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飛び出せ! 北の宇宙基地

北の地である北海道で、人工衛星の開発などを行っている 北海道工業大学 佐鳥研究室の活動日記です。

宇宙関連情報: IHI、三菱重など 宇宙太陽光発電プロジェクトに参入

2009-09-19 07:00:00 | 北海道衛星
2009-09-01 IHI、三菱重など:宇宙太陽光発電プロジェクトに参入
【記者:岡田雄至、佐藤茂】

9月1日(ブルームバーグ):政府が年内にも始める宇宙太陽光発電の実証試験をIHI、三菱電機など16社が参加する財団法人無人宇宙実験システム研究開発機構(USEF)と三菱重工業が受託した。経済産業省が1日、ウェブサイトで発表した。

経済産業省と文部科学省傘下の独立行政法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、宇宙空間で太陽光エネルギーを利用して発電し、これをマイクロ波などに換えて地上に送る「宇宙太陽光発電」技術を確立するための実証試験を2012年まで行う予定。

USEFの今井孝司広報担当は「宇宙産業に関わる企業が参加している強みを生かし、国家プロジェクトを遂行したい」との見解を明らかにした。今後の実証試験では屋外で100メートル程度を電送する技術の開発に取り組む。

JAXAのウェブサイト上に掲載された資料によると、宇宙では、昼夜や天候など自然条件の影響を受けずに安定した量の太陽光を得られることが可能で、地上の太陽光発電と比べ5-10倍効率が高いと考えられている。政府は15年までに小型衛星を打ち上げ、30年ごろには原子力発電所1基分に相当する100万キロワット級の太陽光発電の実用化を目指している。

実用段階では2キロメートル四方の太陽光パネルを、高度約3万6000キロメートルの軌道上に設置する計画。政府は、この規模の発電装置の製造・打ち上げに約2兆円のコストが必要と試算している。

国内唯一の宇宙・航空関連コンサルティング会社エクスカリバーの吉田浩社長は、宇宙太陽光発電について「必ず役に立つ技術であることは間違いないが、すぐに実現できるものでもない」と指摘する。ばく大な物資を宇宙に運ぶため輸送コストがかさむことから、資材の運搬費用が「現在の100分の1ぐらいにならない限りペイしない」とみている。

さらに、吉田氏は研究開発にも多大な費用必要になるため、「他の政策もある中、政府は宇宙太陽光発電の技術開発についてどう優先度つけるのか苦労するだろう」と指摘した。


出典: http://www.spaceref.co.jp/

宇宙関連情報: 海南島に衛星発射基地、テーマパークで観光促進も 中国

2009-09-18 07:00:00 | 北海道衛星
海南島に衛星発射基地、テーマパークで観光促進も 中国
9月15日10時27分配信 産経新聞

 【北京=矢板明夫】華僑向け通信社、中国新聞社などによると、中国南部の海南省(海南島)文昌市で14日、国内4カ所目となる衛星発射センターの建設が始まった。2013年の完成を目指しており、総投資額は120億元(約1600億円)。有人宇宙船の打ち上げと回収ができる大規模な施設で、米フロリダ州のケネディ宇宙センター並みの最新の設備が整えられる予定だという。

 中国の衛星発射センターは現在、四川省西昌、甘粛省酒泉、山西省太原の3カ所にあるが、1958年から70年にかけて次々と建設されたもので、国防上の配慮から、いずれも内陸部の奥地にある。

 今回、沿海部に建設することになった背景には、冷戦の終結と中国の国力増強により敵国から攻撃される危険性が薄れたとの当局の判断がありそうだ。

 衛星発射センターが海南島に設置されるメリットとして、赤道に近いために静止軌道に衛星を乗せやすいほか、衛星を海上輸送できる利便性がある、と中国の専門家は指摘している。同センターは、弾道ミサイル技術の研究や偵察衛星など軍事分野での宇宙利用にも活用できるという。

 この衛星発射センターの最大の特徴は、周辺に700万平方メートルの宇宙開発テーマパークを備えることだ。中国と世界の宇宙開発史を紹介する博物館が設けられる予定で、宇宙遊泳などを疑似体験できるレジャー施設も建設される。

 宇宙開発と観光業を結びつけ、海南島の経済活性化につなげる狙いがうかがえる。衛星発射センターとテーマパークが完成後、海南島の観光客は10~20%増えると予測する中国メディアもある。

出典: http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090915-00000524-san-int

宇宙関連情報: <月>高地は「斜長岩」で構成 「教科書を書き換える発見」

2009-09-17 07:00:00 | 北海道衛星
<月>高地は「斜長岩」で構成 「教科書を書き換える発見」
9月12日16時15分配信 毎日新聞

 会津大などが参加した月周回衛星「かぐや」の観測で、月の高地が純粋な「斜長岩」という岩石で広く覆われていることが分かり、研究論文が10日発行の英科学誌「ネイチャー」に掲載された。米アポロ宇宙船が持ち帰った月の石などを基にした過去の研究と異なる結果で、月の起源を知る貴重な手掛かりになる。

 論文は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)宇宙科学研究本部助教で、会津大特任准教授の大竹真紀子さんが執筆した。浅田智朗教授(マルチメディアシステム講座)ら会津大の教員7人が共著者に名を連ねた。

 今回の観測では、月面の反射光を分析し、鉱物組成を調べた。浅田教授は計画の当初から、観測機器の構成や選定などに深くかかわり、他の教員も観測したデータの解析ソフトウエアの開発、データ解析や分析、考察などで参画した。

 同大によると、69カ所の観測ポイントの多くで、カルシウムやアルミニウムを成分とする「斜長石」だけから成る「斜長岩」が広く分布していたという。70年代にアポロが持ち帰った月の石には、斜長石のほか輝石など他の鉱物が混じっており、浅田教授は「月の起源を考える基本の材料が変わった。教科書を書き換える発見」と話している。【太田穣】


出典:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090912-00000009-maiall-soci

宇宙関連情報: 大型ロケットH2B:打ち上げ成功 宇宙ステーション補給機を搭載

2009-09-16 07:00:00 | 北海道衛星
大型ロケットH2B:打ち上げ成功 宇宙ステーション補給機を搭載

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は11日午前2時1分、鹿児島県・種子島宇宙センターから、国産新大型ロケット「H2B」1号機を打ち上げた。約15分後、高度約290キロで国際宇宙ステーション(ISS)へ物資を運ぶ無人補給機「HTV」を予定の軌道に無事投入。打ち上げは成功した。HTVは米スペースシャトルの退役後、ISSへ大型機材を運べる唯一の手段になる見込みだ。

 闇夜の中でH2Bは、まばゆい光を海に反射させ、ごう音を残しながら、南東方向へ上昇、雲の中へと消えた。固体補助ロケット、衛星フェアリング(覆い)、第1段ロケットを計画通りに順次分離。管制室にHTVの分離成功を告げるアナウンスが流れると、拍手がわき起こった。

 HTVは全長約10メートル、直径4.4メートル、重さ約10トンの円筒形。最大6トンの物資を積める。内部を1気圧、約20度に維持できる「与圧部」があり、将来の有人輸送機につながる性能を持つ。今後は遠隔操作で1週間かけてISSに接近(ランデブー)。

 18日朝、ISSのロボットアームを使ってドッキングする。今回は衣類、食料、ISS用の観測機器など4.5トンを積載している。補給物資の移し替えが完了する11月初旬には、ISS内の廃棄物などを積んで大気圏に再突入し、燃え尽きる。

 H2Bは国産大型ロケットH2Aに次ぐ国内最大の新型ロケット。全長約56メートル、重さ約530トン。JAXAと三菱重工業が約270億円かけて共同開発した。H2Aと同型のエンジンを2基束ね、打ち上げ能力は1・4倍に増強した。将来は、商業衛星打ち上げへの利用も計画されている。

 計画では、15年までに年1回、計7機をH2Bで打ち上げる。H2B1号機とHTV1号機の製作費、打ち上げ費用などを含めた総費用は約347億円。【川島紘一】


出典:http://mainichi.jp/select/wadai/graph/2009H2B/?inb=yt

宇宙関連情報: 国際宇宙ステーション搭乗宇宙飛行士候補者の追加採用

2009-09-09 07:00:00 | 北海道衛星
国際宇宙ステーション搭乗宇宙飛行士候補者の追加採用について
http://www.jaxa.jp/press/2009/09/20090908_select_j.html

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、宇宙飛行士候補者の補欠としていた1名
を、今回宇宙飛行士候補者として正式採用することを決定いたしましたので、
お知らせいたします。

 JAXAでは本年4月に油井亀美也、大西卓哉を採用しており、これにより合計3
名の宇宙飛行士候補者の訓練を今後2年間かけて実施します。

 今回決定した宇宙飛行士候補者は、今後の訓練を経て、宇宙飛行士として認
定された場合は、正式なJAXA宇宙飛行士となります。その後、ISS搭乗が決定
すれば、さらにミッション固有訓練を経てISSに滞在し、「きぼう」日本実験
棟を含むISSの操作・保全及び様々な分野の宇宙実験ミッションを担当するこ
とになります。


1. 決定した宇宙飛行士候補者
  金井 宣茂 (かない のりしげ)

2. 今後の予定
 平成21年9月12日:JAXA採用
 採用後:国内でのオリエンテーションの後、9月中旬より2年間程度米国NASA
     の宇宙飛行士候補者訓練を受け、JAXA宇宙飛行士に必要な技量を
     身につけます。
      候補者訓練の修了後、これらの訓練結果の評価により、JAXA宇宙
     飛行士として認定されます。

(別紙1)宇宙飛行士候補者略歴
http://www.jaxa.jp/press/2009/09/20090908_select_j.html#at1

(別紙2)選抜経緯及び各選抜段階における結果
http://www.jaxa.jp/press/2009/09/20090908_select_j.html#at2

出典: JAXA プレスリリース配信サービス

「第三回超小型衛星講演会」のお知らせ

2009-09-08 12:26:40 | 北海道衛星
日時:10月1日(木)19:00~21:30(18:30受付開始)

場所:MARUNOUCHI CAFE 倶楽部21号館

http://www.marunouchicafe.com/club/

東京メトロ 千代田線「二重橋前駅」B7出口より徒歩3分。
東京メトロ 有楽町線「有楽町駅」A2出口より徒歩5分。
JR 山手線「有楽町駅」丸の内口より徒歩5分。
JR 京葉線「東京駅」6番出口より徒歩1分。

参加費:2,000円【税込】ワンドリンク+軽食

定員:50名(定員になり次第締め切らせていただきます)

プログラム:
「宇宙ビジネスを考える―小さな衛星が未来を変える」

1.講演/トークセッション
「超小型衛星が創る新しい宇宙ビジネス」
 中村友哉(㈱アクセルスペース代表取締役社長)
2.レセプション

申込方法:
gao@axelspace.com 宛に、以下の情報を添えてお申し込み下さい。

===切り取り===

ご氏名(ふりがな):

ご所属:

Email:


アクセルスペースの講演会に参加されたことがありますか?: はい いいえ

「第7回航空機による学生無重力実験コンテスト」のお知らせ

2009-09-07 07:00:00 | 北海道衛星
第7回航空機による学生無重力実験コンテスト

参加者募集のお知らせ


 JAXAは「第7回航空機による学生無重力実験コンテスト」にチャレンジする大
学生等の募集を行います。

 国際宇宙ステーション・「きぼう」日本実験棟では、長期間にわたる無重力
(無重量・微小重力)実験が行われますが、短時間(約20秒間)の無重力状態で
あれば航空機の放物線飛行で作り出すことができます。

 本コンテストは、学生の皆さんから航空機の無重力環境で実施してみたいアイ
デアを募集し、選定されたチームが自ら実験装置を製作し、航空機に搭乗して無
重力状態を体験しながら実験を行うものです。提案内容に制限のない「自由テー
マ」と、小中高校での学習に役立つ映像等を取得し教材化する「課題テーマ」の
応募区分を設けています。

 詳細については、http://www.jaxa.jp/press/2009/08/20090819_parabolic_j.htmlをご覧下さい。


(1)募集期間: 平成21年8月19 日(水)~9月30日(水)
(2)対象者 : 国内の高専(4年生以上)、大学、大学院に在籍する学生
(3)募集分野: 制限なし
(4)募集区分: 自由テーマと課題(教材制作)テーマ
(5)選定結果発表: 平成21年10月中旬
(6)実験実施時期: 平成22年3月中旬
(7)選定テーマ数: 5テーマ程度
(8)申し込み、問合せ先:(財)日本宇宙フォーラム 宇宙利用事業部
     TEL:03-5200-1303 FAX:03-5200-1421
     e-mail:student-pr@jsforum.or.jp


参考:航空機による学生無重力実験コンテスト(募集要綱のダウンロード等)
 http://iss.jaxa.jp/education/parabolic/index.html

過去6回の状況
 http://www.jaxa.jp/press/2008/08/20080805_parabolic_j.html#at01


宇宙関連情報:大修理終えたハッブル望遠鏡、まずは木星の衝突痕を撮影

2009-08-03 07:00:00 | 北海道衛星
【ワシントン=勝田敏彦】米航空宇宙局(NASA)は24日、約9億ドル(約850億円)かけて修理したハッブル宇宙望遠鏡が撮影した木星の表面の写真を、修理後初めて公表した。彗星(すいせい)か小惑星とみられる天体が衝突してできた痕跡が鮮明に写っている。

 スペースシャトル・アトランティスの乗組員7人が5月に取り付けた「広視野カメラ3」でとらえた。このカメラはまだ調整中で設計上の性能はまだ出ていないが、珍しい天体衝突があったことから、初めて科学観測を行った。

 今回とらえられた衝突は、豪州のアマチュア天文家が地上の望遠鏡で19日に発見していた。ぶつかった天体の大きさはサッカー場の数倍程度と考えられている。

出典:http://www.asahi.com/special/space/TKY200907250238.html

宇宙関連情報: 木星に彗星衝突? 南極付近に地球大の黒い跡

2009-08-02 07:00:00 | 北海道衛星
 【ジョンソン宇宙センター(米テキサス州)=東山正宜】木星に彗星(すいせい)のようなものが15年ぶりに衝突したとみられている。米航空宇宙局(NASA)が発表した。「ここ5年の惑星の出来事の中で、最もエキサイティングだ」とNASAの研究者は興奮している。

 発見は19日夜。豪州のアマチュア天文家アンソニー・ウェズリーさんが、口径約40センチの望遠鏡で木星を観察中に、南極付近に黒い跡があるのを見つけた。ほぼ地球大の大きさがあった。NASAがハワイの赤外線望遠鏡で撮影したところ、近赤外線では光って見え、上空の大気が熱くなっていることが分かった。

 木星には、15年前の94年7月にもシューメーカー・レビー第9彗星が衝突したことがある。この時は、小型の望遠鏡でも数週間観測できた。

出典:http://www.asahi.com/special/space/TKY200907230079.html