STARLIGHT NIGHTS

信州・塩尻から発信・・・   星空と美しい風景、そして美しい音楽とともに!

♪ サイトウ・キネン・フェスティバル2012 武満徹メモリアルコンサートⅩⅦ

2012年08月30日 | 気象


○日時 2012年8月30日(木)19時05分~21時05分
○場所 キッセイ文化ホール(長野県松本文化会館)
○演奏 ヴァイオリン:井上静香、双紙正哉、ヴィオラ:柳瀬省太、川本嘉子、チェロ:イズー・シュア、オーボエ:フィリップ・トーンドゥル、フルート:ジャック・ズーン、ハープ:吉野直子、雅楽:伶楽舎
○プログラム
 アントゥル=タン
 そして、それが風であることを知った
 秋庭歌 一具


「秋庭歌 一具」武満徹の雅楽曲。しかも演奏者29人という雅楽としては大編成で50分ほどの演奏時間がかかる大規模な曲。武満メモリアルがなければ一生聴く機会がなかったことでしょう。

少し前の信濃毎日新聞文化欄の記事に、伶楽舎の芝さんに聞く記事があって、秋庭歌一具の曲について、この日のコンサートについて掲載がありました。
“秋から冬へ向かう季節の歌”
“SKFでのコンサートでは舞台を広くとって音響に気を配る。かなり広い秋の庭を想像して”
“指揮者がいないのに、どうやって合わせているのか見て楽しんでほしい”
・・・こんなことが書かれていました。

最後の、音の合わせ方は結局わかりませんでしたが、そのほかのコメントについては納得です。
29人の奏者、舞台の脇を含めて、何か所かに配置、左右と中央の打楽器(木鉦)のかけあいの部分は、空間の広がり、というか、ステレオ効果を感じました。
雅楽の楽器はよくわかりませんが、親しみやすく、本当に秋の朝、気温が下がって朝露や霧がかかった情景を思い浮かべることができました。
多分、二度と聴けない貴重な体験になったと思います。
前半の2曲も、もちろん良かったです。

(写真)
終演後、舞台に寄って雅楽器を間近に見てきました。

♪ サイトウ・キネン・フェスティバル2012 オネゲル:火刑台上のジャンヌ・ダルク

2012年08月26日 | 音楽(コンサート)
○日時 2012年8月26日(日)16時05分~18時30分
○場所 まつもと市民芸術館
○出演 ジャンヌ・ダルク:イザベル・カラヤン
    修道士ドミニク:エリック・ジェノヴェーズ
    語り:クリスチャン・ゴノン
    ソプラノ独唱:シモーネ・オズボーン
    ソプラノ独唱:藤谷佳奈枝
    アルト独唱:ジュリー・ブリアンヌ
    テノール独唱:トーマス・ブロンデル
    バス独唱:ニコラ・テステ
合唱:SKF本合唱団、栗友会合唱団、SKF松本児童合唱団
演奏:サイトウ・キネン・オーケストラ
指揮:山田和樹
演出:コム・ドゥ・ベルシーズ
アーティスティック・アドヴァイザー:ブロンシュ・ダルクール
装置:シゴレーヌ・ドゥ・シャシィ、森安淳
衣装:コロンブ・ロリオ-プレヴォ、田中晶子
照明:齋藤茂男








19年前のフェスティバル上演の再演となるジャンヌ・ダルク。その時も松本文化会館へ聴きに行きました。その時の感動は今でもはっきりと脳裏に浮かびます。ラストシーンの感動的なこと、終演後、私の前の席にいたカップル…。感動のあまりか女性が泣き崩れていたのを覚えています。素晴らしい舞台でした。
19年前のあの感動をもう一度ということで、普段一緒に行かないツレを同伴して聴きに行ってきました。
舞台装置。オーケストラを取り囲むような舞台。バックに演技をしながらの合唱団と、多少19年前と似た雰囲気がありました。今回、カラヤンの娘さんイザベル・カラヤンがジャンヌ役、小沢氏の降板、合唱団の市民公募など、以前と違った情勢のなか開催されました。
今回も素晴らしい演奏でしたが、残念だったのは、配役が兼ねていたり省略されていたこと。トランプゲームの場面やカトリーヌとマルグリートの場面など。物語進行上では違和感なかったのですが。
後半に少し緊張感が途切れたことも残念。それでもラストシーンの高揚感は良かったです。
これは合唱団の素晴らしい歌唱によるものでしょう。全編にわたり、合唱団の歌唱は存在感がありました。児童合唱も良かったです。カラフルな衣装も全体のなかでも良いアクセントになっていました。
感銘度では19年前には及びませんでしたが、この作品の魅力を引き出した良い上演でした。

(写真)
カーテンコールから
終演後まつもと市民芸術館の様子
終演後楽屋口に指揮者の山田和樹さんが現われ、集まった人に声をかけられていました。



♪ サイトウ・キネン・フェスティバル2012 オーケストラコンサート

2012年08月23日 | 音楽(コンサート)


○日時 2012年8月23日(木)19時05分~20時55分
○場所 キッセイ文化ホール(長野県松本文化会館)
○演奏 ダニエル・ハーディング指揮 サイトウ・キネン・オーケストラ
○プログラム
    シューベルト 交響曲第3番ニ長調D200
    R・シュトラウス アルプス交響曲 作品64

パブリック・ビューイングがあって、テレビカメラが入っていました。

歴代オーケストラコンサートのなかで(小沢氏指揮も含めて)、最高の演奏だったのではないでしょうか。
シューベルトの瑞々しさ、躍動感はこんな演奏聴いたことがありません。まさにピュアサウンド(ピュア・ミュージック)って感じでした。

アルプス交響曲は当初から楽しみにしていた曲。
今年のオケは金管が強力。「日の出」「頂上にて」の壮大さは言葉になりません。
きめ細やかさも兼ね備えています。
素晴らしい登山体験ができました。


♪ サロンコンサート 74th

2012年08月19日 | 音楽(コンサート)


日時 2012年8月19日 14時~15時45分
場所 市民タイムス塩尻ホール
演奏 竹林 真弓(ヴァイオリン)、武井 英哉(チェロ)、木内栄(ピアノ・チェンバロ)
プログラム スカルラッティ ピアノソナタニ長調Kk281
      J・S・バッハ トリオソナタト長調BWV1021
      モーツアルト ピアノトリオト長調KV564
      ベートーヴェン ピアノトリオ第5番ニ長調作品70-1「幽霊」
アンコール モーツアルト「フィガロの結婚」より「もう飛ぶまいぞこの蝶々」(ピアノトリオ)

 かつて聴いた萩本晴彦氏によるホームタウンコンサートで、「ピアノトリオ(三重奏曲)とは、3つの楽器による調和というより、3つの楽器による対峙である」という話を聞いたことがあります。
 本日酒井さんから、そのようなお話しはなかったですが、それはロマン派のピアノトリオのことだったのでしょう。
 本日、バッハ、モーツアルト、ベートーヴェンと、ピアノトリオの変遷を聴くことができました。最後のベートーヴェンは、「対峙」ということが現れている曲だと思います。そもそも「幽霊」という表題ですが、酒井さんからこれはベートーヴェン本人によるものではないということだけ、その云われについては、言及されませんでしたが、聴いた印象では、第1楽章冒頭の主題・・・ガチャガチャガチャ、と鳴る様が幽霊っぽく感じたり、第2楽章の静けさが、ちょっと幽霊っぽかったり・・・そんな感じでした。
 竹林さんと武井さんはご夫婦だそうですが、どちらも素晴らしい演奏者で、特に竹林さんによるヴァイオリンの音色は美しい。
 本日の公演に向けてご苦労もあったそうですが、素晴らしい演奏ありがとうございました。
 次回は、ロマン派のピアノトリオをお願いします。




道の駅ほりがねのひまわり畑

2012年08月12日 | 風景
安曇野市堀金にある道の駅となりに、ひまわり畑があります。
道の駅の名称ですが、アルプス安曇野・ほりがねの里だそうです。道の駅には物産センターがあります。
とても賑わっていました。

さて…。
ひまわり畑のひまわりが満開になりました。
近寄って全体像を撮るにはハイアングルが必要です。部分的な印象はこんな感じです。




平出遺跡公園「ペルセウス座流星群を見よう」

2012年08月12日 | 星仲間
平出遺跡公園ガイダンス棟で行われた「ペルセウス座流星群を見よう」
あいにくの天候で観察はできませんでした。



それでも主催者である平出博物館には、星のはなしだけでも聞きたいが…という問い合わせもあったそうで、開会20時には、熱心な親子づれを中心に10人ほどでしたが参加がありました。





この夏見られる星座、12日夜にピークを迎えるペルセウス座流星群の観察のポイント、14日未明に起こる金星食、そして全国星空継続観察について…。1時間ほどでしたが、雲上の星空に思いをはせて、おはなし会のひとときが過ぎました。

上越の海水浴

2012年08月11日 | 旅行・文化
上越海岸へ海水浴に行ってきました。
先日の上越行きは、その下見のようなもの。上越海岸、海の家“すず風”です。
暑すぎず、すがすがしい気候。平日でもあり込み合ってはいませんでした。
日本海としては、ほどほど良い遠浅海岸です。のんびりと海水に浸っていました。



宿泊は、鵜の浜海岸の宿へ。
夜8時から、音楽に合わせて花火が上がるというので、海岸へ見にいきました。


花火開始直前、国際宇宙ステーションの通過が見られました。
前方にいた人が夜空に向かって指を差しています。見えたのは、ちょうどこの方向でしたので、このおじさんも宇宙ステーションの通過に気づいていたのだと思います。


そして花火開始。
いろいろな音楽に合わせて、約10分間ほどでしたが、花火を楽しみました。間近の打ち上げで迫力もあり、創作花火のようにさまざま特色ある形の花火が多かったようです。


翌日朝、海岸で地引網体験がありました。
周辺のホテル、民宿のお客皆さん見に来られた感じで、海岸は大賑わい。
みんなで縄を引き、揚がると小さい魚が主でしたが、たくさんかかっていました。
周囲には、かもめがたくさん集まってきました。揚がった魚を狙っているのでしょう。




宿の夕食は、さまざまな刺身をはじめ、新鮮な魚三昧。
良い夏のひとときを過ごしました。

えんぱーくの「サイエンスフェスタ」…太陽のおはなし会と太陽観察会

2012年08月04日 | 星仲間
えんぱーく(塩尻市市民交流センター)の催し、サイエンスフェスタがありました。
ガリレオ工房さんの科学実験教室のほか、塩尻星の会による「太陽のおはなし会と太陽観察会」がありました。

おはなし会では、金環日食を写真振り返ったり、太陽の基礎知識や14日に起こる金星食の紹介がありました。
引き続き、4階テラスに出て、4台の太陽観察用望遠鏡でそれぞれ、太陽の生の様子を観察していただきました。


親子づれ中心に20人ほど参加されました。


なかには、自分の携帯で望遠鏡の太陽像を撮影される人も・・・。