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♪ サイトウ・キネン・フェスティバル2008 武満徹メモリアルコンサートⅩⅢ

2008年08月23日 | 音楽(コンサート)
武満とメシアン

○日時 2008年8月23日 19時00分~21時00分
○会場 松本市音楽文化ホール
○演奏 近藤 岳(オルガン)
    豊嶋 泰嗣(ヴァイオリン)
    植木 昭雄(チェロ)
    亀井 良信(クラリネット)
    江口 玲(ピアノ)
○プログラム
 権代敦彦:ヨコハマ・テスタメンツ
 武満徹:カトレーンⅡ
 武満徹:雨の樹素描Ⅱ オリビエ・メシアンの追憶に
 メシアン:オルガンのための九つの瞑想「主の降臨」より「我らのうちなる神」
 メシアン:世の終わりのために四重奏曲より

当初聴きに行けない予定だったので、チケットを取らずにいた。当日券があるウワサもあったので、そのまま行ったら当日券ナシ。でも、会場で譲ってもらえることとなり運良く聴くことができた。

音文ホールのオルガンの魅力を堪能しました。
今年はメシアン生誕100年。武満徹もメシアンの影響を受けた作曲家。こうしたプログラムのちょっと注目。
冒頭、権代さんのヨコハマ・テスタメンツはオルガンの曲。客席の照明が消えるとステージの照明の代わりにオルガン席にスポットライトが・・・。既にオルガン奏者の近藤さんがスタンバイしていた。“ピーッ”という電子音のような音がかすかに鳴り始め、にわかに曲が始まった。オルガンってこんな音も出せるの?パイプオルガンというより電子オルガン的な実に不思議な曲。
後半のメシアンのオルガンのための・・・は、メシアン風の多彩な音色と豪快な曲想の曲。曲名どおり、大聖堂の中で神様が降臨していくようなスケールの大きな曲。とても爽快な気分になった。
最後の四重奏曲。楽章を重ねるにつれメシアン独特の音彩が広がっていく。最後の楽章は、ピアノとヴァイオリンのみ。静かに・・・瞑想するように・・・祈るように・・・。最後の音が消えてもまだまだ、続いているよう。しばらくの静寂の中この余韻に浸ったあと、盛大な歓声と拍手が沸き起こった。
メシアンの音楽はすごいね!


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1 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
私は初めてのメシアンでした (kn)
2008-08-28 00:57:20
面白かったですね。
今年はあちこちでメシアンと聞いていたけど、どんな音楽を書いた人なのか全然予備知識なく行きました。
今まで聴いたどんな作曲家とも全く違う音楽。
凄い個性ですね。
他の音楽会でメシアンを聴くようなことがあればと、楽しみが増えました。
ここ数年の武満メモリアルの中でも特に盛り上がったように感じました。
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