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大山へは前にも描きに行ったことがある。
もう昔と云ってもいいほどの、20年も前のことだけれど。
業界の懇親会で、初日は蒜山(ひるぜん)高原の観光のあと、夜は近くの温泉旅館で
宴会をして、翌日はゴルフコンペと云う時に、バスの車窓から見ていた大山の姿をもう一度
近くで見たくて、ゴルフには参加しないで一人で描きに行ったことがあった。
ブナの原生林の紅葉は格別であった。
参加している絵画グループの人達と、連休前にバスをチャーターして、大山(標高1729m)の
中腹にある御机へスケッチに行ってきた。
大山周遊道路の道沿い、小集落の外れに立つ茅葺小屋の、大山を背にして立つ姿の
面白さは、スケッチや撮影をする者の間では評判になっていて、写真集やHPでもよく
目にするほどのものである。
売店があるわけでもなく、看板の一つも立っていないが、ある種のメッカのような所である。
神戸から3時間、バスを停めたその場が、どこもかしこもスケッチのベストポジション
であった。
夫々が、まるで憑かれたかのように、場所を変え、角度を変えて何枚も描いていた。
初夏の快晴の空をバックに大山は美しかった。
素敵な絵にうっとりです
田舎ののどかな風景が浮かんできますよ
日本の原風景とはこういう所なのだろうかと思いました。
いつまでも、いつまでもこの場に居たいと思いました。