つれづれ読書日記

SENとLINN、二人で更新中の書評ブログです。小説、漫画、新書などの感想を独断と偏見でつれづれと書いていきます。

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変身願望は誰にでもある

2005-04-30 11:06:11 | 木曜漫画劇場(紅組)
さて、なぜかマンガだと白泉社が多いの第151回は、

タイトル:ガラスの仮面
著者:美内すずえ
出版社:花とゆめコミックス

であります。

鈴:読むのは少女マンガだけじゃないのよ~と言いたいLINNでーす。

扇:相方よりは青年漫画の比率が高いSENでーす。

鈴:……さて、いつもの木曜劇場はドラマにもなったので名前はおそらく知れ渡っているはずの「ガラスの仮面」であります。(突っ込まれる前に進める(爆))

扇:一応言っとくと、演劇の話。

鈴:演劇……いや、ホントに演劇オンリーと言っていいのは珍しいんじゃないかなぁ。

扇:他に思い浮かばないな。
主人公がアイドル目指すのはあったが、役者目指すというのは珍しい。

鈴:それもあるが、間にテレビドラマの主人公をやる以外はすべて舞台中心だからなぁ、このマンガ。
ただし、ノリがスポ根気味なところがあるけど(笑)

扇:確かに、『エースを狙え』とかに通じるものはあるな。
ライバルや惚れる男も割と似ている。

鈴:瞳に星が舞う時代からのマンガだし、似てしまうところはあるのかもしれないな。
……っと、そろそろキャラ紹介に移っておこう。
主人公の北島マヤ、演技の天才……と言うより、演技以外に何にも出来ないと言うすごいキャラ。もう少し、できることをつけてあげてもよかったのではないか? と思えるくらい。

扇:グズでノロマなカメとは言わないが、かなりのおっちょこちょいだな。
ライバル役の姫川亜弓。大女優姫川歌子の娘。いち早くマヤの才能を見抜くが、じきに恐怖と嫉妬を感じるようになる。影で苦労してるだけあって、割と人間できてる人。

鈴:次にマヤのお師匠さんの月影千草。顔の片方を髪で隠した演技の鬼。
マヤと月影先生のやりとりは常にスポ根。持病持ちのクセに、小屋に閉じ込めたマヤ相手に、何人もの役を朝まで演じて鍛えるところは、「あんた、ほんまに心臓悪いんか!?」と突っ込みたくなる雰囲気満載(笑)
ちなみに、ドラマの野際陽子はかなりはまっていて、マンガと違和感がなかったのがかなり印象的(笑)

扇:岡田真澄……違う、速水真澄。通称マスミ様。いわゆる〈あしながおじさん〉。
公演のたびにマヤに紫のバラを送りつけ、影ながらバックアップする。実際に顔を合わせる時はチビちゃんと馬鹿にしているのだが、最後にゃ惚れてしまうのは王道。
なぜか、和田慎二が描く長髪美形キャラ・神恭一郎と面識がある。(笑)

鈴:あとは桜小路優がメインキャラかな。マヤに惚れている少年で、何くれと優しくしていて、どう見ても周りから見たらバレバレなのに、マヤ本人はまったく振り向いてくれない不幸なひと。

扇:あれは自業自得だ。ま、ああいう奴も一人はおらんとな。
というわけで、キャラ紹介は終わりかな?

鈴:終わりにしておこう。
話の中身に、と言いたいところだけど、これがまた長いのでひとつひとつは無理だなぁ。

扇:うーむ。
大筋を言っちゃうと、月影先生に見いだされたマヤが、伝説の戯曲『紅天女』の主役を目指す話かな。

鈴:概略はそうなんだが、けっこうたくさん演目があるし、どれもけっこう実際の演目を見てみたくなるくらい、うまく描かれているから解説したい気もしないでもないのでな。
……にゃらば、各自好きな演目をってのはどや?

扇:私は、『真夏の夜の夢』だな。マヤ演ずるパックが楽しいし。
劇団つきかげ+いっかくじゅうの合同公演、さらに野外舞台ということで作者としては難しい回だったと思うのだが、実際やってた身で見てもうんうんとうなずける出来だった。

鈴:うーむ、おぬしもか。こちらも『真夏の夜の夢』が一番だなぁ。
次点では『忘れられた荒野』かな。狼少女の役には迫力があった。

扇:こちらの次点は『二人の王女』。マヤよりも亜弓の方が目立っていた。面白い回だな。

鈴:あぁ、そういえばそうだな。けれど、この演目、何のかんの言ってマヤのほうが人気がある、ってのを証明するためのひとつ、って感じがありありとして、ちょいといやらしい感じがしたなぁ。

扇:そう、この漫画やたらと亜弓さんがマヤに衝撃を受けるシーンが多いんだよなぁ。
で、私はあの子に勝てない……みたいな。
そこらへんはお蝶婦人と同じと言えば同じだが、演技を比較される分、可哀相な気はするな。

鈴:ちょっとそこがな。紅天女のところでようやくマヤに基礎がないことで、ちょろっとだけ優位に立てるが、そこだけだからなぁ。
ライバルと言うにはなんか明らかに格下の扱いっぽい。

扇:そう、月影先生が現時点ではまだ亜弓さんの方が上、とかってフォローは入れてるんだけど。
飽くまでそれは、経験年数の差でしかないみたいな感じだったしな。つーか、君も亜弓さん同情派かいっ。

鈴:演目のところはさして気にはしないんだが、どうしてもなぁ。
亜弓に較べて、おっちょこちょいに描かれているが、主眼が演技だから結局他が万能型でも慰めになってないし。
ふつうに見たら、同情的になるぞ。

扇:とまぁ、構造的には王道全開ですが、演劇という題材を扱っているだけあって他にはない楽しさはあります。
少なくとも、舞台やってる人と演劇見に行く人にはオススメ。

鈴:舞台なんてぜんぜん興味がなくても、見に行きたくなるぞ(^^
ホントにまったく興味はないのだが、いっぺんくらいオススメがあったら見に行ってもいいかなぁ、と思ったし。
それくらいだから、興味があるんだけど……なひとでもOK。

扇:終わってないし、いつ終わるのかまったく不明なのがちと難点ではあるけど。(笑)

鈴:それを言うでない。
でも決着をつけてほしくない気持ちはあるから、ふたりの紅天女の舞台を見てそれで先は読まないほうがいいかもしれない。

扇:あとは、往年の少女漫画の御家芸、男女揃ってキラキラ眼! に耐えられるか否か。
なんかだらだらと長くなっちゃいましたが、ここいらで、本日の土曜漫画ワイド劇場は終了でございます。

鈴:ホントに長いな。いままでの最長かも。
ともあれ、このあたりで、さ~よぉ~な~らぁ~♪
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読んでみたくなったもの

2005-04-29 00:56:11 | 小説全般
さて、数字を見て「うわぉ」と思ったの第150回は、

タイトル:神様
著者:川上弘美
出版社:中公文庫

であります。

これは、くろにゃんこさんが経営する「くろにゃんこの読書日記」を読んで、おもしろそーだなぁ、と思って買ってみた作品。

短編集で、表題作を含む9編の物語が収録されている。

まず、最後まで読んで、そして解説を読んで、納得。

作者の夢だな。

そして作者の夢、と言うことで私小説的な部分を感じて、かなり「うーむ……」な感じがしたのは事実。
私小説は苦手なのであります。
と言うより、フィクションに自分を出すなよ、と言いたくなるので……。

さておき、短編集の体裁ではあるけれど、「わたし」を中心に、日常の中で人間ではない存在との関わりを物語にしている連作で、ひとつの作品として見てもかまわないかもしれない。でも、ファンタジー……かと言えば、ライトノベルにありがちな現代ファンタジーと言う趣はまったくない。

この作品の雰囲気を語るのは、けっこう難しいと思うけど、あえて言うなら「聊斎志異」のようなさばさばとした妖怪ものと、日本の暗い、けれど、どこかユーモラスな妖怪ものを足したような感じ。
(わ、わかりにくい……(爆))

語り口はあっさりしているほうだし、人外の存在もさばさばしたユーモラスな描き方をされているけれど、日本的なもの悲しさと言うか、切なさと言ったものを背後に持っているように思える。

なかなか他にない独特のものを持っている作品だと思う。

では、各話のほうに。

「神様」
わたしがくまと一緒に河原に出かける話。
くまの大時代的な感覚や気遣いと言ったところが、くすすと笑わせてくれる。
連作短編の最初に持ってきて、作品世界に入りやすい入り口を提供するものとしては秀逸。

「夏休み」
アルバイトに行った梨畑で出会った、3匹の白い毛の生き物との関わりを描いた話。
梨の季節にしか現れないその生き物に、季節の移り変わりに感じる切なさと言うか、懐かしさと言うようなものを感じる。

「花野」
死んだ叔父が幽霊となって現れて、わたしと様々な話をする話。
叔父の話の一貫性のなさや、家族を心配したりするところが幽霊らしいとは言えなくもないけど、この話だけ全体の流れの中で異質。

「河童玉」
ウテナさんと精進料理を食べに行った先で河童が現れ、相談をされる話。
相談に来た河童の悩みと、他の河童の明るさやユーモラスさ、ウテナさんの出された料理をもりもり食べるところや説教臭く言い放つところと、わたしのどこか冷静な視点の対比がおもしろい。

「クリスマス」
ウテナさんがくれた壺を擦ると現れるコスミスミコとの日常の話。
チジョウノモツレで死んでしまったコスミスミコの、佐藤○緒ばりの天然ボケっぷりが嫌みにならないのはすごい(笑)
クリスマスだからとウテナさんを巻き込んで飲み明かすところは滑稽だけど、現代的ならしさが感じられてほほえましい。

「星の光は昔の光」
ニンゲンフシンなえび男くんとわたしの関わりを描いた話。
『星の光は昔の光でしょ。昔の光はあったかいよ、きっと』と言うラストの言葉とタイトルが連動しているけれど、唐突に過ぎるきらいがある。

「春立つ」
猫屋を経営するカナエさんの昔話が中心の話。
冬にしか現れない男と連れ添い、そして別れた過去と、わたしの言葉で昔とは違うようにできるかもしれないと店を閉めるところまで、割と素直に描かれていて、読みやすい。
閉めた店の張り紙に対する、わたしの呟きもまた、ラストの締めによい軽さを提供してくれている。

「離さない」
わたしの部屋の真上に住んでいる画家兼高校教師のエノモトさんが拾ってきた人魚の話。
こういうと陳腐だけど、魔性の持つ魅力と、隠されていたそれを突きつけられたときの恐ろしさ、と言うのがよく出ている。

「草上の昼食」
くまと久しぶりに散歩に出かけ、そこで別れを告げられる話。
最初の「神様」でくすすと笑わせてくれるところと、別れの切ないところとの対比はうまい。

とこんな感じかなぁ。
短く各話を書いていくのは難しいね。

あと、ひとつだけ、文章のこと。
途中で、明らかに文章が変わったように感じて、話は全体的に統一感のある雰囲気なのに、文章の変化が統一感を損ねてしまった部分がある。

ちょうど「花野」と「河童玉」のところでそれを感じたんだけどね。

あと、最初に書いたように私小説的な匂いが残念なところ。
まぁ、文庫のジャンルとしては純文学の範疇に入るんだろうけど、堅苦しくない短編集なので純文学が苦手なひとでもいい。

特に最初の「神様」は、導入部分にはもってこいの作品なので、ちょろっと立ち読み……をすると危険かも(笑)

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今日は休館日

2005-04-28 22:46:08 | マンガ(少女漫画)
さて、いつもの木曜劇場ではないの第149回は、

タイトル:BUD BOY(全19巻)
著者:市東亮子
出版社:プリンセスコミックス

であります。

舞台は現代と、天界、聖仙郷。
聖仙郷に住み、大地の花々を司る帝の錦花仙帝の皇子……と言えば、それなりのキャラを想像するかもしれないけれど、本作の主人公の蕾は天界きっての暴れん坊。

だいたい初っぱなから、いわゆる神殿を荒らし、これまでの所業から、もうほとほと愛想が尽きた母親の錦花仙帝に下界に落とされてしまう。

……しまうのだが、もともと暴れん坊で典雅な聖仙郷よりも性に合うところがまたホントに皇子さまかよ、と言いたくなったりして。

けれど、そこはそれ、もともと「花の憂いを晴らし、恙無く咲かせる」御大花将と言う立場にあるだけあって、きっちりとヒーローしてます(笑)

他にも、下界に落とされた蕾が心配で下りてきた妙香花仙の薫、御大花将の部下である彩八将の面々、花ではなく植物の聖仙で蕾の幼なじみである東雲などの天界の仙人たち。

下界では、素行は悪いが芯はまっすぐな透、透のかわいがっている妹のような夕姫がメインキャラ。

最初は、こうしたキャラたちを配して、1話完結の連作が多かった。
話もけっこう水戸黄門的な感じで、花などに宿る花仙を狙う、いわゆる魔物(怪魔)をやっつける、と言う感じ。

もちろん、そのうち、天界とは逆に位置する魔界の王様とかが出てきて、天界にちょっかいを出したりと、話の規模はどんどん大きくなってくる。
(ネタバレにならないように詳しくは書かないよん)

市東さんは、「やじきた学園道中記」とか、いわゆる活劇っぽいものがけっこうおもしろい。
少女マンガ家さんだと言うのに、蕾の立ち回りはけっこうスピード感はあるし、見せ方もうまい。
少年マンガのように、アクションとか戦いがメインではないので、話も読ませてくれるものが多い。

キャラも、蕾を始めとする聖仙から透のような人間まで、きっちりと書き分けられているし、特に変化がつけづらい彩八将の面々もそれぞれ個性がしっかりしている。

「やじきた学園道中記」もそうだけど、このひとの作品はけっこう安心して手が出せるかな。

「ラーメン・ラビリンス」みたいな独特の雰囲気を醸し出すマンガもあったり、「竜胆(りんどう)―道玄坂探偵事務所」みたいなミステリーもあったりと、けっこう多芸なひとだね。



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奥様は山賊!

2005-04-27 14:17:15 | マンガ(少女漫画)
さて、表紙の顔が微妙に崩れている気がする第148回は、

タイトル:妖怪妖恋譚
著者:青樹ソウ(か……漢字が出ん)
出版社:ニュータイプ100%コミックス

であります。

ラーイア王朝初期、ようやく国土が統一されたものの、天災と反乱が国を脅かす時代。
戦災孤児を集めて盗賊の頭をやっている少女セリティカは今日も仕事に精を出していた。
貧相な男達から奪い取った輿の中にいたのは長髪美形のうらなり男。
どうも雨乞いのために湖に沈められる予定になっている生贄らしいが、一目惚れしてしまったセリティカは聞く耳持たず、その場で男を亭主にする。(早っ!)

セリティカによって封印を解かれた男は名をジャヤナと言った。
ジャヤナは自分が妖怪であることを明かし、日照り続きの土地に雨を降らした。
妻は山賊、夫は妖怪。
二人の奇妙だが幸せな新婚生活が始まる。

てなわけで、一時期流行った中国風ファンタジーです。
ここではカタカナ表記してますが、登場人物の名前はすべて漢字。
服装や背景もなんとなく中華、まぁ、途中で出てきた人魚は和風だったけど。

それはさておき、このカップル、色んな意味で無敵です。
見た目もそうなら実年齢も凄まじく離れているし、なんせ種族も違う。
(ちなみにセリティカの年齢は多く見積もっても15ぐらい)
だーがしかし、そんなこたぁさしたる障害ではないのです。

なんせセリティカがジャヤナを選んだ時に語る結婚観からして凄まじい。
前々から亭主は六人持とうと思っていた。顔の良い奴、優しい奴、経済力のある奴、力があって強い奴、働き者の奴、アレの上手い奴。顔の綺麗な旦那はジャヤナに決めた!

光源氏ですか貴方は……。

ジャヤナはジャヤナでイイ男である。
最初の出会いの時に、戒めを解いてくれ、なーんてことを言わないのだ。
セリティカと結婚したのも取引ではなく、対等な立場で求婚に応えている。
律儀に残りの亭主五人分を一人で受け持つと約束するところが可愛らしい。

アンバランスだがイーブンな二人の関係は非常に微笑ましいです。
あとは……絵の好みが合うか、かな。



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世界で最も愛され、憎まれた国

2005-04-26 13:33:43 | 学術書/新書
さて、西洋史といえばローマな第147回は、

タイトル:ローマ五賢帝
著者:南川高志
文庫名:講談社現代新書

であります。

ローマの皇帝を五人挙げよ、と言われてすぐに出てきますか?
カエサルは皇帝じゃないから除外。となると初代皇帝アウグストゥス、飛んで有名人のネロ、それから……個人的に好きな人として五賢帝最後のマルクス・アウレリウス、あ、終わっちゃった。

ま、まぁ、私自身の不勉強はひとまず置いといて……。
本書は五賢帝時代(紀元96~180)を軸に、ともすれば絶対権力者と見られがちなローマ皇帝の実像にメスを入れていく好著です。

カエサルの後を継いだアウグストゥス、彼が作り上げた統治メカニズム及び皇帝と元老院の関係を述べ、二代目以降のマイナーな方々(笑、ただしネロ除く)についてさらっと触れた後、五賢帝と呼ばれる五人の皇帝について一人ずつ解説しています。

面白かったのは、元老院議員の公職経歴。
ちょっと複雑なので、簡略化して言うと――。

☆二十人委員(18~20歳で就く、いわゆるキャリア)→見習い高級将校→財務官、法務官等を歴任→正規軍司令官→執政官(最高公職)。

見事なまでに武官と文官をいったりきたりしています。キャリアが実戦を経験した後財務官になるあたり、警部補スタートの日本警察とちょっと似てますね。ただ、さわり程度の実戦経験が役に立たなかったのはローマも同じらしく、領土の拡大と外敵との戦争激化に伴ってこのシステムは機能しづらくなり、五賢帝時代後は専門軍人の台頭と皇帝の専制化が進みます。どっちかと言うと、こちらの方が一般的なローマのイメージなのでしょうけど。

一見、平和に見える時代の影の部分を解りやすく書いてくれているので、カエサル以後のローマは面白くない、と思っている方にオススメです。
現代新書だけあって、さらっと読めます。
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アヒルで悪いかっ!

2005-04-25 15:14:09 | SF(海外)
さて、何とも分類し難い第146回は、

タイトル:みにくい白鳥
著者:アルカージイ&ボリス・ストルガツキイ
出版社:群像社

であります。

本作はロシアの兄弟船――ストルガツキイ兄弟の書いた長編SFです。
初出はなんと1967年(つまりソ連時代)、しかし全く古くささを感じさせません。
読後感としてはファンタジーに近かったのだけど、一応SFとしておきます。

『雨の専制帝国
 腐り果てた大人たち――
 子供の反乱』

オビ文って難しいよね。

決して間違ってるわけじゃないんだけど、これだとハリウッドになっちゃいます。
体制の豚と化した大人に対して、近代兵器で武装した子供達が反乱を起こす。
そういう話ではありません。

舞台は雨が降り続くとある町。
主人公のヴィクトルは最近とかく利発になった一人娘イルマのことで妻のローラになじられていました。
イルマは最近増えてきた賢い子供グループの一人で、大人びた口調で無知な親を馬鹿にするのです。
賢い子供達が認めるのは、〈濡れ男〉と呼ばれる癩病院の患者達だけ。大人達にとってはどちらも薄気味悪い存在でしかない。
ヴィクトルはイルマの事で頭を悩ませつつも、酒と愛人のダイアナに溺れ、他の大人達と同じように問題から眼を逸らし続けます。
そしてついに子供達が大人を見限り――。

異なった二重構造を持つお話です。
一つは、上記の粗筋から読み取れるように、新人類と旧人類の対立を書く話。
もう一つは、大人を本能の象徴、子供を理性の象徴とした話。
どちらの見方でもヴィクトルは中間に立つ人間としてガイド役を果たします。

問題は、それが上手くいってないこと。

残念ながら、非常に中途半端な実験作で終わっていると思います。
主人公が旧人類である以上、彼が理解できることは限られてくるのですが、それにしても新人類の情報が少なすぎる。一応、ヴィクトルと子供達が会話をするシーンはあるのですが、新人類の話す言葉としてはちとお粗末な印象。
象徴的な意味でとらえた場合、結局のところ、人間は理性と本能を行ったり来たりするものだということを示しただけで終わっています。
新旧の明確な激突もなく、飽くまでヴィクトルが新人類の世界を垣間見ただけで、全体的にぼやけた感じの印象を受けました。

じゃ、面白くなかったのかって? いや、面白かったですよ。
ヴィクトルが単なる狂言回しに過ぎなかったのなら、実際、面白くなかったと思うのですが、幸い、この作品には隠し味として彼の影が三人出てきます。
未読の人のために一部伏せ字にしておくと、××××ガと×××ムと××××××ル。

彼らはエンディング後のヴィクトルの姿を表しています。
旧世界もしくは本能を選んだのなら××××ガ。
新世界もしくは理性を選んだのなら×××ム。
中間点で迷うことを選んだのなら××××××ル。
そして、物語は再び1頁目に戻るのです。

もし気に入ったのなら、もう一度チャレンジしてみて下さい。
上の解釈で読んでみるとかなり印象変わります。
もっともこんな変な読み方するのは私だけかも知れないけど。



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いろいろ出てるけど

2005-04-24 16:12:45 | マンガ(少女漫画)
さて、やっぱりこの初期作品集がいちばんおもしろいの第145回は、

タイトル:ミッドナイト・ロンリー・モンスター
著者:山田睦月
出版社:ウィングス・コミックス(ウィングス・コミックス文庫)

であります。

表題作「ミッドナイト・ロンリー・モンスター」を含む8作(文庫は9作)の短編集。(リンクは文庫版)
文庫は新しいけど、作品そのものは十数年前のデビュー作、そしてデビュー間もないころのものばかりだけど、なぜだろう、このひとの作品は、この「ミッドナイト・ロンリー・モンスター」がいちばん好き。

ではひとつひとつ。

「ミッドナイト・ロンリー・モンスター」
古ぼけた洋館に住む、気弱でお人好し、人間好きの心優しい吸血鬼のグレイと、その洋館に家出してきた、頭はいいけれど、明るくて光のような少女ティナのお話。
たったひとりしかいなくなった寂しさから目をそらして生きてきたグレイが、ティナと出会って、ちょっとだけ寂しくないと眠りにつくラストが、ほやっとしてていい。

「真夏の夜の夢」
ミッドナイト~の続編で、グレイが散歩に出かけた夜に出会った、画家を目指す少女のフレディとのお話。
ティナが帰ってしまって、夢遊病気味のフレディに友達になろうと言われて、うれしくて、けれどフレディは人間で、夜の住人であるグレイとは違ってて……。
ティナと出会って、ちょっとだけ寂しさを拭うことができたけど、だからこそ、友達になろうと言う誘惑に囚われて、フレディの生活から目をそらしてしまった、そんなグレイの姿がよく描けてる。

ちなみに、この話のあとの一枚のイラスト、ミッドナイト~から12年後のイラストなんだけど、ティナが「おヨメにもらってくれなきゃはなれないからねっ」とカーテンにしがみついているところがミッドナイト~を読んでいると、ティナのらしさが出ていて、この一枚だけでもほやっとしてしまう(笑)

「白夜」
一日中太陽が昇り、闇のない短い時間の中で、光を求める闇の化け物と、陽の光のような明るい人間の少女、華南とのお話。
魔の森で出会った幼い華南の持つ光に焦がれて人間の姿をして現れた魁と、彼に惹かれていく華南。
百数十年に一度の白夜の幻が織りなす光と闇の恋の物語と言ったところ。

「月下美人」
学園もので、得体の知れない植物に頼まれて、その苗床(?)になった少年と、それはきっと悪いものだと排除してしまおうとする友人たちとのコメディ。
タイトルからは、どー考えてもコメディを想像できないけれど、オチはしっかりしている。
悪いとか悪くないとか、あーた、宇宙から来ようがなんだろうが、植物は植物、生長して生きるために悪意とかそういうのがあるわけないわなぁ。

「a wish flower」
病気がちな幼馴染みの女の子カナと、それを励まそうと駆け回る男の子セツの、ほのぼのとしたお話。
何とかして、元気になってもらいたい子供らしい単純さと純粋さがかわいらしい小品。

「魔法の木」
こちらも短い小品で、盲目の千穂と幼いころからずっと遊んでくれていたお兄ちゃんとのお話。
昔読んだ本の中に出てくる魔法の木、と言うものを題材にして、日常の中のささやかな幸せを願う穏やかな作品。

「TWO YEARS AFTER」
ティナのその後のお話。
幼稚園に遅刻しそうな朝の風景を描いたもので、ドジでお人好しな新しいママとの会話にグレイと出会った片鱗が見えてかわいい。

「センス」
かわいがっていた猫を亡くした佐藤と、小さな捨て猫をきっかけに、落語研究会の吉野との関係を通じて、ペットを亡くした哀しみから立ち直る話。
個人的にはいまいち好きな話ではないけれど、猫がかわいいので許すっ!(笑)

「DAY AND DAY」
ティナとグレイの十数年後の姿を描いた小品で、これだけ文庫書き下ろし。

といろいろあるけれど、やはりティナとグレイの話がいちばん好き。
他もいろいろ読んだけど、このひとのマンガは、まずこれをオススメ。



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家族ゲーム

2005-04-23 23:18:43 | マンガ(少女漫画)
さて、またもやこのひとの登場の第144回は、

タイトル:そりゃないぜBABY(全11巻)
著者:立野真琴
出版社:花とゆめコミックス

であります。

第135回の「カードの王様」より前の作品で、高校を卒業してプーをやっていた主人公の桃子が、家政婦としてある作家の家に住み込みで働くことに。

その家が作家と4人の子供という構成で、最初は追い出す算段をしていた子供たちをやりこめるところから。

ほんとうに「家族ゲーム」みたいな感じで、基本的には1話完結の連作。
桃子を始めとするメインキャラ6人、それぞれを中心に据えて1話を作っていて、誰かに贔屓目にもならず、まんべんなく、上手に話を作っている。

まぁ、キャラの性格上、作りにくいのもいないわけではないけどね。(のぞみとか)

全巻数の前半は、完全に家族もの。
いろんなエピソードを用意して作って、後半に入ると少女マンガらしく恋愛ものになっている。

相変わらず、話の中で「こいつが本命」と言うキャラとはくっつかない話ではあるけれど、メインキャラがこれだけいても、しっかりとまとめてるのはさすがと言うべきかな。

ただ、いつも思うんだけど、このひとの描くキャラって涙腺緩いぞ(笑)

女性キャラならまだしも、男性キャラまで年齢問わず、そこまで涙腺緩くないと思うんだけどなぁ。

でも、素直に楽しめる作品でございます。
大昔の「ミッキー&一也シリーズ」とか、「D-Walk」とか、男女問わず、おもしろい作品を作ってくれるひと、ってのは少ないと思う。

花とゆめは少女マンガのジャンルだけど、このひとは男性にもお勧めできる。
「カードの王様」とともに、男性にも読んでみてもらいたい少女マンガって感じだね。

あ、ちなみに、SEN-LINNともにオススメなので、木曜劇場に登場する可能性あり(笑)



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久しぶりの表紙買い

2005-04-22 20:21:05 | 小説全般
さて、もともとSFのひとじゃなかったかなぁの第143回は、

タイトル:歌の翼に ~ピアノ教室は謎だらけ
著者:菅浩江
出版社:祥伝社ノン・ノベル

であります。

90%、表紙買い(笑)
私は一等好きなイラストレーターさんにいのまたむつみ先生がいるけど、僅差の次席くらいに加藤龍勇(加藤洋之)+後藤啓介のおふたりがいる。
(追記:いまおふたりはコンビを解消されて、ひとりひとりで描いていらっしゃるようです。おふたりが描く独特の世界がすごい好きだったから、また合作したのを出してくれないかなぁ、としみじみ)

そのうちの加藤龍勇さんがイラストを描いていたので、即買い(笑)
で、10%は作家さんの名前を知ってて、昔1回くらいは読んだことがあって、すんごいおもしろかった記憶はないけど、悪印象もなかったので、買ってみた。

けっこうヒット(笑)

裏表紙には「ミステリー連作」との文字が躍るけど、ミステリーとは思えないなぁ。

「商店街の楽器店」の「ピアノ教室の先生」である亮子を中心に展開される物語だけど、ちょっとした謎解きくらいのもので、どちらかと言うと人間ドラマと言ったほうがいいかもしれない。

で、雰囲気がとてもいい。
主人公の亮子。いつの時代にも使われそうな、おっとりとしたいかにもなお嬢さまで、音楽大学主席で卒業。なのに、生徒数の減少に頭を悩ます楽器店のピアノ教室の教師をしている。
しかも資産家の娘で、生活に困らないから薄給でもぜんぜんOK。

なんて書いてると、イヤな感じのキャラに思えるかもしれないけど、見せ方がうまいのか、この亮子のキャラで作品全体の雰囲気が穏やかになっている。

また、ピアノ教室の防音ドアの「くぽっ」、に代表される、ちょっと間の抜けた感じの擬音が雰囲気をよりよくしている。
この使い方はうまいと思った。

もちろん、それだけではない。
連作だから、短編っぽく1話1話を完結させながらもひとつのストーリーとしてつなげていく構成についてもきちんと出来ている。

1話の中で語られるものが伏線になって、次の話につながり、全体としてきっちりひとつの長編になっているところは上手に作ったと思う。

話自体は、亮子がピアノ教室を通して出会う人間たちとのふれ合いの中で、人前で演奏できなくなったつらい過去との訣別や自分を取り戻すもので、ラストに向かうに連れて、やや強引なところがあったり、お涙頂戴みたいなところがあったりと、ちょっといただけないところがないわけではない。

でも、最初の小学6年生のユイカと小学2年生のダイチの話から、つらい過去を見つめ直し、立ち直ろうとするラストまで、作品の持つ雰囲気の流れがとても自然で、作品世界の中にするっと入っていける。

また、煽り文句に「ミステリー」と言わしめる謎解きに、おっとりなお嬢さまの亮子が見せる鋭い観察眼も、ラストにつながる一貫した伏線としてうまく使われているし、語られる心理学等の知識も、説明的になりすぎない程度で収まっているし、伏線として上手に使われている。

ちょっとした引っかかりと除けば、個人的にお気に入りな部類に入ると思う。

たぶん、前に読んだことがあるのはSFだったかと思うけど、菅さん、こういう話も書けるんだなぁ、としみじみ。

ただし、いかにもなおっとり型のお嬢さまキャラが耐えられない方には向かない。
後半はまだしも、前半できっと挫折すること請け合いなので(^^;
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抱きしめた、マーマの骸♪

2005-04-21 14:11:07 | 木曜漫画劇場(白組)
さて、主役誰だったっけな第142回は、

タイトル:聖闘士星矢(文庫版全十五巻)
著者:車田正美
出版社:集英社

であります。

扇:今週もやって参りました。鈍足の貴公子、貴・方・のSENです。

鈴:恥ずかしいセリフは相方にまかせるLINNでーす。

扇:恥ずかしいとは何だ。
人生で一度は言っても良いかも知れない台詞697位だぞ、これでも。

鈴:えらい遠い順位だな。
さて、話にいくと聖闘士(セイント)と言う職業の方々がアテナと言う女神さまを巡って争奪戦を繰り広げる物語であります。

扇:微妙に違うような気もするが……。
この聖闘士という連中、全員が守護星座なるものを持っておりまして、それにちなんだ聖衣(クロス)を身にまとって戦います。
ちなみにこの聖衣、当初は着た聖闘士の能力を飛躍的にアップしてくれたのですが、途中からただのプロテクターと化し、最後は受けたダメージの目安になってしまいました。

鈴:身も蓋もない解説やな。
ちなみに聖衣には階級があって、青銅(ブロンズ)、銀(シルバー)、金(ゴールド)があったはずなのに、いつの間にか最下層のブロンズが最強になると言う少年マンガお約束街道まっしぐらであります。

扇:大きな声では言えませんが、青銅(一年生)、銀(二年生)、金(三年生)と解釈すると、学園バトル漫画と言えないこともないです……というより、血脈は同じ(笑)

鈴:そのまんま男塾じゃねぇかよっ!

扇:しまったぁ! 言わなきゃバレなかったのに!

鈴:どうあがいてもバレバレやんけ。
でもまぁ、男塾とは違って、最強がどんどん破られていくのがこのマンガいいところ(?)だな。
ドラゴンの盾は最強! とか言いながら、シュラのエクスカリバーにあっさり切られてるし(笑)

扇:まー、あれは青銅が黄金に斬られたということでまだ順当なのだが。
確か黄金聖衣って破壊不能だったはずなのに、聖矢、あっさりとタウラスの角折ったりしてるし。

鈴:破壊不能っつって……。
十二宮編終わったら、さんざん破壊されてるぞ、黄金聖衣。
まぁ、聖衣だけで言うなら、何度ぶっ壊されても復活する一輝のフェニックスの聖衣が実は最強だろうけど(笑)

扇:黄金聖衣が破壊されるのは相手が神の時だけだ。まー、ツッコミは週間漫画の華ということで。(笑)
ちょっとキャラ紹介しますか、多いので二人ずつ、主要五人に絞って。
まずは主役の星矢。ペガサスの聖闘士で、音速の拳を秒間百発以上放つペガサス流星拳が得意技。行方不明の姉を捜しているらしい。小宇宙(コスモ)という名の根性で強敵を倒していく、非常に少年漫画らしい主人公(笑)。
ドラゴン紫龍。なぜか強敵ばかりぶつけられる薄幸の人。手にしたドラゴンの盾は自称最強だが、しょっちゅう破壊されていた。なぜか聖衣脱いだ時の方が強い(笑)。

鈴:では続き。
白鳥(キグナス)の氷河。何でもかんでも凍らせてしまう瞬間冷凍なキャラ。ただし、矯正不可能なほどのマザコン(笑)
アンドロメダの瞬。女顔、軟弱とや○いの受を地でいくキャラ。ただし、柔和なひとを怒らせると、とてつもなく怖い、と言うお約束を、これまた地でいくキャラ(笑)

扇:一部の人から猛烈な抗議がきそうな解説だな……。
最後、フェニックス一輝。瞬の実の兄。青銅聖闘士最強、この漫画の中でもベスト5に入るぐらい強い人。なんべん倒されても、ゾンビのように復活してくる。相手に幻覚を見せる鳳凰幻魔拳はかなり反則。

鈴:反則どころか、どんなに強かろうとかかってしまう拳を持ってる時点で卑怯以外の何者でもないぞ。
聖闘士の世界って階級社会のはずだぞ。

扇:まぁまぁ。確かに反則だけど、精神攻撃の通用しない乙女座のシャカと、同じ精神攻撃の使い手である双子座のサガには負けてるわけだからいいとしようではないか。

鈴:つか、サガはいいとしても、シャカがなぁ。
作者の趣味と言うか、すべてにおいてこのひと、最強のような気がするがな。

扇:一応解説しておくと、黄金聖闘士の一人乙女座のシャカは神を除けば全キャラ中最強です。黄金聖闘士と主人公達が戦う十二宮編で、これでもかって言うぐらい強さを見せつけてくれました。
主人公全員完敗してしまうという展開は、少年漫画にしては珍しかったなぁ。
ギリシャ神話なのに、なんで釈迦の生まれ変わりなんだというツッコミは置いといて……(笑)

鈴:置いとくも何も、つっこみだしたら止まらんだろ、このマンガ。
……まぁ、こういうつっこみがいくらでも出来て、遊べるのがすばらしい少年マンガと言えるかもしれないけどー(笑)

扇:途中から間延びしちゃった感はありますが、かなり楽しいバトル漫画です。
十二宮編でやめちゃったという人、ハーデス編で描かれている黄金聖闘士同士の戦いは結構いけますよ。

鈴:結局は主人公5人にいいとこを持ってかれてるけど、確かに黄金聖闘士たちの戦いは見物。
まぁ、その筋のひとたちにはいろいろ異論はあるかもしれないけど、要所要所できっちりと見せてくれるひとではあります。

扇:理屈っぽくないバトル漫画が好きな人にオススメかな。
時代小説に学んだというだけあって、対決の見せ方は上手いと思う。
というわけで、読んだ後は空き缶に向かってユニコーンギャロップだ!(主役の技じゃないのがミソ)

鈴:そういうマイナーな技を出すでないっ!(笑)
どうせならオーロラサンダーアタックにしなさいっ!
さておき、このマンガ、懐かしさも相俟って笑えること必至。古本屋で見つけたら是非ゲットしましょう。
間違っても新刊を買わないように(爆)

扇:新刊買えよっ、作家さん泣くぞっ、つーかそれはアニメ版の技だ!(笑)
さて、相も変わらず書評になってませんが……。
ルールル、ルルル、ルールル。
ああ、来た来た。みなさま、今宵はここまでにいたしとうございます。

鈴:なんでアニメ版だとわかるのかはあえて訊くまい。
何だか、書評よりいつもの会話を再現してるだけのような気はするけど、この辺で。
あ、今宵は、ここまでに、あーっ、しとーございますぅ~~~(爆)

扇:この番組は、電波が作る重度な馴れ合い、SEN-LINNがお送りしました。

鈴:では、みなさん、聖域(サンクチュアリ)でまた逢いましょう。
さいなら、さいなら、……さいなら


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