こちら黒金町の4階です。

静岡県労福協を身近に感じていただくために事務局員が交代で情報の発信しています。

地域包括ケアを考える・・・シンポジウム

2011-08-30 | Weblog

少し前の8/25(木)に「地域包括ケアのあるまちへ」と題したシンポジウムが開催されましたのでLSCスタッフのHさんと共に参加してきました。 このシンポジウムのサブタイトルは「誰もが最後まで安心して暮らせるまちへ」で主催は「公財 さわやか福祉財団」と「静岡県」で企画・運営は「さわやか南関東ブロック」の皆さん方や行政の関係者の皆さんが担当されていました。

AM10:30から開始されましたが昼食休憩を挟んで5時間にも及ぶ内容でしたので私なりに印象深く感じたところをご紹介したいと思います。 今回の企画内容は「基調講演」と「シンポジウム」の2本立てですが、基調講演はさわやか福祉財団の堀田 力 理事長がおこないました。 介護保険制度を補う具体的行動として、「人間の尊厳をどう守り」「地域でどう支え合う」それも24時間体制で・・・・・・堀田理事長らしい優しさが感じられるお話しでしたが「人間の尊厳」を幾度も強調される内容に課題の重みも感じたところです。

シンポジウムでは幾つかの先進的な取組みが紹介されました。 静岡県からも「静岡県の高齢者の現状と長寿社会の取り組み」が詳しいデーターと共に報告されました。「ふじのくにの地域支え合いを考える」方針も紹介がされました。 それぞれの立場で本当に頑張っている実情が理解出来ましたが、併せて現場では頑張っている割には「ネットワークの構築」がされてないことや、取組んでいる事が地域住民に情報として提供されていないのも現実として存在する事もわかりました。

静岡県労福協が軸となって展開している「自主福祉の運動」が地域住民の活動とどう連携が取れていけるのか? 「地域で支え合う社会の構築」に私達はどんな役割が発揮出来るのだろうか?  色々と考えさせられた「シンポジウム」でした。 一緒に運動を展開している皆さんと考えたいと思います。(K)

▼おまけの写真は、原野谷川上流の夜明け。(Chu)

▼眼下には、朝もやが漂っています。

▼集落の朝は早く、立ち上る煙に霧が合体し、そこに朝日があたってきています。