欅並木をのぼった左手にあるお店

ちいさいけど心ほっこり、French!テイストなお店♪

月夜、屋根の上に立つ君は

2006-10-02 | poem
月夜に照らされて、屋根の上に立つ君。
どう、気分は? そこから飛び降りてみるつもり?
君は何をそんなに見つめているの?
時折強い風にドレスの裾を揺らしながら、君はそれでもある方向をじっと見つめている。
その見つめる先には何があるの?
尖塔の鐘が鳴る朝が来るまでは、まだだいぶ時間があるよ。
君はそんな屋根の上なんかに立って、これからどうするつもりなの?
街や湖が見渡せるそんな高いところに立ったまま、これからいったいどうしようというの?

君は月明かりに照らされて、屋根の上に立ったまま、じっとどこかを見つめている。
みじんも動くことなく、そこから見渡せる街や湖のそのむこうを凝視したまま。
君の瞳にはなにが映っているの?
君はこれからどうなってしまうの?

まだ鐘の音が鳴り響く朝はやって来ないけど、月明かりのあたる屋根の上の君の姿は、とてもひとりぼっちで淋しく見えるよ。
ねぇ、君はいったいそこで何を考えているの?
街や湖のそのむこうの、君はいったい何をそんなに見つめているの?


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