STARLIGHT NIGHTS

信州・塩尻から発信・・・   星空と美しい風景、そして美しい音楽とともに!

月と木星の接近

2009年10月27日 | 星空
上弦すぎ月齢9の月と木星が接近していた。
遅くなったので、西に傾きかけて木立の合間で撮影。

先日の望遠鏡工作教室で、木星の観察を呼びかけて以来、おそらく初めての星空。
教室では天候が悪く、改めて晴れた日に木星を観察してみて・・・と呼びかけたのだが、肝心の木星が見える位置をお話ししていなかった。
今夜は月と並んで見えていたので、誰でもその位置は分かったことでしょう。
望遠鏡で、木星のガリレオ衛星は見えたでしょうか?

サロンコンサート 40th

2009年10月25日 | 音楽(コンサート)
○日時 2009年10月25日(日)14時00分~15時50分
○会場 市民タイムス塩尻ホール
○演奏 木内栄(1)(2)(4)(5)(6)(7) 塚本敦子(3)(4)(6)(7) (ピアノ)
○プログラム
(1)D・スカルラッティ ピアノソナタ 変ロ短調 K544
 (2)J・C・バッハ ピアノソナタ ハ短調 作品17-2
 (3)F・J・ハイドン ピアノソナタ 変ホ長調 H.ⅩⅥ-52
 (4)W・A・モーツァルト 四手のためのピアノソナタ ニ長調 K381
 (5)W・A・モーツァルト ロンド ニ長調 K485
 (6)W・A・モーツァルト 四手のためのピアノソナタ 変ロ長調 K358
○アンコール
 (7)W・A・モーツァルト 四手版 ピアノ協奏曲第21番ハ長調 K467 第2楽章

サロンコンサートを聴くのは、ちょうど1年ぶり。なかなかチャンスがありませんでした。
今回は常連の木内栄さんと、初めて登場する塚本敦子さんによるおふたりのピアニストです。
塚本さんは、フランスで研鑽を積まれ、昨年故郷の松本市に帰郷された方です。
ハイドンのソナタと、木内さんとの連弾によるモーツァルトの四手のためのソナタを2曲披露されました。
冒頭2曲の木内さんによる演奏から、塚本さんに替わり、ピアノの音色が変わりました。ちょっと重厚なタッチです。ハイドンのソナタ、変化に富んだ良い演奏でした。
四手のソナタ、酒井さんによる解説では、お互い歩み寄って演奏しないと音楽にならない、と話されていましたが、木内さんが歩み寄っての演奏だったような気がします。ニ長調のソナタはなかなかの名演でした。変ロ長調のソナタ、第3楽章の両者の掛け合いは聴き応えありました。
アンコールは、ピアノ協奏曲第21番の第2楽章の編曲版。もともと2台ピアノ用の楽譜があったそうです。
四手ピアノ・・・。なかなか聴く機会のないコンサートでした。


世界天文年 望遠鏡工作教室

2009年10月24日 | 星仲間
400年前、ガリレオが初めて望遠鏡を夜空に向けて、いくつも天体の新しい発見をしました。そのひとつ、木星の衛星の発見があります。ガリレオは木星のまわりには4つ(はじめガリレオは3つ)の星を見つけ、その星が日々位置が変わっていく様子を確認。それは、木星の周りを回っていることを突き止めました。

世界天文年の今年、そうしたガリレオの驚きと発見の追体験をしてもらおうという趣旨で、世界天文年日本委員会が「君もガリレオ!プロジェクト」というメニューを用意されています。それを取り入れた天文講座「望遠鏡工作教室」が中央公民館で企画されましたので参加してきました。
星の手帖社の4センチ屈折望遠鏡キットを用意して、参加者に工作してもらい、作りながら望遠鏡の仕組みやその歴史などを学ぶ内容です。
全員が望遠鏡を工作してピントが出ることを確認し、持ち帰ってもらいました。
工作後に実際の木星を観察してもらう予定でしたが、ここ数日の好天続きがふいに変わってしまい曇り空。木星を見ることができなかったのは残念でした。
木星の観察ノート配りましたので、自宅で晴れたら観察されるでしょう。
当時のガリレオが発見した驚きを体験してほしいと思います。




オリオン座流星群

2009年10月21日 | 星空
今夜はオリオン座流星群の極大日。
流星物質のダストトレイルの位置関係から、ここ数年は出現数が多いらしい。
オリオン座流星群の流星物質の起源は、あのハレー彗星に起因している。
流れ方が速く、青白い流星が多いらしい。
オリオン座が昇ってきたばかりの、22時半から約40分間に8個の群流星を見つけた。
どれも暗い流星ばかり。流れ方が早くて経路が短く、流れるというより、夜空にチカッと閃光を放つ感じに見える。
写真は流星を眺めていた時間帯の輻射点方向の様子。流星は写っていない。
これから夜も更けて、さらに輻射点が高く昇ってくるにつれて、流星数も増加してくるでしょう。

四季の星空観察会(10月17日)

2009年10月18日 | 星仲間
秋も深まってきましたが、最近は昼間晴れていても夜は雲ってしまう傾向があります。夜の秋晴れってなかなか来ないですね。
当夜は、いこいの森天体観測ドームの10月の四季の星空観察会。写真のように晴れ間が出てくれれば良かったのですが、ちょうど気圧の谷に当たってしまい、雨まじりの天候になってしまいました。
次回は11月7日。今年最後の観察会になります。
晴れますように・・・。


中秋の名月(10月3日)

2009年10月03日 | 星空
今夜は中秋の名月、旧暦8月15日です。
10月に入っての名月は、3年に1回あるとのこと。これは、旧暦の閏月を挿入されるためなのだそうです。
昼間の飛騨天文台見学から好天になり、雲は多いものの、名月を眺めることができました。

飛騨天文台見学

2009年10月03日 | 星仲間
飛騨天文台の見学に行ってきました。(中央公民館主催)
正式には、京都大学大学院理学研究科付属飛騨天文台と言います。
安房峠を越えて高山市、旧上宝村の大雨見山にあります。
塩尻市出身(現在は在住)で、この飛騨天文台の研究技官として活躍されていた赤羽徳英さんの案内により、この見学が行われました。

前日の雨降りは出発時刻まで続きましたが、天文台に近づくにつれ空は明るくなり、到着すると晴れ間が出てきました。

この天文台は、現在では太陽観測の最前線の場所。いくつかの太陽専門の観測機材が並んでいます。また三鷹の国立天文台と並び、東洋一の屈折望遠鏡、65センチ屈折があります。火星をはじめ惑星観測の先進地でもあります。赤羽さんは火星観測が専門で、この65センチを使われていたのだと思います。

見学した観測機材(望遠鏡)を紹介しましょう。
■SMART(太陽磁場活動望遠鏡)
Hα光や磁場測定望遠鏡など、4本の望遠鏡が併設されている機材です。やぐらのような上に搭載されています。


■太陽フレア監視望遠鏡
6連式の望遠鏡です。
館内のモニターでリアルタイムの太陽像を見ることができました。晴れて良かったです!


■65センチ屈折望遠鏡
15メートルドームに納められた、口径65センチ、焦点距離10.5メートルの屈折望遠鏡です。
まさに巨大!
観測者の目線に合わせて、床が上下します。
晴れてくれたので、昼間の金星を見せていただきました。


そのほか、ドームレス太陽望遠鏡の施設も見学させていただきました。
ここには垂直式と水平式のふたつの分光器があり、それを使ったリアルタイムの太陽スペクトルも見せていただきました。


それぞれ担当の研究者から親身になってお話しいただき、とても感謝しています。
個人では行けない場所なので、貴重な機会に参加することができました。