こちら黒金町の4階です。

静岡県労福協を身近に感じていただくために事務局員が交代で情報の発信しています。

無縁社会を考える PRT2

2011-02-14 | Weblog
以前にこのブログでご案内した表題の番組が2/11・2/12二夜連続で放映がされましたが皆さんご覧になりましたか?

昨年の放送後に14,000人の方から悲痛の叫びとも言える「声」が放送局に寄せられたそうです。
親の介護から退職・親が死亡・その後は職にも就けず1人暮らし・孤独な毎日が・・・
正規職員・リストラに遭い・非正規の繰り返し・病気で職に就けず・孤独な毎日が・・・
死後、10日間も発見されなかった50歳の女性など・・悲惨な事例の数々はそれこそ数えきれないほどだったそうです。

どこで相談を受けたらいいのだろうか? だれか相談出来る人はいないのだろうか? 支援活動を展開している「NPO・ボランティア団体」を訪れる人はほんの僅かの様です。毎日々が社会から隔離された様な孤独な生活の繰り返しならば精神も病み、自殺につながるのも大いに考えられるケースだと思いました。

家庭が不安定で居場所が無くなり10代で無縁社会の入り口に・・・
学校を卒業しても正規な職に就けずに、非正規・単身化・生涯未婚・孤独・・・
生活保護の受給・不採用の繰り返し・孤独・生きていく事が苦痛・・・

これらも取材を通じた事例の1部だそうですが、15歳~34歳の世代で学校にも行かずに、仕事にも就けない人達が60万人もいるそうです。
また、別の統計によれば驚くことに2030年には単身世帯が全体の三分の一にも達するそうです。働く世代の孤立化が急激に進んでいるようです。

番組を観ての私なりの感想ですが正直、問題の大きさに圧倒されて自分としての意見が今段階では整理出来ません。
でも何もせずにそのまま放置したらより深刻な事態が進み、悲惨な事例が増加の一途をたどるであろう事は想像出来ます。
また、社会の大きな問題として、皆で考え、出来ることを1人々が実践する事が対応への第一歩かなとは思います。
私にとってインパクトが余りにも強く、気持ちが先行し過ぎで上手くまとめる事が出来ない感想になった事をお詫びします。(K)



おまけの写真は、富士五湖周辺。先週11~12日にかけ静岡県でも山間部が雪となりましたので、富士五湖方面に出かけてみました。途中でチェーンをつけるのに苦労しましたが、雪景色を堪能することが出来ました。1枚目は、朝霧の酪農場の風景です。(Chu)



2枚目も同じ農場です。



3枚目は、西湖付近の迫る山。樹によって雪の着き方が違い、面白い眺めです。



山の中の小道に入ると、場所によって裸の木々に雪が着いて、化粧したようできれいです。