最近、職場で、筆者の専門外の金融商品を売り込んだ顧客の販売後のケアを任されるようになった。業務負担の増加は何も今に始まった事ではないが、ある閣僚が、欠員となった省庁の大臣を兼務するのと同じで、仕事量は増大し、精神的な負荷はかなりきつくなる。だが泣き言は言えない、嫌なら首を切られるだけだからだ。それに、こうした専門外の仕事は筆者だけではなく、職場の同僚全員に課せられているのだから文句の言いようがない。しかし、ま、秘書たちがしっかりサポートしてくれているので、何とかこなしているし、コツを覚えたら、意外に専門外の仕事も楽しく感じるようになってきたのだから、筆者の性格は誠に幸せに出来ている。
佐渡が島の朱鷺の雛誕生、上野動物園のパンダの赤ちゃん誕生(残念ながら後に死亡したが)に便乗し、商魂たくましい土産物店主らがあの手この手の販売戦略に余念がない。いずれも一過性のブームに終わるものなのだが、同じく、瞬間芸、一発屋で終わるのは、大坂維新の会の国政進出、小沢新党であろう。いずれも来年9月の衆議院の任期満了時には鮮度ががた落ちになっているのは間違いない。特に、日本維新の会を結党した橋本お子様新党などは、その初期には、選挙で危ない連中の駆け込み寺と目されていたが、いまや、入党希望者を選り好みして門前払いをくらわせる、身の程知らずの馬鹿政党に成り下がってしまい、支持率が急落している。その化けの皮はとっくの昔に剥がれたのだ。地域政党の首長が外交安全保障などと言う専門外の事に首を突っ込むとろくな事にはなるまい。
日本は膨大な借金を抱えながらその国債の利回りは1%台で安定している。これはそのほとんどを自国民が買い支えているからで、そこが外資が買い支えるギリシャやスペインと違う点と説明されている。だが、その内訳をよく見ると、個人が貯蓄目的に購入する額よりも、不景気のために、企業が余剰資金を投資に回せず、その分を国債購入に当てている額の方が多いと言う。今後景気が回復し、企業の投資が進み、個人消費が上向くと、日本国民による国債購入額が減り、その結果国債の利回りが跳ね上がり、財政危機を迎えるという危うさを孕んでいると言うのだ。不景気が続き、国債の利回りが安定したままの方がいいのか、好景気から一気に財政危機に至る方がいいのか。誠に経済と言う物は先が見通せない代物である。
最近、筆者と同世代のアラフォーや、アラフイフテイの年代の男性にエステブームが静かな広がりを見せていると言う。男は外見よりも中身の時代から、男も「見た目を美しく」と美活に走る時代なのだそうだ。画像は伊勢丹メンズ館のコスメコーナーです。