国際宇宙ステーションから5つの超小型衛星が近く宇宙に放出されることになっていますが、そのうちのRAIKO(雷鼓)は和歌山大学が開発にかかわったものでプロジェクトの代表をつとめる和歌山大学宇宙教育研究所の秋山演亮所長は「はじめてなので心配だが衛星開発に新しい世界を開く試みなので期待したい」と話しています。「RAIKO」は和歌山大学が東北大学、東京大学などと共同で作った高さ10センチ、たて10センチ、横20センチの超小型の人工衛星で魚眼レンズを装備したカメラも備えています。地上40キロの軌道を周回している国際宇宙ステーションからロボットアームを使って5つの超小型衛星を宇宙へ放出する計画がすすめられていますがRAIKOはその一つに選ばれ、すでに国際宇宙ステーションに運びこまれています。宇宙ステーションからこうした方法で、衛星を宇宙へ出すのは史上初めてで和歌山大学がかかわった人工衛星が宇宙にでるのもこれがはじめてになるということです。和歌山大学は2年前に将来の宇宙を支える人材作りに取りくむ宇宙教育研究所を設置するなど宇宙についての研究に力をいれてきました。超小型衛星RAIKOのプロジェクトの代表をつとめる和歌山大学宇宙教育研究所の秋山演亮所長は「はじめてなので心配だが衛星開発に新しい世界を開く試みなので期待したい」と話しています。
09月27日 21時03分
出典:http://www3.nhk.or.jp/wakayama/lnews/2045243982.html