A PIECE OF FUTURE

美術・展覧会紹介、雑感などなど。未来のカケラを忘れないために書き記します。

未読日記1138 『図説 写真小史』

2016-02-15 23:07:23 | 書物
タイトル:図説 写真小史 (ちくま学芸文庫)
別書名:Kleine Geschichte der Photographie
著者:ヴァルター・ベンヤミン
編訳者:久保哲司
カバーデザイン:神田昇和
発行:東京 : 筑摩書房
発行日:2005.5第6刷(1998.4第1刷)
形態:284p : 図版 ; 15cm
内容:
芸術から「いま―ここ」という一回性の「アウラ」が消滅する複製技術の時代にあって、写真はどのような可能性をはらみ、どのような使命を課せられなければならなかったのか?写真史を考えるとき、だれもが必ず引用する基本文献――ヴァルター・ベンヤミンの「写真小史」。初期写真から1930年代の作品までを通観したこの傑作エッセイに、そこで言及されているブロースフェルト、アジェ、ザンダーらの写真多数と、関連論文を加えて再編集。20世紀最高の批評家による写真論が目で見てわかる実証的な一冊。

目次
ヴァルター・ベンヤミン/写真小史
カール・ニーレンドルフ/カール・ブロースフェルト『芸術の原形』への序
カミーユ・レヒト/ウジェーヌ・アジェ『写真集』への序
アルフレート・デーブリーン/顔、映像、それらの真実について
訳者あとがき
解説 金子隆一
写真集資料所蔵一覧

購入日:2016年2月13日
購入店:日本の古本屋
購入理由:
 岐阜・frontにて開催される写真家・先間康博氏によるstudy meeting vol.4「写真の近代:アルフレッド・スティーグリッツとユジューヌ・アジェ」のための予習として購入。本書は写真の基本文献なのでずっと持っているかと思っていたが、図書館で借りて読んだのか、所有はしていなかったようだ。最近、別案件でベンヤミンの『パサージュ論』を読んでいるので、ベンヤミンの思想・思考を傍らに聴講してみたい。