今日のわたくしゴト

今日書いておきたいこと。

また、テンプレート、変えてみました。

映画「DAISY」

2006年05月27日 21時48分42秒 | Koreanisch 映画
切ない系、お好みの方にはいいかも。
どうも、私の韓国映画に関しては鼻が利かないなあ。修行不足ですね。
日本映画やアメリカ映画は、だいたい、自分の見たいもの、期待したものが見られるのですが。

画面3分割。許すまじ。
キモチは分かる、分かるけど、3分割は禁じ手だと思うの。
そこだけ、画質が違っちゃう、、、。

「チェオクの剣」、「デュエリスト」、「タイフーン」。
私にとって、「行きっぱなしの物語」系統。

私には「行きて戻りし物語」が心地良いのですが。
例えば、「猟奇的な彼女」、分野は違いますが「千と千尋の神隠し」。
行きっぱなしで、戻ってこないと、どうも、居心地が悪いの、、、。

最近見た韓国映画
「連理の枝」、「デュエリスト」、「タイフーン」、「DAISY」の中では
「連理の枝」が私にとって、一番心地よかったかな。

「連理の枝」は、アルファベットの大文字の「U」くらいまでは、
 行きて戻ってきます。

「デュエリスト」は、一方通行の「I」の字。

「タイフーン」は、小文字「j」くらいの戻り加減かな。

「DAISY」は、大文字「J」くらまでの戻り加減かな。

「猟奇的な彼女」は、ちゃんと「○」に戻りますよね。
完全な円というより、らせん状の「円」ですが。

多分、私は物語の構造重視で映画を見ています。
「デュエリスト」、「タイフーン」、「DAISY」は、
物語よりも、俳優キャラのイメージ先行な気がします。
この3作品の中では、「DAISY」が一番、物語の構造があると思います。

このあたりで、閑話休題。
「DAISY」は、ジョンウの白い部屋がオシャレ。

この映画の見所は、建物の内装の美しさ。
パクウィの仕事場というか、現場のホテルの階段。

パクウィの仕事の依頼、ハーレム駅のコインロッカー。
白は、ダッチデザインの基本なのでしょうか。

ヘヨンのアトリエ。斜めの天井、広い空間、絵描きのレトロ感と、
キッチンやベットの置かれたロフトの近代さ加減のドッキング。
心地よさそう。窓からは水の風景。

一番最初に亡くなったひとが、実は「なーんちゃって」だったら
いいなあと最後まで期待して見ていたのに「DAISY」。

ただ、私は切ない系が苦手で、痛快な物語を求める傾向がございます。
「痛」ばかりではなくて、「快」が必要なんです。

パクウィのボスは中国語。
どんな組織なんじゃ、、、。
仕事の規模が、微妙に小さくないか、、、。
その割に一年遊んで暮らせるほどの報酬なんだよね、、、。

つい、仕事予告の黒いチューリップに笑ってしまって。
そういうタイトルのまんが読んだことあるんで。

パクウィの印象派の説明は、教科書丸覚えで、
それで、ガクのないジョンウに勝ってもなんだかね、、、。
そして、印象派の説明の割に、二人が見ていた絵は印象派ではないような、、、。

印象派好きで、クラシック好き、料理上手なインテリ、アナログな殺し屋と
対照的な芸術には疎いインターポールの刑事。

ただナイーヴな殺し屋、イイトコ取り過ぎるせいか、ちょっと、ストーカーが過ぎないかしら、、、。

ジョンウのほうが、人間的に魅力的なキャラクターに見えてしまったのは、
イ・ソンジェさんにあまり期待していなかったせいかしら。

こう書いておきながら、来週、友人と見に行くと約束してしまったので
「DAISY」また見に行きます。いいところ、発見できるといいのですが。
だって、オランダロケなんだもん。
ロケ地チェックよう。