飛び出せ! 北の宇宙基地

北の地である北海道で、人工衛星の開発などを行っている 北海道工業大学 佐鳥研究室の活動日記です。

AREC PLAZA第62回特別リレー講演会交流会

2005-09-01 22:05:45 | 佐鳥新の教授&社長日記
8月31日(水)に信州大学にて北海道衛星とハイパースペクトルカメラに関する講演会があった。概要は以下の通り。

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【講演会要旨】

最近の宇宙産業動向は、民間での宇宙産業創出のため、機能を特化した超小型衛星の開発推進と衛星利用が推奨されております。今回は民間の超小型衛星とハイパースペクトルカメラ(HSC)にスポットを当て解説していただきます。日本で、世界で何が起きているのかを知る絶好の機会であるだけでなく、今後信州で取組むべき新規ビジネスの課題も見え、各企業の研究者・技術者、宇宙産業に興味のある皆様方にご参考になるものと考えます。新規ビジネスを検討する絶好の機会ですので大勢のご参加をお待ちしております。

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第62回特別リレー講演会交流会

1 日 時  :  2005年8月31日(水) 14:00~17:00  終了後、交流会(参加費無料)
2 場 所  :  信州大学繊維学部内AREC (上田市常田3-15-1 TEL:0268-21-4377)
3 講演内容
① 講師紹介・趣旨説明 (14:00~14:05) 信州大学繊維学部機能機械学科助教授 小西 哉氏
② 「リモートセンシング技術の現状と将来」 (14:05~15:10)
講師:信州大学農学部助教授 加藤 正人氏

概要 : リモートセンシングは21世紀になり、空間解像力が1m以下と高分解能となり広域で詳細な情報取得が可能になった。また、狭い観測幅のスペクトルを連続的に多波長観測するハイパーセンサデータでは、農林業における植物の健康状態や時期別の生育ステージの区分に有効である。これら技術の動向と将来について紹介する。

③ 「北海道衛星プロジェクトハイパースペクトル・リモートセンシング」 (15:20~17:00)
講師:北海道工業大学電気電子工学科助教授 佐鳥 新 氏

概要 : 現在北海道地区では産学主導による50キログラムサイズの超小型衛星を打ち上げる計画が進められている。この衛星には近赤外域のハイパースペクトルセンサーを搭載し、主として農作物の作柄評価のために使う。本講演では、北海道衛星プロジェクトの全体像と、ハイパースペクトル・リモートセンシングの新しい可能性について紹介する。