佐渡の翼

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佐渡金山       投稿者:佐渡の翼

2011年02月16日 06時00分24秒 | 佐渡及び首都圏近辺の面白観光スポット

ホテル万長をチェックアウトした後、筆者は佐渡金山へと向かった。11月1日の予報は午後から暴風雨との事だった。しかし午前中は青空が広がり絶好の行楽日和となった。佐渡金山の坑道内を見学できるように整備し、この観光施設を運営しているのは「ゴールデン佐渡」という会社である。坑道見学コースには古典的な「宗太夫坑」コースと道遊の割戸の直下まで行ける「道遊坑」コースとがあった。筆者は後者を選択した。道遊坑は近世になってから掘られた坑道で、トロッコのレールが敷かれたコンクリート製の坑道であった。宗太夫坑の方は、落盤を防ぐために木で作った枠で坑道内を補強しているが、この木材の使用量は凄まじかったそうだ。道遊の割戸の直下は大きな空間になっており、天井をもう少し掘っていけば地表にでられそうな感じがした。「道遊坑」を抜けると道遊の割戸の最下部を真近に見学できるエリアへと続く道に繋がっていた。案内看板には、そこまで歩いて7分ほどと書かれていた。突然の雨に降られては困ると思い駆け足で登ろうとしたら、落ち葉の掃除をしていたおじさんから「走ると息が上がるからゆっくり歩いて行きなさい」と言われた。おじさんの指示に従いゆっくり歩いていくとやがて高任神社に突き当たり、そこから更に登ると道遊の割戸の最下部が真近に見えた。こんな風になっているのかあ~。おじさんの話では既に金はあらかた掘りつくされ、残された山肌にはもう何もないのだそうだ。山頂部に金鉱脈が露出していた慶長年間の頃の相川の賑わいは、現在と比較するとそれこそ想像を絶するほどの羽振りのよさだったのだろう。それにしても最初に佐渡金山を発見した三人の山師達の嗅覚は実に鋭かったとしか言い様がない。



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