A PIECE OF FUTURE

美術・展覧会紹介、雑感などなど。未来のカケラを忘れないために書き記します。

未読日記811 『小津安二郎』

2013-11-04 23:50:20 | 書物
タイトル:ユリイカ 2013年11月臨時増刊号 総特集=小津安二郎 生誕110年/没後50年
編集人:西館一郎
発行:青土社
形態:293p ; 23cm
内容:
【対話】
「梱包と野放し いま、なぜ小津安二郎を語るのか」蓮實重彥×青山真治
「小津映画について知っている二、三の事柄」廣原 暁×三宅 唱
【特別寄稿】
「小津安二郎論再考」吉田喜重
【表現とメディア】
「サイレント・デスマスク 「非常線の女」における小津安二郎の写真/映画」伊藤俊治
「正方形とのたたかい 小津とデザイン」鈴木一誌
【歴史と記憶】
「『東京物語』の余白に」四方田犬彦
「反=接吻映画としての『晩春』 占領政策と小津安二郎」長谷正人
【映画の未来】
「日常の先で眼差しを交わす」小森はるか
「国際的な分類化に抗うために 小津の視線論」舩橋淳
【人間の時間】
「凡庸と幻視」宇野邦一
「小津安二郎の「アンチ・オイディプス」」斎藤環
「例えば、正しく終わらせること、について」丹生谷貴志
【男と女】
「田中絹代と小津映画」石田美紀
「「おじさん」の系譜 『彼岸花』から『秋刀魚の味』そして『青春放課後』まで」宮本明子
【街に生きる】
「曇天の東京」中野翠
「『麦秋』の大和」前田英樹
「『東京物語』と日本的な家屋」五十嵐太郎
【動きと音】
「小津安二郎 音とモノの迷宮へ」小沼純一
「二〇一三年初夏 秋刀魚の味/晩春/彼岸花/能/歌舞伎/日本画」山本一郎
【新しい展開】
「反語的振舞としての『小津安二郎全発言』」浅利浩之
「小津調2・0」渡邉大輔
【image】
「enchanted」島田虎之介
【芸術様式】
「『彼岸花』の空間 小津映画における芸術様式の本質」エドワード・ブラニガン(伊藤弘了+加藤幹郎訳)
小津安二郎フィルモグラフィー

購入日:2013年11月4日
購入店:ジュンク堂書店 京都朝日会館店
購入理由:
 映画監督・小津安二郎の生誕110年、没後50年を記念した総特集。小津好きとしては買わないわけにはいかない。蓮實重彥・青山真治の対談を始め、久しぶりに読む映画論は知的刺激を与えてくれる。