平均収入を示す数字から判断すると、芸術は儲からない生産分野である。芸術で生計を立てることができないまま、多くのアーティストは老いていく。(・・・)
芸術という経済をこのように解釈すると、負け組アーティスト、あるいは芸術で生計を立てることができないアーティストは、「貧乏」で「悲惨」なプロではなく、「ハッピー」なアマチュアである。実際に、彼らは巨大なアマチュア集団の一部であり、制作に時間と金を消費する人々なのである。
ハンス・アビング『金と芸術 なぜアーティストは貧乏なのか』山本和弘訳、grambooks、2007年、245頁。
アマチュアとプロをどう考えるか。
「貧乏」と「悲惨」を選ぶか、「ハッピー」を選ぶのか。
日本で批評がないのは、アーティストが「ハッピー」なアマチュアだからと考えると妙に納得。
他者、鑑賞者に何かを伝えようとも考えていないのだから、批評は求められないし、ホームページにテキストの掲載、経歴にビブリオグラフィーとして記載されることもない。
芸術という経済をこのように解釈すると、負け組アーティスト、あるいは芸術で生計を立てることができないアーティストは、「貧乏」で「悲惨」なプロではなく、「ハッピー」なアマチュアである。実際に、彼らは巨大なアマチュア集団の一部であり、制作に時間と金を消費する人々なのである。
ハンス・アビング『金と芸術 なぜアーティストは貧乏なのか』山本和弘訳、grambooks、2007年、245頁。
アマチュアとプロをどう考えるか。
「貧乏」と「悲惨」を選ぶか、「ハッピー」を選ぶのか。
日本で批評がないのは、アーティストが「ハッピー」なアマチュアだからと考えると妙に納得。
他者、鑑賞者に何かを伝えようとも考えていないのだから、批評は求められないし、ホームページにテキストの掲載、経歴にビブリオグラフィーとして記載されることもない。