中村亮太の活動日記

加古川市のために走り回る中村亮太のブログです

あれから17年

2012-01-17 11:38:33 | 活動
早いもので、あれから17年。。

このころになると当時の映像などが流されるので、鮮明に思い出します。

少しの食べ物を手に入れるのに何時間も並んだり、トイレ用の水を川に汲みに行ったりしたこと。
当時は東灘区に住んでいたのですが、阪急御影駅から六甲駅まで、線路上を歩いて食べ物を買いに
行った事もあります。
線路が飴細工のように、ぐにゃぐにゃでした。沿線の家は、ぺったんこでした。

17年という年月が経ち、神戸の街も復興しました。
その姿はあの惨状を忘れさせますが、忘れてはならないことも沢山あります。

昨年は東日本大震災も発生し、改めて自然の脅威を思い知らされました。
そして、発生後の対応や復興において、阪神の教訓が活かされていないことも、残念ながらわかりました。

初動の遅さが目立った当時の政治や、阪神淡路大震災後1週間もたたずに「東京でおこったらどうするか」
なんかを話題にしているメディアや政治家への失望感。
同じことを、いま東北の方は感じているのではないでしょうか。

同じことを繰り返していては、犠牲者の方々に申し訳がたちません。
教訓や復興における経験を今後に活かしていかねばなりません。

この震災で犠牲になった方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
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国会議員歳費と定数について(歳費削減ニュースに思うこと)

2012-01-16 22:51:51 | 活動
今日のニュースで、国会議員歳費の削減について報道されていました。

国家公務員の給与削減や消費税増税の前に、身を切るということでしょう。

身を切ることは必要ですが、私は定数削減がベースだと考えています。

そのあたりを書いていきたいと思います。


さて、その前に国会議員って年収はどんなものなのでしょうか?

昔、小泉チルドレンと言われた杉村太蔵さんが言っていましたね。
「年収2500万ですよ!さらに、文書なんとか費が月100万ですよ!」と。

・・・だいたい合っています。約2200万ですね。
あと、文書交通滞在費ですけど。なお、文書交通滞在費は非課税です。

ざっくり年収3500万ほど。もちろん税金は引かれますが。
これが多いか少ないか。

率直に言えば、私はそんなに多くないと思っています。

なぜかと言えば、そこから人件費など諸々を支出しなければならないからです。


国会議員には、公費で3人の秘書が付きます。公設秘書という人たちです。
しかし、3人だけで全ての業務がまわせるかと言うと不可能です。
私も秘書でしたので、実体験として言えます。

だいたいの国会議員の事務所事情を見れば、公設秘書のほかに私設秘書を雇用しています。

私設秘書とは?
字のとおりなのですが、公費ではなく私費で雇った秘書ということです。

私費なので当然定員はなく、10人以上いる人もいるそうですが、だいたいは3人前後ではないでしょうか?
(もちろんデータなんてでませんので、完全に私見です)
人員配置は、東京に1~2人、地元に4~5人のイメージでしょうか。

この他、地元事務所の家賃や維持費もいりますし、本人や家族の生活費ももちろんいります。
報告会をすれば会場費も要りますし、ビラを出せば広報費が要ります。
そしてなにより選挙のための貯金も要ります。

そうして(真面目に)活動をしていれば、正直なところ、ほとんど残らないのではないかと想像します。
(まあ、党所属の人には政党助成金がありますが。各党で配分額などは違うと思います。)


でも、メディアで「日本の国会議員歳費は世界一!」と報道されています。
確かにそれは事実ですが、一部を切り取っただけです。各国で事情が違うので、一概に比較しても意味がありません。

よく比較されるアメリカはどうでしょう。
アメリカの議員歳費は17万ドル程度だったと記憶しています。いまのレートで1300万ちょっとですね。
ですが、秘書を雇うための手当てがあり、それが下院でも1億以上、上院では2~3億あります。
それで秘書を雇っているのですが、その数がすごい!
下院で平均17人、上院に至っては43人です!

なぜそんなに多いのかといえば、やはり三権分立が確固たるものとしてある国だからだと思います。
まあ、アメリカが突出して秘書数が多いのですが、それはここに理由があると思います。

日本でも建前上は三権対等型であるのですが、実際そうは思えません。
官僚(行政府)にレクチャーを受けて仕組みを知ってゆく、立法に関しても官僚が作るといったことが普通です。
それじゃ駄目だと、政治主導というスタイルが生まれました。

私が思うに、政治主導を妨げるものとして、一つに国会議員を助けるスタッフの少なさがあると思っています。
国会議員には優秀な人が多いと思いますが、とはいえ1人+3人の秘書では、巨大な官僚機構に対抗できません。
優秀なスタッフがおり、官僚達と渡り合えるようにならねば、官僚も言うことを聞くわけがありません。
(もちろん、官僚の心を掴む、議員の能力や人間力も大前提として必要ですが)


ですから、私としては、定数を削減し、その一部をスタッフ充実に当てて、行政や司法と対等に対峙できる立法府を
作り上げることが必要だと考えています。

歳費削減は、ただでさえ政治主導にはほど遠い現状を、更に自身らで進めることになると危惧されます。
やるなら定数削減です。

しかし、そもそもなぜ「もらいすぎ!」と言われるかを考えると、国会で寝たりヤジったり賛否に起立するだけで
働きが見えない議員が多かったからで、自業自得でもあると思いますが。
あと、政争ばかりで建設的な議論が少ない点とか。

結局のところ、歳費に見合う仕事をしっかりとする、そんな当たり前のことが求められるということですね。

逃げずに、定数削減まで切り込んでほしいものです。
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加古川中学校区・人権研修会

2012-01-14 22:09:10 | 活動
今日は加古川中学校区の人権研修会でした。

場所は福祉会館のホールだったのですが、去年より来られる方が多く満員に!
立ち見までおこっていました。

私も挨拶が済んでからは、後ろで立ち見をしていました。

さて、今回はコンサートということで、テノール歌手であり笛の演奏者でもある楊雪元さんと、
ピアノの橘由美子さんの演奏が行われました。

楊さんは生まれつき盲目で、将来を心配したお父さんが笛や音楽を学ばせてくれたと話をされていました。

プロのテノールの声量・声の力強さ・迫力たるや、ものすごいです。
オーソレミヨなんかは鳥肌が立ちましたし、会場からも大きな拍手。

笛も何種類も出てきました。
笛のCDも出されているそうです。

一部にハンディキャップがあったとしても、他の部分で素晴らしい才能を発揮できるということを体現されている
楊さんには感激をしました。

地域でのこういった研修会のように、様々なことを感じる機会も大切です。
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マクロ経済スライドとは・・・社会保障と税の一体改革より

2012-01-12 14:57:16 | 活動
年末年始のバタバタで間が空いておりました。。
社会保障と税の一体改革、年金にかかわる部分におけるマクロ経済スライドについてです。

通常国会が目前に迫る中、ニュースで負担増について言われています。
マクロ経済スライドは、その中でよく名前が出てきます。ですが、実際どういうものか、報道は少ないようにも思います。


さて、ではそもそもマクロ経済スライドとは何なのでしょうか。

簡単に言いますと、マクロ経済スライドは、少子高齢化に対応するため実質的に年金支給額を抑制することです。
支えるべき現役世代が減る上、高齢化で支給は増えることが確実なので、それに対応しようと導入されました。


これまで年金支給額は完全自動物価スライド制であり、前年の物価変動率が自動的にその年度の年金支給額に反映される仕組みでした。

それが、2004年の年金制度改正の際にマクロ経済スライドが導入されまして、その年度の年金支給額を、「前年の物価変動率」ではなく、
「前年物価変動率から平均0.9%を差し引いた率」で改定する仕組みとなりました。


では、この「平均0.9%」という率は何でしょうか。

年金を支える力(現役世代の人口)の減少や平均余命の伸びを反映して算出された率です。

平均0.9%ずつ毎年実質的な年金支給額を抑制することによって、少子化により現役世代の人数が減ったり、平均寿命の伸びにより
年金受給期間が延びたりする分を調整でき、年金制度が持続可能となるということです。

これが、2004年の年金改革当時言われた100年安心ってやつですね。
まあ、0.9%という数字がどうなのかという議論はありますが。単純に100年間の年金財政を切り取って算出しただけで、その後のことには
触れてないですし。
そもそも作った官僚は安心という言葉は使ってなかったようですが。

では、なぜこれがニュースとなっているのかですが、ご存じのとおり日本経済はデフレが続いています。
つまり物価が下がり続けているわけです。

これまでの規定ですと、物価がマイナスとなるときにはマクロ経済スライドを導入しないことになっていました。
これは、単純に額面だけでも減らさないようにという思惑があったと言われています。

例えば、年金が月7万円、前年の物価上昇率が①2%、②0.5%、③-1%のケースで見ていきますと、、

本来は7+7×0.02=7.14万円のものが、

①7+7×(0.02-0.009)=7.077万円
②0.5%-0.9%はマイナスになるため、前年と同様の7万円。
③-1%だと、そもそも物価がマイナスのため適用しない。7万円。

となるわけです。

これをデフレ状態下でも、導入できるようにしようという動きになっています。つまり、②③のケースにおいては、その分年金の給付額が
減るわけですね。
ですのでニュースになっているわけです。

じゃあなぜ、導入しようとしているのか。

2000年~2002年当時、物価が下がったにも関わらず、支給額はそのままという決定がされました。
その後2004年にマクロ経済スライドが導入されましたが、物価は下がり続けたため、物価が上がってマクロ経済スライドが導入されることを
想定した「本来水準」と比較して、2.5%乖離、つまり給付過剰となっているのが現状なのです。
ちなみに09年までで5兆円以上の、いわゆる「払い過ぎ」の状態ということです。

それを解消したいということが一つです。
もう一つは、そもそも世代間格差を解消しようという意義を実現しなければ、これ以上の世代間格差は看破できない状況であるということです。

結局のところ次の世代へ負担を先送りすることになるわけで、私としても、せめて本来水準までには持っていくべきと考えます。


なお、年金で憲法で言う最低限の生活ができるかというのは別の議論です。
そうすると財源の話になりますしね。。
若い世代では、それ以下の給料で過ごしている人も多いので、バランスもあります。

結局のところ、よく言われるような中負担中福祉だとか、国の方向性を議論すべき時が来ているということです。
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老人会新年会

2012-01-10 23:26:27 | 活動
今日は地元である木村町内会老人会の新年会にお邪魔してきました。

スタートは11時からですが、皆さんしっかりビールで乾杯(笑)
(私はお茶でした)

お弁当も大きなものでしたが、皆さん飲んで食べて、とても元気!

なお、今年は米寿5人、傘寿3人ということでした。
(傘寿は80歳とのことです)

皆さんが安心して老後を過ごせる町にしていきます。
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