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さくら・たわわにたわごと

四季折々、愛しきものたちとの日々と思いを綴ります。

小満・紅花栄う~久しぶりの着物は…

2024-05-27 | たわごと・できごと
新暦の、およそ5月26日~30日ごろの今の時期は
旧暦では小満の、もう次候、
「紅花栄う(べにばなさかう)」
です。

飛ばしてしまったみっつの時候…
立夏の次候は
「蚯蚓出ずる(みみずいずる)」
…土を肥やしてくれる、みみずが土の中から出てくるころ

立夏の末候は
「竹笋生ず(たけのこしょうず)」
…たけのこがひょっこり出てくるころ

小満の初候は
「蚕起きて桑を食う(かいこおきてくわをくう)」
…蚕が、桑の葉をいっぱい食べて育つころ

でした。

小満とは、
いのちが次第に満ち満ちていくころのこと。
草木も花々も、鳥も虫も獣も人も、
日を浴びて輝く季節。

紅花栄う とは、
紅花が一面に咲くころ。
黄色い花を咲かせ、紅の染料となりますね。

色とりどりの紫陽花が咲く季節になりましたね。

またまた間があいてしまいました。
日常動作でしばしばおそわれる肩の痛みやら
夜中にちょいちょい起きるりんのおつきあいやらで
なんとなく体力の消耗を感じます。

肩の痛みは、なんだか気力も持っていかれちゃう感じ。。。
着物のおけいこもずっとお休み中ですが、
先日オフ会がありまして、
運よく今回は夫の出張もなく、
りんとお留守番していてくれるというので
参加します~ということになっていました。

あいにくの雨でしたが
(たまにしか着られないでいる着物なのに、
 雨多いな、最近^^;)
ぶじ参加でき、楽しくランチ会してきました。
この日はランチ会だけ。
それでも、なんだかいろいろな意味でおなかいっぱいな会に。。。

自分でなんとか着物を着たあと、
肩の痛みで腕が不自由な状態で帯を締めにかかります。
やはりかなり無理があって、
仮紐はうまく結べないわ、帯枕はうまく上がらないわ…
夫にも手伝ってもらってどうにか形になりましたが、
おかみさんに直していただいてから行きました。。。

なんとなくおさまりが悪いようだったのが、
気持ちよい締めぐあいと安定感にほっとする思いで
おでかけできました。

ホントに、この肩の痛みがあると
 しょっちゅう着物を着ましょ♪
という気持ちにはなれません。
むかしの人は、毎日着ていらしたのにねえ。
もっと着慣れていたら、ちがうのでしょうが。。。


 

直していただいて、うまくグレー&ベージュ2色が前面に出ました♪
慣れた向きで自分で締めた最初は、
どうしても1色の部分しか出せなかったのです。 ↓

 

これはこれで、わるいわけではないのですが
2色の色合いのところが好きなので、そちらを出したかったのですよね^^

 

後ろはこんな感じです。

ちょうど1年ほど前、この麻の夏帯にひとめぼれ。
しばらく眺めては迷う日々を過ごし、わがやにお迎えしましたが
まだ締める機会がありませんでした。

今回はこの帯を締めたくて、
手持ちの着物の中から合いそうなものをと選んだのが
この、母の単衣の紬です。

昨年お稽古で着たあと、おでかけでは一度も着ていません。
お稽古のときには、白大島かな、ということでしたが
大島ではなく白鷹紬かも…と最近言われました。
どちらでも、
母から譲り受けた愛着あるものであることに変わりありませんが
自分の持っている着物が何であるか知っておくことは勉強になります。
ふさわしい時と場所で着るためにも。

事前から雨予報の日でしたが、
雨だからとこの白い着物をやめて、
いちから着物のコーディネートを考え直す気力はありませんでした~;;
今回締めたかった、この帯に合う今頃の着物も思いつかなかったし。。。

雨コート着たので大丈夫です!
着物によごれは見当たりませんでした。ホッ^^

もう単衣でも暑くなってきて、そろそろ浴衣が着たいですねえ。
単衣の時期のうちに着たかった着物もいくつかあるのですが、
また来年のお楽しみです。
肩の痛みが治っているといいなあ。

浴衣なら半幅帯なので、
名古屋帯でお太鼓にするよりは、まだ楽でしょうか♪
今年も何度か着て楽しみたいと思います。



 遅々とした歩み季節に追いつけぬ さくら



 
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立夏・蛙始めて鳴く~GW明けて

2024-05-07 | たわごと・できごと

ありゃあ、いくつの時候を飛ばしてしまったことやら;;

新暦の、およそ5月5日~9日ごろの今の時期は
旧暦ではもう立夏の初候、
「蛙始めて鳴く(かえるはじめてなく)」
です。

飛ばしてしまったふたつの時候…
穀雨の次候は
「霜止んで苗出ず(しもやんでなえいず)」
…霜のおおいがとれ、苗が健やかに育つころ

穀雨の末候は
「牡丹華さく(ぼたんはなさく)」
…牡丹の花が咲きだすころ

でした。

立夏とは、
次第に夏めいてくるころのこと。
青葉若葉のみどり、さわやかな風、
気持ちよい五月晴れの季節。

蛙始めて鳴く とは、
野原や田んぼで、蛙が鳴きはじめるころ。
オスの蛙が、メスの蛙を恋しがって鳴く声だとか。
蛙も、恋の季節ですね。


さて、めずらしく長い連休だったわが職場も
今日から診療再開でした。
患者さんも、院長およびスタッフも、
GWのあいだ大きな変化や事故などはなく過ごせたようで何よりです。

今朝早くから、また出張に出かけた夫ですが、
GW中に予定されていた出張がひとつ、
行かなくてよくなったので、5連休できました。

おかげで、久しぶりに夫の実家にも行けて
両親の顔を見てくることができましたし、
夫にお留守番してもらい、
久しぶりの友人とゆっくり会うこともできました。

実家行きには、もう長時間置いてはいけないりんも連れて…
車の行き帰り、たびたびぐずるので
何度も車を止めてはしばらく外に出したりしながらです。

車の中ではカートに入ってもらっていますが、
もうそろそろ実家に着く、というときにぐずりだし、
膝に乗せてなだめていたら、
着く直前にやられました^^;
膝の上でオシッコジャ~;;;

高齢ながら、いまだにオムツほとんどしたことないんですよね。。。
夜間や留守中など、使ってみようとしたこともありますが
いまひとつうまくなじめず、活用できていないのです。

粗相に大わらわのこともしばしばあり。。。
そして、留守にして帰宅するときは、毎回スリル満点??
仕事からも買い物からも、大慌てで帰る毎日が続いており。。。

夜中のぐずりや徘徊もどきもしばしば。

りんの老いも、また一段階すすんだようではあるので、
それに合わせていろいろ変えていく必要があるのですが、
なかなかすべてうまくいくように、とはむずかしいものですね。

りんにも私たち飼い主にも、なるべくストレスや負担が少ないように
考えていきたいと思います。

亡き両親が長く住んでいた実家はもうありませんが、
その門扉の横に毎年咲いてくれていた、
プランターの紫蘭がありました。
紫蘭を見かけるたびに、いつもそれを懐かしく思い出します。

わがやでも咲いていてくれたらうれしいな、
とずっと思いながら、なかなか売っているのも見かけず
ご縁がありませんでしたが、
夫の実家にも咲いていました!
ひと株分けてもらってきて、さっそく植えましたよ。

 
 
うまく根付いて、これから毎年咲いてくれたらいいなあ。

 

↑ これは、職場のクリニックの紫蘭。

4月に撮ったものです。
掘って持って帰ってもらってもいいよ~と言われていますが、
せっかくここでキレイに咲いているのになあ…
それに、株を傷めないように掘ってもいい時期がよくわからないしで
遠慮しておりました~^^;


 なつかしい我が家に咲いていた紫蘭 さくら



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穀雨・葭始めて生ず~遅咲きの桜

2024-04-22 | たわごと・できごと

新暦の、およそ4月20日~24日ごろの今の時期は
旧暦では穀雨の初候、
「葭始めて生ず(あしはじめてしょうず)」
です。

飛ばしてしまった時候ひとつ…
清明の末候は
「虹始めて見る(にじはじめてみる)」
…春の雨あがり、空に初めて虹がかかるころ

でした。

穀雨とは、
たくさんの穀物をうるおす春の雨が降るころのこと。
この季節の終わりにはもう、
夏のはじまりを告げる八十八夜が訪れます。

葭始めて生ず とは、
水辺の葦が芽を吹きはじめるころ。
夏には背を伸ばし、秋には金色の穂が風になびきます。


前回の記事から、特に大きなできごとやイベントはなく
毎日ジタバタしつつも、平和といえる日常を過ごしていました。

仕事や外出から、そそくさと帰宅して
りんの粗相のあるなしにドギマギするのも変わらず^^;
おでかけもしたいけれど、今はりんを置いての遠出や長時間の外出は
落ち着いてできず、ひかえています。

ソメイヨシノの今年の花は終わり、
ハナミズキやツツジ、フジたちにバトンタッチですね。

その中で、
遅咲きの種類の桜たちがきれいに花を咲かせています。

前回の記事の写真で、
デンタルケア帰りのりんを寒桜と一緒に撮ったものがありましたが、
あの線路沿いの桜たちのいくつかは、今が花の時期。


 

↑ 楊貴妃という名の桜です。
ウコンや松月など、ほかにもきれいに咲いている桜があり、お見せしたいのですが、
撮れていなくてゴメンナサイ;

咲くべき時期が来たら、
花たちは生き生きと自分の花を咲かせますね。
野の花たちも。。。

 

↑ 道端に咲く、ひと群れのシャガに目が留まったり。。。


 

↑ いただいたひと枝のコデマリとエニシダを、カゴに生けてみたり。。。


ささやかですが、日々の貴重なこころのうるおいです。


 遅咲きの桜見守るひとがいる さくら



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清明・鴻雁北へかえる~雨ニモマケズ?

2024-04-09 | たわごと・できごと

新暦の、およそ4月9日~13日ごろの今の時期は
旧暦では清明のもう次候;
「鴻雁北へかえる(がんきたへかえる)」
です。

またまた飛ばしてしまったふたつの時候…
春分の末候は
「雷乃声を発す(かみなりこえをはっす)」
…春の訪れを告げる雷が鳴りはじめるころ

清明の初候は
「玄鳥至る(つばめきたる)」
…海を渡って、つばめが南からやってくるころ

でした。

清明とは、
すべてのものが清らかで生き生きとするころのこと。
若葉が萌え、花が咲き、鳥が歌い舞う、
生命が輝く季節の到来です。

鴻雁北へかえる とは、
日が暖かくなり、雁が北へ帰っていくころ。
夏場はシベリアへ、秋にはまた日本へ渡ってくるのですね。


3月も半ば過ぎになってから、
ようやく咲き初めてくれた白いハルサザンカは、
その後次々と、蕾のほぼ全部が花ひらきました。
咲いたあとは、1週間ほどで散ってゆきます。

花びらがバラバラと散っていることもあれば、
花ごと落ちていることも。
散りかたで、またまた
サザンカなの?ツバキなの?
と悩ませるコ;;
サザンカだ、ということにしていますが^^;

 


こちらは、通勤途中の信号待ちで出会うオトメツバキ(たぶん)。
色も咲いたかたちも可愛らしい。。。
4月初めに撮ったものです。

 


着物でお花見のオフ会に行けなかった私のために??
(この日も雨で。。。)
お仲間さんたちが計画してくれた再びのお花見日は、
またまた雨予報。
各々の都合もあり、集まれる日が他になく
雨ならお花見弁当ランチ会ということで~
となっていました。
当日には「警報級の大雨」予報まで出て;;

しかし、
オフ会にも行けず、3月はおけいこにも出られず
長らく着物を着られずにいた私はウズウズしておりまして、
雨ニモマケズ着付け強行。
(何もこんな日にわざわざ…アホです^^;)

思ったとおり、こんなことをするのは私だけでした。
でも、どうしてもこの春のうちに着たかった着物なんだもん。

母が選ぶにしては珍しい緑色。
着ている姿も、写真も、見たことがありません。
晩年、母自身までが

「こんな着物持っていたかしら~」

などと言っていましたが。。。

出かける直前、レインコートを着るために
裾を上げようとしたとき、
しつけ糸がついたままなのに初めて気づきました。

母も着たことがないままだったんだ。。。

 

 

雨ニモマケズ、五十肩の痛みニモマケズ、
がんばりました。
ゆがんだ帯も、これが精いっぱいで、
私にしたら上出来なんです~;;
ずっと眠っていたこの着物…
ウン十年目にして、初めて袖を通すことができてよかったです。


 

ホントはもうちょっとかわいいし、
表情もあるのですが。。。
数か月ごとに予約して短時間でしていただく、
無麻酔デンタルケア(歯石除去)の帰り道。
ストレスと疲れで、はよ帰りたい。。。の気分かな;
帰り道の線路沿いには、違う種類の桜がいくつも植えられています。
あざやかな色の寒桜とりん。

この週末はお天気もよく、お花見びよりでしたね。
夫と一緒に、カートに乗せたりんを連れて、ご近所の公園にも行けました。
公園内ではゆっくり、りんもがんばって歩きました。
一緒に過ごせる今の毎日が、恵みです。


 お花見日雨に降られてランチ会 さくら

 


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春分・桜始めて開く~ハルサザンカ

2024-03-26 | たわごと・できごと

新暦の、およそ3月25日~29日ごろの今の時期は
旧暦では春分の次候、
「桜始めて開く(さくらはじめてひらく)」
です。

飛ばしてしまったふたつの時候…
啓蟄の末候は
「菜虫蝶と化す(なむしちょうとかす)」
…冬を過ごしたさなぎが羽化し、蝶に生まれ変わるころ

春分の初候は
「雀始めて巣くう(すずめはじめてすくう)」
…雀が枯れ草や毛を集め、巣をつくりはじめるころ

でした。

春分とは、
太陽が真東から昇り、真西に沈む日のこと。
昼と夜が同じ長さになる春分の時期は、
二十四節気の大きな節目のひとつです。

桜始めて咲く とは、
その春に初めて桜の花が咲くころ。

…ですが、
ご近所や通勤道の桜の木々は、まだつぼみのまま。
週末からここ数日、冷たい雨の降る寒い日が続き、
いまだにほころびる気配はみえません。

当初は早そうに思えた今年の開花、
思いのほか遅れています。
いつごろ咲いてくれるかな。

この3月はほとんど出張で夫が不在のため、
長時間の留守は心配なりんのことがあり
着物でお花見のオフ会も泣く泣く不参加でしたが、
当日はあいにくのお天気だったうえ桜もまだ咲かずで
ちょっと残念だったようです。
そのぶん、おいしいランチとおしゃべりを楽しまれたとか。
私も、次の機会を楽しみにしたいと思います。

オフ会だけでなく、3月はおけいこも2回ともお休み。
やはり夫がおらず、りんを置いて留守にするのが心もとないためです。
着るつもりで出していた着物たちですが、
椿と鳥の柄の母の着物は、4月には時期が外れてしまうので
もう今年は着られないかな。。。

お花見の会で初めて着るつもりだった、
母にしたら珍しい緑の着物は、まだチャレンジの機会があるかもしれません。

このような状態で、
仕事に出かけるのと最小限の外出以外はほとんど
りんとおうちにおこもり。
今はそれでいいやと思っていますが。。。

留守番中の心配もさることながら、
夜中に少々不穏になることがあるりんが不憫です。
ベランダに連れ出して用を足したあとも、
居心地がわるいのか、
どこかぐあいがよくないのか
ウロウロ徘徊したり、悲しそうな声で鳴いてみたり。

夜中にひとりでこんなりんをみていると心細い思いがします。
たとえ夫が気づかずスヤスヤ寝ていたとしても、
いるのといないのとでは違うのですよねー。

ところで、
これから桜が咲くのも楽しみのひとつですが、
わがやでのお楽しみがもうひとつ。

つぼみはたくさん出ているのに、
一向に咲かず固そうなつぼみのままで
心配していたサザンカが
(たぶんサザンカ。たぶんハルサザンカ^^;)

やっと咲いてくれたのです!
3月も半ばを過ぎたころからでした。
ひとつ、またひとつと開きだし、
つぼみが次々白くふくらんできています。

 

 

 


つぼみをつけ出す以前から?
時々虫を発見したり
虫の跡を見つけたりしていたので、
こんな時期になっても咲かないのは、
虫が悪さをして病気になったのか?
このまま咲いてくれないのかと心配し、

そしてそもそもキミはサザンカなのかい?ツバキなのかい?
どっちなんだい??
咲く時期はいつなんだい?
とやきもきしていましたから、
ホッとしましたよ。

朝な夕な、楽しみに眺めています。
こころが和みますね。

更新がこれからもちょっと遅れ遅れになるかもしれませんが、
元気にしていますのでご安心ください^^


 お花見はまだおあずけの寒戻り さくら




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