冬休みになり、ようやく自分の時間が確保できたこともあり、念願の一般相対性理論の復習をほぼ終えることができた。物理に関して言えば学部の2年後期頃までのリハビリができたという感じだろうか。
それにしても、たまたま紀伊国屋で買った須藤靖先生の「一般相対論入門」は明快で素晴らしい教科書だった。25年前にこんな本があればよかったのに。今の学生達は本当に恵まれていると思った。
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書 名: 一般相対論入門
執筆者: 須藤靖
出版社: 日本評論社
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第1章 ニュートン力学から特殊相対論へ
第2章 一般相対性原理と数学的表現
第3章 測地線方程式
第4章 重力場方程式
第5章 シュワルツシルト時空
第6章 相対論的宇宙モデル
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学部生向けの副読本として、以下の本を紹介する。
(1)「道具としての相対性理論」 一石賢著 日本実業出版社
テンソル計算に目が回ってしまうが、でも理学系だから何とかしなければ、という方にお勧め。内容は初歩的だが、難解な計算についてこれたという実感は持てると思う。
(2)「なっとくする相対性理論」 松田卓也・二間瀬敏史 著 講談社
(3)「なっとくする宇宙論」 二間瀬敏史 著 講談社
理論物理的に宇宙がどのように構成されているかという数学的議論ではなく、数学的にはこうなのだが、それをどのように物理的に解釈すべきなのかという点に力点を置いた書籍といえる。一般相対性理論を数学的に理解した後で読むと、非常に興味深く読むことができる。
(4)「ゼロから学ぶ相対性理論」 竹内薫著 講談社
彼の「次元の秘密」と「ループ量子重力入門」という本も読んだが、彼のポリシーを理解できなかった。
(5)「一般相対論」 佐々木節著 産業図書
岩波の佐藤文隆先生の「一般相対性理論」を読んだときは「今の学力ではついていけません。参りました。」という感じだったが、この本はある程度の学力のある学部生であれば読破できると思う。古典的なリーマン幾何学と現代的な微分幾何学の橋渡しになるようなテキストといえる。お勧めです。
(6)「相対性理論」 佐藤勝彦著 岩波書店
インフレーション理論の提唱者である佐藤勝彦先生の東大の学部生向けのテキスト。良書である。
(7)「時空の幾何学」 J.J.キャラハン著 Springer
私としては現代的な一般相対論をイメージして購入した書籍であったのだが、内容は古典的な微分幾何学(曲線と曲面の幾何学)の延長だったので、ちょっと残念だった。難しい数式をビジュアル的に表現している点は評価できる。
それにしても、たまたま紀伊国屋で買った須藤靖先生の「一般相対論入門」は明快で素晴らしい教科書だった。25年前にこんな本があればよかったのに。今の学生達は本当に恵まれていると思った。
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書 名: 一般相対論入門
執筆者: 須藤靖
出版社: 日本評論社
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第1章 ニュートン力学から特殊相対論へ
第2章 一般相対性原理と数学的表現
第3章 測地線方程式
第4章 重力場方程式
第5章 シュワルツシルト時空
第6章 相対論的宇宙モデル
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学部生向けの副読本として、以下の本を紹介する。
(1)「道具としての相対性理論」 一石賢著 日本実業出版社
テンソル計算に目が回ってしまうが、でも理学系だから何とかしなければ、という方にお勧め。内容は初歩的だが、難解な計算についてこれたという実感は持てると思う。
(2)「なっとくする相対性理論」 松田卓也・二間瀬敏史 著 講談社
(3)「なっとくする宇宙論」 二間瀬敏史 著 講談社
理論物理的に宇宙がどのように構成されているかという数学的議論ではなく、数学的にはこうなのだが、それをどのように物理的に解釈すべきなのかという点に力点を置いた書籍といえる。一般相対性理論を数学的に理解した後で読むと、非常に興味深く読むことができる。
(4)「ゼロから学ぶ相対性理論」 竹内薫著 講談社
彼の「次元の秘密」と「ループ量子重力入門」という本も読んだが、彼のポリシーを理解できなかった。
(5)「一般相対論」 佐々木節著 産業図書
岩波の佐藤文隆先生の「一般相対性理論」を読んだときは「今の学力ではついていけません。参りました。」という感じだったが、この本はある程度の学力のある学部生であれば読破できると思う。古典的なリーマン幾何学と現代的な微分幾何学の橋渡しになるようなテキストといえる。お勧めです。
(6)「相対性理論」 佐藤勝彦著 岩波書店
インフレーション理論の提唱者である佐藤勝彦先生の東大の学部生向けのテキスト。良書である。
(7)「時空の幾何学」 J.J.キャラハン著 Springer
私としては現代的な一般相対論をイメージして購入した書籍であったのだが、内容は古典的な微分幾何学(曲線と曲面の幾何学)の延長だったので、ちょっと残念だった。難しい数式をビジュアル的に表現している点は評価できる。