A PIECE OF FUTURE

美術・展覧会紹介、雑感などなど。未来のカケラを忘れないために書き記します。

未読日記670 『平櫛田中展』

2012-11-25 23:27:38 | 書物
タイトル:平櫛田中展
別書名:Denchu Hirakushi : a retrospective
編集:ふくやま美術館小平市平櫛田中彫刻美術館三重県立美術館
発行:平櫛田中展実行委員会
制作:株式会社中野コロタイプ
発行日:2012.7
形態:215p : 挿図 ; 27cm
注記:展覧会カタログ
   会期・会場: 2012年7月14日-9月2日:ふくやま美術館, 2012年9月9日-10月21日:小平市平櫛田中彫刻美術館, 2012年10月30日-12月9日:三重県立美術館
   主催: ふくやま芸術文化振興財団ふくやま美術館, 小平市教育委員会, 三重県立美術館 [ほか]
   年譜: p165-184
   参考文献: p185-207
   出品リスト: p208-213
内容:
ごあいさつ
「生誕140年、特別展への思い」平櫛弘子
「日本近代彫刻史上の平櫛田中」毛利伊知郎
図版
 第Ⅰ章 西洋彫塑の研究
 第Ⅱ章 木彫家としての自覚
 第Ⅲ章 「近代」と「前近代」の架橋
 第Ⅳ章 「近代」と「前近代」の往還
 第Ⅴ章 信仰と造形
 第Ⅵ章 書
「平櫛田中のリアリズム―昭和戦前期の肖像彫刻を中心に―」藤井明
「平櫛田中の作品と仏教―西山禾山の思想との関連を中心に―」濱田恒志
作品解説
平櫛田中年譜
参考文献
出品リスト

購入日:2012年11月25日
購入店:三重県立美術館
購入理由:
 日本彫刻を代表する彫刻家・平櫛田中の生誕140年を機に開催された回顧展。これまでも平櫛展は何度も開催されているが、いままで見に行かれなかった。今回は大作は少なかったが、制作技法や工芸的な小品などが見れてとても興味深かった。また、三重県美の常設展では、橋本平八の特集展示も行われ、平櫛と橋本の交流関係がわかったのもおもしろかった。
 ところで、表紙に「ひらくしでんちゅう」とひらがなで大きく書かれているのは、デザイン的にちょっと頂けない。いくら「ひらくし たなか」と読んでしまう人がいるにしても、三重県美の本展ポスターのようにかっこいい表紙がよかった。