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昨日、三度目の正直のTalambote川日帰り釣行を敢行致しました。
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Casa Voyageurs駅07:00出発のTGVで約300km離れたTangerにまず向かいます。これは移動中の位置情報のスクリーンショット。Tangerがスペインの対岸にあることが分かります。時刻は09:01。TGVはその10分後にはTanger駅に到着。
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前の様にTanger駅の地下駐車場にあるHertzの営業所でレンタカーを借ります。今日はシトロエンの車。因みに欧州車はまず全てマニュアル。韓国車はオートマというのがレンタカーを借りる際の留意点。私は人生の殆どでマニュアル車運転をしてきましたので何の問題もありませんが、モロッコでレンタカーを借りる際は注意が必要です。
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そして馴染みのAkchourに到着。ここは一大観光地。ゲートでオジサンに10ディルハム(約130円)支払い通過、空いている場所に駐車致します。
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昨年10月に来た際は水が多く河原に立つことが出来なかったものが、今回は河原が剥き出し。昨年魚影を見たところも跡形なし。そこには焚き火の跡があったりと人も頻繁にやってくる様子。
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それでも淵はあり今日はそこで粘ることに致します。Tangerを10:00に出て、到着は12:30。釣りの開始は13:00。竿はHardyのKenya 8'。
何時ものことですがこの日も強風が吹き、DT5Fではとてもしんどい状況。DT6Fを扱え強風でもラインコントロールが出来るKenyaはTalamboteでは適役だと思います。
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ウェットフライ三本鉤から始め、根がかりで鉤を失いニンフに変更、それでも全く反応なく、ウェットフライの一本鉤に再度変更。Zulu、Greenwell's Glory、Black Spiderと色々試した挙句に、Ramsbottom's Favouriteで上流から流している時、無意識に体が反応、竿に魚の動きを感じました。ピチピチ跳ねる魚は薄い黄色をした魚。老眼で見えない目でよく見るとブラウントラウトです。
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体長は15cm。パーマークを薄っすらと残した魚体には黒点と赤点が散らばり、正に自然生息範囲南限のアフリカ大陸唯一の固有の鱒。アフリカで初めて釣った魚です。
ここモロッコでも虹鱒の養殖と放流がされており、鱒を釣るならモロッコ中部のAmghassにある湖に行けば比較的簡単に大きな虹鱒が釣れるということは各種情報で知っておりますが、最初は何としてもアフリカ固有の鱒を釣りたかったのが本音。ここTalamboteは一大観光地で釣り人等おらず放流もされていないので、三回もチャレンジしたのでありました。
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この魚を釣り上げたのは16:00直前。その直後のRamsbottom's Favourite。
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17:00には釣りを終え、20:00までにはTangerでレンタカーを返さなければなりません。その後、21:00発のTGVでカサブランカには23:10分到着、そこからタクシーを捕まえる。。。と未だ未だ帰路は遠いです。道具を20数年使っているリュックに詰め込み帰り支度。
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たった一匹チンピラ鱒を釣っただけの釣行ですが、観光客の後ろを歩きながら、漸く一仕事終えた満足感をおぼえた釣行となりました。
今朝は思いっきり寝坊して、起きがけにこれを書いております。。。それにしても体が痛い。。。
ようやくアフリカの在来鱒を仕留められたとの由、おめでとうございます。
私も在外の任地で最初に釣り上げた鱒のことは一生忘れないでしょう。
思うに、最初の獲物には無限の価値があると確信します。
ミクロ経済学が指し示すところの「限界効用価値説」を引くまでもなく、「0⇒1」というのは数学的に見て∞大の増量です。
それにお使いの竿がKenyaというのも、お土地柄に相応しいコーディネイトで素敵ですね。
しばらくは甘美な夢をご堪能下さい!
nori 拝
コメントを頂き大変ありがとうございました。
モロッコに来て昨年二回、今年四回目にして漸くアフリカ固有種のブラウントラウトを釣り上げることが出来ました。合計4000〜5000km程の釣魚の旅をして結果が出たこと、感無量です。Kenyaにもやっと魚の感触を味わわせることが出来ました。
次の目標をある程度大きな鱒においてさらにモロッコ国内の探検を続けたいと思います。
そして夏から秋にかけてまた欧州へと足を伸ばし命の洗濯もするつもりでおります。
それにしても損切りせずに良かったです!!
ブラウン鱒がヨーロッパ大陸の鱒であり、モロッコがヨーロッパに極めて近いことが良く分かります。
もしかしたらシートラウトが遡上するような川もあるのでしょうか…
nori博士も仰っているように、0匹と1匹では全く違いますね。
諦めることなく粘ったからこその成果であり、まさに「継続は力なり」です。
続編を楽しみにしています。
コメントを頂き大変ありがとうございました。
海水温の関係からシートラウトはまず無理で陸封のブラウントラウトのみとなりますが、欧州のものと比べて背中から見た場合の色が薄く黄色に見えるアフリカのブラウントラウトを漸く釣り上げることが出来、正直ホッと致しました。
日帰り釣行ではモロッコ北部のTalamboteの淵くらいしか出来ませんので、連休の際にでも大本命のOued ErrbiaとかPlan d'eau Amghassなどを攻めてみたいと思います。
しかし、これだけ老体に鞭打つ苦労をすると、確実にしかも型も数も揃うオーストリアが懐かしいです。。。
コメントを頂き大変ありがとうございました。
漸くパーマークを残した魚体に会うことが出来、感無量でした。重い荷物を漸く下ろした気分です。
写真では余り良く写ってはおりませんが、朱点もはっきりした魚で、この魚がブラウントラウトでも地中海タイプではなく大西洋タイプのものであることも確認出来ました。
次回は竿を曲げてくれる大きさの魚を目指して精進するつもりであります。モロッコ北部にはカゲロウの生息は?ですが、トビケラ類はいる様ですので、カディスかウェットフライが中心になりそうな予感は致します。