中村亮太の活動日記

加古川市のために走り回る中村亮太のブログです

山口補選を振り返り・・・

2013-04-30 23:44:49 | 活動
ちょっと遅めではありますが、山口補選の振り返りを。

結果的には、ご存じのとおり、自民党の勝利。

まあ、現実的には誰しも「そうなるよね」と思われていたかと思います。

では、なぜこうなったか。
ひとえに争点設定が国会でなされていないから、と思います。

争点がわからなければ、順調な安倍政権への信任として自民候補が選ばれるのは当然です。

では、争点はどうであったのか。

勝利した江島候補:安倍政権への信任を、憲法96条改正
敗北した平岡候補:アベノミクス批判、脱原発

実際問題、アベノミクスの効果のほどは未検証ですが、現実の市場は好況です。
(現実の景気とは別問題ですが)

結果が出ているんだと言われれば、検証できていないので何とも言えませんが、反論もできない状態
だと思います。
(実際、円安は去年夏から進んでましたし、経常収支を見ると円安が進むのは当然ですけど)

一方、お手伝いをしていて感じたのですが、脱原発は響いていないようでした。
安倍さんの方向性としては原発再稼働&継続といった方ですが、いまいちメディアも取り上げませんね。
問題だとは思いますが。


では、憲法96条はどうだったか。

これも、興味をあまり感じられないようでした。
現実味がないということかもしれません。

96条自体は、ルールを変えることなので、例えば9条のように国民的議論の的にはなりにくいものです。
ですが、とても大事なものです。

夏の参議院選の前哨戦とするのであれば、憲法問題も、もっと議論の的にすべきだったでしょう。

自民党は、去年に憲法改正案を出しています。
検索すれば、案とともに色々な意見も出ています。

なかなか突っ込みどころ満載な憲法案ではありますが、野党が対案を出せているかというとそうでもない状態。
護憲なら護憲で、これまでの評価をすべきと思います。

この点を、国会において全く争点化できていないことに、野党の怠慢があるように思います。

まあ、みんなの党も賛成のようですし、維新も石原さんたちは賛成のようですね。
橋下さんは、Twitterで疑問を呈されていたと聞いていますが。

私としても、改正自体はあっても良いと思いますし、自衛(集団的自衛権含む)についてはしっかりと考えて
いくべきと思いますが、これまでの評価もなしに、「押しつけだから」という理由だけで改正というのは乱暴
だと思います。

9条も改正して良いと思います。ただ、自衛に限り、そして日本国境を出ないという条項付きで。

しかし、「変えるのが難しいから、そこから変える」というのは如何なものでしょうか。

それも乗り越えての憲法だと思うのですが。。


そのあたりを、参議院選の争点とするのなら、野党もしっかりしてもらわないといけません。

憲法問題は、国民全体で考えていくべきものだと思いますので。

その意味で、山口補選の投票率は低すぎです。
約38%。
これは野党にも大いに責任があるものです。
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