなってきたなぁ、あの史上最高の麻雀ギャグ漫画。

鈴:まぁ、確実にキレるな。それだけの役ならいいが、そのセリフがあるだけでなんか激しく腹が立つ(爆)
しかし、「煤けてる」ってセリフだけで、成り立ってるマンガってすごいよな。
だいたい、わかる人間ならその「煤けてる」だけですべてがわかってしまうからなぁ。
いちおう、麻雀と○○○な話を絡めてんだが、どー見てもあの主人公のキャラだけですべてがなんかOK!って感じだよな(笑)

扇:間違った意味で人を超越しちゃってるからな。
彼の電波ぶりに対抗できるのは、オカルト超特急なアカギ先生ぐらいのもんだろう。
格闘漫画で言うなら、さしずめ、江田島平八と範馬勇次郎ってとこだな。
(解る人にしか解りませんね、この話)

鈴:確かに、わかる人間にしかわからんな。
範馬勇次郎自体がわからん。
まー、江田島平八と較べるぐらいだから、だいたいのところは想像つくが(笑)

扇:まー、何とゆーか、作品に登場する他のキャラと強さを比べても無駄! って点では同じだ。
ところで、今日紹介する漫画絡みの話を全くしていないのだが……これで良かったのかなぁ。

鈴:まぁ、まったくしないのもいつものことだろう(笑)
でもそろそろきっちりと紹介しとくべきだろうな。
じゃぁ、ストーリー紹介よろしく。

扇:歴史物なので、解説大変なんだが……ま、掻い摘んで。
時は十一世紀初頭、後にヴァイキングと呼ばれる者達がヨーロッパ各地を荒らし回っていた時代。
略奪を繰り返す兵団に身を置く少年トルフィンは、今日も手柄を求めて戦場を疾駆していた。
彼の求める報酬はただ一つ、兵団の首領アシェラッドと決闘する権利。
卑劣な手段で父を殺した憎き男を、正式な決闘で殺す――それだけのためにトルフィンは戦い続ける……。

鈴:そーねー。
初手はそういう感じだが、なんか先に進むに従って……って感じだな。
まぁ、ストーリーは本を読んでもらうとして、キャラ紹介……の前にCMか。


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扇:んでは、主人公のトルフィン。
幼少時は戦士に憧れるヤンチャ坊主だったが、現在はツリ目がトレードマークの凄腕の剣士。
自分のガキ臭い行動で、偉大過ぎる父トールズを死なせてしまった罪を背負っており、半ば八つ当たり的にアシェラッドの首を狙う。
もっとも、当のアシェラッドからはいいように利用されており、復讐のために付きまとっていると言うより、逞しく育ててもらっているという方が正しい。
素早い動きで相手を翻弄し、短剣で確実に急所を突くという小兵ならではの戦い方でかなりの強さを誇るが、戦争は嫌いらしく、バトルマニアを否定する発言もあったりする……でも、今のところ彼が平和に暮らせる日は当分こないと思われる。(爆)

煤:では、そのトルフィンが狙っているアシェラッドのおっちゃん(笑)
ヴァイキングの首領(「死ぬがよい」とは言わない)で、腕も立ち、戦略、戦術ともに首領として申し分ない伎倆を持つが、話の中ではけっこう悪役っぽい立ち回りを演じるひと。
ただし、ウェールズの関係で過去にいろいろあったり、ヴァイキングの首領をやりながらもぢつはヴァイキングのもとであるデーン人が大嫌いだったり、一桁のガキだった食い扶持を増やすだけだったトルフィンをそのまま仲間に加えて使ったりと、いろいろ味のある行動をするひと。
つーか、どー考えても、このアシェのおっちゃん、トルフィンかわいがってるよなぁ。
だいたいここまでトルフィンが強くなったのも、決闘だの何だの言ってトルフィンかまってる間に、腕を上げたとか、そういうのも想像できたりするし。
でもまぁ、このひとの魅力はやはり、悪役なんだけど悪役だけのひとではない、と言ったところだろうなぁ。

扇:アシェラッドは、今の所、副主人公みたいなもんだからなぁ……この先どうなるかは解らんが。
では、トルフィンの父で、アシェラッドの兵団に殺されたトールズ。
どう足掻いてもこの漫画最強の戦士で、素手で一隻の戦力を戦闘不能に追い込むほどの、理不尽な強さを誇る。
実は元ヨーム戦士団大隊長で、脱走して家族と共にアイスランドで隠遁生活を送っていたが、過去の手からは逃れられず、罠にかけられ、トルフィンを人質に取られて自ら死を受け入れた。
強く優しく、時に厳しく、という『理想の親父』を具現化したようなキャラクターで、死後もトルフィンの夢に度々登場し、重すぎる台詞を吐きまくって存在感をアピールし続けている。
余談だが、二巻でアシェラッドの部下達を手玉に取る戦いぶりはシャレになっていなかった……つーか強過ぎです、お父さん。

鈴:理不尽か……まぁ、武術をやってる人間から言わせると、まぁ、かなりの手練れならあれくらいは出来るだろうと思われる。……たぶん(爆)
まぁでも、ホントに強すぎ、親父。
えーっと、じゃぁ、その親父さんの血をかなり濃ゆく受け継いだ娘のユルヴァ。
お人好しの父、病弱な母、猪突猛進わがまま街道まっしぐらな弟(トルフィン)の間にあって、リアリスト街道まっしぐらに育ったある意味、本作の隠れ主人公。
さすがにデーン人の貴族系の娘らしく、美人。さらに働き者で鯨猟では一番銛をかますなど、すばらしい活躍を見せると言う、ときどきトルフィンよりも目立っているお姉さん。
でも、母親に優しくされて泣いてしまったりと、女の子らしいところがあったり、4コママンガでヴァイキングの血筋を感じさせる話があったりと、出番は少ないながら、存在感だけは他のキャラにまったく引けを取らない稀有なキャラである。

扇:ユルヴァ……本編ではほぼ出番なしなんだがなぁ。
では、三巻で登場してからこっち美味しいところを持って行きまくっているトルケル。
デンマーク側の人間でありながら、敵のイングランド軍が弱すぎて面白くないという理由で自軍を裏切った生粋のバトルマニア。
単純戦闘力はトールズに匹敵し、丸太を投げて船を沈めるわ、投げ槍で四人の兵士をまとめて突き殺すわ、突進してくる馬を素手で吹っ飛ばすわと、人類の企画を大きく無視した超絶パワーで暴れ回る。
もっとも、単なる猪武者ではなく、戦って死んだ者だけが天国に行けるという北欧ならではの信仰を忠実に守っており、戦うなら相手は強い方がいいというポリシーも持っている。
登場時からトルフィンとは因縁があり、激闘を繰り広げるが、今のところ決着は付いていない。
またしても余談だが、彼が投げる槍は、投げ槍と言うよりミサイルに近いと思うのは私だけ?(笑)

鈴:出番ねぇなぁ……ない割に、出てきたときにはかなり印象的でいい娘なんだよなぁ。
さておき、キャラ紹介的には、まぁ、こんなもんかねぇ。
あとは、いい味を出しているのと言えば、ヴィリバルド神父とか、顔キャラのひとり、クヌートというデンマークの王子とか、アシェラッドの副官のビョルンとか、いろいろといるのはいるが、まぁ、まだ5巻しか出ていない段階では紹介するには足りんかのぅ。
6巻まで出てれば、ビョルンは確実に紹介に値するキャラになってるはずだと思うんだがなぁ(笑)

扇:ビョルンは所々で良い味出してたりするんだけど、確かに見せ場はなかった感じかね。
ともあれ、銃登場以前の戦争ってこんな感じだったろうなぁ、と思わせてくれる、非常に秀逸な戦記漫画です。
二巻まではトルフィン個人が話の主体でしたが、三巻以降はデンマークとイングランドの戦いがメインとなり、その中で各キャラがどう動くかが結構楽しみ。

鈴:こっちとしては、ちょっと大局的な話になりそうで、個人絡みが蔑ろにされないか、ちと不安なところがあるかのぅ。
ただ、現在の話と、トルフィンが夢だったり思い出だったりする中で出てくる過去話など、現在と過去の話をうまい具合に見せてくれているのは確か。
青年マンガなんて滅多に読まねぇし、歴史ものなんて、まず手に取るこたぁねぇが、単なる復讐ものになりそうもない気配はあるし、いろいろと先のことを想像すると楽しいし、これは新刊で買っても損のない……つーか、新刊で買って、惜しくなかった作品ではあるな。

扇:うーん、トルフィンが主役として影が薄くなる可能性は高いね。
トルフィン個人の復讐よりも、アシェラッドの目的の方がこの先の展開では重要になるし、描かれる戦いも小規模な小競り合いから大規模戦闘に移行するだろうから、所詮一兵士でしかないトルフィンの影響なんて知れてるし……クヌート絡みでイベント起こすことになるんだろうけど、どう処理するか、期待半分不安半分ってとこだね。
ともあれ、超能力バリバリのバトル漫画に食傷気味な方にはかなりオススメです。
一応歴史物にはなるのでしょうが、知らなくても全く問題ないぐらい面白いので、試しにふらっと拾ってみて下さい――ザコ兵士が死にまくる画面に引かなければ楽しく読めます。(笑)
では、最近当たり多いなぁと思いつつ、今日はこのへんで、さようなぁ~

鈴:期待半分不安半分ってぇのは賛成だね。
どういうふうにこの話を進め、処理してくれるのか、見物ではあるが、こけるときつそうだな。5巻分の金返せとか言いたくなる可能性もある(笑)
でも、そういうところを抜きにして、5巻までの話を見るかぎり、歴史ものなんてまずもって手に取らない私でさえも、これはOKってくらいのものなので、手を出すのはいまのうちです(爆)
と言うわけで、やはり木劇は、当たりあってナンボだよなぁと思いつつ、この辺でお開きであります。
ではでは、再見~♪

暫定復活!

2007-12-27 09:45:04 | 木曜漫画劇場(白組)
さて、確かこのひとのマンガって初めてかもの第932回は、

タイトル:チェーザレ 破壊の創造者(1~4巻:以下続刊)
著者:惣領冬美
出版社:講談社 KCデラックス

であります。

鈴:いまごろ、サモンナイト2をやってるLINNで~す。

扇:フリーのアドベンチャーゲームを漁ってるSENでーす。

鈴:相変わらずフリー三昧じゃのぅ。
なんか前はツクールシリーズかなんかのRPGだか、格闘だかを漁ってたんじゃなかったか?

扇:えーと、前の前が格闘で、前がRPGで、今はアドベンチャーだ。
オススメの作品とか知りたきゃ教えてやるぞい。

鈴:いまサモンナイト2やってんだから、これ以上やるゲームを増やしたくはないぞ。
しかし、ゲームもそうだが、いまサモンナイト2の攻略本なんかないからあれだが、攻略はネットでいくらでも探せるってのは、これも昔とは違うわなぁ。

扇:でも、攻略本自体は出続けてるんだよねぇ。
何だかんだ言って、人間はアナログを捨てきれんってことか。
で、今回のオススメだが――。

鈴:捨てきれん……と言うか、いろいろと絵やら設定やらインタビューやら付随物があるからじゃないか?
攻略するだけならネットで十分……というか、ネットのほうが早いし(笑)
でも、私は単に手元に置けて見やすいのと、あれこれ考えるのがめんどくさいから買うんだけどな(爆)
……って、ゲームの紹介は電脳でやれいっ!!

扇:そういう意味で言うと、私は持ってないゲームの攻略本沢山持ってるなぁ。
単に、イラスト目当てなんだけどさ。
ゲームの攻略本は旬があるから、値崩れ早いんだよね。だから画集代わりに買ってる。
先週拾って速攻で全エンディング攻略した、『鴉の断音符』は良かったなァ……。
現代の平凡な町を舞台にしたサウンドノベルで、主人公の鴉(!)が、殺人事件を解決したり、病気の女の子を励ましたり、森の仲間を救うために革命を起こしたりする話だ。

鈴:やはり画集代わりか。
まぁ、それはわからんでもないわなぁ。全キャラの絵とか、説明書にはない絵がたくさんあったりするし。
……ただ、ものによって画集並の値段になるけど(笑)
しかし、鴉が主人公とはねぇ……。こういうとこはフリー(又は同人)ならではかのぅ。
……ん? 鴉……と言うことは、夕方になると事件だの何だのをほったらかして七つの子のために帰っていってしまうんだな?

扇:メガテンなんかは、全悪魔のグラフィックが掲載された本を毎回出してるから、完全に画集だよなぁ。
ちなみに、『鴉の断音符』の主人公はオスだぞ。夕方になると巣穴に帰ってしまうのは合ってるが。(笑)
行ける場所が八つあって、一日に一回だけそこを訪問し、それを六日間繰り返すという実にシンプルなゲームだが、主人公の『ヤタ』が人語を解するという設定を利用して、悪くないストーリーを構築している。
どこに行くかは毎回好きに選べるので、事件を追っかけるもよし、一人の人物を観察し続けるも良し、残飯漁りするも良しと、意外に自由度は高い。
エンディングもサブ含めて16個+後日談3個と豊富で、結構楽しめた。1プレイの時間も短いので激しくオススメ。

鈴:それで攻略本と言って出したのなら、出したほうがすごいな。
しかし、せっかくボケのつもりだったのに合ってるなんて……ちっ……
だが、話を聞いてると、短いってのはいいなぁ。
あんまりダラダラ長くやるのはシミュレーションだけで十分だ。
アドベンチャーはいらん作業が多すぎていまいち好きになれんのだよなぁ。

扇:あ~、確かに、エンディングの数が多いから、途中からはメッセージスキップを利用した作業にはなってしまう。
ただ、シナリオの出来はかなり良かったぞ。しっとりした話から、ひたすらブラックなものまで色々あるが、どれもなかなか読ませてくれる。
ルートによってヤタの性格もかなり変わるから、選択肢なしの一本道作品と違って、ちゃんとゲームしてるのも俺的にポイント高いな。
というわけで興味を持った方は、『鴉の断音符』でググってみて下さい、簡単に見つかります。

鈴:それなんだよなぁ。
まぁ、シミュレーションでも最近はマルチエンディング多いから、めんどいっちゃぁめんどいんだがな。
たいてい1回クリアすると、しばらく……ん~、1年以上はやる気にならん(爆)
だから、サモンナイト3で「番外編」なるものがあるのを知ったのが1年以上あとになってからなんだが(笑)
だが、東方系のシューティングもそうだが……同人とかフリーのレベルってかなり高くなってんのね。

扇:でも、エンディングが一つだったら、それはそれで寂しいだろ?
サモナイ3の番外編は面白かったな、2やってるとかなり笑える。
ともあれ、ゲーム会社の人がこっそりと同人ソフト作ったりするのが当たり前の時代だから、大分フリーのレベルって底上げされた感じはあるね。
もっとも、作成ソフトの性能向上に伴い、猫も杓子もゲーム作るようになったおかげで地雷もかなり増えたが。(爆)

鈴:そうなんだよなぁ。コンシューマだと特にな。
なんか制作者が楽しようとしたんじゃないかって気になるし(笑)
しかし、フリーとかが玉石混淆になるのは仕方あるまい。コンシューマだっておんなじようなもんだしな。
まぁ、私はもう東方系があればシューティングは満足だが(爆)

扇:つーかシナリオ担当としては、グッドとバッド二つのエンドだけって方が楽なんだろうけどね。
しかし、ゲームに限らず、のめり込むと本当に長いなお前。
ハマるのも早いが、飽きるのも早い俺とは偉い違いだ。

鈴:まぁ、それでもいいけどね。
ただし、シナリオが素晴らしくよくなければだけど。
なんのかんの言っても、その熱しやすく冷めやすいのは広島県人だな(笑)
……なんか、久々だとなんかもっと続きそうだが、際限なくなりそうなので、そろそろ本題のほうに行くかね。


つれづれ読書日記


つれづれ読書日記まったりと営業中

微妙にですが、新規作家増えてます。
初回からの総目録、作家一覧、どちらも継続更新中。
数は少ないですが、つれづれ号外専用の目録もあったりします。
ちなみに、姉妹サイト『閃鈴電脳遊戯館』は……すいません、更新止まってます。(爆)

御覧になりたい方は、最新記事の☆『目録へのショートカット』兼『総合案内板』、もしくはこちらから!


つれづれ読書日記


扇:さて、今週の一冊ですが――。

鈴:初手で紹介してるぞ。(素)

扇:!Σ( ̄□ ̄;)
そう言えば今日は、『今夜限りの再結成! 緊急企画! 木曜漫画劇場12時間ぶっ通し黒ミサロードショーリターンズ!!!』だったな。

鈴:ええいっ、今夜限りでもないし、12時間ぶっ通しもせんし、そもそも黒ミサじゃねぇだろっ!!
いつからそんな怪しげな団体(?)になったんだ、オレらは!

扇:え?
霧の立ち込む森の奥深くで、地獄の皇太子の誕生を眺めつつ、黄金郷の夢を抱きながら書評をするんぢゃないのか?

鈴:それはてめぇの個人ページで勝手にやれいっ!!
ったく、久々の木劇だってのに何をやってんだか。
えーっと……。
……。
……。
あっ、そうか、最初はストーリー紹介だ!

扇:ストーリー紹介って、CMの前じゃなかったか?(素)

鈴:!Σ( ̄□ ̄;)
……ま、まぁ、7ヶ月以上経ってんだから、忘れててもしょーがねぇじゃねぇかっ!(爆)
と言うわけで、ストーリー紹介よろしく!(逃)

扇:自爆してそのまま撤退とは、情けない……。
えー、では簡単にストーリー紹介を。
イタリア三大有名人(他が誰かは聞かないよーに)の一人、チェーザレ・ボルジアの若き日を描く歴史漫画です、以上。

鈴:短っ!!
まぁ、でもそれくらいのもんだよなぁ。
ではキャラ紹介に行くか。
えーっと、最初は、タイトルは「チェーザレ」なのに、主人公のアンジェロ・ダ・カノッサ。
某田舎からロレンツォ・デ・メディチの推薦でピサのサピエンツァ大学に通うようになった青年。
もともと彫刻師のおじいちゃん子で、職人現場しか知らないため世情に極めて疎く、しかも性格は天然。……なんか、「かわいい」という表現がすごく似合う子。髪型もちょっとクセっ気のある感じで、絵柄もかわいい感じだし。
ただし、天然で純朴だが、頭はかなりいい。
それでいいこともあれば、悪いこともあるんだけど(笑)

扇:役所的には狂言回しなのだが、キャラがしっかりしてるんで、見てて楽しい子ではあるね。
天然らしく、自分がトラブルメーカーであることを全く自覚してないのもいい。
ただ、これも自覚はないんだろうが、優れた感覚とそれを言葉に変換するだけの知性を兼ね備えた結構優秀な人物だったりもする。
この子の最大のネックは、常に一つの対象(人物含む)に集中してるので、場の空気とかが全く読めないことだろうね。

鈴:完全に職人やねぇ、この子は。
大学なんて行ってないで、じいちゃんについて彫刻師とか、そのあたりになったほうがよかったんではないか、って気がしてくるぞ、私は(笑)

扇:でも、チェーザレとの出会いは、確実にプラスになってると思うぞ。
てなわけで、タイトル・ネームだけどサブ主人公のチェーザレ・ボルジア。
本来なら婚姻が許されない筈の枢機卿ロドリーゴ・ボルジアの実子で、政治上のライバルであるメディチ家に対する先兵として、ジョヴァンニ・デ・メディチのいるサピエンツァ大学に送り込まれる。
破天荒で怜悧で超美形という絵に描いたようなダークヒーローで、政敵であるジョヴァンニをいいように操ったり、大学の講堂で施政者の非道な行いを必要悪と断じたり、暗殺者相手に立ち回りを演じたりと、色々ヤバげなことばかりする御方。
もっともその一方で、裏表のないアンジェロをからかったり、人種的偏見に凝り固まったアホをやり込めたり、レオナルドと対面して子供のような顔を見せたりと、人間的な部分もかなりあったりする。
なお、部下のミゲルと話す時だけは限りなく素に近くなるのだが、相手の方は、それすらも仮面の一部と割り切っているようだ……ある意味不幸。(笑)

鈴:長っ!!
さておき、いろいろと歴史に明るくない人間でも、とんでもない悪役ってイメージだけはあるんだが、若いころの話だから、そういうイメージよりも人間味のあるキャラに描かれているわね。
まぁ、そういうところがいいんだが。
じゃぁ、ちょうど名前も出てきたことだし、チェーザレの側近のミケロット・ダ・コレッラ。スペイン語読みでミゲル。
幼少時代、母親から離れて暮らすことになったチェーザレの相手をするために買われてきた経緯があるものの、いまでは本当にチェーザレが最も信頼を置く側近。
ミゲル本人も、チェーザレのためならば、ごろつき(アンジェロが原因)に絡まれたときにあっさりごろつきどもを殺すなど、主人一筋の苦労人(たぶん、アンジェロが出てきて苦労は増えると思われる(笑))
ちなみに、先に言っとくが、小姓とか、そのあたりの役回りはないからな(たぶん)

扇:あー、そうか、お前さんまだ二巻までしか読んでないんだったな。
ミゲルは非常に優秀な側近だが、実は忠犬ハチ公でもチェーザレの友人でもないことが三巻で示されている。
ネタバレになるから詳しく書かないが、苦労人らしく徹頭徹尾リアリストだぞ、こやつは。
ある意味チェーザレより冷たいキャラかも知れん――アンジェロには激甘だが。(笑)

鈴:つか、アンジェロにはたいていの人間甘いだろ(笑)
じゃぁ、次が最後か。
大トリはこのひと、ルネッサンスに出てきた不世出の天才と言えば!

扇:ミケランジェロですね。
『最後の審判』は同時代の絵画作品をぶっちぎりで超越してます、天才っつーか神。

鈴:ぜんっぜんちゃうわぁっ!!
まぁ、美術の世界じゃ天才だろうが、もっと幅広く無節操に天才ぶりを発揮したのがいように。

扇:ああ、ヴィンチ村のレオナルドおじ様か。
では最後に、ルネサンスを語る上で避けては通れない万能の天才レオナルド・ダ・ヴィンチ。
初登場でいきなりチェーザレを煙に巻き、彼をして、あれは魔術師だと言わしめた化け物キャラ。
一般的なイメージだとヒゲのおじーさんなのだが、本作ではまだ若く、物静かだけど迫力があり、知性的だけどお茶目で、ビジュアルは修道士っぽいという、一風変わった感じに描かれている。
つーかぶっちゃけた話、これまで漫画で描かれた中で、最も格好良いレオナルドかも知れない。
今のところ二巻にスポット出演しただけなので、今後の活躍が非常に楽しみなキャラクターである。

鈴:確かに、あのハゲとヒゲの絵のイメージが強いからなぁ。
Wikiとか見ると、この話のとき39歳か。そりゃ、16歳のチェーザレと海千山千のレオナルドでは、さすがにチェーザレが切れ者とは言え、分が悪かろうて。
でも、2巻に出てからこっち、まだ出てないのか……。
ん~、なんかけっこう年齢の割に好々爺然としたキャラでおもしろいから、もっと出してもらいたいもんだな。

扇:同感……なんだが、この時代、まだまだ登場を待ってる人物は多いからなぁ。
キャラ紹介だけで大分熱く語ってしまいましたが、さすが惣領冬美、絵・人物・ストーリー三拍子揃って完成度が高く、とにかく読み応えのある作品に仕上げてくれてます。
とてつもなくオススメ! つーか、読め!
そんなこんなで、久々に復活の木劇でしたが、息継ぎなしのカオスなおしゃべりはやっぱり楽しいですね~。
二人揃ってオススメの作品を読んだ時はまたやりますので、気長にお待ち下さい。
では、アンジェロ君がルネサンス最高の画家(本人は彫刻家と言うだろうけど)として目覚める瞬間を楽しみにしつつ、今日はこれで退散致します。さよなら~~~

鈴:そうね。
あんまり青年マンガは読まないし、これは2巻までしかまだ読んでないけど、歴史ものとかうんたらって関係なく、おもしろい作品だぁね。
しかし、久々だから長ぇなぁ(笑)
まぁでも、ときどきネタがあれば、木曜劇場もやっていこうと思います。
では、Wiki見るとアンジェロはミケランジェロじゃねぇって著者本人が言ってるぞと突っ込んでおいて、退散。
と言うわけで、再見~~~~

表紙のコメントに納得

2007-04-26 21:54:53 | 木曜漫画劇場(白組)
さて、実は相棒が一回紹介してたりする第877回は、

タイトル:機動戦士ガンダムさん(1~2巻:以下続刊)
著者:大和田秀樹
出版社:角川書店 Kadokawa Comics A

であります。

扇:『あやかしあやし』打ち切りかよっ! と吠えてるSENでーす。

鈴:見たけど、「なんだかなぁ」のラストにげんなりのLINNで~す。

扇:明らかに、後半四十~五十話あたりでやる予定だったネタを詰め込んでたからなぁ。

鈴:まぁなぁ。
脚本の名前見た時点で期待していただけに、けっこう……と言うより、かなりがっかりしたしなぁ、これ。

扇:途中まではかなりいい作品だったんだが、やはりあれかね、年齢層高め狙い過ぎたかね?

鈴:どうだかなぁ。
いちおう、キャラ的に人気出そうなヒロインは作ったものの、全体的に重めでラブコメ要素低かったってのが、やっぱ今時ではあかんかったんやろうなぁ。
やっぱ、売れるためには、各種属性、ラブコメ必須、女性キャラ多数、ってのが必要なんだろ。

扇:売れるためにはなぁ……。
ただでさえ時代劇は人気出にくいってのに、主役が三十九歳で、話も割と重め、ハッピーエンドではなく、どちらかと言えば虚しさが残るラストが多かったのは痛いわな。
でも、天保版ウルトラマンとしてはなかなか面白かったと思うんだがね。
話が進む毎に科学特捜隊(奇士の連中)は役に立たなくなっていったが。(笑)

鈴:話が進むごと?
すまん、わしは最初から大して役に立った憶えがないぞ(笑)
だいたいお頭なんか、漢字の成り立ち説明する以外になんかやったか!? って気がするしなぁ。

扇:いいのじゃっ!
ムラマツキャップの時代から、リーダーは解説役と決まってるんだからよっ!
まぁ……才蔵がギャグ担当、アビが特攻隊長、江戸元が参謀役で、戦闘になったら主役しか役に立たない……ってのは確かだがな。

鈴:そのころからもうリーダーってのは役立たずだったのか……。
しかし、才蔵がギャグ担当ってのはわかるが、アビが特攻して吹っ飛ばされる盾で、江戸元がイロモノ担当で、アトルは……いちおうヒロインか。

扇:いちおう言うな。
これ五十二話までやってたとしたら、ほぼ確実に往壓とアトルの祝言で終わりだった筈だぞ。
年齢差が凄まじい夫婦だけどな。

鈴:まぁなぁ。
これが50歳と24歳ならまだしも、39歳と13歳だもんなぁ。
いまじゃ立派なロ○だが、まぁ、この時代の武士ならまだ政略結婚だの何だので許容範囲ではあるか。
でも、祝言上げたとしても、普段着で並んでりゃ確実に父親と娘だわな(笑)

扇:まぁなぁ……。
総集編で、アトルが往壓に酒注いでるシーンなんか、そのまんま酒好きの親父と娘って感じだったし。
ともあれ、バトルシーンのマンネリ化、微妙にマイナーなグラフィックなど、打ち切りになる要素は多分にあった作品ではあらぁねぇ。
個人的には、かなり好みなんだが……一般受けはせんかも知れん。

鈴:オヤジと娘って言うより、アトルのあの姿は吉原仕様だったから、客とかむろのほうが似合ってるぞ(笑)
まぁしかし、確かに一般受けはせんわな。
相棒が好みって時点でマイナー街道まっしぐらだ(爆)

扇:お前の漢神あやがみを見せろっ!!!
ちり~ん。(笑)

鈴:なら私も。
お前の漢神を見せろっ!!!
あっ、あれは! ……ハリセンか……。

扇:ハリセンで妖夷が倒せるかぁっ!!!
お前の頭をはたくには充分だがな。

鈴:ふっ……
真剣白ハリセン取りで迎え撃ってくれるわっ!

扇:いや、そもそも剣ぢゃねぇし、横向きではたく代物だし、何か無理がないか?
まぁ、ハリセンで脳が潰れた奴はほっといて……初代ガンダムをネタにした四コマ漫画です。
以前、相棒が紹介してたので私も読みましたが、結構笑えますね。
登場人物の性格が180度変わってるので、それを受け入れられるかがポイント。

鈴:横向きではたく?
なに、白ハリセン取るなら、縦だろうが横だろうが、取ったもん勝ちよ。
さておき、風鈴の音で脳みそがどっか異次元に飛んでいったしまった相棒の解説を読みつつ、追加することないなぁと思ったり……。
まぁでも、その登場人物の性格が変わってるからこそ、おもしろい、と言うのはあるんだがね。

扇:ま、ギャグ漫画としては正しいやり方だわな。
では、CM!


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扇:では、主人公のシャア。
普段は格好付けのワガママ男だが、気が強いララァに突っ込まれるとあっさりヘコむ小心者。
拗ねる、いじける、くだをまく、とネガティブな行動が目立つものの、お調子者でもあり、上司に向かって堂々と『紫バ×ア』と言ったりすることもある。
ネット掲示板に白い奴の悪口を書いたり、スタッフロールでコマネチやったり、表紙でガンダムマニアに喧嘩売ってみたりと、原作のイメージをぶち壊す暴れっぷりは見ていてかなり楽しい。
ただ、劇場大画面で、「俺はロリコンに見えて実はマザコンだったんだぁっ!」と吠えた原作シャアとどっちがヘタレかは結構微妙かも知れない。(笑)

鈴:では、シャアのツッコミ役のララァ・スン。
原作では、シャアとアムロの関係において重要な役割を演じたヒロインであったが、この作品では、ただひたすらに破綻した性格のシャアに対して、冷静に、ときどき強硬手段も使いながらツッコミを入れまくるキャラ。
シャア相手はツッコミ役だが、アムロを相手にする際には、チャネラーなアムロに引かされまくるかわいいところも見せる。……こともたまにある。
しかし、ララァ、シャアみたいな変人に惚れてるなんて、人生、投げてないか?(笑)

扇:男は選べよって感じだよなぁ……。
では、原作の主人公で、こっちでは外道一歩手前のライバルキャラ、アムロ。
あっちと違ってかなりあっけらかんとした性格で、ニコニコ笑いながら毒舌を振るう。
かなり間違った意味で新人類であり、その能力を駆使して下ネタを飛ばすことも多い。
ちなみに、原作再現シーンでは割と真面目な性格しているが、そういう時に限ってしょーもないトラブルに巻き込まれる。(アプリケーションエラーでガンダムが動かない等)

鈴:アプリケーションエラーはなぁ……笑ったなぁ。
すんごい皮肉やったし。
それに、イン○ルイン○イドなんてのもあって、いまどきの定番ネタながら笑えた(笑)
しかし、何だねぇ、4コママンガ系でここまで笑えるのは久しぶりだったねぇ。

扇:もともと、面白いの描く人ではあるんだよ。
デビュー作の『たのしい甲子園』もかなり笑えたしね。
ともあれ、原作を茶化されても怒らない方なら楽しめるギャグ漫画ではないかと。
元のシーンを変えたものから、本作オリジナルの会話、モビルスーツ同士の掛け合い漫才まで、あの手この手で笑わせてくれます。
では、今日はこのへんで、さよーならー

鈴:あ、そうなの?>「たのしい甲子園」
私はこれでこのひと知ったクチだから、よくは知らないのだが……なかなか興味を惹かれる話だな。
まぁ、実際、原作がすごい好きで、傾倒して泥沼はまってるひとには向かないだろうなぁ。
好きだけど、パロディだし、おもしろけりゃOK、ってくらいでないと読めないわな。
著者のところに呪いの手紙とか行ってそうだけど……(笑)
ともあれ、知らなくても笑えるネタはそこそこあり、知っていれば余計に笑えるネタありと、なかなかめずらしいギャグマンガであります。
それでもやっぱり、ガンダムを少しくらい知ってるひとにオススメしたいなぁ、と思いつつも今回はこの辺でお開きであります。
それでは、さよ~なら~

卑屈なエースって初めてかも

2007-04-12 19:57:21 | 木曜漫画劇場(白組)
さて、相棒がアフタヌーン系読んでるのは意外な第863回は、

タイトル:おおきく振りかぶって(1~7巻:以下続刊)
著者:ひぐちアサ
出版社:講談社 アフタヌーンコミックス(初版:H16)

であります。

扇:頭の中で『キザ×ラのCM』が延々と流れているSENでーす。

鈴:未だに「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」が流れているLINNで~す。

扇:だからその、「アイン・クレイン・ナイアルラトホテップ」って誰よ?

鈴:知らん。
と言うか、長すぎて言いづらいよ、その名前。
日本人じゃないだろ。

扇:亜院・暮印・無在羅斗穂手婦って名前の日本人だ。

鈴:……日本人だったのか……。
じゃぁ、志○けんの親戚か?

扇:それはこっちが聞きたい。
何でそこでビートルズの前座が出てくるんだ?

鈴:そのころのドリフターズには志村○んはおらんかったわいっ!
……って生まれる前の話をなんで知ってんだ……。
鯖読みは相棒の専売特許なのに……。

扇:誰がいつ鯖を売ったって?
まったく……呪い売りまくってる君じゃあるまいし。

鈴:誰が呪いなんぞ売りまくっとるかいっ!
道具なら売るかもしれんが……(爆)

扇:道具?
ああ、ヘリトンボとかか?
(このネタが一発で解った人は結構凄いかも知れない)

鈴:それと呪いといったいどう関係するんだ?

扇:それを言うなら、何で呪いじゃなくて道具なんだ?

鈴:呪いだから呪いの道具ではないのか?

扇:LINN君は実は魔女だったので~す。

鈴:んなわけあるかぁっ!
ったく、なんで私が魔道に落ちねばならん。
どっちかって言うと茶道……ってやばいやばい……(爆)

扇:めでたくLINN君が茶道に堕ちたところで、今週の木劇は――。

鈴:……どうするんだ?
どおするとゆうのじゃ?

扇:記憶を失えぇぇぇっ!!!(1000t)

鈴:どっかのエロスナイパーと一緒にするなぁっ!!(真剣白ハンマー取り)

扇:チッチッチ……違うな、tはタウリンのt!
ファイトォォォ!!!

鈴:いっぷぁぁぁっっっつっっっ!!
……ってなにやらせんねんっっ!!

扇:乗ったのは君だ。(笑)

鈴:何を言っている。
あれに乗らずして何に乗ると言うのかね。

扇:まぁなぁ……CM視たことがある人間なら、八割が乗るわな。
ツーと来たら、トロワと答えるようなもんだ。

鈴:答えるかいっ!
ツーと言えばカー。
ファイト→一発も使い古されたものなのだから、それが正しいものなのだよ。

扇:使い古されてりゃいいってもんでもないと思うが……。
ま、それは置いといて、本題に入ろう。
本作はいわゆる一つの高校野球漫画です。
主人公がピッチャー、二番手役がキャッチャー、監督が女性と、表面上はどこにでもありそーな話なのですが、一つだけ珍しい点があったりします。
それは、主人公が弱気で卑屈なこと。
周りを支えるメンバーが、それを悲観するどころか、むしろ楽しんでるとゆーのが非常に珍しい。(笑)
これで、主人公が『隠された真の力』とかに目覚めたりしたら興醒めなのですが、そういう安易な救いは用意されておりません。
(一応実力はあるみたいだけど)

鈴:そうね。だいたい高校野球に限らず、野球マンガはどんどんエスカレートして、必殺技オンパレードのピッチャー、バッターになったりするものだが、これはそれがないから珍しいんだよな。
マジで卑屈だし、主人公……。
では、恒例のキャラ紹介。……の前にCMだな。


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では、主人公の三橋廉。
制球力はあるが、球速に難がある県立西浦高校の一年生エース。(つーか、この野球部には一年しかいない)
いわゆる、××以外はまるで駄目という、典型的な一点集中型主人公で、マウンドに上がると、カラオケ屋でマイクを放さない人間と同じような態度を見せる。
ただし、中学時代に自分の我が儘からチーム全体を敵に回したという過去があり、精神的攻撃に対してはとにかく脆弱だったりする。
恋女房である阿部に対しては同級生とは思えない程従順であり、褒められると犬のように尻尾を振り、睨まれると怯えた小猫のように小さくなってしまう。(つーか、この子ホントーに動物ですね)
野球漫画の主人公としては珍しいタイプだが、この方の漫画のキャラとしては、割と定番かも知れない。

鈴:では、廉の女房役の阿部隆也。
シニアのチームにも所属していたキャッチャーで、かなり的確な分析とリードを見せる実力派。バッターとしても実力があり、たいてい上位、もしくはクリーンナップを任されるほど。
性格は廉と正反対で、「首を振るピッチャーは嫌いだ」などとかなり尊大な性格に見えるが、睨むとビビる、話を聞かないなどの廉の行動に怒ったり、無頓着なところにやきもきしたり、しすぎるほどの努力に涙ぐんだりと、表面上は性格悪そうだが、基本的にはいい子である。

扇:ツリ目で無愛想だけど、確かにいい子だぁね。
ではさらに、野球部主将の花井梓。
真面目を絵に描いたような男で、メインキャラでは珍しい丸坊主頭。
中学時代は一級品の選手だったが、高校に入ってからは野球への情熱が冷めてしまい、監督が女性だったのが気に入らないこともあって、最初は入部するつもりがなかった。
もっとも、自ら苦労人を引き受けてしまうとゆー損な性格は直しようもなく、入部後はメンバー全員の精神的支柱かつまとめ役として奮闘する。
ただ、単なる模範的人物というわけではなく、天才バッター田島には密かにライバル心を抱いているあたり、味のある子である。(もっとも、競うには相手が悪すぎたが……)

鈴:何のかんの言っても、花井がいないとこのチーム、まとまらないからなぁ。
さて、その花井を苦労させる原因のひとり(もうひとりは廉)、田島悠一郎。
廉に負けず劣らずの天然キャラで、廉とともに、監督に「○○(教科名)やばいひと~!」と言われ、すべてに手を挙げるものの、廉と違い、そのことをまったく気にしない、明るいほうの天然。
だが、野球センスはチーム随一で、「1試合やって打てなかった球はない」とのたまうなど、特にバッティングセンスは1年生ながら超高校級である。しかし、身体の線が細いため、ホームランよりも打率のバッターである。(イチロータイプ)

扇:ある意味ムードメーカーなんだが、ある意味核爆弾だよなぁ……こやつ。
では最後に、野球部監督の百枝まりあ。
「モモカン」の愛称で親しまれる(?)、元西浦高校軟式野球部マネージャー。
とてつもない握力と、有無を言わせぬ迫力で部員達を引っ張る……と言うか引きずり回す、情熱の人。
ただ、単なる勢いだけの人物ではなく、選手の資質を見抜く観察力、それを伸ばしていく指導力など、監督としての能力は一通り備えており、ノックも自らこなす。
プライベートに関しては殆ど謎だが、この方の漫画の傾向からして、軟式野球部時代に何か暗~い出来事があったんじゃないかなぁ、と邪推してしまうのは私だけではなかろう。(笑)

鈴:まぁ、いろいろと脇のエピソードは描いたりしてるし、そのあたりもありそうではあるわなぁ。
あとは……とりあえず、メインは書いたから、あえて西浦高校野球部絡みで出すとすれば、シガポこと顧問の志賀先生と、マネジの篠岡千代ちゃんかねぇ。
シガポは、モモカンと一緒に硬式野球部を立ち上げた数学教師で、発足までいろいろと勉強した野球関係の理論を、数学教師らしくあれこれと説いて、実践する、と言うことをやっている。
マネジの篠岡ちゃんは、中学までソフトボールをやっていて、高校に入ってマネージャーになった天真爛漫な子だが、かなりの高校野球通。制服でどの高校かわかるなど、単なる天真爛漫なキャラではなく、どことなくマニアックさを感じさせる、なかなか味のある子である。
ちなみに、このマンガ中の紅一点(?)

扇:紅一点? まー、確かにモモカンはなぁ……やめよう、首を絞められる。
ともあれ、普通の野球漫画と違って、試合に勝ち進むこと自体はさほど重要ではない話だぁね。
飽くまで、野球を題材にした青春群像劇と言った方が正しいだろう。
じゃ、こいつら弱いかって言うと、打撃面はやたらスペック高かったりするんだけどな。(笑)

鈴:首じゃなくて頭だろ(笑)
……しかし、打撃面、スペック高いかなぁ。
桐青戦じゃ、序盤は相手ピッチャーに助けられた面はあるが、田島はシンカーにダメダメになってるし。
三星戦でもけっこう叶のフォークにきりきり舞い(古!)させられたり、けっこう打ってないぞ、このチームのバッター(笑)
まぁでも、ほいほい打たれるより、こういう感じでやってくれたほうがおもしろいっちゃぁおもしろいんだがね。

扇:つーか、そんなガンガン打ってたら試合にならないし、現実味も薄れるって。(笑)
とりあえず、三、四、五がバッティングセンスあるってだけでも、打撃不審のチームからすりゃ羨ましいと思うぞ。
ともあれ、今のところ面白い作品だと思います。
因縁の相手との決着をどう付けるか、なんて要素も残っているので、まだまだ楽しめそうな感じかな。
そんなところで、今回の木劇リバイバルは閉幕致します。次回をお楽しみに、さよーなら~

鈴:まぁね。
でも、けっこう小技も織り交ぜたりして、マンガとしては地味だが、野球としてはかなりまともで、まじめに描いてるからなぁ。
実際、興醒めな必殺技だの魔球だのがないから、逆に新鮮でおもしろいんだよね。
この先は……単行本刊行のペースが遅いから、けっこうじりじりするところもあるけど、期待はしたいところだね。
と言うわけで、今回の木曜劇場はこの辺でお開きであります。
では、みなさん、さよ~なら~


☆リバイバルレビュー!☆
本書のレビューには旧記事が存在します。
過去のレビューはこちら

エディルレイドって本当に強いの?

2007-03-29 22:12:53 | 木曜漫画劇場(白組)
さて、やっと外伝も紹介、な第849回は、

タイトル:EREMENTAR GERAD ―蒼空の戦旗―(1~4巻:以下続刊)
著者:東まゆみ
出版社:マッグガーデン ブレイドコミックス(初版:H16)

であります。

扇:最近、ベベルからピースライトに鞍替えしようかと本気で悩んでるSENでーす。

鈴:大学時代から○年、ずっとMarlboro(赤ボックスのみ)のLINNで~す。

扇:そろそろニコチンとタールが落ちる歳の筈なんだがなぁ……。

鈴:いちおう落ちてるぞ。
Malboro自体、大学時代よりもニコチンもタールも減ってるし。

扇:おやま、それは初耳。
つーか、マルボロって……スカスカだよね。
以前吸ってた人間が言うのも何だけどさ。

鈴:すかすかってなぁ……。
まったく否定できんのだよなぁ、それ……。吸い口のほうを打ち付けて詰める、と言うのは会話中の手持ち無沙汰解消に、よくやられていることだが、Marlboroは、延々やり続けると、1センチくらい平気で詰まるからな。
これで他の銘柄より、値段高めだから、ぼったくりやろ! とか、思うことは、……多々あったな。

扇:ベベルも下がることは下がるが、マルボロほどじゃないな。
でも、時たま無性に吸いたくなるんだよねぇ……ボシュッ!(ジッポの音)

鈴:Marlboloはクセがあって、特徴的だからなぁ。
まぁ、これしか吸わないのも、このクセがいいからであって、他の銘柄になると物足りないんだよなぁ。

扇:嗜好品ってホント、個人の趣味が出るよなぁ。
煙草以外だと、コーヒーとか紅茶とかかな。

鈴:それなら私は断然、紅茶だな。
ティーサーバーとか、耐熱ガラスのティーポットとか、GFOP以上のグレードの茶葉が欲しいとか、それからそれから……。

扇:五個入り百円のティーバッグで充分だろ?
そんな私は珈琲党。

鈴:十分なわけあるかぁっ!
砂糖入れて、牛乳入れて、どーでもいいミルクティーにするならまだしも、ちゃんと紅茶の香りと味を楽しむならばリーフを使うのが当然じゃ。
……そこまで楽しむほど、金もないが……(爆)
しかし、まぁ相棒が珈琲党ってのは知ってるがな。
たいてい、えすぷれっすぉを最初に頼むし。

扇:とりあえず、茶っ葉の中ではダージリンが一番甘いんだろ?
俺にとって紅茶=ジュースだから、それさえ知ってりゃ充分。
そう、俺の一杯目と二杯目は必ずエスプレッソだ。もちろんブラックハートで。

鈴:それはマーブルスーパーヒーローズじゃっ!!
ったく、何をここで電脳のネタ振りをしてんねん。
しかし……、紅茶=ジュースだとぉ!?
「午後の紅茶」に毒されてるな……。

扇:∞(インフィニティッ)!
違うな、俺はリプトン派だ。(笑)
家でインスタント飲む時は珈琲にも砂糖入れるがな。

鈴:……ここは電脳ちゃうで。
リプトンだろうとギブソンだろうとニクソンだろうと、ティーバッグの話をするなぁっ!
まぁ、そうは言っても、ティーバッグなら砂糖に牛乳は必須だが(爆)

扇:いや、ヒクソン・グレーシーの話はしてないんだが。
ま、インスタントとかティーバッグとか手軽な物で済ませようとしたら、嫌でも誤魔化しが必要になるわな。
砂糖は入れてもミルクだけは入れんぞっ……とか思ってた俺ですら、一時期クレマトップ入れてたからなぁ。

鈴;それは大統領ちゃうし(笑)
しかし、インスタント関係はたいてい砂糖と牛乳は必須だな。
粉ミルクでもOKだが、とりあえず、牛乳だけは常備してるからそっちになるな。

扇:しばらく牛乳飲んでないなぁ。
飲んだ方が胃腸にいいのは解ってるんだが、生牛乳苦手なんだよね。
混ぜて飲むならミロが一番手軽なんだが、珈琲と同じ感覚でがばがば飲むから腹を下すことが多い……。

鈴:私も生は苦手だな。だから、いつもココア。
ミロは、子供のころから好きだったんだが……あれ、値段高い割に、消費量でかいから投資対効果に難ありなんだよなぁ。
……って、飲み過ぎたら牛乳なんだから下すのは当然じゃ。

扇:そぉ?
半額引きの奴を一日で飲み干しただけなんだがなぁ。

鈴:余計悪いわっ!!

扇:はぁ……俺の胃も随分弱くなったもんだ。
オチが付いたところで、真面目な話に移りましょう。
ひょんなことから、最強のエディルレイド――七煌宝樹の一人レンと出会った少年・クーが、彼女と共にエディルガーデンと呼ばれる謎の地を目指すバトル・ファンタジーです。

鈴:それは赤レーベルの話や!
ったく、赤レーベル紹介のときとおんなじことをするか。
やり直しっ!!

扇:では、改めて。
エディルガーデンの支配者・総統の放った遊星爆弾によって、愛する父と国を一度に奪われた王女アシェアが、故国フアジャールの最終兵器である生体戦艦ジィンとともに復讐の旅に出るSFバトル・ファンタジーです。
最大の見所は、メインキャラの一人メルが、「こんなこともあろうかと」という決め台詞とともに必殺兵器を取り出すシーンで――。

鈴:勝手に宇○戦艦ヤ○トを持ち出すなぁっ!!
ったく、とりあえず、遊星爆弾とか生体戦艦とか、その辺りが激しく違うが、故国フアジャールをエディルガーデンの支配者・総統に滅ぼされたため、その復讐と国の再建を誓う王女アシェアと、そのパートナーである七煌宝樹ジィンの旅の物語であります。

扇:そういや、そういう話だったな。
さて、相棒が真面目な解説をやってくれたので、素直にCMに参りましょう。
いや~、理由はよく分かんないけど、最近ストーリー解説が楽だな~。

鈴:思いっきり解説担当のクセにサボってるだけじゃねぇかっ!
……まぁいいや。じゃぁ、私が担当の少女マンガのときも、ボケまくって相棒に解説書かせようっと(笑)
……っと、そういやCMだったな。


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扇:では、主人公のアシェアことアシェアブルカ=フアジャール。
エディルガーデンに滅ぼされた国フアジャールの王位継承者で、七煌宝樹ジィンのパートナー。
非常に真面目かつ堅い性格な上、親父が総統に惨殺された場面を目の当たりにしてしまったこともあって、年頃の女の子らしさはどこかに置き忘れてしまったような状態で旅を続けている。
心の拠り所としてイドラという青年がおり、彼と話す時だけは弱音を吐くものの、基本は国の復興と父の敵討ちのためだけに肩肘張って生きる不遇のヒロインである。
ジィンと同契(リアクト)して戦う姿はなかなかに勇ましいが、経験不足がたたってボコられ、最後はキレて暴れるか王の責任を背負って満身創痍で立ち上がるかのパターンが多く、ここらへん、パワーとノリだけで勝ってしまうクーとは好対照。(つーか、ひたすら悲惨だな、この娘)
ちなみに、この作者のヒロインらしく、第二巻であっさりと脱いだ。(笑)

鈴:では、アシェアのパートナーとなったジィリオ=ヴェルスーンこと、ジィン。
エディルレイドは女性のみ、と言うことを知らなければ100%青年にしか見えない容姿の、最強のエディルレイド七煌宝樹の一属。
一度受けた技は二度と通用しない、と言うどっかで聞いたような戦士連中が特性として持つ技を持っているが、いちおう無関係だと思われる。……たぶん。
性格は冷静沈着で、猪突猛進系のアシェアを宥めたり、引き留めたりするほう……のはずだが、途中キャラバンで水を得るために、色仕掛けを仕掛け、それが通用しない場合には強硬手段に訴えることを画策していたあたり、実はアシェアよりもタチが悪い猪突猛進系。
エディルレイドであるため、プレジャーがいなければどうにもならない……わけではない(ナイフ使い)あたり、ほんとうにタチが悪いキャラである。

扇:明らかに、アシェアの方が押されてるよなぁ……キャラ的に。
では三人娘最後の一人、メルフォンド=リブロディク。通称メル。
シスカの姉で、性格は妹とどっこいどっこい。自分の武器商店を持つためにフアジャールを訪れた際、戦火に巻き込まれ、なし崩し的にアシェアに同行することになる。
筋金入りの守銭奴なのは妹と同じだが、こちらは責任とか義務とかに縛られるのが嫌いなタチらしく、いつも思い詰めているアシェアを気にかける場面もある。
ちなみにグラフィックはまんまギルティギアのイノ。(禁句?)

鈴:あとは……まぁ、やっぱり、このひとに登場してもらうしかないでしょう。
ヴォルクス=ハウンドくん。
赤レーベルでも、クーやシスカたちの前に立ちはだかった人物だが、今回、出張登場。
相変わらず、エディルレイドのチルルとともにハンター稼業を続けているが、取引先はアークエイルになっていたりする。
ちなみに、敵側のウィルトに、ヴォルくんは「エディルレイドなんて道具」だと思ってるんでしょと言われたが、チルルに対しては「こいつは俺の道具だ」とのたまい、とうとうチルルに落ちたことを告白してしまった。
あの、ヴォルくん、それ、言い換えれば「こいつは俺の女だ」と同じですが……(笑)
あー……、いちばんまともそうで、影のあるキャラだったはずなのに、ロリ度全開ってどうよ……。
まぁ、だからこのひと、私は大好きなんだけど(笑)

扇:つーか……ツンデレ街道まっしぐらですね、ヴォル君。(笑)
ともあれ、まだ立ち上がりって感じの作品だぁね。
赤レーベルの二年後の話なので、そこらへんをどう処理していくかが勝負だろう。

鈴:まぁ、男版ツンデレだわなぁ、ヴォルくん。チルルが、ウィルトに対して、女心がわからない、と言ったのもそのとおりって気がするし。
しかし、確かにこっからどうするか、だよなぁ。
赤レーベルの話も終わってないことだし、同時進行でどういうふうに物語を薦めていくか、ってのは気にはなるな。
同時進行が崩れて、両方とも整合性もクソもなくなってしまうのだけは、勘弁してほしいがな。

扇:ふむ、すべてにおいて同感だ。
とまぁ、先行き心配なところはありますが、赤レーベルともども割とオススメな少年漫画です。
絵はかなり安定しているので、ビジュアルを気にする方も問題はないでしょう。
完結の際にはまた記事を書くと思いますが、今日の所はこのへんで……シーユーネックスタ~イム、バイバ~イであります。

鈴:先行き不安ってなぁ……オススメなのか、ちと疑問が残るセリフだな。
まぁでも、赤レーベルのボーイ・ミーツ・ガールとは違う、正統派の少年マンガのストーリーだとは思うので、ほんとうに先行き(整合性など)が不安なところは残りつつも、単純に楽しめる作品であります。
と言うわけで、今回の木劇は、なんかエセ英語を使ってる相棒はほっときながら、お開きであります。
再見~

男の夢……?

2007-03-15 20:38:32 | 木曜漫画劇場(白組)
さて、帰ってきてた二宮な第835回は、

タイトル:ハネムーンサラダ(全5巻)
著者:二宮ひかる
出版社:白泉社 ジェッツ・コミックス(1巻初版:H12)

であります。

扇:最近、フリーソフトの格ゲーを漁っているSENでーす。

鈴:リメイクされたテイルズ・オブ・デスティニーをえんえんやってるLINNで~す。

扇:いや~、2D格闘ツクール2ndって結構凄いわ。
実際ゲーム作った人に言わせると、死ぬ程使い辛いソフトらしいけど。

鈴:死ぬほど使いづらい……じゃぁ、3rdは出てんのか?

扇:出てない。(笑)
つまり、皆さん使い辛いと思ってても、仕方なく使ってる状態なんだろうねぇ。
業務用顔負けのグラフィック起こしてる人とか沢山いるので、裏の苦労を考えると素直に、凄ぇなぁ……と思ってしまう。

鈴:ほぅ……。
ツクール系のゲームをやったことがないから、どんなもんかはわからんが……創作系をやってると何となく想像がつくな。

扇:何ならやってみるか?
「2D格闘ツクール フリー」でググると簡単に引っかかるぞ。
軽くて50メガ、重くて100メガぐらいだ。
(※圧縮ファイルでこの大きさです。解凍すると五倍ぐらいになります)

鈴:でかっ!!
さすがにそこまで重いのをダウンロードするのは骨が折れるな……。
……って、そこまででかいのをよく作るのぅ……。

扇:いや、マジでよーやるわと思う。
もっとも、データの重さとゲーム性は必ずしもイコールじゃないので、見極めは難しいがね。
まー、タダで遊ばせてもらってるので、文句は言えないけどさ。

鈴:まぁ確かに。
これで金取られてたら、金返せ!になるのが目に見えているだろう。

扇:そういう作品も……あるわな。
グラフィックに懲りすぎてジャンプがもっさりしてたり、変に技が派手過ぎてキャラバランス悪すぎたり、コレって二昔前のゲームじゃん! みたいなのだったり、まー色々だ。
最大の難点は、やってると自分で作りたくなる点かも知れんがな。
そして――出来ることと出来ないことのギャップに苦しむ、と。(笑)

鈴:……物書き的に、その自分で作りたくなるってのは、わかりすぎるほどわかる気がする……。
つーか、RPGツクールのパソコン版はマジで買うか買うまいか、悩んだことがある(笑)

扇:俺は、プレステ版のRPGツクール3で作ってたが、メモカのデータが吹っ飛んで萎えた。
あの時代はまだ専用キーボードなくて、十字キーでいちいち文字選択してテキスト打ってたから、いずれ挫折した可能性が高いがな。
パソコン版は……言われると欲しくなってくるなぁ……。

鈴:……十字キーでテキスト打ち……考えたくねぇなぁ……。
ブラインドタッチが基本の人間にとって、これほどストレスが溜まることもあるまいなぁ。
だが……、パソコン版買うと地獄を見るぞ、きっと。

扇:見るだろうなぁ……。
だから、強引に知らなかったフリをするのが賢明だろう。
で、主役はオーソドックスに三人でいいかね?(爆)

鈴:だから泥沼へ誘うんじゃねぇっ!
ただでさえ読むのに時間がいるってのに、これ以上(これ?)、時間のかかることはできんぞ。

扇:LINNよ、ゲー人墓場は良い所だぁ~。お前も共に来いぃぃぃ~……。

鈴:誰が行くかぁっ!!
……引きずられる前に、本題に戻って呪いを断ち切っておこう。
では、ストーリー紹介だが、よくわからんまんま、押しかけ女房と、引っかけた女性と三角関係に悩むラブコメであります。

扇:全然違うだろ。
年上の元カノ&年下の今カノと同棲することになった二十代後半の男が、ちょっと奇妙で幸せな家庭を築いていくホームコメディです。

鈴:……なんか、これだけですむストーリー紹介って……。
ま、まぁ、さておき、CM行っとくか。


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扇:では、主人公の夏川実(みのり)。通称、実ちゃん。(笑)
ちょっと怒りっぽくて、なにげに心配性で、微妙に無気力な典型的二宮男。(ん? このフレーズ前にも使ったか?)
ただし、中学時代に肌を合わせた斉藤陽子のことが忘れられず、その後女っ気なしで通してきたという設定があり、そのおかげで少しだけ某タサキさんとは違うキャラになっている。
第一話でいきなり一花に暴漢呼ばわりされ、同日に件の陽子と十年ぶりに再会するというジェットコースターなデビューを果たし、数奇な縁で三人同居生活を送るようになってからは、一花と寝まくって、陽子と喧嘩しまくるという凄い生活を送ることになる。
最終話ギリギリまで、一花を選ぶのか陽子を選ぶのか判然としない格好だったが、最後は――ってここまで言っては興醒めか。(笑)

鈴:前にも使ったつーか、このひとのマンガはその「二宮男」ばっかりな気がするが……。
では、ヒロインのひとり、斉藤一花。実ちゃんに初手から駅で因縁をつける、と言うとんでもない出会いを果たすものの、いつのまにか知り合いなんだか、恋人なんだか、よくわからない関係に突入。
その後、もうひとりのヒロインとともに実ちゃんと同居しつつ、微妙な三角関係を続ける。
基本的に内向的で、自分の自信のないキャラとして描かれているが、イタチの最後っ屁のような爆弾を放り投げ、実ちゃんを困らせること多数。

扇:つーか、実の会社の社長が、「あの女(一花)はやめとけ」と言ったのは至言だと思う。
地獄の果てまで一緒に行く覚悟がないと付き合ってられないし、覚悟を決めたら決めたで、その瞬間に目の前から消えようとする女だからな……手に負えないとはこのことだ。
では、もう一人のヒロイン、斉藤陽子。一花と名字が同じだが、血縁とかは一切ない。
歳は実の一コ上で、中学時代に彼に籠絡され、御子様には言えない関係となった。
が、世界に実しかいない孤独な自分と、自分以外にも沢山の友人を持つ実、そのギャップに苦しみ、高校入学と同時に関係を断つ。
第一話で予告も前フリもなしに登場し、実の心を騒がせるが、追い詰められて昔の恋人に甘えに来たのか、十年経って食べ頃になった男を食いに来たのか、どっちとも取れる態度を取っていた。
ちなみに、自分を振った美人の彼女が、もう一度戻ってくるというシチュエーションは男のロマンの一つであろうが、現実にそれを期待するのはやめた方がいいだろう。(笑)

鈴:手に負えない……まぁ、ラストの結婚式をサボタージュするのが最たるもんだろうな、一花は。
やめたほういい、って、そういうことを考える時点で終わってる気がしないでもないぞ。

扇:だからオチを言うなと何度言えば解るっ!
いや、ネタとしては定番だぞ。ただし、熟女物とか、演歌のだがな。(笑)

鈴:あ……。
う~む、何気にまたオチを言ってしまったか……。
まぁ、よいではないか、よいではないか(どっかの時代のどっかのお大尽風)
……しかし、熟女とか演歌とか、わからんでもないが、そういう単語が出ると、なんかやらしいな(笑)

扇:良くねぇんだが、まぁ……いつものことと諦めよう。
やらしいって、これ、エ×漫画じゃなかったのか?
二話に一度はきっちり寝てるぞ、実ちゃん。(笑)

鈴:まぁ、途中で瑤子に邪魔されたりしたときもあったがな(笑)
でも、相変わらずというか、このひとのそういうシーンって、ぜんぜんいやらしくないんだよなぁ。
純情(?)な高校生以下くらいなら、どうかはわからんが。

扇:そうさな、描き方は結構綺麗な方だ。
てなわけで、三人で住んでて片一方に隠れてもう一方とピーしまくるとか、そのピーしまくってる相手が主人公に昔の女とヨリ戻すことを勧めるとか、三人同時に(以下略)とか、ありえね~~~と叫んでしまいそうなネタがてんこ盛りの作品だけどオススメです。
個人的には、実ちゃんより達観してて、自分になびかないと解った上で陽子にちょっかい出す『実の会社の社長』が面白すぎるので、それだけで満足かも。
では、詳しい内容がまったく不明のレビューですが、今回はこの辺で、さ・よ・な・ら~

鈴:満足って……社長、おまえ、女性斉藤ふたりの関係で言えば、何のために出てきたな? って気はしないでもないが(笑)
ともあれ、実際、二宮らしい話で、あり得ない度は高いけど読んでておもしろい話ではあります。
……この話を読んで、本気で「羨ましい……」と思ったヤツがいるんだろうなぁ、と思うとちとげんなりしないでもないが……(笑)
と言うわけで、今回の木劇はこの辺でお開きっ、と言うわけで、さよ~なら~



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続きが読みてぇ~!

2007-02-22 20:15:28 | 木曜漫画劇場(白組)
さて、これ読んでるとやりたくなるんだよなぁの第814回は、

タイトル:キング・オブ・ザ・ハスラー(第1集~第4集)
著者:谷津太朗
出版社:講談社 KCスペシャル

であります。

扇:ビリヤードはナインボールしかやらないSENでーす。

鈴:ふつうのアミューズメントスポットにはポケット台しかないんだよなと諦めているLINNで~す。

扇:つーか、ドシロートがアーティスティックやっても自滅するだけだぞ、と突っ込むSENでーーーす。

鈴:ブリッジをまともに組めないヤツに言われたくないLINNで~~~~~~~~すっ!

扇:ブリッジ組めなくても九番が入りゃいいんだと言い返すSENでーーーーーーーーす!

鈴:ちっ……これだからナインボールは……。

扇:まぁ、ブレイク後に2→9を狙うのはさすがに無粋だとは思うがな。

鈴:え? 私はそんな酷いことはせんぞ。

扇:もっと酷いことをするのか……。

鈴:当然、ブレイクのあとにどれかひとつでも落ちれば1→9を狙うに決まっているだろう。

扇:それは無粋の極みじゃ。(怒)
せめて三番ボールまでは待てよ。

鈴:いやじゃ
ナインボールは9番を落としてナンボ。
1~8まではおまけじゃ~~~~~~!
……しかし、1~8まで落として9番を落としきれずに負けたことは多数あり(爆)
中途半端に知識と経験があるとこういうことがよくある(T_T)

扇:フッ……以前やった時、私が完勝したことは黙っておいてやるよ。

鈴:まぁ、落としたボールの数は確実に私のほうが上なんだがな。(く、苦しい……(笑))

扇:ナインボールは9番を落としてナンボ。
(LINN語録 第百二版より抜粋)

鈴:おのるぅぇぇっ!!!!
……いいや、前言撤回。やっぱり9番落とすのが勝ちでもそこそこ数落としたらOKにする。

扇:まー……何と言えばいいんでしょうか……いわゆる一つの自己満足って奴ですね。
(音声は一部変更してあります)

鈴:いーんだよっ、それでもっ!
ずぇったいに私のほうがうまいんだからっ!!
……ゼッタイに次は完勝してやる……。

扇:次があるならな。(笑)
最近は、木劇のネタ探しのために漫画喫茶に行くのが定番だし。

鈴:なに、大丈夫だ。
たいていそういうところには、ダーツとか、ビリヤードとか置いてあるし。
……つか、いつも行ってるマンガ喫茶が入ってるビルで、ビリヤードやったじゃん(笑)

扇:そんな昔のことは憶えていない。

鈴:2年経ったか、経たないかくらいなんだがなぁ。
相棒にとってはそんなに昔だったのか……。
(事情により、画面を某俳優に差し替えております)

扇:昔を語るようになったら、もう歳だぜ、とっ×ぁん。
(音声を某大泥棒の孫に置き換えております)

鈴:貴様に言われたくないわぁっ、ル○ぁぁぁぁンっ!
(音声を某大泥棒の孫を追いかけまわすのが趣味のおっさんに置き換えております)
……さておき、そろそろ本題に戻すか……。

扇:ああ、サイドワインダーとか、ドモン・スペシャルだとかゆー無茶な必殺技を使って、主人公が強敵を打ち破っていく、異次元ビリヤード漫画だな?

鈴:それはブレイクショットやっ!!
あんな少年マンガ的必殺技満載ビリヤードマンガで荒唐無稽すぎるのと一緒にするでない。

扇:同じマガジンKCなんだけどなぁ。
仕方ない、真面目にやるか。
通背拳という防御無視の極悪技を使う主人公が――。

鈴:それは「鉄拳ミンチ」やっ!!
ったく、ぜんぜんネタがちゃうやんけ。

扇:その言い間違い、みんな言ってたよな……わざと。(笑)
ともあれ、前回の記事は君が書いてるんで、真面目な話は任せよう。

鈴:では、ストーリー紹介を。
あるプールバーで賭けビリヤードで常勝無敗を誇っていた的場ヒロ。そこに現れたおっさん=世界ビリヤード選手権前年度優勝者岡部雄志に負けたことをきっかけに、ナインボールの日本代表を賭けた選手権へ出場することに。
日本の並み居る強敵を打ち破り、世界選手権へ向かうヒロ。
さらなる強敵との戦いの果てに、世界選手権を制したヒロは、ナインボールから一転、新たな競技であるアーティスティックの世界へと挑む……!

扇:……どこのストーリー解説から引っ張って来たんだ?

鈴:いや、いま考えた。

扇:真面目過ぎてつまんな~い。

鈴:いーじゃん、たまにはっ!!
つか、いいからとっととCMとキャラ紹介しなはれっ!

扇:それでは、今週のコマーシャル行ってみよ~!
ポチっとな。


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扇:では、お馴染みのキャラ紹介に参りましょう。
まずは、主人公の的場ヒロ。
スーツとタキシードが似合う高校三年生(後に卒業)で、賭けビリヤードで無敵を誇っていたが、前述の岡部雄志に破れて一般競技の世界に足を踏み入れる。
賭けの世界で生きてただけあって度胸と根性は抜群……ただし、年相応に熱くなりやすい面も持っており、それが原因で追い込まれるシーンもあった。(もっとも、こいつの場合、追い込まれてからの方が強かったりするが)
ヒロインのセレンとは、くっつきそうでくっつかない少年漫画的関係を続けていたが、アーティスティックのペアを組んだ際、『ある重要な会話』をきっかけにお互い相手を愛していることを認めたようだ。
彼の悲惨なところは、その重大なシーンが単行本未収録な点である。
さらばヒロ……格好いい主人公だったんだけどなぁ。

鈴:では、本作ヒロインのセレン・エンフィールド。
ナインボールの世界選手権では、唯一の女性プレイヤーとして登場。当初は、不可思議な……本当は静電気を用いた磁力を操る……技で「魔女」とすら呼ばれて、ヒロの前に立ちふさがった選手だったが、ヒロに破れてからは何かとかまうようになる。
中国代表の選手が惚れていたりと、いかにもヒロインらしいところを見せつつも、本業であるアーティスティックのほうではヒロをパートナーに選ぶなど、その辺のステロタイプのヒロインとはちょっと違うヒロインとなっている。
とは言え、反則まがいの行為にキレたヒロをぶん殴る、誤解にもかかわらず応援の言葉を継げたヒロの足を踏んづける、ヒロと喧嘩をして口をきかなくなる、などなど、ヒロよりも年上の割に、妙に子供っぽいところがかわいい(笑)

扇:良くできたキャラだったな、セレン。
では、ヒロの師匠役の岡部雄志。
世界ビリヤード選手権のタイトルホルダーであり、才能を無駄にしているヒロを日の当たる世界に引きずり出した、食えないおっさん。(笑)
飄々とした人物であり、当然ながらビリヤードの腕前も相当なものだが、世界戦の決勝でヒロと戦うという約束を果たせずに終わり、舞台から去っていった。
準決勝でメサ・ブローシャに破れた後、怒りと悲しみの混じったヒロの叫びに対し、「すまん……」とだけ答える場面は、記憶に残る名シーンである。

鈴:あー、あのシーンはよかったねぇ。
きちんとセレンも出番作ってもらってたし。……つーか、あの後の決勝前のセレンとヒロって、その後のアーティスティックの話より、ラブラブだったような気がするんだが……(笑)
だいたい、決勝前の「勝利の女神の前祝いだ」っつって、セレンにキスたりしてたかなぁ、ヒロ……。

さて、あと出すとすれば、アーティスティックのほうにも顔を出してるジョニー・フッカーあたりかな。
スリークッション出身で、ナインボールの大会にも出場したキャラで、当初、ラスベガスの場末のプールバーで、道化を演じてヒロに勝負を挑み、おどけて勝利をもぎ取る、と言うことを演じた食えないおっさん。
しかし、トーナメントではスリークッション出身のプライドが邪魔をして、ヒロに負ける、と言う味のあるキャラを演じているが、素直に勝ちゃいーじゃん、と思ったのは私だけはあるまい(笑)

扇:また食えないおっさんかい。(笑)
つーか、キャラだけでなく、内容的にも年齢層高めを狙った作品だったよな、これ。
そもそも、アーティスティックをやっちゃってる時点で、普通の少年漫画ではない。
まあ、そこが面白いのだがな。(笑)

鈴:せやな。
だいたい、少年マンガなら(前出)「ブレイクショット」がいかにもな少年マンガだしな。
そう言う意味では、アーティスティックに流れて、まじめなビリヤードマンガをやった稀有な作品だよなぁ、これ。
そのぶん、完結してないのが極めて残念なマンガだよなぁ。
あるサイトでは、単行本未収録の連載分まで掲載しているが、単行本メインの人間にとって、ここはかなり続きがどうなる!? ってのを解消してくれたところではある。
少年マンガの中で、これほど続きをマジで書いてくれと、思った作品はいままでないわなぁ。

扇:あるサイトってな……お前。
感謝しているならちゃんと紹介せんか馬鹿者っ!

今回参考にさせて頂いたのはこちらのサイトです。

『それでもあなたは玉を撞く』

撞球資料館の漫画の項にて、本作単行本未収録の物語について、かなり詳しく書いて下さっています。
というわけで、単行本で悔しい思いをした方、是否続きを楽しんで下さい。
ではでは、今日はこんなところで、さようならー。

鈴:いーじゃん、あるサイトでも行けばわかるんだし……(爆)
まぁ、ともあれ、手に入れにくいマンガで、しかも完結していないと言うとんでもないマンガですが、極めてまじめなビリヤードマンガで、ビリヤード好きなLINN的にかなりオススメです。
とりあえず、単行本を読み、上記サイトで少し完結していない鬱憤は晴らせます。
と言うわけで、今回の木劇はこの辺で。
再見~

超人、つーか、神

2007-01-25 22:52:36 | 木曜漫画劇場(白組)
さて、古い方は一度紹介した第786回は、

タイトル:超人ロック(全47巻)
著者:聖悠紀
出版社:少年画報社 ヒット・コミックス(初版:S55~)

であります。

扇:超人と聞くと、いやはや、と言ってしまうSENでぇー~ー~す。

鈴:超人と聞くと、吉野家の牛丼を思い出すLINNで~す。

扇:かなり貢献したからなぁ……ゆでたまご

鈴:あれは貢献しただろう。けど、なんかいいことでもあったんかな、こいつ。
高橋陽一は、「キャプテン翼」のおかげで、FCバルセロナの試合に招待されたことがあるらしいしな。

扇:確か、マイどんぶりもらったって、どこかのインタビューで言ってたぞ。
今だとカルビ丼かねぇ……二世まともに読んでないから解らないけど。

鈴:なんか、高橋陽一とは扱いがかなり違う気がする……。
かたやマイどんぶり、かたや世界的なサッカークラブに感謝される、もしくは怒られる……。
まぁ、売れ方も違うんだけどね。

扇:売れ方はともかく、どっちが好きかと聞かれると翼君かなぁ。
ただし、続編の出来は二世の方が良いみたいだけど。(笑)

鈴:続編はなぁ……。
結局、舞台が変わっただけの翼くんと、いちおう別ストーリーで突っ走ってる二世とじゃぁねぇ。

扇:それ以前に、翼君の続編って完全に破綻してると思う。
キャラ壊れてるし、ストーリー滅茶苦茶だし、絵も崩れてると、いいとこなしだ。
二世の方が遥かに真面目だね。ロビンの息子が主役に勝っちゃうなんていう、少年誌ではなかなか出来ないことまでやったみたいだし。

鈴:主役が負けるってのは、少年マンガじゃぁなぁ……。
あ、いちおう、「ヒカルの碁」はラストで主人公負けて終わったから、これもけっこう珍しかったよなぁ。

扇:打ち切りなんだろうが、上手い終わらせ方だったな。
少なくとも、ヒカルにはまだ目指す先があるという感じにしてた。
塔矢アキラがライバルじゃなかったのかよ? ってツッコミは入るが……。

鈴:ライバルはライバルだろう。
たぶん、打ち切りでなければ、アキラに佐為の話をしてから対戦してって感じで終わるのが通常だろうしな。

扇:そうさな。
その場合のみ、どっちが勝っても綺麗に終われる。
つーか、対局シーンなしでもいいな。始めよう、みたいなエンドもアリだ。

鈴:ん~、対局シーンなしでもいいとは思うが、大勢はどうかのぅ。
さすがにここまでやると、決着つけろよ、って言うほうが多いかもしれんな。
逆に、対決しないまんまだったから、あれで終わっとけたかもしれん。

扇:かもな……つーか何で真面目にヒカ碁の話してるんだ?
確か今日はサイキック・フォースの話だった筈だが。

鈴:ぜんぜんちゃうわっ!
まぁ、超能力ものってところだけは合ってるが。

扇:違ったか……。
じゃあ、サイキック・ソルジャーだな?

鈴:誰が麻宮アテナの話をしとるかぁっ!!

扇:だから何で、「てめぇら許せねぇ!」とか叫ぶ学生公務員なんだ!?

鈴:「おまんら、許さんぜよ!」のほうではないのか?(笑)

扇:あんな安直な、アイドル売っとけ計画の産物なぞいらん。

鈴:喧嘩売ってんなぁ。
まぁ、私はもともと原作知らずにこのドラマ見てたから、さして気にはしとらんが。
ただ……、いま考えると、2作目だったっけな、ガキのころからずっと鉄仮面つけてたって設定は、ぶっ飛んでるよなぁ。

扇:ツッコミどころ多すぎだよな。
洗顔してないから顔が凄いことになってるとか、伸びた髪の処理はどうすんだとか、そもそも成長に合わせてマスク新調しないとサイズ合わねぇだろ、とか。

鈴:確かにな。
まぁ、さすがにあの当時で、いちいちそんなことを考えて見てはいなかったから、それなりに見れたんだろうが……。

扇:すまん、当時から考えてた。ちょっと、ツッコミ好きな子供だったんでね。
頃も良いので、本題に入りましょう。
ロックという名の超能力者(既にこれも疑わしい)が無敵街道まっしぐらで戦うサイキック・アクションです。
ロックは死にません。年を取っても若返るし、心臓撃ち抜かれても、「このぐらいで死にはしない」とか言って立ち上がってきます。ある意味、無敵主人公の究極型です。
一応、少年の姿をしていますが、軽く千年以上生きています。おまけに、女性の姿をとることもあるので、性別もないに等しい。
突っ込みどころ満載の人物ですが、その精神は超越者のそれではありません。長く生きているにも関わらず、ネガティブでもありポジティブでもあり、非常に人間的です。そこが人気があるのかも。女性に対する態度はちと問題があるような気がしますけどね。(笑)

鈴:どっかで見た文章やな……。
って、前書いた記事と「(笑)」まで一緒じゃねぇかよっ!!

扇:わざわざ調べたのか? マメだな。
じゃあ、まともな解説はヒット・コミック版全巻読破した君に任せよう。

鈴:任せてくれてもなぁ……。
ロックの話はしてるから、とりあえず、様々な銀河、惑星で起きる超能力者……エスパーが絡む事件を、ロックを中心としたキャラたちが解決していく話を、1巻ごとのオムニバス(上下巻などはあるが少数)で描くSFマンガ、であります。

扇:短編毎に、時代が百年単位で飛んだりしますが、気にしないで下さい。
んじゃ、CM。


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扇:では、主人公のロック。
無敵――以上。

鈴:それだけで終わるなぁっ!!
まぁ、まったく否定できる要素はないんだが……。

とりあえず、反則的なエスパーで、通常、強いはずの敵エスパーも、すべて「潜在能力」ということでそれ以上の超能力を引き出し、勝利してしまう、まさに反則キャラ。
基本的には、そこまで争いを好むタイプではない……はずのキャラとして描かれてはいるが、ある巻では革命を成功させるために、それまでの指導者は死んだことにして革命を成功させようとするなど、長く生きているため、えげつないこともたくさんする。

扇:無敵で、不死身で、話が進むごとに都合のいい能力が増えるという化け物エスパー。
ま、よーするに究極の御都合主義キャラですね。
こいつのバトルは、安心出来ると言えば安心出来るんだけど、裏を返せば、作者の自己満足を見せられているだけのような気も……。

鈴:まぁなぁ……。
とりあえず、どんなピンチになろうと、最終的にはこいつが勝つのがわかりきってるから、盛り上がりもクソもないしなぁ。
たいてい超能力が使えない場面での話のほうが、盛り上がったりするし(爆)

扇:そだな。
つーかこいつ精神体みたいなもんだから、肉体やられたところで関係ないけどな。
あと他に、紹介する奴っているけ?

鈴:ん~、オムニバスだからさしていないんだよなぁ。
いちおう、印象に残ってるのは8巻の「アウター・プラネット」に出たフランシス連邦軍大尉、その後聖霊フランと呼ばれて、ラフノールで精神体として生き続けてることになっている女性キャラかな。
憶えてるキャラで言えば、こいつくらいだからなぁ、ロックとおなじ不老になったのって。

扇:ん~、俺は一巻に出てきたマリアンぐらいかなぁ。
いわゆる、勝手に惚れて、勝手に命賭けて、勝手に退場してくれる、実に男に都合のいい娘だぁね。
印象が強いとか、いいキャラだとかじゃなくて、単に作者の好みの女性キャラの典型ってことで。
実際、ロックの恋人(?)役の女の子は、このタイプが大部分を占める。

鈴:まぁ、確かに……。
と言うか、マリアン自身、ロックの昔の恋人と似てるからという理由で、監視役に選ばれてるしなぁ。
いかにロック(=作者)がタイプなのか、ってのはよくわかる。

扇:とまぁ散々書きましたが、やたら長いだけあって、通して読むとネタはいくつも転がってたりします。
どっかのサッカー少年漫画と同じく、作者が主人公と同化して、俺はすげーぜ! とか喜んでる姿を想像してしまい、凄まじく萎えることがありますが、まぁ……細かいことは考えずに楽しみましょう。(消極的)
では、ファンの怒りの声から逃げつつ、さよーならー。

鈴:まぁ、確かに、細かいことを突っ込み出すときりがないからねぇ。
意外にロック以外に印象的な味方キャラや敵キャラも少ないし、ストーリーはワンパターンだし……って、なんかいいとこないな……(爆)
……って、何最後にまた喧嘩売るようなこと言ってんだか……。
と言うわけで、最後にろくでもないことを言いっぱなしで逃げることにします。
それでは、さよ~なら~