タイトル:福本潮子作品集 藍の青 FUKUMOTO SHIHOKO JAPAN BLUE
著者:福本潮子
アートディレクション:福本潮子、デュウェル八木智紗
編集:外舘和子、姫野希美、八木光恵
翻訳:メレディス・マッキニー
デザイン:デュウェル八木智紗
協力:アートコートギャラリー
発行:京都 : 赤々舎
発行日:2015.3
形態:221p : 挿図 ; 30cm
注記:作品リスト: p198-210
略歴: p211-213
主要文献目録: p216-221
英文併記
内容:
福本潮子の染―藍と絞りによる染色空間の創造/外舘和子
福本潮子さんのこと/森瑶子
作品 1977-2015―手から生まれる自然
1977-1981, 1985 初期のプリーツ
1982 曼荼羅
1983-1989 天空 I
1984 星流
1984 シティ
1985 スカイシティ
1982-1985 着物
1985 天空 II
1985 さざ波
1986-1988 風·水
1988 心の中の宙
1988 風印
1989-1991 時空 I
1989-1990, 2001 茶室
1989-1990 流れ
1996 青い儀式
1991 時空 II
1992-1995, 2014 時空 摺箔
1995 聖域
1995 光の影
1998 スターライト
1998 楕円
1998 点の仕事―トルファン綿
1999-2000 几帳
1999 紺青の記憶
2000 光の風景
2000-2001 ムーンライト
2001 コラージュ
2002 朝霧·夕霧
2002 能衣裳
2002-2004, 2010 幔幕
1985-2004, 2013 着尺· 帯
2008 残像
2012 有職紋
2006- 古布
1992, 1997, 2004 コラボレーション
2004-2012 設い
藍の「青」/福本潮子
福本潮子の青/今井陽子
ボーダーレスな藍―青の時空と交感:福本潮子の染作品/池田祐子
資料
作品リスト
略歴
主要文献目録
頂いた日:2015年3月28日
場所:アートコートギャラリー
大阪・アートコートギャラリーにて開催された「福本潮子作品集出版記念展―藍の青―」(2015年3月13日~4月11日)の会場にて、著者よりご恵贈頂いた1冊。どうもありがとうございます。
言うまでもなく福本潮子は日本を代表する藍染作家だが、展示を見て圧倒的だったのが、《点の仕事―トルファン綿》(1998)、《太陽の道》(1998)などの宇宙的なイメージの作品だった。工芸=伝統的という先入観を軽々と超える抽象的・超越的な藍の深く美しい色彩に魅了される鑑賞経験であった。
作品集の造本がまたすばらしい。背には福本が染めた麻布が使用され、本もまた「染織」として造本・製本されているのである。本もまた紙を束ねた織りであり、印刷によって色を染める仕事とも言え、本書は作品の技法と素材が密に重ねあわされた造本が実現されているのである。内容とデザイン、印刷・製本が三位一体のハイクオリティな1冊である。
著者:福本潮子
アートディレクション:福本潮子、デュウェル八木智紗
編集:外舘和子、姫野希美、八木光恵
翻訳:メレディス・マッキニー
デザイン:デュウェル八木智紗
協力:アートコートギャラリー
発行:京都 : 赤々舎
発行日:2015.3
形態:221p : 挿図 ; 30cm
注記:作品リスト: p198-210
略歴: p211-213
主要文献目録: p216-221
英文併記
内容:
福本潮子の染―藍と絞りによる染色空間の創造/外舘和子
福本潮子さんのこと/森瑶子
作品 1977-2015―手から生まれる自然
1977-1981, 1985 初期のプリーツ
1982 曼荼羅
1983-1989 天空 I
1984 星流
1984 シティ
1985 スカイシティ
1982-1985 着物
1985 天空 II
1985 さざ波
1986-1988 風·水
1988 心の中の宙
1988 風印
1989-1991 時空 I
1989-1990, 2001 茶室
1989-1990 流れ
1996 青い儀式
1991 時空 II
1992-1995, 2014 時空 摺箔
1995 聖域
1995 光の影
1998 スターライト
1998 楕円
1998 点の仕事―トルファン綿
1999-2000 几帳
1999 紺青の記憶
2000 光の風景
2000-2001 ムーンライト
2001 コラージュ
2002 朝霧·夕霧
2002 能衣裳
2002-2004, 2010 幔幕
1985-2004, 2013 着尺· 帯
2008 残像
2012 有職紋
2006- 古布
1992, 1997, 2004 コラボレーション
2004-2012 設い
藍の「青」/福本潮子
福本潮子の青/今井陽子
ボーダーレスな藍―青の時空と交感:福本潮子の染作品/池田祐子
資料
作品リスト
略歴
主要文献目録
頂いた日:2015年3月28日
場所:アートコートギャラリー
大阪・アートコートギャラリーにて開催された「福本潮子作品集出版記念展―藍の青―」(2015年3月13日~4月11日)の会場にて、著者よりご恵贈頂いた1冊。どうもありがとうございます。
言うまでもなく福本潮子は日本を代表する藍染作家だが、展示を見て圧倒的だったのが、《点の仕事―トルファン綿》(1998)、《太陽の道》(1998)などの宇宙的なイメージの作品だった。工芸=伝統的という先入観を軽々と超える抽象的・超越的な藍の深く美しい色彩に魅了される鑑賞経験であった。
作品集の造本がまたすばらしい。背には福本が染めた麻布が使用され、本もまた「染織」として造本・製本されているのである。本もまた紙を束ねた織りであり、印刷によって色を染める仕事とも言え、本書は作品の技法と素材が密に重ねあわされた造本が実現されているのである。内容とデザイン、印刷・製本が三位一体のハイクオリティな1冊である。