A PIECE OF FUTURE

美術・展覧会紹介、雑感などなど。未来のカケラを忘れないために書き記します。

未読日記597 「稲垣智子:嘔吐」

2012-04-20 23:09:45 | 書物
タイトル:稲垣智子「嘔吐」
並列書名:Tomoko Inagaki "vomit"
シリーズ名:ART-EX派遣作家帰国報告展 ; 第17回
編集:大阪府現代美術センター
翻訳:クリストファー・スティブンズ
撮影:高嶋清俊
デザイン:溝端貢
発行日:2007.9
発行:大阪 : 大阪府立現代美術センター
形態:1冊 ; 19×26cm
注記:展覧会カタログ
   会期・会場:2007年8月21日-9月7日:大阪府立現代美術センター
   主催: 大阪府
内容:
「はじめに」松本薫(大阪府立現代美術センター)
図版
「NOTES:「嘔吐」に寄せて」小林美香(写真研究者)
「嘔吐」に至る過去作品
「嘔吐」服飾デザイン
作家略歴

頂いた日:2012年4月13日
場所:大阪府立江之子島文化芸術創造センター
 館で無料配布されていたので頂いた1冊。どうもありがとうございます。
 「ART-EX(アーテックス)」とは、大阪とヨーロッパ4か国(ベルギー、イギリス、フランス、ドイツ)がお互いに新進の芸術家を交換・派遣し、アーティストの滞在・制作活動を支援する芸術家交流事業。アーティストは異国の地に3ヶ月滞在し、現地の素材を用いて作品を制作、滞在し、最後にその成果を発表する。
 過去の招聘・派遣作家は以下の通り(第18回の派遣作家はいないのかしらん?終了?)。


第1回(ドイツ)
 招聘作家:シュテファン・ルンゲ 1993年1月-3月
 派遣作家:西山康三郎 1993年2月-5月
第2回(ドイツ)
 招聘作家:ジョー・ブロッケルホフ 1993年9月-11月
 派遣作家:中西學 1994年1月-4月
第3回(ドイツ)
 招聘作家:アネッテ・ヴィーマーク 1993年1月-3月
 派遣作家:池田丈一 1994年9月-11月
第4回(フランス)
 招聘作家:ティエリー・ボワイエ 1994年11月-12月
 派遣作家:夏原晃子 1995年2月-5月
第5回(ベルギー)
 招聘作家:フィリップ・ヴァン・スニック 1995年7月-8月
 派遣作家:篠原猛史 1995年8月-11月
第6回(ドイツ)
 招聘作家:ヨーネスト・ヴィシュネウスキー 1996年3月-4月
 派遣作家:川端嘉人 1996年10月-12月
第7回(ドイツ)
 招聘作家:マルセル・ハルドゥング 1997年3月-4月
 派遣作家:井上信太 1998年1月-4月
第8回(ベルギー)
 招聘作家:ヘールト・ネイス 1997年5月-6月
 派遣作家:田中栄子 1998年1月-4月
第9回(英国)
 招聘作家:スーザン・モーワット 1998年1月-3月
 派遣作家:久保田繁雄 1997年7月-9月
第10回(ドイツ)
 招聘作家:スーゼ・ヴィーガント 1999年1月-3月
 派遣作家:大島成己 2000年2月-4月
第11回(ドイツ)
 招聘作家:キャシー・スキーン 2000年1月-3月
 派遣作家:林延子 2001年4月-7月
第12回(英国)
 招聘作家:アラン・ジョンストン 2000年10月-12月
 派遣作家:安喜万佐子 2001年5月-8月
第13回(ドイツ)
 招聘作家:クリスティーネ・ベルンハルト 2002年1月-3月
 派遣作家:大崎のぶゆき 2003年1月-4月
第14回(フランス)
 招聘作家:ボリス・アシュール 2003年1月-3月
 派遣作家:高橋匡太 2002年6月-9月
第15回(英国)
 招聘作家:グレアム・トッド 2004年7月-10月
 派遣作家:馬野訓子 2004年8月-10月
第16回(ドイツ)
 招聘作家:カティア・ストウーケ/オリヴァー・ジーバー 2006年1月-3月
 派遣作家:中川久子 2005年4月-6月
第17回(フランス)
 招聘作家:ジャン・ゴーダン 2006年10月-11月
 派遣作家:稲垣智子 2006年11月-2007年2月
第18回(ベルギー)
 招聘作家:ヴァディム・ヴォスタス 2007年8月-10月

未読日記596 「牡丹靖佳 : 雲居の余所」

2012-04-19 23:22:12 | 書物
タイトル:牡丹靖佳 : 雲居の余所
別書名:Yasuyoshi Botan : Plotless Story
シリーズ名:今日の作家シリーズ; 46
テキスト翻訳:今西玲子
カバーデザイン:美澤修デザイン室
撮影:田中慶
発行:大阪 : 大阪府立現代美術センター
発行日:2006
形態:1冊 ; 26cm
注記:展覧会カタログ
   会期・会場:2006年11月27日(月)-12月23日(土):大阪府立現代美術センター
   主催:大阪府立現代美術センター
内容:
図版
作家略歴
テキスト

頂いた日:2012年4月13日
場所:大阪府立江之子島文化芸術創造センター
 館で無料配布されていたので頂いた1冊。どうもありがとうございます。今日の作家シリーズで牡丹靖佳がやっていたとは知らなかった。
 ちなみに、「今日の作家」展というタイトルは、同名の展覧会が数種ある。関東では横浜市民ギャラリーで1964年から始まった同名の展覧会シリーズがよく知られている。こちらは、美術評論家などをゲスト・キュレーターとして招いて企画を行うアニュアル展であった。ほかに、神奈川県立近代美術館、京都市美術館、東京国立近代美術館でも同名の展覧会シリーズが行われている。

 大阪府立現代美術センターの歴代の「今日の作家」シリーズ出展作家は以下のとおり。リストを見ると、関西アートシーンの質の高さがわかる。こういう展覧会が継続していればいいのだが・・。

48 「国谷隆志展-垂直なる地平-」 '07/12/4-12/22
47 「居城純子展-nested garden-」 '07/1/29-2/10
46 「牡丹靖佳展-雲居の余所-」 '06/11/27-12/23
45 「中西信洋展-Saturation-」 '06/2/15-2/27
44 「大久保英治展」 '04/12/6-12/25
43 「小林俊哉展」 '04/1/26-2/6
42 「八田豊展-磁場の生まれるところ-」 '03/3/10-3/21
41 「新庄茂扶展-封印と開削 日々の生のあかしとしての紙日記1979-2003」 '03/2/25-3/7【展示室A】
  「新庄茂扶展・Bis」 '03/3/3-3/7【展示室B】
40 「夏原新 展-光学劇場-」 '03/1/21-1/31
39 「加藤万也展-Abnormally Normal-」 '02/3/11-3/22
38 「中村孝平展」 '02/2/25-3/9
37 「柴川敏之展-PLANET CIRCLE-」 '02/7/30-8/10
36 「井上廣子展-記憶・境界・不在-」 '01/2/19-3/2
35 「伊藤福紫展-空間と時間の中に-」 '01/2/5-2/16
34 「今村源展-運動場-行き来する為に-」 '00/3/8-3/23
33 「孫雅由展-立ち現れる物/身体・物質・宇宙-」 '00/2/2-2/17
32 「福本潮子展」 '99/1/5-1/16
31 「中ハシ克シゲ展<ZERO>」 '98/1/5-1/17
30 「生形貴春展」 '97/1/6-1/18
29 「車季南展」 '96/1/8-1/20
28 「坂口正之展」 '95/1/9-1/21
27 「北山善夫展」 '94/1/10-1/22
26 「曽我孝司展」 '93/1/7-1/20
25 「中西學展-THE SEVEN SEAS-」 '92/1/10-1/24
24 「椎原保展-風景の建築-」 '90/10/22-11/2
23 「松井紫朗彫刻展」 '89/1/8-1/20
22 「森口宏一展」 '88/7/4-7/16
21 「井原康雄展」 '88/1/18-1/30
20 「堀尾貞治展-DAY BY DAY-」 '87/8/17-8/29
19 「村岡三郎展」 '87/3/2-3/14
18 「河口龍夫展」 '86/7/14-7/26
17 「中井克己展」 '86/1/13-1/25
16 「松井憲作展」 '85/7/1-7/13
15 「福島敬恭展」 '84/11/12-11/24
14 「奥田善巳展」 '84/5/28-6/9
13 「木村秀樹展」 '83/9/26-10/8
12 「松谷武判-1981-1983年間の仕事は-」 '83/5/30-6/11
11 「飯村隆彦-ビデオアート-」 '82/12/13-12/25
10 「宮崎豊治彫刻展」 '82/10/25-11/6
9 「今村輝久展」 '82/3/22-4/3
8 「植松奎二展」 '81/10/26-11/7
7 「山本圭吾・ビデオと写真」 '81/8/31-9/12
6 「儀間比呂志-版画の世界-」 '80/8/25-9/6
5 「井田照一展」 '79/9/10-9/21
4 「木村光佑の版画と彫刻」 '79/7/2-7/14
3 「福岡道雄の世界」 '79/1/5-1/29
2 「泉茂-1963年以後、油彩・版画・素描-」 '78/9/25-9/30
1 「前田藤四郎-版画の50年-」 '78/5/15-5/27

未読日記595 「西山裕希子展:Seeing with blind eyes」

2012-04-18 22:44:04 | 書物
タイトル:西山裕希子展 : 第1回現代美術コンクールグランプリ受賞作家:Seeing with blind eyes
別書名:Nishiyama Yukiko : Seeing with blind eyes : prize winner of the 1st contemporary art competition
編集:大阪府立現代美術センター
協力:ノマルエディション
テキスト翻訳:クリストファー・スティヴンズ
印刷・デザイン:アラベル株式会社
発行:大阪 : 大阪府立現代美術センター
発行日:2005
形態:1冊 ; 30cm
注記:展覧会カタログ
   会期・会場: 2005年1月31日-2月12日:大阪府立現代美術センター展示室A
   主催: 大阪府立現代美術センター
内容:
「生き残るための空間あるいは、装置」加藤義夫(インディペンデント・キュレーター)
「「他者の語らい」の中で」西山裕希子
作品図版
略歴
西山裕希子作品2003~2001

頂いた日:2012年4月13日
場所:大阪府立江之子島文化芸術創造センター
 ずっと欲しかったカタログが偶然手に入るとは感謝。西山裕希子の作品を初めて見たのは、2009年の大阪・PANTALOONだった。夏の暑さと夕暮れの日射し、PANTALOONの空間と作品の涼しさがとても印象に残った。以後、機会がある度に作品を見てきたが、この時の展示は本当にすばらしかった。
 その時の会場でポートフォリオと共に見たのが本書だった。コンクールの受賞記念展として展示の記録だけでなく、これまでの活動もまとめているのは親切だし、加えてバイリンガルで作成してくれるとは、太っ腹な企画である。
 やはりというべきか、この賞は第2回で終了している(第2回受賞者はヤノベケンジ、Antenna)。

未読日記594 「今村源展 : 運動場--行き来する為に」

2012-04-17 22:27:17 | 書物
タイトル:今村源展 : 運動場――行き来する為に
別書名:Hajime Imamura : bipolar field flux
シリーズ名:今日の作家シリーズ; 34
編集:大阪府立現代美術センター
アートディレクション:杉崎真之助
発行:大阪 : 大阪府立現代美術センター
発行日:2000.3.31
形態:1冊 ; 30cm
注記:展覧会カタログ
   会期・会場: 2000年3月8日-3月23日: 大阪府立現代美術センター
   今村源略歴: 巻末
   主催: 大阪府立現代美術センター
内容:

テキスト:小口斉子(大阪府立現代美術センター学芸員)
図版
略歴

頂いた日:2012年4月13日
場所:大阪府立江之子島文化芸術創造センター
 会場にて頂いた1冊。どうもありがとうございます。
 今村源は好きなアーティストだが、本書を見ると10年前と現在でも作品にブレがないことがよくわかる。残念ながら今展は見れていないが(当時、受験生だった)、本書で展示を味わいたい。

未読日記593 「孫雅由展:立ち現れる物/身体・物質・宇宙」

2012-04-16 23:41:05 | 書物
タイトル:孫雅由展 : 立ち現れる物/身体・物質・宇宙 : 1976年初期平面作品から最新作まで25年間の仕事
並列書名:Son Ah-yoo : emergence/body・matter・cosmos
シリーズ名:今日の作家シリーズ; 33
編集:大阪府立現代美術センター
アートディレクション:杉崎真之助
デザイン:奥崎千明、日下麗香
発行:大阪 : 大阪府立現代美術センター
発行日:2000年
形態:1冊 ; 30cm
注記:展覧会カタログ
   会期・会場: 2000年2月2日-17日:大阪府立現代美術センター
   主催: 大阪府立現代美術センター
   略歴: 巻末
内容:
「精神の〈場〉としての風景――孫雅由の絵画について」中井康之(国立国際美術館主任研究官)
図版
出品リスト
略歴

頂いた日:2012年4月15日
場所:大阪府立江之子島文化芸術創造センター
 大阪・阿波座にオープンした大阪府立江之子島文化芸術創造センターにて無料配布していた1冊。江之子島文化芸術創造センターは、谷町四丁目にあった大阪府立現代美術センターが閉館し、移管・オープンしたもので、オープン記念として過去の図録を無料配布していた。通常は販売されるようなので、興味のあるものだけ、ピックアップして頂いた。どうもありがとうございます。

Collection 03 《untitle》

2012-04-15 23:26:28 | 美術
タイトル:untitle
アーティスト:堂東由佳
素材:シルクスクリーン、紙
サイズ:5.1x7.9cm
制作年:2012年
購入日:2012年4月15日
購入店:Gallery IND.
注記:
大阪・GALLERY IND.にて開催された「堂東由佳個展:予備に」(2012年3月23日-4月15日)にて購入。
ネコが下痢?している・・

memorandum 060 行動の結果

2012-04-12 23:30:36 | ことば
 行動の結果にとらわれないこと。この宿命的なものからまぬがれていること。どうすればよいか。
 ある目標のためにではなく、必然によって、行動すること。これ以外のことはできないのだ。それは、行動ではなく、一種の受動性である。能動的に行動しない行動である。
 (中略)
 自分の行動の動機を、自分の外部へもって行くこと。押し迫られること。まったく純粋な動機(あるいは、まったく下劣な動機、いずれにせよ、同じ法則)は、外側にあるものと思われる。

シモーヌ・ヴェイユ『重力と恩寵―シモーヌ・ヴェイユ『カイエ』抄 (ちくま学芸文庫)』田辺保訳、筑摩書房、1995年、79-80ページ。

 外側へ、外部へ・・