批評は真実内容を理解することを要求する。自らの真実あるいは虚偽が理解されていないような作品は理解されていないのであって、真実あるいは虚偽を理解することが批評の仕事にほかならない。批評を通して作品を歴史的に展開することと作品の真実内容を哲学的に展開することとは、相互作用にほかならない。芸術の理論は芸術を離れることを許されない。
(テオドール・W・アドルノ『美の理論』大久保健治訳、河出書房新社、2007年、pp,219-220)
(テオドール・W・アドルノ『美の理論』大久保健治訳、河出書房新社、2007年、pp,219-220)
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