A PIECE OF FUTURE

美術・展覧会紹介、雑感などなど。未来のカケラを忘れないために書き記します。

F.R.F Night

2008-06-18 01:20:06 | Weblog
遅ればせながら先日行なわれたイベントのセットリストをアップします。
ご来場頂いた方どうもありがとうございました。

<東京6区 vol.2 フジへの道>
DJ:ペコ、PIЯATA、六松、カトカト、いなりずし
6月15日(日)17:00~23:00
DOOR\1,500/1D
UNDERBAR
東京都渋谷区神南1-15-7 公園ビルB1
TEL:03-3780-0858

PIЯATA編
1.燃えよドラゴン/東京スカパラダイスオーケストラ
2.I Fought The Law/The Clash
3.Semi-Charmed Life/Third Eye Blind
4.Deer Dance/System of a Down
5.Pチャン/渋さ知らズ
6.Atari Teenage Riot Ⅱ/Atari Teenage Riot
7.Attack/Jon Spencer Blues Explosion
8.If They Move Kill Em/Primal Screem
9.Free Satpal Ram/Asian Dub Foundation
10.Body Movin'/Beastie Boys
11.7/4(Shoreline)/Broken Social Scene
12.Sexx Laws/Beck
13.Must Be the Moon/!!!
14.Stepping Stones/G. Love & Special Sauce

フェスはお祭りです。せっかくなので多くの方が知っているアーティスト、曲から選ぼうと思いましたら・・結果はご覧の通り。節操のない爆音セレクトにここ最近の精神状態が反映されていて、かなり病んでいる気が心なしかいたします。途中、ポカミスをやらかしてしまうなど、反省点多しでした。

補足ですが、②The Clashはフジロックにはもちろん出ておりません。出たのはジョー・ストラマー&メスカレロスです。


今回はあまりに時間がなく、最近買い換えた携帯電話INFOBAR2に内臓されているau Music Playerにて、ほとんど編集・選曲を行なうことになりました。いままで使っていた携帯電話には音楽プレーヤーの機能はなかったのですが、今回使ってみて、やや操作性に不満はありますが、音楽プレーヤーとしてはまったく問題なく使うことができました。一番の利点はUSBでパソコンと接続をし、自宅のパソコンに取り込んである音源を携帯に移せることです。これには驚きました。これはほんとに電話なんでしょうか。メディアの進歩についていけない若年寄りな私はただただ驚きました。

選曲・編集作業は、まるで展覧会の出品作品を選ぶような楽しさがあります。展覧会というのは、とかく時間と経費のかかるもので、また私のような若輩者が簡単にできるようなものではありませんし、簡単にやってしまうこともいかがなものかと思うのですが、こういったDJイベント・パーティーというのは、かなりフットワークが軽く感じます。そして、その場で鳴らされる音楽に対して、リアクションがあることにとても喜びを感じます。

そう思うのは音楽というメディア・システムにおいて、リスナー(聴き手)であることが重要な位置を占めていると思うからです。音楽を演奏するアーティストが音楽を聴いたことがない、聴かないというケースがあるでしょうか(まれにいますが・・)。楽器の音を聴いたこともない人が、その楽器を弾きたいと思うでしょうか。その音、音楽、楽器を選択するという過程にはほとんどの場合、感動であり驚きであり尊敬が含まれていると思います。だからこそ私たちは今日も音楽を求め、聴き、弾き、歌い、踊るのではないでしょうか。

はたして、美術にはそれがあるでしょうか。

もちろんメディアの規模が違いますし、一概に音楽と美術を比較するのは危険です。しかし、音楽のリスナーとアーティストの関係を考えたとき、それはとても幸福な関係だと思うのです。例えばミュージシャンになれなかった人が、音楽を聴かなくなるということがあるでしょうか。一人のリスナーとしては変わりなくあり続けると思います。というより、出発点はリスナーだったのです。

では、音楽においてなぜそのような興味・関心が維持されるのでしょうか。おそらくその原点には、繰り返しになりますが「聴く」という経験があるからではないかと思います。まず、わからないながらに「聴く」こと。音楽/音を受容する過程を経ることで、次なる創造の種が蒔かれているのかもしれません。今回も選曲をするために音楽を「聴く」たびに発見がありました。その「発見」からまた次なるイベントにつなげていきたいといまは考えています。


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