A PIECE OF FUTURE

美術・展覧会紹介、雑感などなど。未来のカケラを忘れないために書き記します。

未読日記815 『neigh 10』

2013-11-12 23:14:52 | 書物
タイトル:neigh vol.10
編集・発行:先間康博
発行日:2013.10
形態:52p ; 26cm
定価:400円
内容:
扉 先間康博
「美術と写真の接点に関するメモ」長田智章
「原発ギャラリー」先間康博
「国立国際美術館開館35周年記念シンポジウム「写真の誘惑―視線の行方」を聞いて」先間康博
「形式知と暗黙知」先間康博
展覧会散歩
SUMMARY
編集後記、etc.

購入日:2013年11月9日
購入店:GALLERY CAPTION
購入理由:
 写真家・先間康博氏による「写真を中心に―表現について語ること―」の批評誌。前号から6年ぶりの刊行というから、私が知らなかったのも無理はない。
 本誌を手にとって驚いたのが、その文字量と行動力であった。アーティストでありながら、これほど文章を書き、展覧会を見て回っていることに圧倒された。「展覧会散歩」にいたっては、全国各地の展覧会をフォローしており、ただただ敬意を抱く。いま、展覧会を実際に見て、言葉をつむぐ人がどれくらいいるだろう。全編に誤字脱字がとんでもなく多いのは、タイピングが思考に追いつかなかった痕跡であろう。だから言葉に勢いとキレがある。
 ちなみに、タイトルのneighは「ネイ」と読み、馬のいななきを意味する。そういえば、来年の干支は午(うま)であった。