名南将棋大会ブログ 名古屋

名南将棋大会告知や結果のほか、
将棋が強くなるための記事を書きます。
まずは将棋上達法則を見てください。

大山将棋問題集20190711

2019-07-11 | 大山将棋研究

後手番大山先生の手を考えます。

第1問

 

11角成があるのでゆっくりできません。

A 47銀  B 35銀  C 13香

 

第2問

 

形勢は悪くなっているのですが、とりあえず感触の良い手です。

A 67歩成  B 36角  C 35銀

 

第3問

 

角を切ったところですが、そこでこんな手とは思いませんでした。

A 44桂  B 45歩  C 27金

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第200回記念大会 開催要項

2019-07-11 | 名南将棋大会

おかげさまで8月には名南将棋大会第200回を迎えます。ありがとうございます。

今回は3人制の団体戦です。

<日程と参加条件>

8月3日(土)  (壱);3人のレーティング合計5400点以下(1800*3)*今回は厳密です。

8月31日(土) (弐);3人のレーティング合計4800点以下(1600*3)*今回は厳密です。

両日とも最大3人×20組でスイス式トーナメント

条件を満たせば選手は両方に出場しても構いません。

参加料金はチーム3000円(今回は簡便のために現金だけの清算です。各種割引をつけません。)

 

<申し込み> 

1 名南将棋大会で直接申し出ていただく。当日朝でも良いです。

2 電話。電話番号はアマ連会員誌の案内に書いてあります。

3 ブログの左下のほうのカラムに「メッセージを送る」からメールする。

いずれかの方法でお申し込みください。

 

<表彰>

チーム勝ち星>個人勝ち星合計>申し込み順  にて順位を決定します。

チーム優勝15000円、準優勝12000円、3位9000円 、4位6000円、5位3000円、

10位3000円、ブービー(最下位の1つ上)3000円。

個人賞は4-0で4000円。

(赤字になる計算ですが謝恩企画です。賞金配分は見直しました。)

 

<細則>

レーティングの大きい順番で大将副将先鋒とすること。ラウンドごとの入れ替えはできません。(よって当て馬戦術はできませんが、申し込み時点の点数順とするので当日の点数順とは異なっているかもしれません。)

(壱)大将戦をA級、副将戦をB級、先鋒戦をC級

(弐)大将戦をD級、副将戦をE級、先鋒戦をF級

としてアマ連に報告します。アマ連会員誌などに広告を載せずに賞金に割り当てます。

なるべく電話やメールなどで事前申し込みしてください。当日締め切りです。

申し込み時点でのR点数で参加基準を満たしてください。当日1人または2人で来た場合にはチームをあっせんします。部屋の定員に制限があるので20チームが上限です。

レーティング未登録選手の参加基準の点数は(壱)では1800点、(弐)では1600点とみなします。(アマ連に報告するときは当日の成績で初期点数を申告しますが。)

・申し込み順で順位上位チームとして組み合わせを作ります。先に申し込んだ方が上位入賞しやすくなります。

・問題は奇数のチーム数になった時ですが、スイス式トーナメントの組み合わせ方に従い抜け番ができます。これは不戦勝扱いで、実際の対局は3回で終わるチームが出てきます。抜け番同士の対局はありません。

奇数になるよりはましなので、数合わせで1人か2人のチームを作るかもしれません。

・大将の振り駒で副将先鋒の先後もきまります。全局終わらないと次の対局に移れないので、持ち時間は25分30秒とします。切迫したら20分30秒にせざるを得ないかもしれません。昼食後など開始時間を決めて、遅れたら時計を進めておくという場合が出てくるでしょう。あらかじめ昼食を用意(購入)して、当日の外出を控えてください。

 

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大山将棋研究(1308);四間飛車に45歩急戦(関根茂)

2019-07-11 | 大山将棋研究

今日の棋譜20190711

昭和43年5月、関根茂先生と第12期棋聖戦です。

大山先生の四間飛車です。

関根先生は45歩急戦を選びました。普通は37桂を跳ねてからなのですが。

大山先生は32金から44歩に同角。銀ならばいつものことかという感じですが、さらにひねりました。

24歩には角を交換して46角

1歩得ですが、先手に持ち歩があるので有効な指し方ではないです。

関根先生は左銀を繰り出しました。

角を合わせ、22飛77角42飛68角で似た局面になり

33金。大山先生から手を変えました。

関根先生は右銀を繰り出して

3筋を攻めるのは良い感触ですが

54歩に同銀?これは

銀ばさみで死んでしまいます。銀を引いておいて問題なかったと思うのですが。

35銀に同角同角54歩、銀銀と角歩の交換です。今は駒損だとも言い切れませんが、これでいいのでしょうか?

11角をねらって角を転回します。

大山先生は銀2枚を持っているので、飛をいじめていきます。

ここで関根先生は11角成としなかったのですが、24銀で飛が死ぬのですね。

25桂は銀を打たれて

飛をさばかれますから、先手不利になったでしょう。

桂香の取り合いも、28飛成があるから大山先生が有利のはずですが

飛を成らずに31金は大山先生らしいとは言え、強く飛の取り合いというか、28飛成を防がれて損をしています。

飛の取り合いは回避、互いに飛を逃げたところでは、銀銀桂と角香の交換、馬成銀の作り合いは先手の得ですがちょっと駒損です。玉の堅さ、攻め駒の数と合わせて、まだ後手有利です。

関根先生は と金を作られても底歩を打って

飛は端に追いやられましたが、うまく粘っています。

12角を打てて挽回した感じです。

65歩は34飛を見ているので、馬と飛を交換したのはちょっと損ですが

21角成で有利になったか。大山先生の66歩は怪しい手です。取ったほうが良いような悪いような。

65馬に36角。これは27と もねらっているので好位置です。実は27と同飛同角成47飛という返し技があって、この筋は不発のはずでした。

関根先生は46飛を打って27との筋を避けたのですが、これはいらない手でした。馬の利きを通してまだまだ粘れそうなのですが

大山先生は67歩成から64歩で馬を追い

56馬に69角成から44桂。変な手ですが馬取りで飛の詰めろ、対応は難しいです。56馬がまずくて66馬だったということになるのでしょうか。

関根先生は62歩から83香、攻め駒の数は十分にあるのですが(取られてもちょっと足りなさそう)

92玉に81香成

81同玉には飛を切って83桂

ずいぶん迫りましたが、後手玉は詰めろではないです。金駒1枚あればという形ではありますが。

89飛に合駒を打っても同じようなもので、打たずに78玉でしたが

駒をもらえず詰めろをかけられて敗勢です。

投了図。

 

関根先生が銀ばさみに飛び込んだ、というのはやってみれば結構難しいのですが、避けたほうが無難です。大山先生が28飛成を自重したので逆転したのですが、最後に変な筋にだまされました。69角成はともかく、44桂なんて普通の人は見えるのでしょうか?

 

#KIF version=2.0 encoding=Shift_JIS
# ---- Kifu for Windows V7 V7.41 棋譜ファイル ----
開始日時:1968/05/02
手合割:平手  
先手:関根茂8段
後手:大山名人
手数----指手--
1 7六歩(77)
2 3四歩(33)
3 2六歩(27)
4 4四歩(43)
5 4八銀(39)
6 3二銀(31)
7 5六歩(57)
8 4三銀(32)
9 3六歩(37)
10 4二飛(82)
11 6八玉(59)
12 6二玉(51)
13 7八玉(68)
14 7二銀(71)
15 9六歩(97)
16 9四歩(93)
17 5八金(49)
18 7一玉(62)
19 4六歩(47)
20 8二玉(71)
21 2五歩(26)
22 3三角(22)
23 4五歩(46)
24 3二金(41)
25 4四歩(45)
26 同 角(33)
27 2四歩(25)
28 8八角成(44)
29 同 銀(79)
30 4六角打
31 3七桂(29)
32 2四角(46)
33 7七銀(88)
34 1四歩(13)
35 6六銀(77)
36 5二銀(43)
37 1六歩(17)
38 4三金(32)
39 2六飛(28)
40 3二飛(42)
41 5五銀(66)
42 4四歩打
43 6八角打
44 2二飛(32)
45 7七角(68)
46 4二飛(22)
47 6八角(77)
48 3三金(43)
49 5七銀(48)
50 3二金(33)
51 4六銀(57)
52 4一飛(42)
53 3五歩(36)
54 5四歩(53)
55 同 銀(55)
56 6四歩(63)
57 3四歩(35)
58 5三歩打
59 3五銀(46)
60 同 角(24)
61 同 角(68)
62 5四歩(53)
63 5七角(35)
64 4五歩(44)
65 6六角(57)
66 4六歩(45)
67 4五歩打
68 3五銀打
69 2五飛(26)
70 3六銀(35)
71 3五飛(25)
72 4七銀(36)
73 2五桂(37)
74 2四銀打
75 3九飛(35)
76 4五飛(41)
77 6八金(58)
78 2五飛(45)
79 1一角成(66)
80 3一金(32)
81 4四馬(11)
82 4八銀成(47)
83 2六歩打
84 8五飛(25)
85 7七桂(89)
86 8四飛(85)
87 2九飛(39)
88 4七歩成(46)
89 4九歩打
90 3八成銀(48)
91 2七飛(29)
92 3七と(47)
93 1七飛(27)
94 4二金(31)
95 6六馬(44)
96 5五歩(54)
97 1二角打
98 6五歩(64)
99 8四馬(66)
100 同 歩(83)
101 2一角成(12)
102 6六歩(65)
103 6五馬(21)
104 3六角打
105 4六飛打
106 5三金(42)
107 5五歩(56)
108 6七歩成(66)
109 同 金(68)
110 6四歩打
111 5六馬(65)
112 6九角成(36)
113 同 玉(78)
114 4四桂打
115 6二歩打
116 7一金(61)
117 8三香打
118 9二玉(82)
119 8一香成(83)
120 同 玉(92)
121 4四飛(46)
122 同 金(53)
123 8三桂打
124 8二金(71)
125 6一歩成(62)
126 同 銀(52)
127 9一桂成(83)
128 同 玉(81)
129 7一角打
130 8九飛打
131 7八玉(69)
132 8八金打
133 6八玉(78)
134 4五桂打
135 9三香打
136 8一玉(91)
137 投了
まで136手で後手の勝ち

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする