ぶらっと散歩

訪れた町や集落を再度訪ね歩いています。

四代は長島の片隅にひっそりと佇む漁村集落 (上関町)

2019年01月17日 | 山口県上関・平生・田布施町

        
        この地図は、国土地理院長の承認を得て、同院発行の2万5千分の1地形図を複製したものである。(承認番号 平30情複 第467号)
         四代は長島の南に位置する漁村集落で、上関大橋から約12㎞の距離にある。現在は6
        5世帯、103人が暮らしている。(歩行約1㎞)

        
         ドッキンとする看板「上関町に来ないで!」の排他的な文字が異様に目立つ。

        
         長島内の集落は3方が山に囲まれ、大きく開けた面が海に接している。ここ四代も県道
        を挟んで海側が漁港、山手が居住地になっている。

        
         亀の甲羅模様のように路地が繋がっている。

        
         高台に四代小学校跡がある。1912(大正元)年から1965(昭和40)年代までは、児童
        数が100人を超えていたが、その後は減少に転じ、1983(昭和58)年頃には15名ほ
        どまでに落ち込む。

        
         1874(明治7)年に第五大区四代小学として開校したが、2004(平成16)年3月に学
        校の歴史を閉じる。

        
         校舎は解体されて一部は墓地として使用されている。 

        
         学校は集落や海が一望できる位置にあった。

        
         通学路だったと思われる道。

        
         1960(昭和30)年代には830人近い人々が暮らしていた。

        
         過去の共同井戸は水道の普及で役目を終えている。

        
         集落は棚田のように石組みされた上に軒を連ねている。

        
          集落内の道幅はほとんど同じである。

        

        
         いろんな石が用いられている。

        
         集落の横に繋ぐ道。

        
         「金河」と彫られた共同井戸。

        
        
         ひと際目立つ建物は中電が使用。

        
        
         神社境内からも展望はよい。

        
         高台にある四代八幡宮は、原発立地関連で宮司が神社本庁から解任されたと新聞紙面を
        賑わしたことがある。

        
         メインロードにあるのは恵比寿さんだろうか。

        
         漁港から見る四代は、学校と漁船が少なくなった以外に変貌していないようだ。