A PIECE OF FUTURE

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音楽論009 「i must stop making plans」

2007-11-05 23:58:31 | music
タイトル:i must stop making plans
アーティスト:always the runner
発売:FABTONE RECORDS
販売:メディアファクトリー
発売日:2007年10月3日
内容:
2003年ルイジアナ州の州都であるバトンルージュにて、ex-McCloudのエリックとチャド、ex-Silkoのギャレットとイアンの4人により結成されたAlways The Runner。ヴァース→コーラス→ヴァースというポップ・ミュージックとしての楽曲構成を打ち砕く為にスタートさせたというそのコンセプトに習い、繊細なアルペジオを基軸に、必要最低限の音色&構成で眩い音像を次々と生み出すことに成功していった彼等は、2004年、Myla and Velora Recordingsより「Always The Runner EP」でデビュー。メンバー自身が立ち上げた小さなレーベルからのリリースにもかかわらず、このデビュー作からExplosions in the Sky、Godspeed You Black Emperor、Mogwai等の名を比較に出されるほどの高評価を手にすると、Owen、Early Day Miners、The Mercury Program、The Six Parts Sevenいったポスト・ロック/スロー・コア界の人気バンド達だけでなく、The Appleseed CastやMock Orange、Engine Down、Hey Mercedesといったエモ・シーンの大御所バンドとも次々共演。翌2005年リリースのSnowbeastとのスプリット盤(ジャパニーズ・ポスト・ロック界の雄、te’のアメリカ盤をリリースしたことでも有名なStatus Quo Audioからのリリース)、1stフル・アルバム「August Golf」のリリースを経て、アメリカ南部のインストゥルメンタル・ロック・シーンを引率するまでの人気バンドへ成長していった。そして2007年10月、流通の悪さから、日本では限られた手段でしか入手不可能であった彼等の作品が、ベスト盤という形で遂に全国流通がスタートする。
(帯より)

収録曲
01.Miles 
02.You're Jumping Across Mountains
03.I Thought I'd Find You Here 
04.A Falconer's Prayer
05.Speaking Of Paliminos 
06.Telling Lies Over Lattes 
07.Lets See If Those Bastards Can Do 90!
08.An August Golf pt.1 
09.The Closest I Ever Came To Lightning
10.Something Important Happened In Falls Church 
11.An August Golf pt.2
12.Don't Kill the Messenger

公式サイト:XTAL RECORDS

購入日:2007年10月28日
購入店:HMV SHIBUYA
購入理由:
渋谷のHMVにていろいろな音楽を視聴し続けていた時、1曲目のイントロを聞いた時から惚れ込んで衝動買いしてしまった1枚。さんざん迷った挙句購入することにした。アメリカのポストロック、インストゥメンタル・ロックシーンというのはなかなかいいバンドがいるものだと思う。というより、いい音楽があっても自分が知らないだけで、世間には知られていないがいいものというのはどういうジャンルにもあるのだろう。文学、美術、映画もそうだが、読まない見ない聞かない人に限って批判したりするものだ。知れば知るほど自分の判断基準に揺さぶりをかけられるが、知れば知るほどその領域に魅せられていく。知識や教養というのは余計な知識を植えつけ、自分の判断や興味を狭めるというのは大きな勘違いで、実はより多くの扉を開けるものだろう。失敗することもあるだろうが、その失敗も含めて「知ること」はおもしろい。ちなみに、このCDの後半はちょっと飽きがくる感じで残念。1曲目「Miles」は自分好みのアルペジオギター炸裂のポスト・ロックで最近のヒット。


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