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8月末、Etrachseeに泊まって釣りをした際は、湖だけでなく、そこに流れ込む小渓、Etrachbach(エトラッハバッハ)で渓流釣りも行いました。Bachというのは、有名な音楽家バッハと同じ単語。小川という意味のドイツ語です。
上の写真は釣りとは無関係なMurau(ムーラウ)市内の中心広場ですが、釣行記に頻繁に登場するムーラウの町は決してど田舎の小邑ではなく、結構おしゃれなお店もあるところ。釣り人だけですと斯様な写真は撮らないのですが、前回は家族連れだったので、一枚写真を撮ってみました。冬はスキーW杯会場もありますので、スキーがお好きでしたらお薦めな訪問先です。
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エトラッハバッハを目指し湖沿いの小道を行きます。周りには牛どもが寝そべり草を食んでおります。
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8月20日に使ったのは今年使いまくっているHardy LRH Wet 9'3''。強風でなければドライフライ釣りにも使えるペナペナ竿。釣り味は格別。
流れが幾分フラットな所を狙いドライフライを投げ込むと。
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イワナ(Arctic Charr)が毛針を襲います。湖のものよりこの小渓の魚の方が大きく、釣りの楽しみも今回は上。昔は湖でも大物が上がったのですが、今年は期待外れでした。
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上でイワナを釣った場所の一つ上流にある淵。
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そこをHardy Marvel 7'6''にドライフライの道具立て狙うと、またイワナが毛針に出ます。LRH Wetも良く曲がる竿ですが、Marvelは更に華奢な竿。こんな魚でも根元から曲がり、釣り味満点。
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淵で何匹かのイワナに遊んでもらった後、殆どの水深の無い瀬を上流に進むと倒木の下が多少深くなっている場所があり、そこを狙う事にします。
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使った毛針は長くて硬めのファーナス・コックのハックルをまとったBaigent Brown鉤。魚にアピールするための鉤なので、サイズは12番。
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倒木の直ぐ下を毛針が流れるとバッシャとアタリ。合わせれば、イワナが掛かり、Marvelをまたも曲げてくれます。イワナ釣りの楽しさはこの大雑把さ。繊細にあれこれ悩まなくても毛針をキチンと魚のいる場所に置ければ、魚に出会う確率は高いのです。
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この小渓の限定されたポイントでドライフライを満喫していると、何やら寄ってくるものの影。野良ではないですが、放し飼いの馬が私の所に寄ってくるではありませんか。自慢ではありませんが、昔家内が乗馬をしていた際、馬の毛を沢山吸い込んだせいか、私は馬アレルギーになってしまい、以来、馬に乗っても馬車に乗ってもクシャミ・鼻水が止まらない体質。馬が寄ってきたので釣りはもうお仕舞いにします。イワナに沢山遊んでもらったのでもうイイや。
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上はGreenwell's Glory。Sprite鉤に巻いたものですが、イワナを沢山釣ったせいで、鉤が曲がってしまいました。
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これはクイルボディにスターリングのウィング、ハニーダンのハックルの鉤。上のGreenwell's Gloryもそうですが、繊細なスターリングクイルのウィングでも二重にしてあるので、魚をかけてもウィングはバラバラに壊れません。多少ばらけますが、使う時にオイルをウィングに付けて形を整えてやるとスッキリしたウィングに戻ります。ですので、スターリングクイルのウィング付きドライフライでも何匹魚を掛けても使えます。羽化したてのダンをもっともよく模している古典的な毛針。もっと多くの人に使ってもらいたいです。
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最後はKite's Imperial。これは魚を何匹か釣る間にテイルが取れてしまいました。でも、テイル無しでもまだまだ使えるでしょう。
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