思い出の釣り・これからの釣り

欧州の釣り、竹竿、その他、その時々の徒然の思いを綴るつもりです

帰国しました。そして、アフリカ最終釣行の顛末。

2024-04-14 16:21:29 | アフリカ釣行記/Fishing Trips in Africa

昨日、二年間のモロッコ駐在より帰国致しました。
今回の駐在中、北アフリカの自然生息範囲南限のブラウントラウトを釣るために試行錯誤を繰り返し何度もモロッコ山中の田舎を探検致しましたが、最後の方は北部モロッコのAkchourを流れるTalambote川に狙いを絞り日帰り釣行を行ってきました。

その集大成として、4月6日(土)最後の釣行に出かけましたが、生憎その前の週末にモロッコを襲った激しい嵐と雨の影響が残り、大幅増水。上のダムの写真は4月6日のものですが、3月23日撮影の下のダムの写真と比べると水の量が明らかに多いのがお分かりになると思います。

このような状況下、何時もの場所に行くとそこは木々に流されたゴミが目の高さまで引っかかっており、増水の激しさを物語っておりました。

水中には魚の姿は全く見えず、絶望感しかない状況でしたが、12時から17時までキッチリ手を替え品を替え釣りを試み、アタリのアの字も無くモロッコ、アフリカ大陸での渓流釣りの幕を下ろすこととなりました。

最後の最後に喜びを味わうこともなくこれから長い道のりをカサブランカへ向かう帰路。

Akchourを出たところでレンタカーのKIA CEE'Dを止め、周りに聳え立つ奇岩を見物。このKIAは韓国車で東欧はスロバキアで生産されている車。Central Eastern Europe (中東欧)を略したCEEをそのまま名前に付けたこの車が生産開始したのは私が未だハンガリー駐在中のことでしたが、欧州製の車ですので、モロッコには無税で輸入出来ます。一方、日本製の車は17.5%の輸入関税がかけられるため、価格的に欧州車、欧州製韓国車には太刀打ち出来ません。
価格もそうですが、20年前の韓国車とは品質・乗り心地も圧倒的に進化しており、日本車と比べ全く遜色無いどころか、デザイン的には韓国車の方が評判が良いというところもありレンタカーでは地元のルノー子会社のダチアの車か韓国車か?という感じです。

韓国車の評論をするのが目的のブログでは無いので話を戻しますと、この奇岩、アフリカ大陸が欧州にぶつかっていくことによるアトラス山脈の造山活動により出来たものでしょうが、日本では見るこことの出来ない風景です。

これが見納めと思うと、寂しさが胸を吹き抜けますが、なんでも揃った日本での釣り生活の再開を思うと前向きになれた4月6日の夕刻でした。

コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« Talambote川釣行(2024年3月23日) | トップ | 新潟の小渓での釣り(2024年5... »
最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ご無事の帰国、何よりです (flyukulele)
2024-04-18 15:08:01
モロッコ、お疲れ様でした。アフリカ釣行記、楽しく拝読しました。釣り人は、釣りができれば、どこへ行っても、「住めば都」ですね。
返信する
おかえりなさい。 (yugawaski)
2024-04-18 20:01:15
これは一時帰国ではなく本当の帰国なのですね。
アフリカの川より遥かに気軽に楽しめる日本の川は素晴らしいものです。
どこかの川でお会いできるのを楽しみにしています。
返信する
ありがとうございます。 (budsek)
2024-04-20 16:25:58
flyukulele様
コメントを頂き大変ありがとうございました。
短い間のモロッコでしたが余り釣果なく戻ってまいりました。
これからは東京から電車で行ける川・湖での釣りをしていこうと思います。
引き続き宜しくお願い致します。
返信する
ありがとうございます。 (budsek)
2024-04-20 16:30:15
yugawaski様
コメントを頂き大変ありがとうございました。
モロッコから本帰国致しました。
早川、養沢、湯川、丸沼等々これまで行ったところを中心にまた釣りを楽しみたいと思っております。
早川あたりでお会いする日も近いかもですね。
引き続き宜しくお願い致します。
返信する

コメントを投稿

アフリカ釣行記/Fishing Trips in Africa」カテゴリの最新記事