飛び出せ! 北の宇宙基地

北の地である北海道で、人工衛星の開発などを行っている 北海道工業大学 佐鳥研究室の活動日記です。

今日のニュース150511

2015-05-11 05:06:52 | 佐鳥新の教授&社長日記

■NASA、一卵性双生児の遺伝子発現など宇宙滞在の影響調査-有人火星飛行を想定

米航空宇宙局(NASA)が、将来の有人火星飛行を想定し、長期の宇宙滞在が健康に与える影響について、一卵性双生児を使った実験を始める。国際宇宙ステーション(ISS)に1年間滞在する米国人飛行士と、地上に残る双子の兄との実験データを比較することで、体に及ぼす影響を調べる。

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0720150508eaae.html

 

■赤方偏移7.730、もっとも遠い銀河の記録更新

うしかい座の方向に発見された銀河「EGS-zs8-1」は、2010年から2013年にハッブル宇宙望遠鏡(HST)を用いて行われたサーベイ観測により、特異な色合いを持つ銀河として確認された。赤外線天文衛星「スピッツァー」による観測も行われたほか、米・ハワイのケックI望遠鏡の分光観測から、遠方宇宙までの距離の目安である「赤方偏移」の値が7.730と求められた。

http://www.astroarts.co.jp/news/2015/05/08farthest/index-j.shtml

 

■超小型宇宙探査機「PROCYON」、故障で小惑星への軌道変更を断念

超小型探査機が、エンジン故障のため、小惑星への軌道変更を断念した。
東大などが開発した超小型宇宙探査機「PROCYON(プロキオン)」は、2014年12月に「はやぶさ2」とともに打ち上げられ、省電力技術を使った軌道のコントロールや、地球との通信による小惑星への接近を目指していたが、3月にイオンエンジンが故障して、加速できなくなったことから、小惑星への軌道変更を断念したという。

http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20150509-00000039-fnn-soci

 

■太陽系外惑星で初めて火山噴火を発見か

太陽系外惑星に関する最近の報告の中でも、今回、論文サーバー「arXiv」に投稿された論文は驚くべきものである。地球から40光年の彼方にある「かに座55番星e」という太陽系外惑星で、大規模な火山活動が起きているかもしれないというのだ。

彼らがスピッツァー宇宙望遠鏡を使って実際に観測したのは、この惑星の温度が約1000℃から約2800℃まで大きく変化しているということだ。

かに座55番星eは地球の約2倍の大きさで、質量は8倍近くある。今回観測された温度変化は、低温の場合でも約1000℃あるので、生物が生きることはできない。

http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/050700085/