見つかった「農家年中重寳記」をコピーしました。
P33を7部作製。
カラーでしたので1日以上かかる作業になりました。
時間とインクがすぐなくなる羽目に・・・
A4ですから。
手間をかけたおかげで、よい史料になりました。
現代訳した「寛政十一年農家年中行事」です。
昨日から今日にかけて、
見つかりました「農家年中重寳記」をコピーしました。
簡単に考えていましたが、
A4をカラーでしましたので、合計230ページをコピーしました。
時間のかかること(泣き)。
インクのかかること(2回買いに走りました。)。
そのおかげで立派な史料によみがえることが出来ました。
「寛政十一年農家年中行事の長谷川安道さんの居住村発見」の記事は
ブログの2月19日に書いています。
寛政十一年農家年中行事の三月(日付はなし):
一.今月の土用は、節分より七十五日目になる。
この時期、稲の種は種井から揚げ昼は外に出し、
夜は、内に入れて、むしろ、こもをかけてよく萌して蒔くことである。
ただし萌しすぎては風に寄せられて悪い。
そのかげんが大切だ。
なわしろは、
よく土を細かくして、よく肥しを入れて、なわしろを広くして、
種をまばらに播き、稲苗を太らせて植えれば稲はよくできる。
なわしろを狭くして、種を播けば苗はやせ、風に吹き折られてしまう。
(そうすると)水が腐り、心葉が萌えても青虫に食われ、稲ことごとくおくれて、
秋風にあっては
青米になり、、納米、飯米にも甚だ悪くなる。
よくこれを考えて、蒔き物・植物は、大切にしなければいけない。
※土用:
立夏・立秋・立冬・立春の前のそれぞれ十八日間をいう。
と
農家作業の心得が書かれています。