つれづれ読書日記

SENとLINN、二人で更新中の書評ブログです。小説、漫画、新書などの感想を独断と偏見でつれづれと書いていきます。

雲なのに筋

2007-07-26 19:08:56 | おしゃべり
さて、第894回であります。


鈴:金土日に店閉めてんじゃねぇと本気で思ったLINNで~す。

扇:金土日に閉める店? 道楽でやってんのか? とツッコムSENでーす。

鈴:道楽ではなかろう。いちおう、イギリスのオーディオメーカーだし。
だが、せっかくの東京出張で楽しみがなくなったのは事実だな。

扇:また、アンプかよっ!
ったく、音楽なんて、生とデジタルの違いさえ解りゃそれでよかろーに。(暴言)

鈴:いや、プリアンプ、パワーアンプ、CDプレイヤー、スピーカー一式だ
と言うか、それはけっこう暴言じゃないな。
気にならん人間は、いくらでもいるから、その程度ではまだまだ暴言とは言えんのぅ。

扇:そのままアンプ(+その他)と一緒に沈んでしまえ。
まー、音源に拘らない人間の認識なんてこんなもんだろーけどな。
じゃあ別の暴言で、同じ曲のアレンジを五種類も六種類も聞いて楽しい?

鈴:いやぁ、それシャレにならないよ。
だいたい、アンプによっては30キロ超えるものだってあるし(笑)
でもまぁ、音に拘らなければミニコンポでじゅーぶんだろうね。
で、同じ曲のアレンジ? アレンジでぜんぜん違うからいーんじゃねぇか。
でも5種類もあったっけなぁ……。
CD漁れば、それくらいは出そうな気はせんでもないが。

扇:お前って見かけによらず力持ちだったんだなァ……。(哀れみの視線)
アレンジで全然違う? どうせ旋律は同じだろうに。
漁れば、っつーか、東×系のCDはそれぐらい持ってたろ、てめぇ。

鈴:私のアンプはそこまで重くはないぞ。それでも17キロあったけど(爆)
旋律が同じ、って、同じすぎたらアレンジじゃないやろ。
メロディラインがかなり変わってるのとかもあるし、そういうところがまたアレンジする人間の腕の見せ所でいいのではないか。
CDそのものはたくさんあるんだが……なんせ、聞くCDは限られてるから、漁らんとわからん(笑)

扇:でも結局、同じ曲じゃん。(しれっ)

鈴:う~む、相変わらず違いのわからんヤツよのぅ……。
さておき、そろそろいつものネタに行くか。


『Wikipediaに聞け!』


鈴:さて、今週のWikiは、最近ドラマになって、さらに映画も公開されているあれです。

扇:『花ざかりの君たちへ』か?

鈴:映画化されてねぇだろっ!!
「西遊記」だ、「西遊記」!

扇:そいつは盲点だったな。
ああ、「ドラグゥーンボール」か。

鈴:星が入った玉なんか出てくるかいっ!!
さておき、「西遊記」と言えば、中国の古典で最も有名な作品のひとつ……だけど、全100回って長すぎて読む気しねぇ……。

扇:中国小説はクソ長ぇのがウリだからなァ……。
ともあれ、私は声を出して言いたいことがあるね。
牛魔王がラスボスだと勘違いしてる人がやたら多いけど、彼は飽くまで中ボスです。

鈴:え? まちゃあきの西遊記じゃぁ、思いっきりラスボス扱いじゃん!?

扇:あれは飽くまでドラマだ、原作とは違う。
まーでも、割と真面目に話を進めてた方だけどね、夏目雅子の奴は。
彼女が亡くなった時、俺の青春は終わった……。(遠い目)

鈴:やはりドラマ版は、そこに行ってしまうか……。
まぁ、YouTubeでオープニング転がってるが、夏目雅子、美人だしなぁ……。
夭折したのが本気で悔やまれる女優さんであった……(遠い目)
……って、西遊記に関係ありそうで、ほとんどない女優の話になってんな。
さておき、私らの年齢になると、どうしてもドラマの西遊記と言うと、まちゃあき、夏目雅子、岸部シロー、西田敏行の4人組しか出てこないな。
いまで言うと、慎吾ちゃんの西遊記なんだろうが……Wiki見ると、まちゃあき版は中国でもけっこう人気あったみたいだが、慎吾ちゃんのはボロクソだな。

扇:ちょうど、ダイレクトに見てた世代だからな。
慎吾ちゃんのは最終回だけ見たけど……まー、そんなもんかなって感じだったな。
ウッチャンが演技上手くて、他から浮いてた記憶だけがある。(笑)

鈴:見てたなぁ、再放送。
だが、再放送見るたんびに、パート2の左とん平は見れんかったな。西田敏行の猪八戒のイメージが強すぎる(笑)
慎吾ちゃんのは第1話のスペシャルだけ見たかな。
確かにウッチャンの殺陣は、さすがに本人、「七人のおたく」のときに実際に武術を習って、確か、いつごろかまで、ずっと続けてるって話を聞いたことがあるから、マジで殺陣だけはウッチャンのだけが妙に決まってたな。

扇:とん平も頑張ってはいたんだが……まぁ、西田には及ばんわな。
フツーに格好良かったぞ、ウッチャン。確かに、そこだけは見てもいいかも知れない。(また暴言)
今、Wikiの『西遊記シリーズ』のとこ見てるけど、1993年のスペシャルドラマ版西遊記も結構好きだったなぁ。
話は無茶苦茶なんだが、モックンと宮沢りえが共演してるだけで許す。(爆)

鈴:そこだけは見てもいいって、ほんまに暴言やなぁ。
まぁ、実際、最初見たとき、いかにウッチャンが殺陣を演じるかしか興味なかったけど(さらに暴言)
しかし、その1993版西遊記のミソはそのふたりだけでいいんかいっ!!

扇:そろそろ暴言はやめよう、君はともかく私の人気ランキングが下がるのは良くない。
いいんかいっ! って言われても、まんまそーゆー話だったし。
確か、三蔵法師が悟空の恋人の転生体かなんかで、モロにラブストーリーしてたからなぁ。
宮沢りえと言えば、昔NHKでやってた『新青春牡丹灯籠』も良かったなァ……知ってる人が少なすぎるが。

鈴:ランキングってさぁ、そもそも下から数えたほうがいいくらいなんだから、いまさら気にせんでもえーやろ(笑)
しかし、「新青春牡丹灯籠」って初めて聞いたなぁ。
相変わらず、マイナー街道まっしぐらやね。

扇:例の「マルルゥ手籠めにしたい発言」で、人気ランキングがマリアナ海溝の底まで落ち込んだ君には関係ないわな、そら。
で、誰がマイナー街道フルスロットルだとおぉぉぉ!?
俺はマイナー愛好家ではない、由緒正しき懐古主義者だと何度言わせる、貴様っ!

鈴:まぁ、確かになぁ。
とは言え、マントル突き抜けてるくらい下がってる相棒には負けるがな。
しかし、解雇主義に由緒も何もないと思うんだがなぁ。
素直に、マイナーって認めたら楽になるで~(笑)

扇:俺がいつ、人気ランキングを下げるような発言をした? きちっと事例を挙げてもらおうか。
マイナーではない、ちょっとネタが古いだけだっ!
ところで……西遊記と全然関係ない話になってるが、唐沢の奴は視てなかったのか?

鈴:う~む、ありすぎてどれを選んでいいかわからん……
とりあえず、さしあたって、上のほうの「(暴言)」あたりだな。
そういえば、西遊記の話だったな(爆)
ドラマのほうはなぁ。まちゃあきのヤツ以外は、たぶん見てない。
と言うか、Wiki見て、慎吾ちゃんの以外に、そんなに作ったのか、って知ったくらいだしなぁ。

扇:!Σ( ̄□ ̄;)
ドラマ視ろよ! 俺も最近は全然視てないが。(爆)
とりあえず、日本人は西遊記大好きだけど、実は詳しく知らないってことで締めて、次に行きますかね。


『今週の一冊』


鈴:うむ、では、今週の一冊はクロスレビューをやったことがあるこれ!
「七姫物語」(著者:高野和)であります。
端的に言えば、七つの国が少女(ヒロイン)を頂いて国盗り合戦をする物語であります。

扇:じゃ、そういうことで。

鈴:そこで終わるなぁっ!!
まぁでも、さして言うべきところはないし、言うのは実際の記事で書いてるからいーんだけど。

扇:つーかストーリーって、お前がそこに書いた通りで、他に何もないんだよなァ……。(またまた暴言)
そもそも、いかにもラスボスって感じの『某最強国の女王様』が、知力も個人戦闘力も高くて、最前線まで出張ってきて主人公の品定めするような酔狂な性格って時点で、リアリティもクソもないから、大河物としては捨ててキャラに走るしかないんだが……どいつもこいつも、どっかで見たような奴等ばっかりなんだよねぇ。(さらに暴言)

鈴:暴言って、そのまんまが暴言って言えんのかな?(これも暴言?)
まぁでも、ラスボスにリアリティがないとか、キャラものに走るしかないとか、いろいろと言いたいことはあろうが、感性派タイプには、雰囲気は出てて、なかなか浸れる作品ではあるぞ。

扇:でも、その雰囲気を支える筈の世界が薄すぎて駄目駄目なんだろ?(LINNのレヴュー参照)
実際、一巻読む限り、カラスミの心理描写に混じって出てくる情景描写って、『要するに景色が良ければどこでもいい』って感じだったし、七つの国の設定も『戦国の七雄のトップを全員ヒロインにしてみました』ってだけで、特に見るべきところはなかったものなぁ。
つーか、国盗り物語なのに、たったあれだけの時間であっさり一国奪っちまいましたって……お前ら、沖ノ鳥島あたりで七国に分かれて覇権争いしてるのか? って言いたくなる。

鈴:それを言うな……。
現代ものなら、脳内フォローがいくらでも出来るからいーんだが、異世界ファンタジーだからなぁ。
ふわふわな雰囲気に沿って、ふわふわな世界観だから読む気がしないんだよな、このシリーズ。
だが、あっさり一国奪っちまった、ってのはそのまんまだったなぁ。
ヒロインと忍者少年がうだうだやってる間に勝利してました、って展開だったし、確かに、どこの狭い土地を争ってんだ、って気はするわなぁ。

扇:異世界ファンタジーは、読者に想像させてナンボだからな。
そのためには作者が触媒を用意する必要があるんだが……『なんちゃって中国』って程度のもんしか提供してない時点で話にならんね。
残った国それぞれにヒロインを配置してるから、少年漫画的展開で巻数は稼げるだろうが、カラスミを主人公にしたミクロな話はともかく、国家間のマクロな話は期待しない方がいいだろう。
もっとも一番問題なのは、空気? って言いたくなるぐらいスカスカな文章だけどさ。(本日最大の暴言)

鈴:うわぁ……また、暴言街道まっしぐらだけど、ぜんっぜん否定できへんな。

扇:……もしかしてこれで終わり?

鈴:これ以上続けてもしょうがないやろ?(最後の暴言)


to be continued……



――【つれづれナビ!】――
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 ◇ 『ライトノベル一覧表(その1)』へ
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俺達の歌を聞けぇぇぇっ!

2007-07-19 07:26:03 | おしゃべり
さて、第893回であります。


扇:台風に喧嘩売ったらカムチャッカ半島まで飛ばされたSENでーす。

鈴:あぁ、飛んでったなぁと眺めてるだろうなぁと思うLINNで~す。

扇:助けろよ相棒。

鈴:私まで飛ばされたらどーすんだよ!
やだよ、そんなの!!

扇:きさん、口調変わっとるぜよ。
ともあれ、すごか台風だったばいね。
ヒトケタナンバーなんて久々に遭遇した気がするぞ。

鈴:おまんもな。
しかし、台風はマジで来るとは思わんかったなぁ。
しかも7月だからな。こんなに早いのも珍しかろうて。

扇:危うく水没するところだったぜ。
これでまた一つ、デッドラインを越えてしまったことになるな……フッ。

鈴:やけにハードルの低いデッドラインだな。
相棒、アパート、2階だろ?(素)

扇:いや、三階だ。

鈴:!Σ( ̄□ ̄;)
……では、いつものWikiに参りましょう~(^_^)/~~~~~


『Wikipediaに聞け!』


扇:今日のテ~マはぁぁぁっ!
空オーケストラ?

鈴:金返せって言うぞ、そんなオーケストラのコンサート行ったら。
……さておき、今回のお題は、Wiki曰く、空のオーケストラの略から来たらしいカラオケであります。

扇:エアギターみたいに、楽器持たずに座ってたりしそうだな。(笑)
しかし、カラオケって、ボックスで歌うアレ以外の意味があったんだねぇ。
Wiki読んでるとしょっちゅうなんだが、初めて知った。(爆)

鈴:そんなオケ見たくね~!
……さておき、カラオケのもう一個の意味ね。
もともとは演奏をテープとかで代用するところから、ってのは確かに初めて知ったわ。
でも、いまでもその意味で使ってる、ってなんか誤解されたりしそうだな。
ADとかが、「カラオケ」ってとこだけ聞いて、「今日の打ち上げ、カラオケっすか?」「ちゃうわい!」ってのが想像できそうだ(笑)

扇:演奏をテープで代用するのは解るんだが、それを専門用語で『カラオケ』と言うとは思わなかったなぁ。
しかし、マヂで業界人って、そこらへん使い分けてるのかもね。
「カラオケ行きまーす」「どっちの?」って。

鈴:どっちの? って、文脈から判断するしかないわなぁ。
文脈がわからんと、マジで訊ねそうだな。
あと、カラオケのもとを作った井上さん、特許申請してないのね。
してたら年100億の特許権収入があったかも、ってすんげぇもったいねぇよ、井上さん!
まぁ、でも、特許絡みがなかったからここまで普及したんかもしれんけど。

扇:確かに、軽くそんぐらい収入はいきそうだよなぁ。
まー、申請したらしたで、『スペースインベーダー』『たまごっち』みたいにパチモンが山のように出現したと思うけど。
ちなみに最初の演奏装置は、コインボックス式で計40曲、5分で100円……実は今の料金より安くね?

鈴:……なんか、確かに安そうだな……。
昼ならまだしも、二次会とかになると、深夜料金とか取られたりするから、そう言う意味では昔のほうが安かったんかもなぁ。
なんか、昔は部屋代取られて、さらに曲かけるのに金取られてで、いま考えるとけっこう損してる感じがせんでもないが、よくよく考えると、安かったのか……。

扇:今はワンオーダーが義務で、しかも時間制だものなぁ。
だから、せっかちな人は一番歌ったら演奏停止してすぐ次の曲に行く。
さらに下に下がって、『カラオケ文化』の項目読んでるけど、「酒場の余興」ってイメージは結構あるよね、カラオケって。
演歌と歌謡曲オンリーだけどさ。

鈴:そうねぇ。
だが、1番歌って次、って言うタイプにはこのシステムのほうがありがたいだろな。
1曲の半分以下、まぁ、2分と考えれば、かなりの数歌えるしな。
それにしても、「酒場の余興」ってなぁ……。
まぁ、未だにスナックとかだとそういう感じだよな。
ただ、酔っ払いの調子はずれの歌は聴きたくないがね。

扇:昔はレーザーカラオケだったから、曲と曲の間が長すぎてこの方法は使いづらかったが、今はどこもデジタル通信だからねぇ。
音外しまくる酔っ払いか……でも、そういう奴に限ってマイク放さないよな。(笑)
カラオケスナックで歌う曲と言えば、『男と女のラブゲーム』『居酒屋』『三年目の浮気』あたりだな。

鈴:懐かしいなぁ、レーザーディスク。
一時期は、ビデオからこれに移行すると思われてたが、あっさりなくなったよな(笑)
それにしても、『男と女のラブゲーム』『居酒屋』『三年目の浮気』、デュエットの定番中の定番やな。
まぁ、そうは言っても、いまは男と女でやろうとすると、職場上だとセクハラなんてことを言われそうだから、聞かなくなったな。

扇:レーザーは……単純に大き過ぎたよな。(笑)
映画とかだと片面に入り切らなくて、途中でディスクを裏返す必要があったのも痛かった。
男と女のデュエット曲でセクハラになりそうにないもの……『恋しさと せつなさと 心強さと』ぐらいしか浮かばんな。
聴いてると、某帝都物語な感じの男が「サイコクラッシャー!」とか叫びながら飛んできそうだが。

鈴:まぁ、ふたりで歌うことを強要した時点でセクハラ扱いだからな。
そう言う意味では、モー娘。あたりは多人数ですりゃいーんだろうが、スナックには似合わん曲だよな。
飛んでいくってなぁ。
「恋しさと せつなさと 心強さと」を纏って「さいこくらっしゃぁ~」って、飛んでくるって、かなり対戦したくないんだけど。
そもそも、あの格好で、「愛しさ」満開って100%逃げるね。
つか、あのひとが、愛しさ全開で唇突き出してサイコクラッシャーって想像してみ?

扇:ま、強要したらセクハラだわな、当然。
つーか、ベガ先生と「愛しさ」って……思いっきり噛み合ってないな。
そもそも、奴のサイコパワーからして――って何でストIIムービーの話になってるんだっ!

鈴:!Σ( ̄□ ̄;)
……じゃ、じゃぁ、なんかわけわからんなる前に、次の「今週の一冊」に行っとくかね?

扇:そだな、文字数も結構きてるし。


『今週の一冊』


扇:と言うわけで今週の一冊は、『Dr.スランプ』(著者:鳥山明)であります。

鈴:……ボケがない……。
さ、さておき、いまでは「ドラゴンボール」のほうが有名かもしれんが、これが出世作なんだよなぁ。
アニメにもなった……つか、私はアニメ版のほうの印象が強いな。

扇:元はお前がボケ役だった筈なんだがなァ……。
初連載で出世作やね。
配役が上手かったからか、アニメ版もかなり売れたな。

鈴:……そういえば、そうだったな、ボケ役……。
つか、こっちがボケる前にボケられるからツッコミに回ってる感じはあるけど~。
さておき、アニメ版は売れたなぁ。
こっちが本来ではないが、Wiki見ると36.9%が最高視聴率って……。
なんか、最近の有名なドラマの最高視聴率がこれくらいだった気がするなぁ。

扇:貴様のボケの切れ味が落ちたのだ、そういうことにしておこう。
て言うか、アニメの視聴率ぢゃねぇだろ……それ。
漫画は全巻読んだのかえ?

鈴:何を言う。
こっちがボケる前にボケられたらツッコミに回る以外にないだろうに。
さておき、……つか、つなぎにこれ多いな(爆)……いわゆるドラマで有名なフジテレビの月9見たら、最高視聴率1位と2位の間にいるんだから、変だよなぁ。
で、マンガだが、全巻は読んでないな。ガキのころのアニメがメインだな。
だから、前にマンガ喫茶で読んだとき、最初の最初のころって、アラレちゃんって、けっこうアンドロイドだから、頭いいように描かれてたんだな、って感心した。

扇:それをさっ引いてもボケる回数って減ってるとと思うぞ。歳かね?
とりあえず、アニメの話は置いておこう、一応、『今週の一冊』だからな。
連載当初のアラレちゃんは、アニメ版とは大幅にイメージが違ってた記憶はある。
背がもうちょっと高かったし、ロボットらしき描写も多かった。何より、首の下にしっかり配線があったな。(笑)

鈴:減ってる原因作ってんのは誰ぢゃ(-_-#)
そういや、配線あったなぁ。等身もアニメ版で記憶してるのよりは数あったし。
まぁ、3巻くらいになったあたりから、明らかに1巻から縮んでたり、ギャグ色が強くなってたが。

扇:原因? 俺じゃないことは確かだな。
連載初回と後の回で等身が違うのは、週刊漫画ではよくあることだがね。
等身以前で言えば……一巻の絵の書き込みぶりは尋常じゃなかったな……。
あれをほぼ一人で描いてたって言うんだから凄いわ。

鈴:貴様しかおらんわぁっ!!
書き込みねぇ。
絵にさして注目せんからわからんが、それでもドラゴンボールの時代に、あれを全部ひとり、ってのを聞いて、「変……」って思ったことはあったなぁ。
……てか、この時代から鳥山ってそうだったのか……。

扇:明らかに、変だな。
まー、絵の話を長々と続けてもお前が付いてきそうにないんで、キャラクターの話をするか。
素手で地球を割るアラレちゃんは置いといて、他に記憶に残ってる奴はいるかね。

鈴:定番キャラくらいかのぅ。
ガッちゃん、オボッチャマン、あかね、空豆兄弟、役に立たなさ加減がよかったスッパマン……やっぱり定番キャラくらいか。
……オボッチャマンって、キャラメルマン4号ってのだったのね……。

扇:せめてDR.マシリトぐらいは思い出してやれよ。
オボッチャマンもマシリトの作品だぞ。
パワードスーツ型の一号、レース仕様の二号、強力なビーム砲でアラレを気絶させ、ガッちゃんをゴム爪の中に封じ込めた三号、と来てオボッチャマンだ。
千兵衛のライバルキャラとして結構目立ってたと思うんだけどなぁ……マシリト。

鈴:!Σ( ̄□ ̄;)
そういや、いたなぁ、マハリト。
千兵衛のライバルキャラ……なんか、その割に作るロボット(キャラ)のほうがキャラが濃ゆいから、こいつ、影薄いんだよ(笑)

扇:マカニトでもマリクトでもテクマクマヤコンでもないわっ!
トリシマだ、ト・リ・シ・マ!
言われてみれば確かに、千兵衛の方がキャラは濃かったねぇ。
単にムッツリ助平なだけって噂もあるが。(笑)

鈴:あぁ、あの海鳥とかの生息地の別名……。
さておき、千兵衛さんのムッツリ助平ってのはそのまんまだな。
なんべんもヌード写真集とか見てるシーンとかあったなぁ。
でも、だからってそういうところが印象に残るシーンかって言われると、極めて微妙なんだが……(笑)

扇:シマの字が違うぞ。(久々に冷静なツッコミ)
写真集を見てるシーンよりも、自分の煩悩を満たすために発明品を作るシーンの方が印象強いな。
大抵は、後に結婚することになるみどり先生が対象だが、それ以外の人も結構標的にしてた記憶はある。
つーか、今から考えると、それなりにギリギリのラインのネタは結構あった気がするねぇ。

鈴:いーんだよ、異体字ってことにしときゃ。
しかし、ぎりぎりねぇ。
確かに、マンガあれだが、アニメとかだと「みっちゃん~」とか、いろいろとやばいネタは転がってたよなぁ。
まぁ、まだ下品ってだけで、そこまで(当時)見てるほうとしては、そこまで酷いもんだとは思ってなかったとは思うがね。

扇:島がどうやったら嶋になるんだ?
とにかく下ネタは多かったな……でも、子供ってそういうの好むんだよね。(爆)
あと、覚えていると言えば、ニコちゃん大王が使ってた名古屋弁ネタかな。
あれのおかげで、俺は愛知県人は全員語尾に「だぎゃ~」を付けるもんだと思ってたんだが……違ったのね。

鈴:違うやろ。
そりゃ、「仁義なき戦い」を見て、広島県人がすべてヤ○ザと思うのと一緒みたいな感じじゃないか。

扇:あれ、違ったっけ?

鈴:んなわけあるかぁっっ!!!


to be continued……

「妖精画談」って妖精!?

2007-07-12 08:33:19 | おしゃべり
さて、第892回であります。


鈴:臨時収入にかこつけて散財しまくりのLINNで~す。

扇:棒茄子って何よ? と、明明後日の方を見つめるSENでーす。

鈴:何を言っている、相棒だって出たんだろ、いちおう。

扇:はっはっは……その手のディープな話は今度飲む時にゆっくり話してやろう。
で、散財って今度は何に使ったんだ?

鈴:で~ぶいで~

扇:宇宙刑事シリーズ全巻揃えたりしたのか?

鈴:揃えるかぁっ!!
まぁでも、ギャバンとか、1作全話くらいは買えるくらいの金は使ったなぁ(遠い目(爆))

扇:宇宙刑事ぢゃ駄目なのか……。
じゃあ、聖戦士ダンバインか?

鈴:いや、それはもっと前の散財だし(爆)

扇:それも駄目か……。
となると後は、J9シリーズぐらいしか思いつかんな。

鈴:まぁそうだろうなぁ……。
マリア様がみてる」だし……(爆)

扇:さて、どうでもいい話題は置いといて次のニュースです。


『Wikipediaに聞け!』


鈴:ニュースじゃないんだが……とりあえず、恒例のWikiは、最近実写映画にもなったあのマンガ(アニメ)です。

扇:『ウエンツ瑛士と愉快な仲間達』ですね。

鈴:どこが愉快な仲間……か、確かに……(爆)
と言うわけで、最近の話なのでおわかりでしょうが、今回のWikiは「ゲゲゲの鬼太郎」であります。

扇:どっちかと言うと、『今週の一冊』の方が相応しい気がしますが、何せこの話、漫画以外にも派生作品が多数存在するのでこっちにしました。
しかし、ルーツたどると70年以上前って……流石やね、水木しげる。

鈴:70年前……つか、親の世代でさえ生きてないころからやってて、もうアニメが5作目だからなぁ。
しかし、もとが紙芝居とは(Wiki参照中)……。
確かに、時代を考えるとそう言う時代ではあるわなぁ。

扇:蝙蝠だけが知っている黄金ドクロと同時期だものなぁ。
これだけ長いと、設定とかが色々変わるのも当然だとは思うが……子供の頃から今の設定に馴染んでいる身としては、『空手鬼太郎』って物凄く違和感あるな。

鈴:……黄金ドクロ……あのビジュアルのどこが正義の味方なのか、極めて疑問なキャラだったよなぁ……(しみじみ)
ともあれ、確かに「空手鬼太郎」とか、あとアニメが最初の世代にとっては、そもそも「墓場鬼太郎」とか、初期の鬼太郎のマンガは違和感ありまくりだったもんなぁ。
いっぺん、初期の作品で文庫になったヤツの読んだことがあったけど。

扇:いいんだよっ! みんなが正義の味方だと思ってるんだから!(黄金バット本人は何も語らないがな……。)
初期の鬼太郎って、結構怖かったよね。
話的にかなり暗かったし、絵も鬼気迫るものがあった。
アニメ版では愉快な仲間達として定着してる連中も、原作の『妖怪大戦争』で軒並み死んでたりするしなぁ。

鈴:いや、ほんまに、マジでホラー全開だし、暗いし、怖いマンガではあったな。
なんか、アニメの正義の味方な鬼太郎しか知らないと初手で挫折しそうなくらいだったしなぁ。
しかし、「妖怪大戦争」……(Wiki検索中)……あ、登場人物一覧で子泣き爺、ドラキュラとの一騎打ちで血を吸い尽くされて戦死してるし……。

扇:少なくとも、今の週刊少年マガジンに連載出来ないのは間違いないだろうな。(爆)
アニメでよく覚えてるのは……やっぱり第三作かね。普通に妖怪バスターものとして面白かった。
それにしても、登場人物一覧長っ!
今、鬼太郎の項目読んでるけど、『初期の鬼太郎は、関わる人間に不幸をもたらす、或いは酷い仕打ちをした人間を地獄へ落とすという不吉な少年であった』って、をい。(笑)

鈴:まぁ、確かに、いまの少年漫画誌では無理な話だわな。
アニメ調の正義の味方ならまだOKだろうが、初期のあれをやっちゃぁ、読者に引かれまくりだろうな。
で、不吉な少年って書いてあったなぁ。
でも、けっこう作品ごとの変遷とか、違いとか書いてあってなかなか読んでて楽しい(笑)

扇:長いこと漫画家やってる人がよく使う手なんだけど、これも過去の作品を利用してボリュームを増してったみたいだね。
別作品に登場したキャラが出てきたり、話そのものが昔の作品のリメイクだったりと、らしいネタがいくつも転がっている。
でも一番印象的なのは、打ち切りの危機を何度も読者からのお手紙で回避してることかな。
初期の頃の鬼太郎は、一般向けな内容ではないけど、中身は濃かったからねぇ。

鈴:手紙で回避してるのは書いてあったな、Wikiに。
だが、4話しかやってなくて打ち切りになったら、いまの少年漫画誌じゃぁ、復活は難しかろうになぁ。
しかし、あとWikiのネタでおもしろかったと言えば、バックベアードか。
D&Dのビホルダーそのまんまやし。触手で催眠術とか、破壊光線とか。

扇:でも実はこっちの方が先だったりするけどね。
まぁ、それ以前にオディロン・ルドンの絵があったりするけど、それは置いとこう。
『妖怪大戦争』ではラスボスを務めていたが、グラフィックといい、能力といい、とにかく強いってイメージはあったねぇ。
仲間はほぼ皆殺し、鬼太郎は洗脳、最後に目玉の親父とちゃんちゃんこの力でどうにか勝てたという凄い強敵だった。

鈴:みたいね。D&Dは1974年だからなぁ。
確かに、バックベアードは見た目からして強そうだったが……基本的に参謀役で戦闘に参加しない目玉のおやじにやられたって時点で、情けない負け方してんねな、こいつ……。

扇:情けない言うな。(再びチーム怒)
バトル物の鉄則的な展開ではあると思うけどね、正面対決で勝てない相手に、搦め手から勝つってのは。
何か「妖怪大戦争」の話に終始してしまいましたが、ウエンツの映画も、ネタとしてはなかなか面白そうなんで、機会があったらまた視てみたいと思います~。
んじゃ、頃合いも良いし、今週の一冊に行きますかね。


『今週の一冊』


扇:で、今週の一冊ですが。
『墓場鬼太郎』(全六巻)ですね。

鈴:それはすぐ前にWikiでやったわぁぁっ!!
で、ほんとうの今週の一冊は、「風の海 迷宮の岸」(上・下)(著者:小野不由美)であります。

扇:略して、『海岸』ですね。

鈴:あからさまに小説を連想できんような短縮をすんなぁぁっっ!!
ったく、まじめにやらんかい。

扇:真面目に? ああ、そうだ……さりげなく、過去記事のCMをしよう。
『つれづれ読書日記』には現在刊行されている十二国記シリーズすべてのレビューが存在します。
御覧になりたい方はこちらからどうぞ。
てなわけで、ショタなお姉様方に大人気の泰麒君(幼年ヴァージョン)初登場の巻なわけですが……。
ええっと、最後は小松尚隆が幼児虐待して終わりだったっけ?

鈴:さりげに、ってぜんぜんさりげじゃないじゃんかよ。

扇:いや、突っ込む所はそこぢゃないだろう。(苦笑)

鈴:う…うぉっほんっ……、では、いつもどおりに。
ショタなお姉さま方? お姉さまではないお兄さまもおらんでもないと思うぞ(爆)
しかし、終わりだっけ? って初手からラストのエピソードを言うなよ!

扇:お兄様……やめよう、いそうで怖い。
確かにラスト・エピソードではあるが、未読の方には意味不明だからかまわんだろう。
しかし、小松尚隆って悪役似合うよね。(笑)

鈴:と言うか、お姉さまはどっかの小説で慣れてるからいいが、お兄さまはきついな、確かに……。
(想像中)
・ ・ ・ げろげろ~……(T_T)

……さておき、未読の方ってなぁ……。
まぁ、未読の方は目録から飛んでもらうとして、尚隆はなぁ……どっかのゲームの必殺技になってるし(爆)

扇:何を言ってる、どう見ても女の子にしか見えない美少年が、実の兄貴を「お兄様」と呼ぶのは昔の少女漫画の定番だぞ。
まぁ、尚隆拳なんて物凄くくだらないボケをかます相方はほっといて――やはり見所は、泰麒が某大物妖怪と対峙する場面でしょうか。
ちなみに西洋でいくと、この化け物って、パズズか大魔王クラスなんですけど……よく勝てたね、泰麒。(笑)

鈴:いや、少女マンガならいーんだけどね……それ以外を思わず想像しちまって・ ・ ・ げろげろ~……(T_T)
……さておき、実際、本編でも逃げるべきだと言われた化け物相手のところは確かに見物だが、やはりこれを言っておかなければなるまい。
景麒がいちばん役に立った話だし。

扇:陽子の役には立ってないけどな。(皮肉)
まーいわゆるあれだね、自分の仕事にしか興味がない朴念仁が、純真無垢を絵に描いたよーな少年に感化されて、ちょっとだけ真人間に近くなったとゆー話だぁね、景麒に関しては。

鈴:まー、この泰麒の件があったにもかかわらず、あれだからなぁ。
感化されたってほど、されてないよな、景麒。
同情の余地なし(毒)

扇:陽子×景麒で『某獣的少女と某冷血青年』のようなロマンスを期待する方も多いようですが……明らかにあり得ないので、妄想で我慢しましょうね。(猛毒)
そもそも、それをやったら前慶王の二の舞ってジレンマもあるけど。
話を本作に戻して、登場以後、ロクな目に遭ってない驍宗君はどうかね?
ここでは顔見せってことで、優秀な武人って以外のイメージがまったくないんだけど……。(笑)

鈴:我慢しましょうねってなぁ……。
そもそも、あのふたりに、そういうロマンスを期待するほうが間違ってる気がせんでもないんだが……。
で、驍宗かぁ……。
泰麒に選ばれるまでが花だったよなぁ、このひと……(遠い目)
まぁ、と言っても、選ばれるまでも泰麒には「怖いひと」で、思いっきり李斎に負けてるし。

扇:まぁ、泰麒から見りゃ、そのまんま『怖いひと』だろうよ。
バリバリの叩き上げ軍人で、強要はしないが、逆らうことを許さないタイプだしなぁ。
しかし、全体通して考えるとものの見事に疑似家族ドラマしてるね、これ。
汕子が過保護な母親、驍宗が怖い父親、李斎が優しい姉、景麒が歳の離れた兄ってとこか。

鈴:汕子=母、驍宗=父、李斎=姉、景麒=兄……景麒だけ従兄あたりにしたいなぁ(笑)
まぁでも、それ以外はなんか、否定すると言うか、ツッコミというか、なんか、言うべき言葉がないなぁ。
しかし……(想像中)
ぎょーそー「ええいっ、泰麒! その軟弱な様はなんだ!?」
りさい「やめてっ! お父さん!」
ぎょーそー「李斎! おまえは黙っていろ!」
……なーんて、「巨人の星」じゃないけど、想像するとかな~りしやすいなぁ、この配役(笑)

扇:まんまやないかい。
もっとも『華胥の幽夢』では、驍宗お父さんって泰麒に甘々だったけどね。
疑似家族探し以外だと、泰麒が自分は人間じゃなくて麒麟なんだと自覚するまでの過程がストーリーの柱になるんだろうが……成長物語、ではないんだよね、ただの現実認識だし。
前の『月の影 影の海』の裏ヴァージョンってことになるんだろうが、それ故に、抱えてる問題も同じだな。
要するに、主人公本人は何も悪くない。

鈴:まぁ、無知は罪である、と言うようなこともあるが……この場合は、あてはまらんか……。
なんか、そういうことを言うと、ホントに、ショタなお姉様方に大人気の泰麒君(幼年ヴァージョン)以外に見どころがないように聞こえるのぅ。

扇:まー、泰麒可愛いからそれでも充分っちゃ充分なんだけどさ。(爆)

鈴:さんざん毒吐いといて結局それかいっっ!!


to be continued……



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漢字で書くと撞球

2007-07-05 18:17:10 | おしゃべり
さて、第891回であります。


扇:ついこの間、久々に帰郷したSENでーす。

鈴:ついこの間、久々に実家に帰ったLINNで~す。

扇:お互い、見事なまでに放蕩息子だな。(爆)

鈴:え? 放蕩?
私は1ヶ月に1回は戻ってるけど。

扇:久々にって、言ったじゃんよ……。
俺は約八ヶ月ぶりぐらいだな、ここ半年ぐらいドタバタしてたんで。

鈴:久々な感じなんだよなぁ。
電話もメールもせんから、1ヶ月に1回くらいでも、そんな感じだな。
だが、8ヶ月か……。
ドタバタしてたって、行政罰喰らって強制労働してもしてたのか?

扇:そう、都心の地下でな……って、違うわっ!
その辺の詳しい事情はオミットってことで。
まぁ、過去をちょっと消したのは確かだ。

鈴:なんだ、地下鉄建設に携わってなかったのか……残念(笑)
ところで、タイトルに「投球」とか書いてるのに、なんで強制労働とか地下鉄とかになってんだろうなぁ(遠い目)

扇:投げるなよ。


『Wikipediaに聞け!』


扇:と言うわけで、今回のお題は『撞球』こと『ビリヤード』。
説明するまでもありませんが、球を撞くゲームであって、投げるゲームではありません。

鈴:まぁ、確かに、投げたらファールだわなぁ。
そういえば、確かにキューで撞くから「撞球」ってのはわかるんだが……テニス=「庭球」、バスケット=「籠球」って、庭で球追っかけるのは犬の専売特許やし、籠やったら玉入れが正解ちゃうか?(素朴(?)な疑問)

扇:それを言うなら、ボウリングなんて凄いぞ。
十柱戯ってどこの惑星の球技だよ?

鈴:と言うか、あのピンをと言うほうが間違ってると思うぞ。

扇:まぁ、柱と言うよりは酒瓶だよなぁ……って、やめよう、ボウリングの話になってしまう。
俺はせいぜいナインボールしかやったことのない人間だが、お前さんは多少やってたんだっけ?

鈴:まぁ、私もナインボールだけだな。
と言うか、キャロム台なんか、どこのビリヤード場に行っても置いてなかったから、これしかできんと言うのもあったが。
まぁ、それでも、いちおう小学生のころから、ちまちまやってたわな、ビリヤード。

扇:ってことは、ビリヤード歴五十年か……それは長いな。
で、キャロル台って何よ?

鈴:まぁ、いつぞやと同じボケをかます相棒はほっといて……。
キャロルって軽自動車の名前やないかいっ!!
キャロムや、キャロム!!
Wikiのビリヤードの項目のいっちゃん初っぱなあたりに書いてあるやろ。

扇:ああ、確かに書いてあるな。
ポケットのない台を『キャロム』、ポケットがある台を『プール』と呼ぶわけか。
しかし、穴のない台でどうやってナインボールやるんだ? 永遠に終わらないぞ。

鈴:当たり前じゃぁっ!!
ポケットがあるからナインボールが出来るんだから、ないならない競技がある。
四つ球とか、スリークッションとか、アーティスティックとか……。

扇:四つ球とスリークッションはWikiに解説があるな。
でも率直に言って……四つ球って、燃えないゲームだと思うのは私だけ?
スリークッションは、成功したらかなり楽しそうだけど。

鈴:まぁ、確かに萌えんわなぁ。
私もどうせキャロム台でやるなら、スリークッションがおもしろそうだ。
アーティスティックは……難しすぎてやる気にならん(笑)

扇:萌えてどうする。
セレンか? セレンに萌えるのかっ!?
まぁ、『キング・オブ・ザ・ハスラー』は私的に最高のビリヤード漫画ではあったが。

鈴:セレン……ん~、萌えるかどうかは別として、このヒロイン、かわいいのは確かだが……(笑)
だが、最高というか、ごくごくまともなビリヤードマンガって、これしかないんじゃないか?
どっかには、人外魔境の必殺技抱えた連中がごろごろ登場するのもあったりしたし。

扇:しっかり萌えてんぢゃねぇか。
セレンが可愛いのは認めるがな。
人外魔境? ああ、あったな……ドライブショットとか、カミソリマッセとかかます漫画が。

鈴:何を言う、萌えてなんかいないぞ。
こー、ほほえましく眺めているだけではないか。
……って、ドライブショットとか、剃刀とか、虎とか、空恋嵐とか、人外魔球とは言え、このビリヤードマンガにはそんな必殺沢は出てなかったと思うぞ。

扇:なかったっけ? 何しろ、友人の家で一気読みしたのが十年以上前だからなぁ。
ともあれ、ポケットのないキャロム台でも、遊び方はあるってことだぁね。
で、プール台の方のゲームなんだが、ナインボール、エイトボールはいいとして、ストレートプールって何よ? ここにも解説書いてないぞ。

鈴:なんか、ボケを思いっきりすっ飛ばしてやがんな……ちっ……
だが、ストレートプールは……Wikiに載ってないから、ググってみたが、15個の的玉使って、しかもどのポケットに、どの球を落とすか宣言してからやるゲームみたいだな。
これはこれでおもしろそうだが。

扇:ボケ? (確認中……)ああ、天外魔球か!
いや~、その前の『空恋嵐』が面白すぎて全然気付かなかった。
どのポケットに、どの球を落とすか宣言するってのはエイトボールと同じだな。
ルールも割と簡単みたいだし、機会があったら、どっちもやってみよう。

鈴:どっかのゲームかっ!!
って、人外魔球に気付いていなかったとは……うしっ!(ガッツポーズ(笑))
しかし、機会があったらって、憶えてるかのぅ……。
まぁ、そのときはそのときで、ナインボールやりながら宣言ってのでもおもしろそうだが。

扇:その程度で勝ち誇るとは、片腹痛いわ正露丸。
宣言式ナインボールかぁ……俺の勝率下がりそうで嫌だなぁ。

鈴:よしっ、次はそれで行こうっ!!

扇:それでも勝負にはなると思うけどね。
お前さん、1番から8番までは調子いいが、最後のツメが甘いからな。
宣言式にしたら余計、最後の9番を外す確率が上がりそうだ。

鈴:だが、1~8まで落とすと、なんか寂しいんだよなぁ(爆)
だいたい、ポジションプレーまできっちりしといて、外したときのがっくりさ加減はでかい……(T_T)
だが、外すかどうかはわからんぞ。
そもそも、1~8までまともに入れられるかどうかすら怪しくなる(爆)

扇:そりゃま確かに、当てて当てて当ててストン、というナインボールの醍醐味はないわな。
でも、最後の一個がなかなか落とせないって、ビリヤードやる人間としてはかなり致命的だと思うぞ。
俺の場合、ファンブルも多いから、あまり人の技術をとやかくは言えんが。

鈴:ビリヤードと言うより、ナインボールはな(T_T)
なんか知らんが、外したときのナインボールの位置がたいていポケットの目の前、とかそういうところに行ってしまうあたり、煮えるんだが(爆)
しかし、昔からやってた人間と、なりゆきでやってみるかでやるんだから、そこは仕方あるまいて。
とは言え、やりたいと思いつつも、私もなかなかビリヤード場に足を運ぶことはないんだよなぁ……。

って、なんか雰囲気が落ち着いてきたからちと話を変えて一新してみるかね?

扇:わざわざ俺に都合のいい位置に9番残してくれるんだもんなぁ。
いや、ほんと、君と一緒にビリヤードやるのは楽しいよ。(皮肉)
と言うか、ガチのビリヤード場って減ったよねぇ……。

んじゃ、今週の一冊にいっときますかね。

鈴:なに、やるとなれば、今度はきっちり練習してから挑むことにするさ。
ぜったいに8番落とす前に9番落としまくってやる……。

じゃぁ、今週の1冊に移るとして、何にするよ?

扇:えーとね、かなりの長期連載だったためか、気付いたら終わってた漫画で――。


『今週の一冊』


扇:『ハマの大魔神紀行』ですね。

鈴:ほほぅ……、では主人公は150キロオーバーのストレートと落差の大きいフォークが持ち味なんだな!?

扇:アルファの身体能力って並みの人間レベルだったよなぁ……確か。
ともあれ、時速150キロオーバーのストレートも落差の大きいフォークも投げませんが、酒に酔ったりする妙なロボット、アルファのまったりとした生活を描く漫画――
『ヨコハマ買い出し紀行(芦奈野ひとし著、全十四巻)』
です。

鈴:なんだ、横浜からメジャーに行ったりはせんのか……ちっ……
しかし、まったりってのが、ホント、よく似合う作品だよなぁ。
少年マンガらしい派手さもなけりゃ、少女マンガらしい恋愛もどろどろもないし、基本は1話完結であっさりしてるし。

扇:チッ……てな、アルファの場合、草野球以外のイメージって沸いてこないぞ。(笑)
ほんとに、キャラもストーリーもまったりなんだよな、これ。
そこかしこに、世界の衰退の描写があったり、SF的小道具が転がってたりするんだが、登場人物ってみんなフツーに生活してるもんなぁ。

鈴:ふつーだわなぁ。
まぁ、ミサゴとか、なんか微妙にふつーか!?ってツッコミ入れたくなる気はせんでもないが(笑)
ただ、ふつーはふつーなりに味わいはあるし、雰囲気はとてもまったりほんわかしてて、雰囲気を重視する私みたいなタイプには悪くない作品なんだよなぁ。
……何回も読み直せる作品ではないが……。

扇:いいんだよ、ミサゴは妖怪だから。
そう、雰囲気に浸れる君にはいい作品だわな。
俺の場合、一つの巻を五分足らずで読み終わって全部忘れてしまうが。
(※決して感性が枯渇しているわけではない)

鈴:妖怪だから「ふつー」じゃない気はせんでもないが……。
不通なら何となくわからんでもないけど……。
まぁ、ミサゴはふつーじゃないけど、キャラ的に好きだからいいんだけど(笑)
しかし、「※」のあとの言葉は……う~む……十数年前の大渇水のときの早明浦ダムくらい?(笑)

扇:不通って、何が不通なんだよ? 君のその人外な発想は未だに理解できんな。
言うに事欠いて十数年前の早明浦ダムかっ! 底見えてんじゃねぇかっ!
別にまったりとした作品が嫌いなわけではないぞ。ただ、この作者の描く景色を見ても、ああ、綺麗な画像だなと思うだけの話だ。

鈴:人外とは失敬な。
ちょっと思考がどっか行ったり、あっちのほうに行ったりしてるだけじゃないかっ!(爆)
え? 底が見えてるって、確かあのころはちょろっとくらい貯まってじゃないか(爆)
しかし、綺麗と言うだけで終わってる時点で、やっぱ感覚の違いはあるわなぁ。
もっとも、5分では終わらんが、まぁ、1冊10分くらいで読み終わる作品には違いない。
……なんか、その程度で終わってしまうと、この値段、高い気がするよな。

扇:より格調高く言うと、思考が遊離してる、ってとこだな。
しかし……むか~し絶賛してた割には、かなりキツイこと言うね、アンタ。
この何とも言えん雰囲気が好きだったんぢゃないのかね?

鈴:え? そんなこと言ったっけ!?
……言ったような気もせんでもないが……きっと昔で若かったんだろう(遠い目)
さすがにいま読むと、あっさり「ふ~ん」ですましそうだけど~(爆)

扇:言ったよ、経緯は忘れたがお前の書庫整理してる時に。
若かったのは確かだろうな、確かあん時はまだ三十きてなかった筈だし。
でも、若さを加味して考えても、お前さんが男性作家の感覚に共感するって、すんげー珍しいな。

鈴:書庫整理……う~ん、確かにやった憶えはあるんだが、経緯は私も憶えてないっ!(どきっぱり(爆))
しかし、確かに男性作家ってとこはそうだよなぁ。
このころから、花ゆめ系ばっかりだったし、小説は女性作家ばっかりだったし、そういう意味ではかな~りめずらしいなぁ、いま思うと。

扇:ああ、お前がそういう奴だってのは嫌になるぐらいよく知ってるよ。(久々のチーム怒)
まったく……なぜ俺が他人の書庫整理を……。
今、話に出たんで気付いたが、この作品、女性型ロボット・アルファの視点が基本だけど、妙に男臭いんだよなぁ。
ここら辺の違和感は、実のところ前々からあった。

鈴:へぇ、そうなのかえ?
そのあたりを気にしながら読んでるわけじゃないから、よくわからんが。
じゃぁ、他のキャラとかは?

扇:ココネはキャラも立ち位置も、まんま『アルファの後輩』だったね。
いい子なんだが、素朴な疑問を提示する以外、何か使い途があったかと言われると……。
そういえば、アルファやココネに限らず、この漫画のキャラってどれも個人じゃなくて状況や環境を相手に自問自答を繰り返してる人物ばかりだなァ。
だから、キャラ同士の会話って印象薄いのかも知れんが。

鈴:ココネは……まぁ、確かに、後輩って感じだったなぁ、初手から。
他にもおじさんとか、見た目は濃いそうなのもいたが、しばらく読んでなかったら、思い出すのに苦労するキャラばっかだったな、確かに。
つか、マンガ喫茶で読み直すまでミサゴ以外、ほとんど「あー、こんなヤツいたよな」って感じだったが(爆)

扇:あー、ミサゴだけは常に個人(子供)しか相手にしないタイプだったな。
子供好きだけど、その子が大人になることを理解してないから、時が過ぎると会えなくなる……まさに妖怪。
こいつが出てくる回だけは妙に好きだった覚えはある。(毒)

鈴:そうねぇ、初手から怖いイメージで語られてたけど、それを一蹴したり、ときどき出てきて印象を残したりと、おいしいキャラだったよなぁ。

扇:そう、某スナフキン風のにーちゃんが戻ってきても大して面白くないが、ミサゴが出てくると得した気分になれた。
あれ? この作品で好きなとこってそれだけ?

鈴:14巻も続いて好きなのはそこだけかぁっ!!
まぁ、あんまり否定するところはないが(爆)


to be continued……