飛び出せ! 北の宇宙基地

北の地である北海道で、人工衛星の開発などを行っている 北海道工業大学 佐鳥研究室の活動日記です。

宇宙関連情報: ArduSat、ISSキューブサット放出でNanoRacksに委託

2013-01-06 20:00:00 | 北海道衛星

以下、紹介します。

 

2013-01-06 ArduSat、ISSキューブサット放出でNanoRacksに委託

10センチ四方の超小型衛星を開発するNanoracks社(http://nanoracks.com/)によると、多方面からの投資をネットで公募する「KICKSTARTER」によって、超小型衛星を国際宇宙ステーションから打ち上げるプログラムが選ばれ、資金確保がほぼ確実になりそうである。

このプログラム、「AruduSat」は10センチ四方の人工衛星で、イタリアでスタートしたオープンソースハードウェアプロジェクトをもとに作成された「Arduino」の基板やセンサー、カメラなどを搭載している。

プロジェクトに数百ドルを支払って参加すれば、自分で作成したプログラムを運営チームに送信して内容のチェックを受けることができるようになる。そして、チェックをクリアしたものは実際に宇宙空間にある人工衛星上にアップロードされ、開発者はセンサーやカメラを自由に使用して実験や撮影を行うことができ、その結果はインターネット経由で受け取ることもできるとのこと。(詳しくは http://gigazine.net/news/20120704-ardusat/ )

この衛星は非営利組織による初めての衛星2機となる。人工衛星の打ち上げはNASAとNanoracks社との間で調印されたSpace Act契約によってISSまで輸送され、ISSからの宇宙空間への放出はJAXAが開発した小型衛星軌道投入システムを使用して行われる。衛星1個の価格は350ドル以下となる予定。