ぶらっと散歩

訪れた町や集落を再度訪ね歩いています。

周防大島の椋野は湾に沿って集落 

2021年11月30日 | 山口県周防大島町

        
                この地図は、国土地理院の2万5千1地形図を複製・加工したものである。
         椋野(むくの)は屋代島の西部に位置し、南に文珠山を仰ぎ、北は海に面し、北東海上に前
        島を臨む。域内は傾斜地で平地は少なく、小さい湾に沿って立地する。
         地名の由来を地下(じげ)上申は、芸州浪人・椋野兵部が開発したとするが、「ふるさと椋
         野」で
は田畑の境界に植えられた椋の木にちなむとする。(歩行約4㎞)

        
         JR大畠駅から防長バス久賀経由の町立橘病院行き23分、東椋野バス停で下車。

        
         椋野小学校は、1873(明治6)年林霊俊宅を仮校舎として創立したが、時代の流れの中
        で児童数の減少により、2011(平成23)年久賀小学校との統合により閉校となる。

        
         大島八十八ヶ所の札所と思ったが、表札は「周南八十八ヶ所第47番奥の院」とあり。
        大島の47番は椋野の天浄寺とのこと。

        
         銭壺山を仰ぎながら海岸部へ向かう。

        
         東側の漁港には久賀漁協の漁具保全倉庫が完備されている。

        
         これも防波堤だったのだろうか。 

        
         海側から見る椋野の地形。

        
         重富家横から路地裏歩き。

        
         塀と門を持つ家は無住のようだ。

        
         スリップ防止用模様と中央に周防大島町の町章、六角模様が6つあり、その1つに「お」
        があるマンホール蓋。

        
         整然とした路地だが見るべきものはない。

        
         椋野神社の創建年月は不詳とのこと。1907(明治40)年椋野木屋の八幡宮を合祀する。

         
         この先、集落内に路地がないため国道歩き。

        
         国道筋の大きな家も空家。

        
         椋野漁港は泊地の水深が浅く、漁船の大型化に対応できないうえ、背後の用地が不足し
        ていることから漁業の効率化が悪い状況にあった。
         1994(平成6)年より漁港修築事業が行われて新漁港が建設されたが、ここではレジャ
        ーボートが多くを占める。

        
         右手の道に入ってみるが、人家は更新されて見るべきものなく、イチョウの木が目立つ
        程度だった。

        
         海岸線に出ると湾の特性によるものか、
消波ブロックは設置されず砂浜が保全されてい
        た。西椋野バス停よりJR大畠駅に戻る。