つれづれ読書日記

SENとLINN、二人で更新中の書評ブログです。小説、漫画、新書などの感想を独断と偏見でつれづれと書いていきます。

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どーしても……ねぇ

2007-09-30 14:49:21 | 小説全般
さて、書店でバイトしてたことがあるとよくあるんだよねの第907回は、

タイトル:ヴィヴィアンの素顔
著者:花井愛子
出版社:集英社 集英社文庫(初版:'97)

であります。

お初の作家さんですが、名前だけはずぅっと前から知ってたりして。
まぁ、大学時代に本屋でバイトしてたから、講談社のピンクの背表紙の文庫のところでやけーにたくさん並んでいたのでね。

でも、Amazonで検索してみると、完全に少女小説のジャンルからは遠ざかってる感じだねぇ。
確か山本文緒も、もともと少女小説でデビューしていまあんなだから、昔からこんなだったのかもね。
いまラノベ出身で単行本出して大々的に宣伝してるけど、少女小説のジャンルのほうがぢつは早かった、のかも。

さておき、本書の話をせんとあかんな。
では、ストーリー。

『小原紅子は小さいころから、ずっと名前にコンプレックスを持っていた。
紅子は「コウコ」と読むのに、母親は「コッコちゃん」と呼び、近所のおばさんは「べに」と呼んだり。
さらに関西でお新香のことを「こうこ」と呼ぶことから、ぜんぜんうれしくないあだ名を付けられたりとさんざんだった。

そんな子供時代のおかげで地味で暗くて真面目なだけが取り柄の女のコ……しかも母親が仕事をしていて放任だったこともあり、不摂生を重ねてデブになってしまった紅子は、暗い小学校時代から逃げるように私立の中学に入学する。

そこでも相変わらず、地味でデブという別のコンプレックスを持ったまま、中学校生活を送っていた紅子は、あるとき、クラスメイトの山岸芽理に紅子の名前は、「風と共に去りぬ」のスカーレット・オハラから来ているのではないかと言われる。
そのことを知ってスカーレット・オハラ=ヴィヴィアン・リーに憧れるようになった紅子に、芽理はまたしても何気ない一言を言う。

「オハラっさーあ。やせたら、絶対にモテるよねっ」

ダイエットをすればヴィヴィアン・リーのようになれるかもしれない、と奮起した紅子はその真面目さと勉強熱心さから1年近くかけてダイエットに成功。
芽理の言うとおり、男性から声をかけられるようになった紅子だったが、本質はそう変わるわけでもなく、相変わらず地味で人見知り気味で流されやすいところは直らない。

けれど、そんな流されやすさと真面目さが、変な方向に紅子の感覚を歪めていく。』

けっこう、どろどろを期待したのに、ぜんぜんどろどろではありませんでした(T_T)
いや、それは別にいいんだけど(笑)

さておき、本書は主人公である小原紅子の幼少期から社会人になるまでを描く物語で、小学校時代の暗い過去から中学校でのダイエットの成功、モテるようになってからの紅子の変化などが一人称的な三人称の文体で軽快に描かれている。

とは言え、どーしてもこの文体はいまいち好きになれない。
別に軽快なところもあり、暗くなりがちなところでも書き方でユーモラスになったりといいところはあるとは思う。
でも、本書は説明的な描写と著者のツッコミの差が激しすぎていまいち。
また、説明文がダラダラと続くところがあり、またそういうところで「ダラダラと説明したのには訳がある」みたいな書き方をされると余計にげんなり。

ただでさえ、説明部分は読むのがめんどくてうざったいのに、そういう言い訳がましいことを書くなよ、って気になってしまう。

とは言え、ストーリーそのものはどろどろじゃなかったけど、それなりに読めた。
ちょいと紅子と芽理以外のキャラに、「そうか?」ってツッコミ入れたくなることはあるものの、そうしたところを除けば無問題。
特に、ラスト、社会人になり、芽理と再会し、芽理とふたり居酒屋で飲みながら、芽理の言葉に紅子が取った最後の仕草というところで終わらせるところはいい。
見方によっては中途半端な終わり方に思えるかもしれないが、無駄に後日談を書かずにそこからの紅子を十分に想像させることが出来るものになっていて、読み終わったときの読後感はかなり良好。

ラストよければすべてよし……とまでは言わないが、このラストがなければ、本書の評価はかなり下がったと思う。
そもそも読み始めたときに文体に拒否反応が出たりしたので、余計に(^_^;

と言うわけで、ダメなところもあるし、いいところもある。
濃い話が好きなひとには成功から転落みたいな部分がないので物足りないかもしれないが、そういうのを気にしなければまぁまぁ読める作品ではあろう。
オススメ! とは確実に言えないけど、どう? と言われればまぁいーんじゃない、くらいには言えると言うことで。

総評、及第。
コメント

ある意味バベルの図書館

2007-09-27 02:52:55 | おしゃべり
さて、第906回であります。


扇:よーやくサモナイ3が終わったSENでーす。

鈴:まだオーディンスフィアをクリアしてないLINNで~す。

扇:買ったのいつよ?

鈴:今年の5月。

扇:今は何やってんの?

鈴:PS2だと、久しぶりに「テイルズ・オブ・エターニア」やってて、先週金曜に「東方風神録」買ってきたから、これもちょこちょこやってる。
まぁ、最近忙しめだからそこまでやりこんではおらんが……。

扇:サモナイ4はどこへ行ったんだ……?

鈴:……やっぱり東方シリーズはおもしろいぞ~。

扇:さて、浮気性なLINN君はほっといて今週のWikipediaです。

鈴:素で流しやがったな、こいつ……。
まぁ、ゲームの話をし出すとキリがないからいいとこかな。
……てなわけで、今週のネタは?

扇:りるさん、御陰様で無事番外編までクリア出来ました。
ブレイブクリアからミニゲームまでお世話になりっぱなしでした、ありがとうございます~♪

鈴:ゲームネタに戻すんじゃねぇっ!!
ネタは? って言ってんだから、Wikiのネタを紹介せんかいっ!!


『Wikipediaに聞け!』


扇:と言うわけで、今日のテーマはぁぁぁ~!
バベルの図書館?

鈴:3つの僕はおらんぞ。

扇:それはバビルだっ!
ったく……ボルヘスの『伝奇集』を知らんのか。

鈴:知らん。(素)
なんだそりゃ?

扇:(ぴきっ)
何だとは何だ!

鈴:何だとは何だ! とは何だ!?

扇:何だとは何だ! とは何だ!? と言う貴様は誰だ!?

鈴:いや、LINNだけど(素)

扇:リンリンリリン、リンリンリリンリン♪

鈴:銭銭せ銭、銭銭せ銭銭♪

扇:てめぇ、今すぐ松田聖子歌うぞっ!

鈴:何をぉぅ!
ならばこっちは3連続でプリキュアオープニング歌うぞ!?
(ちなみにMax Heart、Splash Star、プリキュア5)

扇:俺達、××歳越えて何やってるんだろうなァ……。

鈴:いきなり素で年齢のことを考えるなっ!!
それを言い出すと、かなりへこむから(T_T)
だが、まぁ、だいじょうぶだろ、あと10年経ってもこのまんまだ。
(10年度も松田聖子だの、プリキュアだの言ってたら、それはそれでかなりイヤかも……)

扇:否定できんのが痛いところだな。
さて、ウォーミングアップはこれぐらいにしておくか。
(大丈夫、10年後は倖田來未とか、あやかしあやしにネタがシフトしてる筈だ)

鈴:やけに長いウォーミングアップだったな。
(倖田來未とか、あやかしあやしにならずに、山本リンダとか、魔女っこシリーズになってたらどうすんだ?)
さておき、そろそろ本題の「国立国会図書館」……って初宣言か、これ……。

扇:さて、本題の国立国会図書館ですが、実はあまりネタがありません。
日本中の本を集めてたら速攻で床が抜けるんぢゃねぇか? とか些末なツッコミならいくらでも入れられますが……とりあえず、いつものように見出しを挙げてみます。

「ルーツは聖書?――基本理念」
「お得意様は国会――サービス」
「シャレになってません――電子図書館作業」

以上、三項目でお送りします。

鈴:では、最初の見出しから。
基本理念、ってまぁ、ふつうはあるんだろうが、図書館の理念なんか気にしたことないもんなぁ。

扇:つーか、全国の図書館にあんのかね? こういうの。
「真理がわれらを自由にする」……って、いい言葉っぽく聞こえるけど、実は何も言ってないのと大して変わんねーよな。
まぁ、哲学ってそういうとこあるけどさ。

鈴:まぁ、もともとの出典からして、東洋的じゃないからなんかしっくり来ないんだよね。
じゃぁ、次のサービスか。
たぶん、あんまり知られてないと言うか、図書館という名前から、誤解があるのかもしれないけど、もともと国会のための施設なんだよね、この図書館。

扇:愚民共に使わせる義理はねぇぜ、ってことですか先生?

鈴:いや、そういうわけじゃないんだがなぁ。
いちおう、もともとの設立の趣旨が議員の立法調査とか、そういうところがあるからなんだがね。
とは言え、一般向のサービスもあることはあるし、実際「国会図書館は資料の最後のよりどころ」ってのは、そのとおりだね。
納本制度のおかげで、ここにない本はないからなぁ。
私も、「周礼」の資料を見たくて、2回ほどここを訪れたことあるし。

扇:まぁ、資料の最後のよりどころってのは確かだな。
どこぞの、「本なら何でも揃う」とかほざく某書店も見習って欲しいものだ。
しかし、相変わらずあンた、中華マイナー街道まっしぐらやね。

鈴:うわぁ、懐かしいなぁ、「本なら何でもそろう」の某書店。
カウンターしかないようなバーくらいのスペースの店でも、看板にはそうほざいてたからなぁ。
何回JAROに誇大広告だって訴えたくなったことやら……。
さておき、行ったときに初めて知ったが、ここに入るのに入退出カードをもらわないといけない、ってのはびっくりしたな。
ちょうど、その改札みたいなところにいるガードマンのおっちゃんに、いろいろ教えてもらって、臨時カード作って入ったなぁ。

扇:「嘘・大げさ・紛らわしい」……わっ! 全部当てはまるよ×脇書店!
それは置いといて、さすが国の宝物庫だけあってガード固いな。
で、実際に建物見た感想は? 霞が関ビル五棟分ぐらいあった?

鈴:まぁ、そう言ってやるな。一時期は、それに見合うだけのサービスをやってたみたいだしな、宮×書店(笑)
さておき、ガードが堅いのは仕方がないのぅ。
なんせ基本、見せるためじゃなくて保存するためのところだしなぁ。
だが、建物……入り口から見ただけじゃ、いまいちよくはわからんが……中は広かったのぅ……。

扇:Wikiの写真見る限り、そんなに大きくなさそうだけどね。
毎年、鬼のように本が増えてくのを考えると、敷地がいくらあっても足らんような気がするのだが……。

鈴:確かに、写真見るかぎりでは、そうでかくはないのぅ。
だが、中に入ってみると受付のロビーだけでかなり広かったけどな。
たぶん、そのロビーだけで郊外型のスーパー並みって感じだったな。
これが何階もあれば、それなりに入るんではないかえ?

扇:でも、本って結構かさばるぜ?
雑誌とか新聞とかも含めたらシャレにならん量になると思うんだがのう。
つーか、管理する側には回りたくないよね、絶対死ぬから。

鈴:かさばるが、理路整然と整理すれば、それなりに入りそうではあるがな。
だが、管理する側に回りたくないのは、その通りだな。
そもそも、探す本を受付に回して軽~く30分は待たされるくらいの場所だからな。
かなり忍耐強いヤツでないとつとまらんわなぁ。愚民どもと思う連中の依頼もあるわけだし……。
じゃぁ、3つ目、電子図書館。

扇:正直、きっぱりさっぱりはっきり言って、無茶だよね?

鈴:まぁ、無茶だよなぁ。
確かに、ふつうの紙ベースの本よりはスペースは取らんが、内容がなぁ……。

扇:てゆっか、図書8,369,233冊、雑誌176,961タイトル、新聞10,351タイトル(平成16年度末の統計)だぜ?
誰がデータ取るんだよ、だ・れ・がっ!

鈴:いや、書誌としてデータ取ってっぞ。
まぁ、これもどうやら国会図書館の仕事としてあるみたいだが、新刊情報がやや遅めなので、あんまり役に立ってないってのがなんか寂しい(笑)

扇:取ってるのかよ……。
そう言えばここに書いてあるけど、日本国内のホームページデータを収拾する計画もあったみたいだね。
当然の如く、企画倒れしたよーだが。(笑)

鈴:書誌だから、タイトルとか、そのあたりだけだろーけどな。
だが、ホームページデータを収集するってのはなぁ。まぁ、よくその企画、考えたよ(笑)
当時はさておき、いまだとブログなんてのが毎日○千レベルで増えてんだから、HDDがいくらあっても足りんわな。

扇:ブログはお手軽だからねぇ。
かく言う、ウチもブログだが……ほぼ文字だけなんでメガ数換算すると……あははは。(爆)

鈴:テキストベースを容量に換算するのはかなり虚しいぞ(爆)
なんか、あんまりこう虚しい話をするのも何なんで次行くか。


『今週の一冊』


扇:では、今週の一冊ですが――。
『課長バカ島×作』
です。

鈴:……うわぁ、その伏せ字はつっこみたいけどつっこめない……(笑)

扇:突っ込めないのか?
俺的には、「課長みたいなモン」と「御都合主義の権化」と、どっちが偉いかって聞かれても、大して変わらん気がするけどな。

鈴:う~む、やっぱ人気あるからあんまり……ツッコミどころ満載だがなぁ。
しかし、「課長みたいな門」ってなぁ。
まぁ、「課長補佐代理心得」だし。
我が社だったら、たぶん係長だな(笑)

扇:そりゃ、「島耕×」はギャグ漫画なんだから、ツッコミどころが多いのは当然だろう。(笑)
で、門じゃねぇっ! 地位だ、地位っ!
つーか、「心得」が付いてる時点で、係長どころか、平社員の可能性もあるぞ。

鈴:堂々とギャグマンガと言うなっ!!
まぁ、まったく否定できないんだが(笑)
だが、心得がついてはいても、いちおう課長の肩書きをつけてるんだが、せめて係長くらいにはしてあげないとかわいそうじゃないか。

扇:まぁ、モー×ング自体がオヂサン向けの少年漫画雑誌だから、主人公が無敵なのは仕方ないがね。
可哀相って言われても……一応、課長って名前は付いてるけど、所詮、心得だよ、心得
よーするに、課長補佐代理のつもりでいなさい、ってただそれだけでしョ?

鈴:いや、平社員にいきなり課長補佐代理のつもりはないだろう。
それに、平社員とおなじ机と椅子だったとしても、派閥に勧誘されるくらいだし、いちおう非組合員って言われてんだから、せめて係長くらいのレベルでないと組織としてどうよ!? って気がすんぞ。
まー、でも課長補佐代理だろうと、係長だろうと、あれがそのまま係長以上の肩書きをもらえる時点で、組織としてとてつもなく間違ってるけど。

扇:一応、一巻の最初の人物紹介に、『八神和彦 33歳 家電メーカー松芝電機 商品開発部 企画課係長』って書いてあるな。
どうやって、係長まで昇進したのか……激しく謎だ……。

鈴:謎……というより、世界七不思議って言ってもいいよね。
最初のころは、まだ仕事してたから、まぁ、係長でもいいかって気にはなるが、話が進むに従って、仕事してるところがほとんどないから、余計に「よく昇進できたな」って気になるわな。
まー、企画するところだし、きっと……いや、たぶん、なんか一個でも商品の企画作って当たったんだろう。

扇:当たった……のかなぁ?(疑問)
ボールペン一体型ラジオ『ラジペン』とか、電卓一体型懐中電灯『電卓ライト』なんていう企画が平気で通る部署だぞ、あそこ。
あれじゃ、『商品開発』ぢゃなくて『できるかな』だよ。

鈴:当たったんだよっ、当たったんだってばっ!!
でないと、おなじ年齢で平社員やってるひとたちに失礼じゃないかっ!!(笑)
しかも「できるかな」っつってなぁ。
……なんか、ラジペンとか見てると、ノッポさんが作るおもちゃのほうがすごそうに見えてくるんだよなぁ。
子供向け番組よりレベルの劣る商品開発部って、どうやって存続できんだ?

扇:いや、力説しなくていいから。
企業によって差はあるだろうけど、33歳で係長……じゃなくてその上に昇進、ってのはどう考えても、抜擢だよなぁ。
よく人事部に苦情が来なかったもんだ、さすが松芝電機。(笑)

鈴:苦情……あまりのバカさ加減に苦情を言う気にならんかっただけじゃないか?
あれに言ったところで暖簾に腕押しって感じだし。

扇:名も無き社員に色々と馬鹿にされてるもんなァ、八神さん。
「おかしい……課長が仕事中に仕事の話をしている」とか、「八神課長が転職を……!? まさか――――あの人を受け入れる企業が日本国内に存在するのか!??」とか、もう散々。
ま、俺が部下でも似たよーなこと考えると思うけど。(笑)

鈴:部下ぢゃなくても、きっとおなじ職場にいたら考えるって(笑)
と言うか、そもそも就職できたのが不思議なくらいだし。
まー、ある意味ストレス溜まりそうだし、溜まらなさそうだけど。

扇:あそこまで突き抜けて馬鹿だと、『ほっとけば無害な人』で済ますかな。
でも、お馬鹿ことばかりやってるようで、実はかなりまともに見える時もあるね。
『ウィントース(笑)』の使い方を習う時、奇妙な行動を取るシーンがあるが……もっと凄いことをする人は沢山いるからさほど驚かなかった。(爆)

鈴:あー、パソコン絡みはねぇ……。
事実は小説より奇なりとは言うが、パソコン関係だけはこれは地でいってるからなぁ。
……そういえば、ふと気付いたんだが、まだこの作品のタイトルを言ってない気がするんだが?

扇:!Σ( ̄□ ̄;)
はっはっは……馬鹿言っちゃいかんよLINN君、この私がタイトルを言い忘れる筈がないぢゃないか。
『今週の一冊』の一行目を見たまえ、ちゃんと、『課長補佐代理心得×耕作』と書いてあるだろう?

鈴:1行目は「では、今週の一冊ですが――。」だし、そのあとにも、一言も「課長バカ一代」(著者:野中英次)って書いてないぞ。

扇:ええい、共同執筆者代行待遇のくせに重箱の隅をつつくような細かいツッコミをっ!

鈴:副執筆者代行が何を言うかぁっ!!

扇:(ちなみに、本作は半年前に私が紹介してたりします……)


to be continued……
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見つけてしまった……

2007-09-23 00:17:19 | マンガ(少女漫画)
さて、一度思い付くとダメねぇの第905回は、

タイトル:7時間目ラプソディー
著者:田中メカ
出版社:白泉社 花とゆめコミックス(初版:'06)

であります。

それなりに何度も読んだり、新刊をとりあえず置いとくのに、押入を使ってたりするんだけど、そこをDVD置き場にするために整理していたら、これが出てきたりして。
あ、これ記事にしてもいいかなぁ、なんて一度思ったりすると、一般書、ラノベと来て次がマンガだから一回りじゃん、とか思ったりして(笑)

そんなわけで、他のを読んでないわけではないのだけど、今回はマンガです。

さて、ストーリーは、

『高校2年生の藤堂倫子は真面目で頼れるクラス委員長。
……とは言いながら、実は少女小説が大好きで夢のような恋愛にも憧れる一面も。
ただし、普段はやはり真面目な委員長体質でクラスをまとめているのが常。

学園祭の準備中のあるとき、シンデレラのお芝居をやるはずだったクラスが何故か、ホスト(ホステス)系喫茶の看板を作成中。
企画変更になった理由は担任で現国教師の佐久先生の仕業。

準備室で恋愛相談室なんてのを開いているお気楽教師に文句を言いに行ったのはいいけれど、何故か喫茶店への企画変更を了承させられてしまうことに。
迷える子羊のための喫茶店企画。でも、まだ納得できない倫子を納得させるために、佐久先生は恋愛相談室の状況を見せることになるのだが……。

いろんな事情を垣間見ることで倫子も喫茶店の企画を納得するようになるとともに、お気楽なだけではなく、きちんとどんな相談にも真面目に取り組んでいる佐久先生を間近で見ることで……』

この作品はLaLaDXで1話読み切りとして始まり、3話で完結する、と言うもので当然タイトルに巻数がないことからもわかるとおり、1冊でおしまい。
あとに初期の短編「Light Right ラビット」というのが収録されている。

さて、メインの「7時間目ラプソディー」本編のストーリーだけど……。

ベタです。
問答無用に甘々です。(笑)

このお話、これ以外に書きようがない……(笑)
少女マンガ、少年マンガ問わず、王道とも言える生徒と教師という設定に、キャラも真面目だけど恋愛に夢見る倫子さんと、お気楽ふまじめだけど締めるところは締める佐久先生、と言う設定はお約束以外の何者でもない。

また、1話は学園祭、2話は3年生になって夏休みの合宿、3話は卒業に伴うクライマックスとネタも定番を押さえている。
ストーリー展開も、生徒と教師だから恋愛対象にならない、それをラスト(卒業)でひっくり返すと言う定番中の定番。

まー、何というか、こうやって記事にして書いてみると、「生徒と教師」「恋愛対象にならないと言うネタ」「各学校行事」「卒業時のクライマックス」というキーワードだけで、だいたいどんな話なのか、かなーり想像できるよね(笑)

とは言え、定番も突き抜けてしまえばぜんぜんOKで、ベタ甘(?)な恋愛ものにアレルギーのない私にはけっこう楽しめるお話だったりして。
逆に言えば、この手の話が耐えられないひとは、まずさぶいぼアレルギーを発症するはずなので100%手を出さないように、と忠告するね(笑)
まぁ、ある意味、さぶいぼアレルギーを検査するのには適しているのかもしれないけど(爆)

そんなわけで、ストーリーはお約束で安心できるし、ヒロインの倫子さんはかわいいし(爆)で個人的には好きな作品にはなるんだけど、オススメしやすいかと言われるとやはりアレルギーのひとには向かないわけなので、総評としては及第、かな。
ベタでも何でも恋愛ものが大好き、ってひとにはとてもオススメなんだけどね。

それにしても……ふと読み返してみて、これのどこが書評だ!? って気は(かなり)するけど、まぁ、そこはそれ、まだリハビリ中と言うことでご勘弁を(^_^;



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世代を気にしてはいけない

2007-09-20 01:33:46 | おしゃべり
さて、第904回であります。


鈴:北極まで行ったから今度は地球一周でもしたかなぁと思ってるLINNで~す。

扇:リオデジャネイロでどうにか踏みとどまったSENでーす。

鈴:なんてとこで踏みとどまってんだよ!(笑)
ったく、早く戻ってこいよ~(T_T)/~~~~~~~~

扇:たかが地球の裏側じゃねぇか!
ところで、戻ってこいよと言いつつ手を振っているのはなぜなのか、納得のいく説明が欲しいのだがな、書記長。(怒)

鈴:!Σ( ̄□ ̄;)
い、いかん……。波線を多くつけすぎた……。
ま、まぁ、そう怒るなよ、K○○長官(爆)

扇:ったく……調子に乗ってると両院揃ってリコールするぞ、大統領。
しかし、この会話だけ単発で読んでると、台風の話とは思えないね。

鈴:リコールするなら解散してくれるわぁっ!!
しかしまぁ、ホントに台風ネタからなんでこんな話になったんだろうねぇ、長官?

扇:それは日本の御家芸だ。
実はこの台風ネタ、893回記念からずっと引っ張ってたりするんだが……誰も気付いてなかったりして。(爆)

鈴:あ、そうだっけ?>解散
なんかもー、「お勉強」なんて言葉と無縁……とは言い切れんが、この手のことを調べたりすることがないから、ぜんぜんわからんな(爆)
だが、記念かどうかは別として、台風ネタは……でも1ヶ月に1回はやってんだから、ひとりふたりくらいは気付いてくれるひとはいるだろう。
……うん、たぶん……。

扇:歴史が一番得意で、地理、公民の順に苦手だった私にとっては、無縁ゾーンだな。
しかし、台風ネタに限らず、さりげなく連結してるネタって結構あったりするねぇ。
リンクでつなげてみたら面白いかも知れない。

鈴:私は完全に逆だな。公民がいちばん得意だった……んだがなぁ……(爆)
この手の連結ネタはちょこちょこやってたよなぁ。
いまはちと間があいてるからわかりにくい……とも言えるが。
……ともあれ、なんかちょうどいい区切りになった気がするから、次のWikiに行くかね。


『Wikipediaに聞け!』


鈴:さぁて、今週のサ○エさんは~?

扇:SENです。
ようやくしのぎやすくなってきたなぁと思ったら、猛暑で死にかけました。
日本から夏という季節を排除してもよろしいですか? って、遠い星のバルトアンデルス様にお祈りしたい気分です。
さて、今週のWikiは――

『LINN君悪魔と契約』
『LINNさん地獄巡り』
『LINNちゃん堕天す』

の三本で~す。

鈴:素でサザ○さんの予告をすんじゃねぇっ!!
ったく……。
まじめにWikiのネタ出しをしよう。
今週のWikiは、世代がかな~りバレバレになる「ビックリマンシリーズ」であります。
天使と悪魔に分かれたシールで大ヒットしたので、御存知の方も多いでしょう。
と言うわけで、なんかひとを悪魔呼ばわりするひとがいるので、そういうひとは当然悪魔。
なので私が天使側と言うことで会話を進めていきたいと思います(笑)

扇:私が悪魔でいいのか?(喜)
では、先週に引き続き、見出しを掲げてから会話に移ります。

「実は十代目――悪魔VS天使シール」
「子供の遊びも金次第――様々な社会問題」
「実は今でも売ってます――ビックリマンの近況」
「貴方の知らないビックリマン――愛の戦士ヘッドロココ」

以上、四項目でお送りします。
読まない奴には悪魔の呪いがふりかかる!

鈴:喜ぶなよっ!!
しかも呪うな、読者を呪うんじゃないっ!!

ったく……ま、とりあえず見出しに沿って話をするかね。
と言うか、ビックリマンが有名になりすぎたからだろうが、10代目だったんか……。
これはさすがに知らんかったの。

扇:いや、悪魔と呼ばれたからにはやっぱ悪いことをしとかんと駄目だろう。
歩道を右側通行するとかな!

つーか、「どっきりシール」「立体ドッキリシール」「ウッシッシール」「マンギャシール」「まじゃりんこシール」って、どれも記憶に残ってないよな。
実際、ビックリマンと言えば基本的には「悪魔VS天使シール」だろうね。
勿体ないから、貼られて貼り返す遊びをやった人間はほとんどいなかっただろうが。

鈴:しょぼっ!!
つか、めちゃくちゃ最大級にしょぼいぞ、歩道では(笑)
まぁ、先週も悪魔と言いながらもしょぼい連中はたくさんいたけど。

さておき、実際に「ビックリマン」以外はホントに知らんなぁ。
この昔のなら貼ったり貼られたりは出来そうだが、実際にビックリマンは貼ったことがない。
確かに、いま考えると貼るためのものなのに、貼られないってのも何だかなぁ。

扇:しょぼい言うな。(怒)

シールじゃなくて、トレーディングカードに近かったよな。
てなわけで、そのまま次の項目に話がつながるわけだが……レアシール争奪戦はほんと凄かったねぇ。
子供が四十個入りのケースを大人買いして、シールだけ抜いてチョコを全部捨てるという笑えないことを素でやってたからなぁ。

鈴:あー、そうね、いまじゃトレーディングカードって言ったほうがいいな、確かに。
だが、ケース買いをしてるヤツは周りにはおらんかったが、捨てるヤツはいた……と言うか、ときどきもらってたな、中身だけ(笑)
意外に甘過ぎなくておいしいお菓子だったんだがなぁ。

扇:うむ、ビックリマンチョコは結構美味しかった。
チョコ投棄問題以外にも、高額で取引されたホロシールの禁止とか、シール盗難事件とか、ヒット商品に付きもののトラブルは結構覚えてるねぇ。
今だと、ギャザとか遊戯王カードがそのまんま同じを系譜をたどってるな……歴史は繰り返すとはよく言ったものだ。

鈴:その手の社会問題は確かに憶えてるな。
だが、この辺りはヒットしたが故の悩みではあるわなぁ。ドラクエも盗難とか、恐喝とか、そのあたりもあったし。
しかし、社会問題化して、公取委が介入して、ブームが去っていくってのも、皮肉なもんだな。
売れないとダメだが、売れすぎると横やりが入って廃れるんだから。

扇:たまごっちとかも、売れすぎて見事に廃れたもんな……何であんなに売れたのか今でも理解出来んが。
ゲームぐらいだな、売れば売るほどブームが持続するってのは。
てなわけで三項目に移るけど……まだ売ってるみたいね、ビックリマン。

鈴:売ってんのか!?
……まぁ、根強いファンがいるってことも書いてあるし、スタンダードに売上が見込めるんなら、作るだろうが……。
でもなんか、実際に見てみたくなってきたな。ちょいと探してみよう(笑)

扇:確かに、話してたら無性に食いたくなってきたな……。
まぁ、お菓子探しは休憩後ってことにして、最後の項目の話をしよう。
これ、知ってる? 俺は名前だけ知ってる。(爆)

鈴:知ってんのか、相棒……。
私は初めて聞いた、このマンガ。
つか、少女マンガにしようって発想がなぁ……。
いちおうと言うか、何というか、どちらかというと男の子向けの商品だったんだろうし。
しかし、Wikiにこのマンガの項目があるから見てみたが、なんか見たいような見たくないような……(笑)

扇:いや、実はビックリマンって、女性にも結構人気があったらしいぜ。
どういう方向でかは知らんがな。

鈴:……。
ま、まぁ、あえて考えないでおこう。
と言うか、考えたくもないので、次に行こう(笑)


『今週の一冊』


鈴;さて、では今週の一冊ですが、インディーズで制作・発表されながらも、小説やマンガなど、メディアミックスを勝ち得た稀有な作品のマンガ版です。
……まぁ、これでわかるひとはあんまりいないとは思うので、タイトルは、「おすっ!」のこえ
(著者:どっかの空手家)であります。

扇:ごめん、そのボケさっぱり解らないよ。
やっぱり、太陽に近いだけがウリの水星人の感覚はどっかズレてるよなぁ……。

鈴;……さておき、本当のタイトルは「ほしのこえ」(著者:新海誠 マンガ:佐原ミズ)であります。

ストーリーは、若くして地球外生命体の驚異に対抗するための組織、国連宇宙軍に所属し、宇宙へ飛び立つことになった長峰美加子と、その最も親しい友人で地球にいる寺尾昇との間で交わされる携帯メールを中心に、いわゆるウラシマ効果によってずれてしまうふたりの時間と、ずれてしまう思いを描いた作品であります。

小説版は読んだことはありませんが、マンガ版はけっこう絵が粗めで、それが余計に雰囲気を作ってる感じで、私的にはけっこう好きな部類のマンガです。
……雰囲気は。

扇:実は二年前に私が紹介してたり……。(→過去記事
しかし、こっちが絵を褒めて、そっちがけなすってのは珍しいパターンだな。
で、最後の一言は何か含みがあるのかね?

鈴;あー、そうねぇ、確かに粗いとは書いたが、雰囲気には合ってるから、いちおう褒めてるとも言える。
でも、含み?
あー、含みはないぞ。
どっちかって言うと、読んでてストーリーを云々するより、なかなか好みの雰囲気で浸れそうな感じなので、強調しただけだ。

扇:俺が同じ台詞吐いたら、絶対裏に含みがあるからなぁ……。
ともあれ、単純に綺麗な話ではあったね。
原作のアニメは全く知らんのだが、漫画版は敵であるタルシアンとの絡みを殆ど描かずに、ミカコとノボルの関係を強調することでラブストーリーとしてすらっとまとめている。
女性らしいっちゃ、女性らしい書き方だぁね。

鈴;あー、そうね、単純に男女とも共感されそうな話だよな。
そう言う意味では、男が原作の割に、女性にもお勧めしやすい稀有な作品ではあるな。
ただ、他のメディアのを読んで(見て)ないので、何とも言えんが、少なくともこのマンガ版は、綺麗なお話とか、センシティブなお話が好きなひとにはオススメ。

扇:……終わり?

鈴;!Σ( ̄□ ̄;)
えーっと、あー、う~む、……あとよろしくっ!!(逃)

扇:逃げんなっ!
8.7光年先まで逃げたとしても携帯メールで追っかけるぞ!
しかし……何故に宇宙で携帯メールなんだらう? これは最後まで謎のままだった。
ま、現代の恋愛物らしい小道具ではあるが。

鈴:あぅ……(T_T)
って、携帯メールで追っかけられたところで大して怖くないんだが(笑)
宇宙で携帯メール……まー、好意的に解釈すれば、基本的にデータ通信は公用オンリーだから私的な通信は、それ以外に出来ない、ってことにしとけば?
まぁ、それより、私がいちばん気になったのは、宇宙船乗組員なのに、なんで制服?
しかも、もともと所属していた学校の。

扇:中学生が公的な場に行く時は制服だからだろ?
まぁ、単なる作者の趣味とか、表紙で制服着てないとウケが悪いからって可能性もあるが。

鈴;いや、公的な場に行くときに制服はわかるんだがなぁ。
なんで宇宙船で生活してるのに、そのまんま制服なのか……まー、単なる作者の趣味ってのがいちばん納得できるわなぁ(笑)

それにしても、ちょいとラストに付け加えたほうがいいってネタを思い付いたんだが。

扇:ほう? 割と綺麗な終わり方だと思ったが。
まー、付け加えようと思えばできるし、そう言うことなら俺の方にもネタはある。
だが、まずはそっちの話を聞こうか。

鈴:ん~、いちおう、綺麗な終わり方はしているとは思うが、やや弱いと思うのでな。
ちょうど最終章の前の章で、昇が美加子にメールを送るシーンがあるので、ラストに救援部隊のメンバーに昇の名前があるのを知って泣き崩れたあとに、さらに昇のメールの着信があった、と言うシーンがあると、余韻がさらによくなるとは思ったな。

扇:いかにもハリウッド的だが、確かに綺麗だな。
ネタはかなり違うが、俺の方も余韻を大切にしたラストだぞ……フッフッフ。
ノボルが宇宙に来ることが判明して、急に命が惜しくなったミカコが撃ち落とされるのだ。
星になったミカコが宇宙を漂っていると、彼方からノボルの乗った宇宙船が――いや~、実に余韻の残るいいラストだ。

鈴;余韻は余韻でも、ダークな余韻にすんじゃねぇっ!!
ったく、命が惜しくなった、ってフラグ立てて死ぬってのなぁ、どっかの御大のやり方じゃねぇか(笑)

扇:何を言う、戦場で守りに入った奴が死ぬのは当然だ。
つーかね、この手の恋愛物は「会ったら駄目」なんだよ。
会いたい会いたい会いたい……でも会えない……そのまだるっこしさがドラマを生むのだからな。
で、ようやく会える! と読者に期待させておいて、最後の瞬間、奈落に叩き落として悲恋物出来上がり――完璧だ。

鈴;綺麗な話になってんだから、無理矢理悲惨な方向に話を作り替えんじゃねぇっ!!


to be continued……
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追うのはどっち?

2007-09-16 15:03:34 | ファンタジー(現世界)
さて、週一くらいはやっぱ書こうと思ってるの第903回は、

タイトル:鬼ごっこ
著者:青目京子
出版社:講談社 講談社X文庫ホワイトハート(初版:H18)

であります。

デビュー作の評価がよかったので2作目を買い、いまいちだったものの、きちんと読める作品を書いてくれる新人さんだと言うことで、今回3作目。
2作目はデビュー作の続き物ってことだったけど、今回はオリジナルの現代ファンタジー。

どんなものかと期待しつつ、ストーリーは、

『和歌山のある町に住む沢村莉子は、近付いてきた7月7日で17歳になる高校生だった。
女のコにしてはさばさばしているほうだが、そうした性格的なところを除けば、両親と姉の4人家族で、家族のことやちょっとした出来事で喜んだり不安になったりするような平凡で、ふつうの子だった。

誕生日を明日に控えた7月6日。
授業中の居眠りで説教が長いことで有名な教師に呼び出されてしまった放課後、学校で人気の高い旧家の御曹司である草野冬記が若菜を訪ねてきたところに出くわす。
その後、うんざりしながら説教を聞くために職員室を訪れた莉子は、その教師から不可解な言葉を告げられる。

教師の言葉を気にしながら、若菜と莉子は、そこで冬記と、冬記の遠縁だと言う転校生の零とともに七夕祭りに出かけることに。
その日の夜中、若菜の母親から、若菜がまだ帰っていないことを告げられる。
7日の朝、不可解な言葉を告げたままの教師も一家揃って行方不明となっており、短い間で身近な人間が消えてしまうことに不安が募る莉子。

そこへ冬記が若菜を捜すために、真夜中の学校に来るように告げてきた。
心当たりがあるらしい冬記に、莉子は同行することを決意し、真夜中に学校へ向かう。
そこで冬記は自らが陰陽師の家系で、「鬼」の存在を明らかにする。
非現実的な話についていけない莉子だったが、学校の体育倉庫に若菜がいると言われ……しかし、冬記にそこに閉じ込められてしまう。
体育倉庫には、行方不明となっていた教師一家と若菜がおなじように閉じ込められていた。

そこでも教師一家から「鬼」の存在を語られ、莉子自身も「鬼」の血統だと聞かされる。
冬記や教師たちから語られる「鬼」、教師から聞いた「払暁の星」……17歳の誕生日を前後して、莉子の人生は否応なしに変わっていく。』

……なげぇ……(T_T)
つーか、マジでストーリー紹介の書き方を忘れている~(爆)
以前はもっともっと要約して書いてたはずなのに……。
やはり、継続ってのは偉大だね(笑)

さておき、本書だけど、ストーリーは主人公の高校生、莉子を中心としたいわゆる学園ものの和風ファンタジー。
時間的にはかなり短く、本編の大部分を7月6日~7月9日くらいまでの間に起きた出来事が描かれている。
構成は、最初は莉子の視点で描かれた三人称で6日からを。2章に挿話的な解説、3章で莉子の相手となる木名井零の三人称で、おなじ7月6日からの時間を描く、と言う手法を採っている。

その分、おなじ時間を経過しながら、異なるキャラの心理描写などがしっかりと描かれていて、短い期間での話ながら、物語に厚みを持たせることが出来ていると思う。
文章も適度に分量があり、不足はあまりなく、表現もやや引っかかるところがないわけではないが、しっかりしている。
デビュー作から、文章力には一定の評価が出来るひとだと思ってたけど、このあたりは安心できる。

ただ、ストーリーを全体的に見渡してみると……「う~む(悩)」って感じ。
おそらくは、続きを意識してプロットを作ったのだろうと思う。
もちろん、いちおうの決着をつけてはいるので、ラストにオチがない、なんてことはないのだが、クライマックス後の引きが冗長気味。
また、クライマックスも盛り上がりに欠けているきらいがあって物足りないところがあるのが残念。

他にも、ストーリー展開と説明部分とがきっちりと分けられていて、そういう書き方はありだとは思うが、ストーリーの流れを考えると、無理なく展開の中で説明してもらいたい、と言う気持ちがある。
特に2章なんかは、すべて説明に終始しており、莉子から零への視点の変化をするためのインターバルと考えたとしても、どうかと思う。
まぁ、まだ展開の途中で流れを分断するような説明部分になるよりは、章立てを分けているぶん、まだ考えられているほうだと思うが……。

なんか、あんまりいいところはないように見えるが、作品の雰囲気は十分感じられるし、プロローグに語られるダークな桃太郎の異聞っぽいところなんかはきちんと本編を補完しているし、悪いところばかりではない。
良品、とはさすがに言えないが、デビュー作からこっち、「×」にはならないだけの力量はあるひとだとは言える。
まぁ、良品ではないのでオススメしやすいかと言われると、悩むところではあるのだが……(^_^;

しかし、作者紹介を見て、そういやこの人、広島県在住だったんだよなぁ、と改めて思ったなぁ。
同郷……出身は違うかもしれないけど、少なくとも、現在広島県在住ってことは、広島の人間というわけで。
やっぱりおなじ広島在住としては頑張ってもらいたいもの。

贔屓?
まぁ、しょうがないじゃん。
同郷の有名人は、同郷ってだけで応援したくなるのが人情ってもんでしょ(笑)



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コメント (2)

実は人類より多かったり

2007-09-13 16:45:10 | おしゃべり
さて、第902回であります。


扇:そう言えば、前回の『おしゃべり』って900回記念だったんだねぇ、とか思うSENでーす。

鈴:いまごろ気付いたのかと突っ込むLINNで~す(素)

扇:てめぇも気付いちゃいなかっただろうがよ。

鈴:いや、そのままだったら900回だなぁ、ってのは気付いてたぞ。
つーか、先週の記事書いてるときに、キリ番の話してたんだから気付いてたに決まっているだろう。
うむ、そうに決まっている。
私の記憶が確かならば、なんて不確定なことは言わんぞ。

扇:記憶にございません。
あ~、もうこれで、1001回しかやるタイミングがないぞ。
あと何日かかることやら……。

鈴:ちょい待て
なじぇそこで当然のように1001回なんだ。
たまにはきちんとキリ番でやろうではないか。
そのつもりはないのかね、SEN刑事……もとい、ジーパン。

扇:なんじゃこりゃあぁぁぁ!
――って、何を言わせる。
1000と1001だったら、後者の方が格調高いに決まっておろう。

鈴:言わせるって言ってんじゃんかよ(笑)
しかし、格調高いって家具じゃあるまいし。
そういえば、今回のネタのヤツって家具に巣くったっけ?

扇:家具に巣くう奴っていたか?
ベルフェゴールみたいに、××に座ってる奴とかはいたけどな。

鈴:あぁ、そういや便器に座ってたな、そいつ。

扇:書くなよっ!
わざわざ伏せ字にしたってのによ!

鈴:えー、伏せ字にしたなくたって、便器くらいいいじゃん、書いたって。
だって、便器だよ、便器。
和式便器って言うし、いまじゃ洋式便器のほうが普及してんだし、それくらいかまわんだろ。

扇:だから×器、×器って連呼すんじゃねぇよっ!
ったく……妙なところで羞恥心が欠けてるよなァ、てめぇは。

鈴:欠けるも何も、毎日使ってるじゃんか、便器
それくらいで羞恥心とか、言われたくはないのぅ。
……まぁ、便器ってのがイヤなら便座?

扇:死ね! 死ね! 死ね! 死ね! そのまま死ねっ!
大脳も小脳も腐ってる奴はほっといてWikiに行きましょう。

鈴:死ねっておまえ……それはTOTOの全社員に対する冒涜やぞ。
……まぁ、とりあえず、いいとこなのは確かだから、Wikiにするか。


『Wikipediaに聞け!』


扇:今日のテーマはぁ~~~~~
デビルウィィィング!

鈴:ヨーロッパ的に訳すると「コウモリの羽根」~~~! ってことだな。

扇:いやまぁ……あんまり否定はできないんだが。
それは置いといて、今日のお題は、前回の逆で『悪魔』です。
ちなみに、話の流れを円滑にするため、ニュース番組っぽく、見出しを挙げてから会話に移りたいと思います。(新技)
と言うわけで、今週は――

「麻+鬼=魔? ――悪魔の語源」
「悪魔憑き……って、精神病では? ――エクソシストのお仕事」
「悪魔なのに人間風情に殺られまくってるよ! ――ゴッドサイダー
「で、布教活動はどれくらい上手くいったんですか? ――デーモン木暮閣下」

以上、四項目でお送りします。

鈴:……まぁ、とりあえず、最初のふたつはいいとしても、あとのふたつってWiki的にどうよ!?
とは言え、最初のふたつはOKかな。
それにしても、「魔」の漢字がそれってのはけっこう以外かも。
「鬼」はわかるが、「麻」ってのがなんかそれらしい意味でもあったんだろうねぇ。

扇:どうよと言われても……なんつーか、面白そうだったので。(安直)
そう、魔の字が、サンスクリット語を語源とした造語だったってのは結構意外だね。
多分、マーラの「マ」に単純に当て字しただけなんだろうがな、「麻」は。
「鬼」を入れたのは、意味からいって実に自然だけどね。

鈴:あー、でもその漢字のもとってのは確かに意外な感じだったね。
まぁ、「麻」自体の意味が気にはなるのぅ。
「鬼」のほうは漢字の意味からしてわからんでもないが。

扇:まさか大麻ぢゃねぇよなぁ……ある意味、悪魔だが。
んじゃ、次の項目でエクソシストの話やね。
でも悪魔が取り憑く予兆が、電気製品から子供の声で話しかけてくるって……何だかねぇ。

鈴:しかもその次が、「呼吸音」ってふつうに人間呼吸してるし。
で、「骨のきしむ音」って誰か、首鳴らしてるんじゃない? って感じだし。
さらに腸をごろごろって腹ぁ壊してんだけじゃないのか?
って気がせんでもないのぅ。
……つか、これのどこが悪魔憑きなんだ?

扇:何か、「家鳴り→妖怪の仕業」と同じレベルだよな。
まー、暗黒時代と言われた中世では、こじつけ120%で魔女狩りとかやってたから、その名残かね。
でも、現代ではエクソシストの悪魔祓いより医師の診察の方が優先ってあたり――時代も変わったもんだ。

鈴:変わったと言えば、次のゴッドサイダーも昔じゃ考えられん……か?
こっちはこっちで、なんかエクソシストとか、聖職者の権威付けとかで昔から負けてそうだが。

扇:まぁ、日本の説話でも、鬼が法師に負かされる話とか多いからな。
この手の話で最も派手なのは、恐らくソロモンが72柱の悪魔を封じたというアレだろうが……誰こいつ? って奴が多すぎるな。
しかも、どいつもこいつも悪魔って言うより、商売人って気がするのは俺だけか?

鈴:しかも物々交換のな(笑)
だいたい悪魔のクセに、どいつもこいつも、召喚者に現世利益を与えすぎだ、こいつら。
知識とかならまだしも、なんか妙に男女の恋愛の手助けしたりするヤツもけっこういるし、なんかこう見てると、そもそもなんで封印されたんだ?って気がしてくるな。

扇:ん~、何て言うかノリで。
つーか、力を恐れたならまだしも、悪魔達の尊大さを危険視して――って、ソロモンって意外と小心者だったんだねぇ。
中には、マルコシアスとかアンドロマリウスみたいに、どう考えても正義の味方っぽい連中もいるんだが、それもいっしょくたにして封じちゃうあたり、実は奴の方が悪だったのかも知れん。(笑)

鈴:連中もいると言うか、悪魔らしい悪魔のほうが少ないと言ったほうがいいぞ、このソロモンの72柱連中。
なんか、ソロモンの(封印されちゃった)愉快な悪魔たちって名前を変えたほうがいいんじゃないか?(笑)

扇:普通なら突っ込むところなんだが……実際、愉快な悪魔達で通りそうな連中ばっかりだよなァ。
そんなこんなで最後のネタなんだけど、Wikiの悪魔の項目にしっかり閣下が載ってるってどうよ?

鈴:まぁ……閣下だし
なんかこれだけですんげぇ納得しそうだよなぁ、閣下……(笑)
しかし、布教活動という見出しをつけているが、どう考えても悪魔教より相撲の布教活動のほうが功績大って気がせんでもないのぅ、Wiki見るかぎり。

扇:まぁ……閣下だからな
『世を忍ぶ仮の職業』の中に、しっかり、『相撲評論家』ってのがあるし。(笑)
にしてもほんと、多趣味な人――じゃなかった、悪魔ではある。

鈴:確かに多趣味だ。
……なんか、ソロモンの愉快な悪魔たちの中にも知識を与えてくれるのがたくさんいるが、「相撲」ってのがあったら、封印されてそうだな(笑)

扇:明らかに、閣下以外いないな、それは。

「元地獄副大魔王にして悪魔教教祖。召喚した者に相撲の知識を授けてくれるとされる。なお、極東の島国では尊敬を込めて閣下と呼ばれる」

地獄の辞典に載せるとしたらこんな感じか?(笑)

鈴:……載せてぇぇっ!!(笑)
誰が作ってくれないかな、その辞典……。

扇:いや、誰も作らねーから。
閣下の話をしてるとそれだけで長くなりそうだから、そろそろ今週の一冊に参りましょう。


『今週の一冊』


扇:で、今週の一冊ですが、前回からそれなりに時間も経ちましたので、恒例のリバイバル十二国記紹介をしたいと思います。
今回はシリーズ第三作『東の海神 西の滄海』(著者:小野不由美)であります。
略して、『東西』ですね。

鈴:……まぁまだ、「月影」よりはいい略称かもしれんが……。
どうも相撲ネタをやったあとだから、東横綱「尚隆」に、西前頭3枚目「斡由」あたりで呼び出し受けそうだな。

扇:それって、消化試合ぢゃねぇか。
もっとも今の横綱だと、下手したら消化じゃ済まないかも知れないがね。(毒)

鈴:だがまぁ、この話を読むかぎりでは、実力差はそれくらいあるだろう。
酸いも甘いも、辛いまで経験しても、ぼんくらに笑っていられるヤツと、お坊ちゃん育ちのぺーぺーじゃ、最初から勝負にはならんわな。

扇:まー、実際のとこ、六太と更夜はまだしも、尚隆と斡由って対比にすらなってねぇからなぁ……。
え~と、ストーリーについては過去記事を参照して頂くとして、何か書くことあったっけ?(爆)
要するに暴れん坊将軍ごっこだよね? ってことで終わりじゃ駄目?

鈴:ダメ……というか、あっさりそれっきりなのはどうかとは思うが、まぁ、身分隠して忍び込んだり、最期に堂々と出てきて名乗ったり、やってることはそのまんまだからなぁ。

扇:後は、桜の刺青を見せれば完璧だな。
この桜の代紋が眼に入らねぇか! って奴だ。

鈴:いや、それ番組違うから(素)

扇:いや、素で突っ込むなよ(引)

鈴:素だからって引くなよ!
しかし、桜の刺青はさておき、馬に乗ってたらそのまんまなんだが……。

扇:確かに、そのまんまマツケンサンバ踊ってる人だぁね。
何か……冗談抜きで、サンバ踊ってる尚隆を想像してしまった……。(爆)

鈴:……(想像中)
……い、違和感なさすぎ……(笑)
なんかゼッタイ、六太とか、高官3人組あたりも巻き込みそうだなぁ。
確実に断られて最終的には六太とふたりで踊ってるだろうけど(笑)

扇:似合いすぎるよなぁ……。(笑)
つーか、こういう時だけ勅命使いそうだよな、尚隆。
ま、そういう不真面目全開の妄想は置いといて、尚隆と六太の契約シーンはなかなか真面目で良かったね。(無理矢理路線変更)

鈴:まぁ、締めるところは締めるからなぁ、このふたり。
と言うか、普段、ちゃらんぽらんだからこういうシーンとかのときは妙にかっこよく見えたりするんだよなぁ。

扇:そこが人気の秘訣というやつかね。
しかし、本作って……尚隆と六太の話しちゃったら、もうネタがないな。

鈴:それを言っちゃぁ……と言いたいところだが、ホントにないわなぁ……(爆)
物語はおもしろいんだが、ピンとくるところがないんだよなぁ。
まー、ぶっちゃけ、萌える要素がないと言うか……(爆死)

扇:やっぱりあれかね、「おねぇちゃん、あちきと遊ばない?」って、ハクいスケにコナかけるシーンがなかったのが問題かね?

鈴:暴れん坊将軍はそんなことはせんっ!
つーか、そこで年がバレバレになりそうな死語を乱発するんじゃねぇっ!!


to be continued……



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お久しぶ~り~ね♪(2回目)

2007-09-09 00:56:13 | 小説全般
さて、決して書く気がなかったわけじゃないから許してくだされ~の第901回は、

タイトル:モノレールねこ
著者:加納朋子
出版社:文藝春秋(初版:H18)

であります。

……ほんとうにお久しぶりでございます。
いやぁ、4月からこっち、4ヶ月以上ぶりの新着記事です。

決して何も読んでなかったわけじゃないのよ。
単に、「マリみて」の最新刊とか、「彩雲国物語」の読んでなかった5,6冊とか、「空ノ鐘の響く惑星で」の続きとか……まぁ、とても記事になるような単発じゃなくて、シリーズものばっかり、この際だから読んでいただけで……(^_^;

さておき、そんなのばかり読んでいて、久しぶりに加納朋子を借りてきたので、まぢで久々、記事であります。

と言うわけで、本書「モノレールねこ」は定番の連作短編ではなく、8編の短編が収録された短編集。
では、各話から。

「モノレールねこ」
小学5年生の大沢悟こと「ぼく」の家には、デブで不細工なノラ猫がいつのまにか通ってくるようになっていた。そいつは取り込んだ洗濯物の上で寝っ転がったり、お母さんのお気に入りの座布団に伏せていたりと、お母さんのヒステリーの元になる厄介なヤツだった。
でも毎日見てると何となく愛着が湧いてきたノラに、いつの日か赤い首輪がつけられていた。愛着が湧いたとは言ってもやっぱりデブで不細工なノラ。

そんな猫を飼おうなんて奇特なひとがいるものだと思ったぼくは、ふとしたことでそのノラの首輪にノートを千切って、
「このねこのなまえはなんですか?」
って書いた紙を首輪に挟んだ。
そんなちょっとしたことに、返事が返ってきた。そこには、ただ一言、
「モノレールねこ」
そう書いてあった。

そこからぼくとタカキのモノレールねこの首輪でつながった小さな文通が始まった。

「パズルの中の犬」
結婚し、優しい夫を得て順風満帆な生活を送っているはずの私は、家事の合間など、時間が出来たときにジグソーパズルをやっていた。
それは待つ、と言う行為から逃れるための私なりの対処法だった。

あるとき、フリーマーケットで絵もなく、写真でもない、ただ真っ白なだけの3000ピースものパズルを手に入れる。
1ピースの形以外に手がかりのないパズルに悪戦苦闘しながら徐々に仕上げていく途中、真っ白な中に犬の姿が見えた。

その犬は、次第に私の切ない過去の引き金になっていく。

「マイ・フーリッシュ・アンクル」
人生を一変させるような報せなんて、そうそうあるものじゃない。
しかし、中学1年生のカスミに、香港旅行中の両親、祖父母がホテルの火事で4人とも亡くなったと言う報せが入ってきたのだ。
先生からその報せを聞いて、実感のないまま、家に帰ったカスミを待っていたのは、30を過ぎても定職にも就かず、カスミの家族に養われていた叔父テツハルだった。
しかも、泣きに泣いてぼろぼろの。

そうしてカスミは家事もろくにできず、稼ぎもない「バカでオロカ」な叔父テツハルとの二人暮らしが始まった。

「シンデレラのお城」
独り身でいることで、周囲から有言無言のプレッシャーを与え続けられてきた私は、居酒屋などでたまたま逢って、そのときに話をするくらいのミノさんと偽装結婚をすることになった。
単に、プレッシャーから逃れるためだけに。

偽装結婚に最適と自ら言うミノさんは、確かにそのとおりだった。
ミノさんは、いまでも亡くなった妻の瑞樹を愛しており、そしていまもその姿が見えて、一緒に生活しているから、だった。

半信半疑のまま、結婚生活を始めた私は、ほんとうにそこに瑞樹がいるように振る舞うミノさんにつられるように、瑞樹が存在すると言う生活に慣れ、奇妙な3人の生活は続いていく。

「セイムタイム・ネクストイヤー」
私は絶望していた。結婚し、30代も終わり頃になってようやく出来た娘。そんな最愛の娘を、たった5歳で失ってしまったからだった。
気晴らしに旅行でも、と言う夫の言葉に、昔、娘の誕生日に利用したホテルを選んだ私は、そのホテルで娘によく似た子供を見かける。

思わず追いかけたが見つからない子供のことを思いながら、バーのバーテンダーに「亡くなったひとに逢えるホテル」だと聞いた私は、それから毎年、その子供に会うためだけにホテルを訪れるようになっていた。

「ちょうちょう」
ラーメン好きが高じて、有名なラーメン店を経営する叔父のもとで修行し、ついに2号店を出すことが出来た俺は、アルバイト募集で訪れた鳥井恵ちゃんに一目惚れ。
叔父の店から古株の上田さん、伯母の姪っ子である北岡蘭子とともに店を切り盛りしながら、何かと気を遣っていた。

あるとき、ガラの悪い男たちが恵ちゃんに絡んで追い出したことをきっかけに、開店以来順風満帆だった店は一気に下降線。それは逆恨みした男たちがネットで悪評を流したからだった。
店の経営は思わしくないし、上田さんの内心の葛藤を知り、挙げ句、蘭子から上田さんと恵ちゃんが付き合っていると言う話まで聞いた俺はこのまま店を続けていいのか、悩むハメになってしまっていた。

「ポトスの樹」
俺の親父はとにかくろくでなしだった。
映画監督になりたいとか、カメラマンになりたいとか言いながら、いろんな女のヒモをしながら生活していた過去があり、その挙げ句、俺を妊娠したおふくろのところに居座ってしまったのだ。

それだけでもなく、子供のころのろくでもない思い出のおかげで俺はいろんな目に遭った。だが、そんな反面教師のおかげで、学業に励み、就職し、彼女だった女はついに妻になるところまでになった。
だが、いざ結婚となるとふたりだけの問題ではない。お互いの両親の関係もあるから困りものだった。

俺とおふくろがフォローしながら、何とか彼女の両親に悪印象を持たれることもなく、無事結婚し、暮らし始める。
そんな経緯の中、親父のことを知りたがる彼女との会話などの中で、俺は親父が持つ考えと言うものを知る。

「バルタン最期の日」
俺は生まれて1年にも満たない、公園の池に住むザリガニ……だったのだが、ある日、フータと呼ばれる子供に釣られてからはフータの家の住人になり、バルタンという名前までつけられてしまう。
釣られてしまったのは癪に障るが、公園の池で生存競争に鎬を削るよりも快適なフータ家だったが、そこではフータにも、お母さんにも、お父さんにも、誰にも言えない悩みがいくつもあった。

そんな悩みを言えないまま、隠して支え合おうとする家族の姿に複雑な思いを抱くバルタンは、ある日、家族が一泊二日の旅行に出かけた日に起きた出来事で……。


……やっぱり久々に書いてみると、勝手がわからんと言うか、書き方を忘れていると言うか……長いね(爆)

さておき、本来ならば各話ごとに寸評あたりを書いていこうかとも思ったのだが、はっきり言って、そこまで書こうというほど、よかったか、と言うとそうでもなかったので、書いてない、と。

全体的に見て、決しておもしろくない、と言うわけではない。
共通して言えるのは、軽快な雰囲気の短編(「モノレールねこ」「マイ・フーリッシュ・アンクル」など)も、やや重めの短編(「パズルの中の犬」「セイムタイム・ネクストイヤー」など)も、雰囲気があり、ラストには小さな、ちょっとした優しさや可笑しさが見えて、オチの付け方のレベルは高い、と言うこと。
こういうホッとするようなラストの良さは、さすがとも、相変わらずとも言えて、安心して読めるところではあるし、作品のよさにもつながっていると思う。

何がいまいちかと言うと、ミステリっぽくなさすぎる、と言うところ。
いままでもミステリだと思ってほとんど読んだことはないが、これは特にその傾向が強い。
ミステリだと言える要素がほとんど見えない。

だから、これを読んで思ったのが、ミステリか? ってくらいのちょっとした謎とその答えであったとしても、作品のおもしろさをそのミステリ的な要素が底上げしていたのだろう、と言うこと。
他愛ない日常の謎……それがどんなに「そんなことか」くらいの答えでも、あったほうがやはりおもしろい。
それが作品によってはまったく感じられないから、ともすれば「いい話」をまとめただけの凡百の短編集に見えてしまう。

それが顕著なのは初手の「モノレールねこ」に「シンデレラのお城」「バルタン最期の日」か。
「バルタン最期の日」は、まぁ、定番ながらちょっとラストでぐっと来てしまった(笑)ので外してもいいかなぁ、と思ったりもしないでもないが、「モノレールねこ」あたりは、どこにでも転がっていそうな定番中の定番。
オチも見るべきところはない、ほんとうにただの「ちょっといい話」程度でいちばん評価が低い。

「セイムタイム・ネクストイヤー」もいい雰囲気の作品なのだが、「沙羅は和子の名を呼ぶ」の中の「天使の都」のような話で、二番煎じっぽくて良品とは言い難い。
他にも、悪くないが良品とは言いづらい、と言うものばかり。
ミステリ色がほとんど見えないし、いい話で雰囲気もあり、定番のものでもオチの付け方は相変わらず上手なほうだから、万人受けする短編集かもしれないが、いままでさんざん「これはいい!」と思える作品が多かっただけに、かなり残念な短編集としか言いようがない。

と言うわけで、評価の基準が高めになってしまうところもあるだろうが、総評、及第。
コメント

そうか、304メートルもあるのか

2007-09-06 20:27:30 | おしゃべり
さて、第900回であります。


鈴:夏休みが終わってげんなりしてるLiNNで~す。

扇:夏休みが終わって気が楽になったSeNでーす。

鈴:いいよなぁ、そっちは。
こっちは夏休みが終わって、電車とバスの過密度が高くなったおかげでうざいことうざいこと……。
お盆時期の混み具合がいちばん楽だよなぁ。

扇:ウチは盆が一番死ねるんだよ。
ったく……どこから湧いてきたんだか、ウジャウジャと……。

鈴:そりゃぁ電車から湧いてきたに決まっておろう(笑)
とは言え、夏休みとか言うのを聞くと、学生生活が懐かしくなるのぅ……。

扇:学生生活かぁ……そういや最近は、昔の知り合いが夢に出てくるなんてこともなくなったなぁ。
十年ぐらい前は、気付いたら教室にいる、なんて夢も見てたんたが。

鈴:ん~、やはり年かのぅ……。
……って、いちおう、けっこんてきれーきな人間が何を言っておるかっ!!(爆)

扇:俺の結婚適齢期は十年前に終わったぜ。(爆)

鈴:早っ!!!!!!
……ったく、なんかマジで早い気はせんでもないが、これ以上突っ込むと過去の悪事がこれでもかこれでもかっ、ってくらい出てきそうだからWikiに行くとしよう。


『Wikipediaに聞け!』


鈴:では、今週のWikiは~……。

扇:ビックリマンチョコですね。

鈴:ぜんっぜんっっ、ちゃうわぁっっっ!!
ったく、確かに中に入ってたシールの軍勢の片割れはそうだったが。
と言うわけで、ビックリマンの軍勢の片割れ、と聞いてピンと来たひとは、年齢がばれます(笑)
……じゃなくて、ネタですが、今回は「天使」です。

天使だけです。
悪魔側は出ません。
ビックリマンではありませんので。

扇:いや、そこまで強調せんでもいいだろうよ。
てなわけで『CHAOS』の片割れ、天使でございます。
しかし、天使って羽根なかったのね最初は。

鈴:「CHAOS」でもなーいっ!!
さておき、確かにWiki見るかぎりでは、羽根はなかったみたいだねぇ。
いまじゃぁ、羽根があるのが当たり前だけど。

扇:有翼人の姿がオリエント・ペルシアから来てるってのは結構納得だな。
キリスト教に限らず、神の姿ってのはあちこちからのいいとこ取りになるのが自然だしね。
仏教の神様だって、ヒンズーから流れてきた奴等がゴロゴロいるし。

鈴:いいとこ取りなのはしゃぁねーわなぁ。
いろんなところの影響を受けるのは仕方がないから、そういうところを非難するつもりはないし。
だが、仏教は……天使はだいたいキリスト教だが、仏教ほど節操はなかろう。
……って偽典の天使はぎょーさんおるのぅ……(笑)

扇:予告なしに『天使の一覧』へ飛ぶなよっ!
しかし、『エノク書』はまだいいとして、『ヨベル書』とか『バルク黙示録』って聞いたこともねぇな。
天使の名前も『××エル』ばっかりだし、これなら『タロエル』とか『マンエル』でもありなんじゃないかって思えてくる。

鈴:なにをいふ。
節操なしで振ったのは相棒ではないか。
さておき、なんかホントに「エル」ってつけるだけで天使になりそうだよなぁ。
あ、でもひとつだけ気になる名前を見つけたな。
「タミフル」……なんか、副作用が問題になってる風邪薬とおんなじ名前ってなんだかなぁ(笑)

扇:妙な所で使われてるなぁ……天使の名前。
薬じゃなくて、人の名前に付けるなら結構一般的だがね。
ミヒャエルとか、アンジェロとか、さすがにメタトロンは聞いたことないけどさ。
これが日本だったら、鈴木大自在天とか、佐藤弁財天になるわけか――嫌だな。

鈴:でもなんか、ひとりくらいはいそうだよな。
伊藤弁財天衛門とか(笑)

扇:そこまでズレたのはなさそうだが、梵天丸とかは普通にいたりするな。
ああ、『丸』が『エル』みたいなもんなんだな?(大誤解)

鈴:んなわけあるかぁぁぁぁぁっ!
だいたい「○」なんか尊称でもなんでもなかろう……つか、幼名じゃんかよ。
天使に幼名なんかないって。
そもそもミハ丸とかウリ丸とかガブリ丸とか、めっさかっこ悪いし(笑)

扇:LINNちゃんよ……それめっさ面白いわ。

鈴:ツッコミもなしでオチがそれかいっっ!!!
……ったく、なんかわけわからん感じになったが、これ以上続けるとボケツッコミだけで続きそうだから、次行っとこうか。


『今週の一冊』


扇:では、今週の一冊ですが、定番の白泉社漫画で――。
『空色図書館』です。

鈴:空じゃねっ!
似た感じではあるが、空色ではないな。
ほんとうのタイトルは「青色図書館」(by林みかせ)であります。

扇:マンネリだ……マンネリだよLINN君。
そろそろ、このボケツッコミも新たな段階を目指すべきじゃあないのかね?
ラブラブ街道まっしぐらで、青臭いことばかりほざく二人組なんざほっといてよォ。

鈴:そうだなぁ……ってちょっと待て。
いつからわしらはお笑いを目指すようになったんだ!?
しかも、ほっといて、って思いっきり「今週の一冊」を無視ぶっこいてるようなセリフを吐くんじゃないっ!!

扇:ああ、そう言えばウチは一応読書日記だったっけなァ……。(自虐的)
なんつーかね、頭の中で召喚魔法が抜剣覚醒してゲレサンダーにウィル君萌え萌えって感じで、今ゴチャゴチャなのよ。
とゆーわけで後は任せた……zzz。

鈴:一応じゃねぇだろ、一応じゃっ!
……ったく、なんか脳内麻薬でてんぱってるヤツはほっといて、ストーリー紹介……といきたいところですが、横着して過去記事よろしくっ!!

……しかし、記事にも書いたが、まー、ふつーに、かわいらしい恋愛ものよねぇ。
キャラも、アウトドア派の元気系ヒロインと、インドア派の内向型の定番だし。

扇:混沌カオスじゃ……混沌カオスが迫っておる!
ええい、こちらも早くコスモ正統の戦士を集めねば聖剣戦争に間に合わぬ!

あ~……キャラは定番中の定番だな。
そういう意味では、安心して読める作品ではあらぁね。

鈴:うわぁ……、サモンナイトから車田マンガにトリップしてる……。
末期症状だな……(南無~)

さておき、安心して読めるのはそのとーり。
実際、このひとのマンガはLaLaDXで連載してるから、毎回読んでるが、いま連載してるのもそんな感じだな。

扇:フッフッフ……会いたかったよトマトの諸君。
我が惑星ベジータの栄光は不滅なのだ。
星ごと消えてもらうことになるが、悪く思わないでくれたまえ……ハハハハハ!

毒がないのは、俺的にかなりアレだが、可愛らしい話なので、割と誰にでもオススメできるわな。
主人公二人も、くっつきそうでくっつかないと言うより、既にくっついてるけどそのことに二人共気付いてないってパターンだから、致命的な破局もないし、ハッピーエンドが好きな人には良かろうて。

鈴:……なんかどっかの懐かし~いアニメと星入り球のマンガがごっちゃになってるヤツがますますトリップしてんなぁ。
そのうち、どっかの遊星あたりまで電波飛ばしそうな気配がするなぁ。

さておき、毒がないってなぁ。
たまにはそういうので清涼剤にしてもよかろうに。
まぁでも、ハッピーエンド好きにはいいってのもあるが、主人公のヒナちゃんがかわいいので個人的にはかなりオススメ(笑)

扇:毒電波! 撃てぇっ!
今度は俺が電波にしてやるっ!
さすが、洗脳操作は電波の御家芸だな!

可愛いことは可愛いんだけどさ……って、このまま行くと、思いっきり吐くけどいい?

鈴:……マジで電波飛ばしやがったよ、こいつ……
あーあ、とうとう人間やめつつあるかぁ……(南無~)

しかし、毒かぁ……。
まぁ、別にかまわんぞ。
白眼視されるのは君だ(笑)

扇:いや~も~なんつーかフラガ兄ちゃんとイザいれば後のザコ共はみんな死んでもいいです。
つーか、染色体いじられてないのにサイコミュ平気で操ってる時点で、あんたどー考えたって新人類だろ? とか、某鎧漫画だって、五人組の内の竜と白鳥は二人セットでオマケ扱い、しかも途中参加のカノン強すぎるよとか、よーするにサブキャラの方がメインよりよっぽど面白いってのはよくある現象なわけで、だったら別に主役が最終回でボロ負けしようが、星になろうが、巨人殖装ひっぺがされようが、作品自体には毛程の被害もねーんぢゃねーかな~とか思ったりするわけで、要するに……えーと、明後日はどっちの方向だったかな?

じゃあ、言っちゃうけど、第二話のヒナちゃん……あれはちょっとヒドイよ。
確かに猪突猛進型で突っ走っちゃうタイプだから、うっかりミスがあるのは仕方ないと思うけどさ。
でも、大好きな友達のために自分が何もできないからって、あの方に八つ当たりするのはどうかと思う。

鈴:明後日か。
まぁ、その辺の方向だ(投げやり)
とは言え、なんとな~く、ネタのほとんどはわかるんだよなぁ(爆)

で、第二話か。
まー、いーんじゃない。猪突猛進キャラで、めっさ勘違いだったりしたとしても、とりあえず、友達の女のコのほうがOKなんだし。
あれで、友達のほうがキレてくれたら、それはそれで笑えるとは思うし(爆)

扇:ああ……毒が本筋に移るのが見えます……。

てゆうか、お前もさりげに毒吐いてるね。
他の回のヒナちゃんは微笑ましいレベルで済んでるんだが、第二回のあれだけはなぁ……。
いや、友達の『さーちゃん』のことが死ぬ程好きだって主張するのは別にいいんだよ、長い時間一緒にいたから理解もしてるって言いたくなる気持ちも解るよ、でもね、「そんなさーちゃんのことなんにも知らないままふるなんてバカだ」――ってな、をい。
テメェにとっては生涯最高の親友だとしても、他人にとってもそうだとは限らねぇんだよ。その程度のことぐらい小学校で学んどけやマジウゼェぞクソガキ……な~んて瞬間的に思っちゃったな。

鈴:さりげに? この私が毒なぞ吐くわけがなかろう。

と言うか、そのフォントサイズ7ポイント、カラータイプ(16進数)008080のセリフは、とうとう書いちまったな……って感じだな。
まぁ、それ以前に、小学校でその辺りを学べるかどうかという素な疑問ないわけではないが、これで相棒の社会的地位は、かなり暴落したな。

扇:あぁ、頭が痛いよ兄さん! 澱んでるんだよ兄さん!
ついでに言うと、ナイアルラトホテップとかが脳内に侵入してきそうだよ!
ええい、エルダーサインはどこだ? バイアキー呼べ! 俺は空を飛んで恩讐の彼方に逃走するっ!

いいんだよ、俺本質的にはあっち側の人間だから。
まー、問題の第二話は置いといて他の話は、やることちゃんとやったって感じだね。
出会いと、理解と、ほんのちょっとのすれ違いを描いて、綺麗に終わってはいる。
さりげに、最終話に登場した臨時バイトのコ可愛いな。(爆)

鈴:あー、なんかホントに明後日の方向に向かって逃走してったなぁ。
いったいどこまで走るつもりなんだろかしらん。

第二話……ん~、まぁ、私的には第二話もさして気にはしておらんかったが、言うとおり、一通りのことをやって、きっちりとハッピーエンドにしてるからなぁ。
先生も、インドアな奥手そのまんまのキャラで対比はかわいらしいし、ヒナちゃんは個人的にかなりツボやし……まぁ、あの新人作家はかなりどーでもいーんだが(爆)
それにしても、貴様のツボはそこかいっ!!

扇:父さん妖気だ!
とか言いつつ、目玉だけで生きてる親父さんって妖気バリバリなんぢゃないですかっ? って、妖怪物にそういう細かいツッコミ入れちゃ~駄目だよね。

新人作家に限らず、この話、主人公二人以外かなりどーでもいいな。
あ、さっきの臨時バイトのコは別として。(※ただしビジュアルのみ)
三巻ぐらい続けたら、樹神さんは面白いキャラに育ったかも知れないけどね。

鈴:細かいツッコミってレベルか? って気はせんでもないが……まぁ、あんまり言ってはいけないことなんだろう、うんうん(南無~)

さておき、ヒナちゃんと先生以外はけっこうサブ以下だよなぁ、この話。
いわゆるモブ? みたいな感じかもしんないねぇ。
まぁ、単にヒナちゃんのキャラが強すぎて、相手役の先生が引きずられて、それ以外は薄くなってるだけって言えなくもないかもしれんが……。
……ん~、思い起こすと、いまの連載もその気が……(爆)

扇:おしゃあ! 面クリ!
ん? 何か言った? 今まで色々書いたかも知れないけど95%ぐらい寝言だから気にしないでくれ。

で、えーと……何だっけ、ああ、『空色図書館』の話か。
突っ走り型の主人公が他を引きずっていくタイプの作品は、どーしてもそういうとこはあらぁね。
まー、特に破局させてやろうとかって気持ちは起こらないほややんとしたカップルだから、本作に関してはあのラストでいいかなと思う。
でも、今の連載でも同じことやってるとしたら……もう読む気はせんなぁ~。
てなわけで、今回は綺麗にまとめたね。はい、終わり!

鈴:まぁ、寝てるときと素で起きてるときと、大して変わりはないだろうけどね。

で、空じゃねぇっつのっ!
ったく、最後の最後まで正確にタイトルを言わんかったな、こやつ……。
それにしても、綺麗にまとめたねって、またえらい投げやりやな。

扇:そりゃ、今の俺にはサモナイ3のブレイブクリアの方が遥かに重要だからな。

鈴:ゲームのほうが重要なのかよっ!!


to be continued……



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