ノーマル四間飛車に対して、最後は右四間飛車を検討してみます。
序盤で、右四間飛車側は、25歩や56歩を保留して46歩を突きます。この時に形によっては四間飛車側が45歩同歩同飛と力戦に持ち込む可能性があります。もちろんこの図では大丈夫なのですが、どうしても右四間飛車組みたいという場合は、どの時点で46歩を突くべきかを考えておく必要があります。角交換四間飛車を思えば、4筋の歩を切られて47銀46歩の形で受けるのが最悪で、作戦負けになるのですが、それさえ避ければ居飛車が悪くもないです。
右四間飛車ですから、56銀と48飛が必須です。あとは右桂を使って4枚の攻めを目指します。対振り飛車の急戦の中では一番攻撃力が高いのです。
四間飛車の駒組としては、後に腰掛け銀にするのですが、しばらくは43銀のままで待つのが良いです。
12香も指しておきたいところ。この図で25桂22角45歩と攻めてみましょう。
本に書いてあるのは54歩44歩同銀45歩55銀・・・なのですが、AIによると24歩44歩同角同角同銀
一見は45歩で先手有利に見えるのですが、37角を打たれると
49飛は55銀と逃げられて失敗(後手優勢)です。取り合うと、44歩48角成同金44飛
歩切れが痛いのですよね。45銀打84飛66角25歩
この図の評価値は-122の後手ペースです。84角同飛と進んだとして、桂歩と銀の交換は駒得とも言えず(後で桂香を拾えますが)、玉の堅さが劣り、攻め駒は2対3だからそうなるでしょう。
戻って
ここで47飛19角成と進めると、47香があるので49飛、対して55馬が後手の最善のようで同銀同銀
銀香歩と角の3枚替えです。先手は攻めねばならないのですが、11角46香29飛54銀打
手厚く守って45飛~48香成の攻めを見て後手良し(評価値は-227)です。
ということで先手はすぐには攻めにくく、16歩54銀25桂
というのがよく見かける図です。明日はここからの攻防を調べてみます。
24歩44歩同角同角同銀・・・と進むのは先手がうまくいきません。
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