STARLIGHT NIGHTS

信州・塩尻から発信・・・   星空と美しい風景、そして美しい音楽とともに!

エル・グレコ展

2013年02月21日 | 絵画・芸術




 2月20日、東京都美術館でエル・グレコ展を見てきました。
到着は11時過ぎだったが、既に20分待ちの表示。以前行ったダ・ヴィンチ展では90分待ちを経験したので、それほどではないが、雑踏の中での絵画鑑賞というのは気がめいるので、比較的空いていると思われる平日を狙っていました。そして、仕事の都合がつくこの日に行くと決めていました。しかし、行ってみると、実は当日はシルバーデーで、65歳以上は無料の日でした。そのせいで混雑していたようです。
 さて入場。音声ガイドを借用し、会場をまわりました。
 エル・グレコというと、宗教画や祭壇画が主な作品なのですが、まずは、グレコによる肖像画でした。今回の展示は、4つの系統に分けて、エル・グレコの作品を総合的に紹介する狙いがあったようです。
 メイン展示は、最後にあった「無原罪のお宿り」という作品。縦3m47cmという大きいもの。聞いた話では、会場の東京都美術館は改修され、そのリニューアルに合わせ企画されたそうです。その改修のひとつには、展示室の天井高を上げることがあり、改修前では、「無原罪のお宿り」は展示できなかったことになります。この作品、ほんとうに見上げるような作品で、描かれている人物も10頭身くらい細長く伸び、まさに天へ昇っていくような錯覚を覚えます。ほかいくつかの作品もそうです。
 26年前のエル・グレコ展。圧倒される感銘を受けたことを今でも覚えていますが、この時は今回より展示数こそ少なかったかもしれませんが、大型の作品ばかり展示され、インパクトの強さとしては、以前の方が大きかったように思えます。
 それでも、じっくり見ることができた。良かった。良かった・・・。


シャガール展(松本市美術館)

2012年03月04日 | 絵画・芸術


松本市美術館で開催されているシャガール展に行ってきました。
有名な「街の上で」・・・シャガールと妻ベラが新婚の頃描かれたという、ふたりが街の上に浮かんで戯れているような描写の絵が有名です。
ちょっと不思議な作風の画家であります。
展示のなかで、ダフニスとクロエという一連のカラーリトグラフの作品は、独特の色彩感に惹かれるものがありました。

常設の草間弥生展も拝見。久しぶりに、水玉模様を堪能(?)しました・・・。

信州 月あかり 星あかり

2010年09月11日 | 絵画・芸術
塩尻市在住の写真家、上條英雄氏による写真展「信州 月あかり 星あかり」が梓川アカデミア館で行われているので見に行ってきました。風景写真家として名高い方ですが、今回は表題から想像されるとおり、いわゆる星景写真の展覧会です。40数点もの作品が展示されていましたが、主に高ボッチ高原からの星景。諏訪湖や富士山を望むポイントはもちろん、北アルプス方向から下界の街明かりを盛り込んで星空の風景を切り取っていました。高ボッチの樹氷を前景にした星空の写真もなかなかです。
ほとんどの作品は、月明かりをうまくライティングして、地上の風景を浮かび上がらせて、地上と星空とをうまくバランス良く出来あがっていました。
展示は13日までということで、もうわずかです。

ルーブル美術展~17世紀ヨーロッパ絵画

2009年05月05日 | 絵画・芸術
国立西洋美術館で行われている「ルーブル美術展」。ラ・フォル・ジョルネとはしごで観に行ってきた。
チケットは入場時間指定券というもので、5月4日の12時30分から2時間指定の間に入場すれば、優先的に入場できるというチケットを入手していた。
会場に着くと、80分待ちというプラカードを持った整理員が立っていた。入場時間指定券の入場の仕方が分からなかったので、とりあえず、この列に並んでいたところ、その旨申し出てください、という案内員が回ってきたので、声をかけたら、その列をはずれて、ロープで仕切った別のルートから入場。らくらく入場することができた。
入場できても会場はかなりの人手。ムリせず観てまわることにした。
有名な、フェルメールの「レースを編む女」は、思いのほか小さな絵で、Å4サイズ程度の大きさか?それに二重の額縁がされていた。よく観ると実に緻密な描写であることがわかる。
17世紀ヨーロッパ絵画をまとめて観ると、当時の人々の土着的な生活から心に迫る絵画作品が生まれてきたことが少しは分かったような気がした。


ムンク展

2007年12月09日 | 絵画・芸術
国立西洋美術館へ「ムンク展」を見に行ってきた。
別用で上京したついでなのだが、その独特の画風で気になっていた画家でもあったから・・・。
有名な「叫び」は展示していなかったが、同じ構図で描かれた「不安」「絶望」は展示されていた。
実に不思議な画家だ。
音声ガイドを使って解説も聞き、パンフレットも買ってきた。
常に死や絶望といった退廃的なテーマを描いた作品が多い。それは、姉が14歳で結核により亡くなったこと。・・・実際、病床の姉や臨終の場面(もちろん後日描いたもの)・・・の影響が大きかったようだ。
そのほか、オスロ市庁舎の壁画構想があった。これは労働者の姿を描いたもので、退廃的なイメージはなく、ムンクの違った側面を知った次第。
しかし、市庁舎の壁画は構想に終わり実際は実現しなかったそう。
ムンクのいろんな作品に接することはできたけど、不思議な作家というイメージは払拭できなかった。

安曇野スタイル

2007年11月04日 | 絵画・芸術
安曇野には有明地区を中心に様々な工房や美術館が点在している。
4年前に安曇野スタイルネットワークとして活動をはじめ、一堂にその活動を紹介をするため、工房の公開や展覧会を開催しているもの。
今年は133もの協賛があったそうだ。
この地に根ざした芸術家たちが、このような取組みをしているのは画期的なこと。
縁あって、いくつかの会場を巡ってみました。
そのひとコマ。




レオナルド・ダ・ヴィンチの頭脳展

2007年09月15日 | 絵画・芸術
長野県信濃美術館の企画展「レオナルド・ダ・ヴィンチの頭脳展」へ行ってきた。
本日が初日。
10月21日まで開催されている。

ダ・ヴィンチの絵画すべて(もちろん複製)
そのほか、科学者・技術者としての側面・・・こちらが本命・・・について紹介されている。
5月に行なわれた東京でのダ・ヴィンチ展に比べれば見劣りするけれど、とてもおもしろい企画となっている。
体験講座もある。
写真は、アトランティコ手稿にある「ダ・ヴィンチの橋」を作ろう、という講座。部品の組み合わせだけで安定した建造物ができる。現代のアーチ橋の元となった建築工学を体現しようというもの。そのほか、手を触れて動かすことができる展示物もあり興味深い。

ほしの旅人

2007年07月23日 | 絵画・芸術
松本市美術館へ写真展「地球(ほし)の旅人~自然に魅せられた写真家たち」を観に行ってきた。
新進気鋭の写真家、菊池哲男、前川貴行、林明輝と、松本市生まれ、1930年代から活躍している穂刈三寿雄。4人の写真展だ。
受付でチケットを購入すると、チケットの図柄は、この4人の代表作それぞれが印刷されている4枚の中から選ぶことができる。モノクロの山岳写真に目を引いて、穂刈さんの写真を使ったチケットを選んだ。

鑑賞してみると、どれをとってもなかなか見ることができない素晴らしい写真。重厚な山岳写真を撮った穂刈さんのはもちろん、特に目を引いたのは林明輝さんの作品だ。
ほんとうに一瞬のチャンスを逃さない“ハッと”思わせる写真ばかり。栂池の水芭蕉が生える水面が夕焼けに染まる作品、ぶな林の地面をなぞるように流れる朝霧を幻想的に捉えた写真。(おそらく魚眼レンズで撮影された)屋久島の森の中、霧に梢が消えそうでいて浮かび上がって見える大樹など・・・。
何度も往復して観てしまった。

8月5日まで。松本市美術館で開催。


豊科近代美術館のバラⅠ

2007年06月03日 | 絵画・芸術
美術館の庭園では、バラまつりが開催されていた。
訪れた時間には、ちょうど催し物が行なわれていて、駐車場も会場も大変混雑。
薔薇のパフォーマンスということで、コーラスやバラの花を使った、フラワーアレンジメントなど。
急に夏のような日差し。バラの花は、そんな気候に合いますね。