佐渡の翼

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キャノンEOS-1DXを使って4ヶ月     投稿者:佐渡の翼

2014年02月09日 06時19分48秒 | キャノン・ニコン製超高級カメラ購入自慢

恐らく佐渡の四季風景撮影専門ブロガーさんのようなカメラ自慢男がこの超高級プロ用カメラを手に入れたなら、このカメラの各種のボタン機能を微に入り細に入り紹介し捲ってブログで自慢したがるだろう。まず、このカメラの最大の欠点である、1500grmを超える重さだが、レンズのEF 24-70mm F2.8 II USMの重量800grmとはいいバランスで、ソニーα99よりも若干重いかなと言う程度である。カメラを縦位置アングルにして撮影した写真は拡大してブログに掲載すると見栄えが良いため、多くのブロガーが縦位置アングルを取りたがる。だがシャッターボタンの所まで右腕を回さなければならないためカメラの保持が難しく、手ぶれのリスクが伴う。その点、EOS-1DXは、縦位置用のシャッターボタンがもう一つ付いているので、カメラをしっかりとホールドしながらの撮影が可能だ。さすがにプロからの様々な要望を取り入れて開発したカメラだけあり、使い勝手が非常にいい!以下に、ソニーα99にはない機能や真似ができない機能を思いつくままに幾つか列挙してみよう。

1) 夜間撮影時の感度の高さは35ミリフルサイズの一眼レフの中では群を抜いており、このカメラに敵う機種は今のところ出現していない。ISOを51200に上げても画像のザラツキ感はなくクリアであるし、通常ならストロボが必要なくらいの暗さでもオートモードで楽々合焦可能である。なお、ISOスピードレートの最大常用感度は51200だが、その4倍の204800まで設定可能な凄さである。
2) 動く被写体の追尾能力は抜群で、時速200km近い速度で疾走するレーシングカーや素早く移動する野生動物の撮影時に威力を発揮する。
3) 超高速連射モードにすれば、秒間15コマの撮影が可能で、連続撮影枚数は100枚と完全にソニーα99を圧倒している。
4) AFフレーム(測距点)はソニーα99がたったの19しかないのに対し、EOS-1DXは61もあり、測距エリアは六種類から選べる。
5) 測光モードはソニーα99よりも一つ多い4種類から選択可能。
6) 1分間何も操作をしないと、電池の消耗を防ぐために、自動で電源を切る機能があり、シャッターボタンを半押しすれば再び電源が入る仕組みになっている。電源ボタンのオンとオフの間にロックボタンがあり、これを使用すれば、設定した撮影モードやドライブモードが何かの拍子で変更される事態を防げるし、電池節約を続けたまま長時間撮影が可能だ。

これら以外にもハイエンドユーザーなら理解出来るような様々な利点があるが、当ブログは写真ブログではないのでそれらについては割愛させて頂く。こんな事ならソニーα99何て買わずに最初っからEOS-1DXを買っておけば良かったと後悔する毎日だが、ソニーα99のお蔭で高度な撮影テクニックを学べたのだから、86万の投資は少々お高い授業料と考えればいいと自分を納得させている。なお、EOS-1DXの欠点は、その重さと、いくら静音モードに設定してもシャッター音が大きい事である。更に、既に過去記事で言及した事であるが、屋内撮影の際は高感度過ぎるためお料理の写真の色が飛び、白っぽくなる場合がある。だが、これは撮影方法を工夫すれば改善される現象なので一概に欠点とは言えまい。同じような屋内撮影条件の下でソニーα99で撮影すると暗い写真にしか仕上がらないので、その感度の差は月とスッポンほどもある。

最後に、EOS-1DXが決して万能なカメラではない事を申し添えておきたいと思う。EOS-1DXのような超高級機種ならばどんな場面でも綺麗な写真に仕上がると言う訳ではなく、不得意な分野もある事を忘れてはならない。一般的に、上級機種になるほど専門分野に特化した構造になるため、風景、お料理、花などの撮影に於いては、その画質の高さに於いてソニーα99の方がEOS-1DXを上回っており、EOS-1DXは、あくまでも報道用で、どんな条件下でも確実に写真を撮ってくるためのカメラである。つまり、高感度や高速連写は画質を犠牲にして成り立っており、それは、高速で走れるスポーツ車にラグジュアリー車のような乗り心地を求めても無理な話と同じであり、一台で全ての機能をこなすのは不可能である。ゆえに、風景、お料理、花などを撮影する際は、低感度だが高画質な画像が得られるソニーα99を使用し、夜間撮影や高速連写が必要な場合にはEOS-1DXを使用と言うように使い分けるのがベストであろう。もっとも、こんな贅沢な使い分けが出来るのは島内関連ブログの中では佐渡の翼君だけであるが。。。

EOS 1-DXのバッテリーチャージャーは同時に二つのバッテリーを充電できる。

筆者は海外旅行用にと念のため、予備のバッテリーパック(14,500円)と64GBのコンパクトフラッシュを追加購入してある。

昼間のように明るく写っていますが、EOS-1DXの高感度ゆえであり、撮影時刻は2月8日の日没後の午後6時頃です。自宅の寝室の窓から撮影した昨日の東京の雪景色。

同じく居間からの撮影

更にズームを効かせて撮影



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