STARLIGHT NIGHTS

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♪ ロココの華!テレマン、パリ四重奏曲

2016年07月16日 | 音楽(コンサート)
【7/14】
「ロココの華!テレマン、パリ四重奏曲」を聴きに、松本市音楽文化ホールに行ってきました。

テレマンのパリ四重奏曲全6曲のCD発売記念で、東京、神戸の公演に合わせて、松本公演が実現しました。フルート好きで、今回の演奏者のお一人、前田りり子さんと親交がある山村医院の院長さんが主催するコンサートです。

テレマンはバロック音楽の中でも特に好きで、多彩で親しみやすいメロディの音楽が特徴です。
ターフェル・ムジークとか、よく聴いていたのですが、パリ四重奏曲は未聴でした。

フラウト・トラベルソの前田さんのほか、バロックヴァイオリンの寺神戸亮さん、ヴィオラ・ダ・ガンバの上村かおりさん、チェンバロのテョー・ソンヨンさんによる四重奏です。

前田さんによる、ユーモアあふれるトークを交えて、優雅な雰囲気で、表情溢れる演奏を聴き、充実した時間を過ごすことができた感じです。

写真は、パンフレット表紙に使われたパリ四重奏曲の楽譜表紙、終演後のサイン会と、CDにいただいた演奏者4人のサイン。








♪ 桐山剛志・大塚直哉 バロック音楽の楽しみ

2016年07月16日 | 音楽(コンサート)
【7/10】
松本市音楽文化ホールへ、「桐山剛志・大塚直哉 バロック音楽の楽しみ」を聴きに行ってきました。
松本発祥の、スズキ・メソッドの指導曲のうち、ヴァイオリンとチェンバロによる原曲を集めたプログラムだそうで、才能教育出身の桐山さんによるバロック音楽の演奏でした。
J・S・バッハやヘンデルのほか、ヴェラチーニやエックレスといった聞きなれない作曲家の作品が並びます。
音文の公演としては、久しぶりに眠たくなるコンサートでした。
演奏が悪いのではなく、曲が単調でした。指導曲に使われるということで、練習用の曲なのでしょうか、ジンプルで個性のない曲ばかり。それでも、休憩後の後半は同じ作曲家のものでも、個性ある曲が並び、少し目が覚めました。
最後は、コレルリの「ラ・フォリア」。個性ある変奏曲で楽しめました。
お客さんも、ヴァイオリンを習っているらしい親子連れが多かったです。
開演14:00、終演16:05。



♪ ヒラリー・ハーン・ヴァイオリン・リサイタル

2016年06月05日 | 音楽(コンサート)
【6/5】
松本市音楽文化ホールへ、「ヒラリー・ハーン・ヴァイオリン・リサイタル」を聴きに行ってきました。
本日は、キッセイ文化ホールやカノラホールでも同類の催しがあったようで、いわゆるバッティングしたせいか、客入りは8割くらいでした。
今回は7カ所の日本ツアーのうち、唯一の地方都市公演です。
モーツァルト、J・S・バッハ、コープランドのソナタを中心に、全体としてはマニアックなプログラム。アンコールも3曲ありましたが、全て現代音楽から。
これまで、ここのホールを中心に、一流どころの演奏家も含め、多くのヴァイオリニストの演奏を聴いてきましたが、今回ほど納得した演奏を聴いたのはありませんでした。空いた口がふさがらないほどの完璧さ、あんまり例えたくない表現でしか言えません。
ほかのお客さんも納得されたのか、終演後のサイン会は長蛇の列。ホール主催の公演では、サイン会が行われることが多いのですが、今まで立ち会った中では最長のサイン会待ちの列ができていました。
開演:14時、終演:16時15分







♪ チック・コリア・ピアノ・ソロ・コンサート

2016年05月26日 | 音楽(コンサート)





5月25日(水)
松本市音楽文化ホールへ、「チック・コリア・ピアノ・ソロ・コンサート」を聴きに行ってきました。
ジャズ界の巨匠、チック・コリアのライブが聴ける貴重な機会。
チケット早いうちに完売になったそうです。

会場前到着すると、いつものコンサートより皆さん、早めの到着で既に駐車場は満車近い状態。お客さんの顔ぶれも、いつもと違う雰囲気、年齢層は高めでした。

チックのトークを交えての楽しいコンサートでした。
前半は、スカルラッティやモーツァルト、スクリャービンのピアノ曲をジャズ風に弾き始め、後半には、「portrait」と称し、ステージに上がりたい人を募り、ピアノの前に置いた椅子に斜め向き合うように座らせ、顔を見ながらのイメージを即興演奏する試み(男女各1名登壇)。また、「Culture City Matsumoto!」と、ピアノを弾ける人を呼びかけてステージに上げ、チックとの連弾するという、サプライズ・プログラムを交えていました。
さらに、アンコールでは、「Surprise encore」と紹介して、客席に紛れ込んでいた、小曽根真さんを呼び出し、連弾による演奏が用意されていました。

開演:19時05分、終演:21時40分。

終演後、音楽文化ホールのフェイスブックに公表された、当日の演奏プログラム。

【前半】
1 スカルラッティ(arr.チック・コリア):ソナタ ヘ短調 K.466,L.118
2 スカルラッティ(arr.チック・コリア):ソナタ ニ短調 K.1,L.366
3 スカルラッティ(arr.チック・コリア):ソナタ ニ短調 K.9,L.413
4 モーツァルト(arr.チック・コリア):小品 ト長調
5 スクリャービン(arr.チック・コリア):24の前奏曲 第2番
6 スクリャービン(arr.チック・コリア):24の前奏曲 第4番
7 アントニオ・カルロス・ジョビン:デサフィナード
8 セロニアス・モンク:ラウンド・ミッドナイト
9 セロニアス・モンク:パノニカ
10 バド・パウエル:オブリビオン

【後半】
11 チック・コリア:ザ・イエロー・ニンブス
12 ミュージック・ポートレート1<即興>
13 ミュージック・ポートレート2<即興>
14 <ジャム・セッション1>
15 <ジャム・セッション2>
16 チック・コリア:チルドレン・ソング ♯1,2,3,4,6,9,12

【アンコール】
<即興>スペシャル・ゲスト:小曽根 真

♪ 松本バッハ祝祭アンサンブルⅤ-1

2016年02月13日 | 音楽(コンサート)




2月13日(土)、松本市音楽文化ホールへ、「松本バッハ祝祭アンサンブルⅤ-1」へ行ってきました。

小林道夫さん率いる新進気鋭のアンサンブルで。松本市市政100周年記念に開催され、以来2年おきに開催されています。
今回は2日連続の催しのうち、1日目を聴きに行きました。

J・S・バッハのチェンバロ協奏曲が4曲。
バッハ作品番号で、BWV1061a、BWV1052、BWV1059、BWV1060の4曲です。
チェンバロは小林道夫さん。2台チェンバロのもう1台は大塚直哉さん。オーボエソロは尾崎温子さんによる演奏です。

まとめて聴けるのはめったにないことです。
良い機会でした。

チェンバロソロも良かったですが、練り上げられた感じに仕上げてきたと思わせる弦楽パートが実に美しい。
毎回録音されていますが、今回のはCD化されたらぜひ欲しい!と思わせる出来栄えでした。

開演14時、終演16時。

♪ イザベル・ファウスト、バッハ無伴奏ヴァイオリン・リサイタル

2016年01月18日 | 音楽(コンサート)
1月17日(日)、松本市音楽文化ホールに、イザベル・ファウスト、バッハ無伴奏ヴァイオリン・リサイタルに行ってきました。
プログラムはJ・S・バッハの無伴奏バイオリンソナタとパルティータから3曲。
ソナタの第1番、パルティータの第3番と第2番です。
パルティータ第3番はガボットの楽章が有名ですし、第2番は、あのシャコンヌでしめくくられる曲、無伴奏ヴァイオリンの名曲ぞろいのプログラムです。

イザベルのヴァイオリンは、言葉に表せない美しさで、このホールの豊かな残響も相まって音楽が天に昇っていくようです。
最後のシャコンヌが終わると、イザベルは微塵たりとも動かない。お客さんも拍手できないでいる時間が、曲が終わって1分間ほど続きました。
この時間が良かった。

終焉後のサイン会では、持参したベルク&ベートーヴェンの協奏曲のCDにサインをいただき、長蛇の列となったサインを求める人たちに、一人ひとりにこやかに応対されていたのが印象的でした。

開演14時、終演15時35分。









♪ ラハティ交響楽団 松本公演

2015年11月25日 | 音楽(コンサート)
松本市音楽文化ホールに、ラハティ交響楽団を聴きに行ってきました。
フィンランドの人口10万人の地方都市、ラハティ市にある世界的なオーケストラ。
2003年にも来日し、松本にも来ていました。
当時はオスモ・ヴァンスカの指揮。
今回は、ベテランのオッコ・カムの指揮です。

プログラムは、フィンランディア、ヴァイオリン協奏曲、交響曲第2番。
前回もほぼ同じプログラムだったと思いますが、たまには、第2番以外の交響曲の実演を聴いてみたい、という“わがまま”も払拭されるような、素晴らしい演奏でした。
まさに、シベリウスを知る指揮者とオーケストラが奏でる、シベリウスのエッセンス満載のごちそうをいただいた感じです。

ヴァイオリン協奏曲の独奏をされたイーヴォネンさん。結構個性的な演奏で好き嫌いが分かれそうですが、面白く聴けました。

19時05分開演、21時25分終演。
前半はヴァイオリン・ソロのアンコールを2曲、後半もアンコール3曲あり、終演が押しました。

終演後サイン会があり、以前入手した交響曲全集のブックレットに、カムさんのサインをいただいてきました。









♪Early Music Duo Festival in Azumino2015「第4回 秋のソナタ」

2015年11月08日 | 音楽(コンサート)
Early Music Duo Festival in Azumino2015「第4回 秋のソナタ」
11月7日(土)、あづみのコンサートホールでのシリーズ、今回が最終回。

品川聖さんのヴィオラ・ダ・ガンバと、曽根麻矢子さんのデュオによるリサイタルに行ってきました。
J・S・バッハのヴィオラ・ダ・ガンバソナタ全3曲と、ルイ・クープランのクラヴザン曲集から5曲。

お二人の息の合ったガンバ・ソナタも良かったですが、曽根さん独奏のクラヴザン曲集は、あまり聴く機会のない曲ですので、貴重な体験でした。
名古屋から運んできたという、漆工芸のような装飾を施したチェンバロは、見た目が美しいだけではなく、その響きもとてもいい美しいものでした。
15時00分開演、16時40分終演。








♪ タンブッコ

2015年10月01日 | 音楽(コンサート)
松本市音楽文化ホール(ザ・ハーモニーホール)に、タンブッコ・パーカッション・アンサンブルを聞きに行ってきました。

メキシコ出身の4人のパーカッション奏者によるアンサンブルです。
プログラムに、ジョン・ケージやスティーブ・ライヒなど有名な現代作曲家の作品も名を連ねています。
チラシや当日のプログラムに使われた、螺旋を覗き込む奏者の顔が不思議な魅力を放っており、楽しみにしていました。

様々な打楽器を駆使して、どの曲も楽しむことができました。
圧巻(?)だったのは、エクトル・インファンソン(メキシコの作曲家らしい)の「あざのできる音楽」。
ボディ・パーカッションの曲ということで、からだじゅうを叩いたきまくる文字どおりの曲。叩きながら、ダンス的な要素を込めて、視覚的にも面白い曲でした。
終演後、メンバーのサイン会にも参加。会場で購入したCDにいただきました。

開演;19時05分、終演:21時15分。









♪ ハインツ・ホリガーと仲間たち

2015年09月10日 | 音楽(コンサート)
松本市音楽文化ホール(ザ・ハーモニーホール)に、ハインツ・ホリガーと仲間たち、と題したコンサートに行ってきました。
以前から、オーボエの名手として有名な方ですが、松本に来られるのはこれが初めてだそうです。
フルートと弦楽三重奏の演奏家も出演し、前半はモーツァルトのフルート四重奏曲、後半はモーツァルトのオーボエ四重奏曲を中心に、ホリガー自身作曲されたフルート、オーボエのソロ曲や、スーターやダイヤーという現代作曲家の曲を交えてのプログラムでした。
無調の現代曲の間にモーツァルトの曲があると、その旋律美が際立って印象的でした。
オーボエは、木管楽器の中でも、何か芯のある響き…というか、独特の印象度がありますね。

アンコールでは、オーボエ四重奏の曲を。

今年は、ホール開館30周年だそうです。
壁面にPRの投光があったり、ロビーに置かれたモニターでは、過去のコンサートのポスター紹介が上映がありました。

19時05分開演、21時20分終演。